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少女革命ウテナ 38、39話+まとめ

38話 世界の果て
アンシーと暁生の苦悩、そしてウテナの矜持と、革命へ至る戦いの話。

アンシーが飛び降りようとしていたのは、薔薇の花嫁としての苦痛に耐えられなくなったからだった。
世界の果てで待っているウテナの苦しみを知っていながら、ウテナに努力させていることに、心の痛みは増すばかりだった。

「身体はどんなに苛まれても、心なんて痛くならないと思っていたのに。あなたの無邪気さを利用してた……あなたの優しさに、私はつけ込んでいた……」
「違う……ボクは君の痛みに気付かなかった。君の苦しみに気付かなかった。それなのにボクはずっと、君を守る王子様気取りでいたんだ……。ホントは、君を守ってやっているつもりでいい気になっていたんだ……」


だから、ウテナはアンシーを救うために薔薇の門をくぐった。
自分のではなく、アンシーの王子様を見つけるために。
そして暁生の理想を聞き、世界を革命する決意を固める。

「だが、かつての俺の言葉通り、歳月を経て、君はもう王子様を目指す純粋な魂ではなくなっているはずだ」
「ボクはあなたから姫宮を解放する者になる! ボクが王子様になるってことだろう!」


アンシーは薔薇の花嫁としての苦痛から解放されることはなく、暁生もまた魔女の封印から解放されることはない。
変わらないもの、永遠のものがあるから。
それは例えば、兄妹の血の繋がりといったものなのかもしれない。
けれど、そこからの解放、革命という名の希望を持たなければ、人は生きていくことなんかできない。
だからこそ、みんな空に浮かぶ城を目指す。
変わったのは自分じゃない、世界なんだ。

暁生の理想は、世界の果てに立つことなんだろうか。
世界のすべての可能性を知り、そこから幻想を見せることで、自分たちが決して救われないという現実に安心したかったんじゃないか。
救われる人なんかいない。自分たちの苦しみは、決して特別なものなんかじゃないってことに。

「王子様など最初から、世界のどこにもいないのに」

39話 いつか一緒に輝いて
最終話。アンシーに刺されたウテナが、棺を開けて革命する話。

暁生は倒れたウテナの剣を奪って薔薇の門をこじ開けようとするも、失敗する。
しかし世界の悪意を一身に受けるアンシーを見たウテナは、苦痛に耐えながらも門を開け、棺の中にいたアンシーに触れる。
アンシーは解放され、代わりにウテナが悪意に刺され、世界から消えてしまう。

「やっぱりボクは王子様になれないんだ……。ごめん姫宮……王子様ごっこになっちゃって……ごめんね……」

暁生の言う革命とは、世界の殻を破ることなんだろう。
自分の知っているものがすべてな世界。羊水に浮かんでいるような、温かい世界。
かつての王子様であった暁生は、そこから出ることはできなかった。

けれどウテナはアンシーをそこから出すことができた。
ウテナは自身の少女性を革命し、アンシーの運命を革命した。
棺から出て、世界の殻を破ったアンシーは、生きる意味を見つけて外の世界へと旅立っていく。

「今度は私が行くから。どこにいても必ず見つけるから。待っててね、ウテナ」

――ねぇ、困ったことがあったらなんでもボクに相談してよ。ボクは君と友達になりたいんだ。そしていつか一緒に……。
――いつか一緒に?


--- まとめ ---

おそらくこの鳳学園という世界は、個々人の認識している世界そのものなんだろう。
生きるってことは戦うこと。
まずは自分を中の葛藤に勝ち、そして世界の外に出て、そして本当の戦いが始まる。
そうしないと、生きている意味は決して見つけることはできない。

子供は誰かに守ってもらえる。親とか、王子様とか。
けれど大人になったら守ってくれる人なんかいない。
自分で自分を守らなきゃいけないんだ。
その強さを持たなければ、大人にならなければ、外の世界に出ることはできない。
きっとこういうお話。

他所ではウテナとアンシーは同一人物なのだと書かれていた。
振り返れば、そういう解釈もできるかなと思う。
最終話、幼いウテナが閉じこもっていたはずの棺に入っていたのはアンシーだったのだから。

---

わかりやすく喩えてみよう。ある夫婦のお話。

妻はガマン強い人で、パートに出て家計を支えている。
夫は才能のない画家で、働きもせず下手くそな絵を描き続けている。

そんな夫婦に対する世間の目は冷たいが、夫はまるで気にしない。
妻が世間の悪意に晒されて落ち込んでいると「自分の絵が気に入らなかったんだ」と考え、ますます浮世離れしていく。

しかし、あるとき妻が身体を売ってお金を稼いでいるのを知ってしまう。
夫は妻に裏切られたのだと逆上するが、実は妻はそのお金で画材を買っていたのだった。

この夫婦が愛し合っていたのかどうかはわからない。
夫は単に働くのがイヤだから絵を描いていただけかもしれないし、妻は甲斐性のない夫に身を削って尽くす自分に酔っていただけかもしれない。
けれど、夫は筆を置いて働きに出る。

夫がウテナ、妻がアンシーだ。

---

自分がラクな世界、楽しい世界では、きっとどこかでツケが発生してる。
それを払うのも結局は自分なんだ。

世界に果てなんかない。
そこが「世界の果て」だと思うのなら、それは単にそれ以上歩くのを諦めたというだけの話。
暁生が色んな人に見せていた世界の果ては、きっと夢を諦めたその人の末路のようなものだったんだろう。
世界の果てにあるのは希望じゃない。絶望だ。

ウテナにとっては、永遠に苦しみつづけるもう一人の自分がそこにいたように、人にはそれぞれ違った世界の果てがある。
世界の果てに永遠に閉ざされるのがイヤなら、剣を持って戦うしかない。
戦って、勝ち抜いて、世界を革命するしかないんだ。
自分の一番大切なもの、輝くもの、自分の存在意義を守るために。

――そう、若者はいつも世界の果てを目指すんだ。

---

また非常に難解で示唆に富んだアニメだった。
こういうものに的確にレビューを書けたら、私も文章を書くことで食べていけるような気がする。

ピングドラムを見てからウテナを見ると、世界観がリンクしている部分が多々あることに気が付く。
はっきり言って、1回観ただけじゃどっちもほとんど意味不明だよ!
大筋のテーマはなんとなくわかるけど、細かい演出や台詞が何を意味しているのかほとんど読み解けない。

みんなは世界の果てに何を見たのか。
どんな絶望を抱き、何を望んで革命を目指したのか。
2周目以降をする際は、そのあたりの心情変化をもっと気にしたい作品だ。

私の世界の果てには何があるのだろう。
どんな絶望を知れば、世界を革命する力を欲することができるのだろう。
私が世界を革命したら、この世界はどう変わるのだろう。
そこで私は輝くものを見つけられるのだろうか。

そんなことを考えてしまう作品でした。
現状、意味不明さのほうが際立つので★3評価に留めておきます。
もっとちゃんと理解できたら星の数は増えていくような気がするよ!
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アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 35~37話

35話 冬のころ 芽生えた愛
決戦前夜。

ウテナはディオスの予言通り、永遠を見たことを忘れてしまっている。
けれど、アンシーを見るたびになにかを思い出しかけている。
王子になったら思い出せるのだろうか。

さて、次の決闘が「革命」なのだと暁生は言う。
戦うのは桐生冬芽。
それに備えて、暁生は冬芽にウテナへのプレゼントを渡させる。
おそらく、女の喜びを味わわせてウテナを王子にするのを阻止しようとか、そういうことじゃないんだろうか。

ところで、ディオスは「女の子」と「女性」を区別していたよね。
そして暁生はウテナを「女の子」だと言っていた。
つまり、まだ女性じゃないんだ! 処女なんだ! あぁよかった!
……乳繰りあった現実は変えられないんだ。くそ

「俺もあの人のようになりたいんだ。俺もあの人のような力が欲しい」
「それはどうかな。確かに理事長はあの時あの子を救ったかもしれない。だがあの子は今も棺の中にいる。いや、彼女だけじゃない。俺たちも棺の中にいるんだ」


冬芽は棺の中のウテナを見たときから、ずっと愛していたのだろうか?
だから、ウテナを救えるほどの力を欲している?
これまたものすごく屈折しているような気がするよ……。

36話 そして夜の扉が開く
桐生冬芽の愛と、西園寺莢一の友情と、そして革命する者を決める決闘の話。

冬芽は「世界の果て」鳳暁生の駒となるかどうかで悩んでいた。
大切なのは、愛する少女を棺の中から救い出すこと。
ウテナが革命する力を手に入れてしまえば、薔薇の王子となり薔薇の花嫁と結ばれてしまう。
だから、ウテナを救うためにも、ウテナを倒すことを決意する。

少女漫画にありがちなプレイボーイで、まったくもって鼻持ちならない野郎だとずっと思っていたけれど、夜の決闘広場での口説き文句はスゴかった。
あれで心を許してしまうウテナのことを、私は責められないよ。
とてもキュンキュンしてしまった。

西園寺にとっては、世界の果てを見た以上、もはやアンシーに固執してはいないのだろう。
大切なのは、棺の中から出ること。つまり冬芽が革命する力を手に入れること。
この棺っていうのは、ピングドラムで眞悧が言っていた「箱」なんだろう。

棺は自分という名の殻であり、自分の居場所であり、自分の存在理由のことなんだろうと思う。
棺の中にいる限り、自分は自分のためにしか生きられない。ずっとひとりぼっち。

「どうせ死んじゃうのに、どうしてみんな生きてるんだろう」

棺を開けて外の世界に出ない限り、その答えを見つけられることはない。

「終わったのかな、僕たち……」
「いや……終わるのは最後まで見届けてからだ」


37話 世界を革命する者
世界を革命する力を手に入れ、アンシーと暁生の関係を知ったウテナが、自分の望む世界について考える話。

ウテナは遠くの王子様よりも近くの暁生を選びたくなり、指輪を外す。
そしてアンシーの目の前で、世界の果てからの手紙を破く。
この時のウテナの目は敵意に燃えていた。
つまりこれは、王子よりも暁生を選ぶという決意の表われなんだろうか。

そして、ウテナとアンシーは敵意をぶつけ合って、仲直りする。
たぶん青春モノでケンカしたあとに仲良くなるのと同じ理屈だと思う。
36話の衝撃的な次回予告も、きっとこれを表現してるんじゃないかなぁ。

しかしその直後、アンシーは自ら舞台を降りようとする。
これは暁生をウテナに譲ろうとしたんじゃないだろうか。
けれど、ウテナは親友にそんなことをさせるくらいなら王子を選ぶことにする。
幼い頃に見た永遠のものを思い出したわけじゃないと思うな。そんな描写はなかったし。

――時は満ちた。薔薇の門をくぐるとき城への道が開き、世界を革命する力が手に入る。そしてそこで君と再会できるだろう。君の王子より
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アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 31~34話

31話 彼女の悲劇
七実が二組の兄妹の秘密を知ってしまう話。

お兄様大好きっ娘で定評のある桐生七実ちゃんだけれど、どうやら憧れのお兄様と血の繋がりがない疑惑が出てきた。
両親と自分がB型で、冬芽だけA型なんだとか。それはヤバイ。

七実は血の繋がりという切っても切れない絆の存在が、兄にとって自分は特別なんだと言い聞かせていたのに、そのアドバンテージが消え去ってしまった。
その事実にショックを受け、整理が付くまで兄の顔を見たくないと思った七実は、暁生の家でウテナたちと一緒に住むようになる。

そこでもう一組の兄妹、暁生とアンシーがイケナイコトをしているのを見てしまう。
暁生は服をはだけて、アンシーは裸で。うわぁ。
だからさ、このアニメはエッチしすぎなんだってばさ。
ヒロインは非処女のほうが多いんじゃないか?

32話 踊る彼女たちの恋
兄にたかる虫と同じ存在になってしまった七実が、望んだ世界に行くためにウテナに挑む話。

冬芽の暴露には鳥肌が立ったよ。
そして相手が茎子っていうね。
あそこで逃げずに立ち向かうのが、七実が七実である由縁なのかもしれない。
世界の果てを見た七実が茎子たちをフルボッコにしてたのにはわろた。

「私はすべてを超えたいの。決闘でアンタに勝って、お兄様も、今までの私も、すべて」
「意味なんかない。お兄様は、私が私であることの一部だった。私は信じていた。私とお兄様の間には確かに絆があると。でも、なにもなかった! なにもなかったのよ!」


真実は、血の繋がりがないのは冬芽と七実ではなく、兄妹と両親の間だったらしい。
冬芽はそれを隠すことで七実を決闘させたのだろうか。
あと何度戦えば「革命」に行き着くのだろう。

七実の叫びは悲痛に満ちている。
あそこまで誰かを慕えるのは、ある種自分に自信がないとできないことな気がする。
七実はどんな世界を望んだのだろうね。

「形はどうあれ、想いがあれば……!」
「アンタは信じていればいいわ! その想いの結末を!」


33話 夜を走る王子
総集編ぽいのを鳳暁生の視点から。

というか……ウテナが処女じゃなくなっちゃったぽいんですけども。
なにこれやだやだ! 明日のお弁当の話しながら抱かれるとか、ほんと勘弁してください。
だから言ったのに! 暁生は絶対悪いヤツだって!
ホテルでのまったりシーンのウテナ可愛いなぁって思ってたのに、相手が暁生って……。
なんだか処女厨の気持ちが少しわかったかもしれない。

34話 薔薇の刻印
薔薇物語と、ウテナが見た永遠のものの話。

世界中の女の子がお姫様だったころ、世界は光に満ちていた。
薔薇の王子様がお姫様を守っていたから。
けれど、たった一人だけお姫様になれない女の子がいた。
それが王子様の妹。

お姫様になれない女の子は魔女になるしかなかった。
魔女は王子を空に浮かぶ城に封印し、世界は闇に閉ざされた。
そして魔女は世界から永遠に憎まれ続けている。

魔女は決して世界を憎んでいたわけではなかった。
世界を救うために身を削る王子を案じ、世界よりも王子を愛しただけのこと。

王子様はディオス。魔女は姫宮アンシー。
封印されたディオスは鳳暁生という名の世界の果てとなってしまった。
幼いウテナは、永遠の苦痛を与えられ続けるアンシーを見た。
アンシーを薔薇の花嫁にできるのは、彼女が信じる王子様だけ。

「ボクは王子様になるんだ」

ようやくネタバレ回がやってきた。
細かいところは未だによくわからないけれど、設定の根幹がわかったのは大きいよ!
ふむ、するとウテナが暁生に抱かれるのは、ある意味合っているのか?
……いや、認めないよ私はそんなの認めない!

さて、今まで暁生が見せていた世界の果ては、磔の魔女だったのだろうか。
やっぱりよくわからない。
なぜ永遠の苦しみを見ると、望む世界を手に入れられると思えるのだろう。
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アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 28~30話

28話 闇に囁く
病休していたフェンシング部部長、土谷瑠果が復学し、高槻枝織を花嫁にウテナに挑む話。

枝織はずっと土谷を慕っていたらしい。
7話と17話の元カレとは別人だよね。
樹璃は土谷の本性を知っていながら、寝取られるのを黙ってみているしかなかった。

「私を素晴らしいところへ連れて行ってくれるのね」
「そうだよ。君も大人になった。世界のすべてを手に入れよう。僕と二人で。大いなる奇跡の力だ」


土谷は枝織の想いを武器に戦うが、やはり勝てない。
ウテナにディオスの力が降りてくると無敵なのか。
しかし土谷の思惑がまったく読めない。
世界の果てに、一体何を見たのだろう。気になって仕方がない。

「ねぇ、次は勝てますよね? だって奇跡の力は私たちのものだもの。あんな奴らに――」
「次はない。何度やっても同じさ。負けたのは花嫁のせいでもある」
「そんな……酷いわ! 私がどれほどあなたのことを想ってきたか!」


決闘というのはなんの比喩なんだろうか。
ウテナはもう負けそうにないけれど、一体いつになったら世界を革命するんだろう。
ウテナ自身が革命したいと思っていないから、起きないのかな。
それとも、幼少に見せられた「永遠のもの」が既に革命だったのか?

ところで、このアニメさ、みんなエッチしすぎだと思います!
確かに人と人との関係上避けては通れないのかもしれないけどさ。

29話 空より淡き瑠璃色の
土谷瑠果と高槻枝織と、そして有栖川樹璃の話。

土谷は決闘に負けた枝織をすげなく捨てる。
想い人が病んでいく様子を見て、樹璃は土谷に、枝織と復縁してくれるように頼む。
けれど土谷は樹璃の唇を奪い、隠していた想いを暴露する。

引っ込みがつかなくなった樹璃は、矜持を賭けて土谷に決闘を挑み、そして負ける。
土谷は樹璃に世界の果てを見せ、ウテナと戦わせる。

「奇跡が現われるには犠牲が必要だ」
「卑怯な! そこまでして奇跡の力が欲しいのか」
「奇跡の力が欲しいのは君だろう! 『奇跡を信じて。想いは届くと』。これは君の言葉ではなかったかな」
「貴様は何か勘違いをしている。私は、私の想いなど届かなくても良いのだ」


樹璃は枝織を幸せにしたいと思う気持ちを武器に、ウテナと戦う。
けれど、戦いの最中にロケットが壊れてしまい、決闘を棄権する。
これは何を意味しているのだろうか。

薔薇を散らされると、抱いていた想い、憎しみのようなものを消し去られてしまうのだろう。
おそらく、奇跡の力で。
しかし薔薇は散らずに枝織の写真が散った。
枝織が樹璃の身代わりとなり、樹璃の想いを守った。ということか?

余命いくばくかしかない土谷は、樹璃の薔薇を散らしたかったのだろう。
樹璃を枝織から、奇跡の力で解放してやりたかった。愛していたから。
だから色々立ち回って樹璃に枝織への想いで決闘させるよう仕向けた。

なんだかもう色々屈折しすぎているよ。半分くらいついていけてない。
三角関係のどろどろってコワイ。

「あなたは奇跡の力にどんな想いを託していたのでしょうか。そして、その想いは誰かに宛てたものだったのでしょうか。願わくば、その想いが届きますように」

30話 裸足の少女
ウテナが鳳暁生に惹かれていく話。

婚約者がいる親友の兄なのに、ついつい暁生を意識してしまうウテナ。
若葉が暁生とデートするとヤキモキし、足をくじいて車で送ってもらったときには唇まで許してしまう。

「ボクが好きなのは王子様なのに……」

え、ヒロインがそんな展開ってアリなの?
暁生は絶対悪いヤツだよ! ウテナ気をつけて! 騙されてるよ!
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少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 25~27話

25話 ふたりの永遠黙示録
世界の果てを見た西園寺が、三度ウテナに挑む話。

展開が第三局面に来た模様。
絶対運命黙示録がパワーアップした。ついでにエンディングも変わっていた。

ウテナとアンシーは暁生と一緒に住むようになり、暁生は桐生と西園寺に「世界の果て」を見せたようだ。
そして、幼少のウテナに「永遠のもの」を見せたのは暁生だという。本当かな?
13話で暁生が語りかけていた、封印されているという誰かじゃないんだろうか。

西園寺との決闘では、戦闘中にディオスの剣が消えてしまい、ウテナの胸からアンシーが剣を抜いていた。
あれはなんの比喩だろう。
アンシーのウテナに対する想いが武器になるっていうことなんだろうか。うぅむ。

26話 幹の巣箱(光さす庭・アレンジ)
世界の果てを見た薫幹が、再度ウテナに挑む話。

今回暁生と桐生が世界の果てを見せたのは、幹と梢の兄妹。
それを見た二人は、西園寺と同じく、途端に戦う気になっていた。
一体世界の果てに何を見たのだろう。

梢は「親なんていらない」と言いながらも、親をなくした雛鳥を助けていた。
梢が望むのは、兄の愛、そして親の愛。そのあたりなんじゃないだろうか。
幹が望むのも、アンシーのようで、実は梢と似ているような気がする。
幹はアンシーに梢を透かして見ているのだから。

「周りが全部汚れてたら自分も汚れるしかないじゃない。自分も汚れて、欲しいものを手に入れるしかないのよ」

わかるようでわからない話だ。
なぜ巣箱は「幹の」なのだろう。梢が拾ってきたのに。
巣箱から出れずにエサを待ち続けているのは、実は幹のほうなのか?
だから梢は幹の欲しいものを与えようと、身を汚しているのだろうか。

「意気地無し」

27話 七実の卵
七実が卵を産む話。

まるで意味不明な回だった。
なぜ起きたら卵があったのか、結局なんの卵だったのか、まるで語られなかった。
意味不明さの極めつけは冬芽だ。
なんでことあるごとに七実に「今こうして楽しく生活していられるのは、お前が卵を産むような女の子じゃないからだ」を連発するんだよ。

卵を産んでしまったことで右往左往したり、なぜか母性愛に目覚めたりしてた七実を見ているのは面白かった。
あとエプロンで目玉焼きを作っている西園寺ね。

ところで、ウテナとアンシーのベッドシーン、アンシーがまるで別人のようになってないですか?
すごく髪伸びちゃってるんですけど。どういうこと?
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少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 22~24話

22話 根室記念館
御影草時の過去回想。

噂の根室教授とやらは、御影草時その人だったらしい。
御影は千唾馬宮を見て、永遠を手に入れる決意をした。
そのきっかけは、鳳暁生と抱き合う千唾時子を見たから。

御影の心境変化はどんなものなんだろうか。
馬宮のためと言いながら暁生と愛し合う時子が、馬宮に対する裏切りに見えたのかな。
だから自分がやってやらなきゃいけないと思った、とか?

しかしその馬宮は既に死んでいるらしい。
そして、鳳暁生と御影草時は年を取らない。ふぅむ。
根室記念館が燃えたのは一体何年前なんだ?

23話 デュエリストの条件
ウテナを味方に引き込もうとして失敗した御影草時が、ウテナと戦う話。

御影はウテナに時子を見ていた。
やっぱり時子を愛していたんだなぁ。
つまり、時子と愛し合っていた時間を永遠のものにしたくなったわけか。

「彼女たちは皆忘れられない想い出を持っていました。彼女らはそれを守るために戦いに赴いたのです。言うなれば、想い出によって人生を変えようとした人々。君はどうですか? 君ならば、きっと僕みたいに想い出を永遠のものにできる。世界はそれをそれを必要としています」
「美しい想い出を持つ者だけが願うことを許されるんだ。あの頃が永遠に続いたなら、今もあの頃のままでいられたならば、と」
「僕にはわかる、君は僕と同じだ。想い出を永遠のものにしたいと願ってやまない。そんな人の目と同じだ」
「君も昔大切な人に出会ったんだ。そして、その人に自分の人生を変えられてしまったんだ!」


けれど、現実が想い出に勝てるはずがない。
想い出は時を経るごとに美しくなっていくものなんだから。
そして御影はウテナに敗れ、イリュージョンはすべて解けてしまう。

おそらく御影は馬宮ごと建物に火を放って殺してしまったんだろう。
美しかった頃の馬宮の想い出と一緒に。
鳳暁生がかなりの黒幕っぽいのだけれど、何がしたいのか、何を言っているのかさっぱり理解できなかった。
永遠ってなんだろう。難しいなぁ。

24話 七実様秘密日記
ストーカーな石蕗の手帳から、七実の様々な悪事がウテナとアンシーに暴露される話。

これは総集編……なのか?
新しいカットも色々あったけれど、七実の軌跡を振り返るのがメイン。

ていうか、石蕗はガチストーカーだったんだなぁ。
まさかインドにまで着いていってたなんて!
しかし牛の話は滑ってると思うんだよ?
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少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 18~21話

18話 みつるもどかしさ
石蕗美蔓が大人になりたいという願望を利用され、七実を剣にウテナに挑む話。

剣になるのって痛いの? って七実は執拗に聞いて回っていたよね。
そして、今回の「大人になりたい」というテーマと、ラストの頬を赤らめる七実。
え、なに、胸から剣を抜くのってセックスの暗喩だったの?

子供は経験を積んだ大人を倒して、初めて大人になる。
でもウテナも中学二年生だよ、大人なんかじゃないよ?
子供向けアニメではそういうことになってしまうんだろうか。

私は大人になりたいなんて思った時期はなかったような気がするなぁ。
みんな思うものなんだろうか。性差もあるのかもしれないな。
一回り成長した石蕗を、七実はもう少し意識し始めたりするのかな。

19話 今は亡き王国の歌
若葉が幼馴染みの風見達也に再会する話。

風見は昔から若葉が気になっていたけれど「タマネギ王子」って呼び方のせいで、脈無しだと思い込んでいた。
だからウテナから外堀を埋めて……って、それでラブレター書いちゃうの?
っていうか、タマネギが嫌なら髪解けばいいんじゃね? って思ったんだけど、それはナンセンスなツッコミなんでしょうか。

最後の若葉と風見のシーンは、割とミスリードに成功してたように思う。
なんか具体的なこと言わずに話合ってるなーと思ったら、案の定……っていうね。
しかしなぜ西園寺なのはどうして?

サブタイトルはとても秀逸。
今までもかなりセンスに満ちあふれていたと思うけど、今回は特段だね!

20話 若葉繁れる
若葉の恋と、特別なものへの憧れの話。

そうだ、すっかり忘れていたけれど、若葉は西園寺のことが好きだったんだ。
1話でラブレターを書いてたんだったよね。

平凡な若葉にとって、西園寺は特別な人間だった。
その人と一緒にいられる間は、自分もまた特別な人間になれた。

「ほとんどの人は、皆大勢の中の一人でしかありません。でも、きっかけさえあれば今までにない光を放つことがあります。ただ言えることは、多くの人にとって特別な時間はそう長くは続かない」

特別なものに憧れていた。
その特別さを持っていながら無自覚な人間が妬ましかった。

「お前もその女も生徒会の連中も、みんな私を見下してるんだ! なんの苦労もなく、持って生まれた力を誇ってな! だからお前たちはみんな平然と……人を踏みつけにできるんだ!」

若葉の本音の叫びは胸が痛い。
持っている人間は、持っていない人間の気持ちなんかわかるわけないんだ。
そして結局、好きな人の特別になんかなれなかった。革命は起こせなかった。
胸の薔薇を散らされた時の若葉の涙は、哀しい。
親友の慟哭を聞いたウテナは、一体何を感じたのだろう。

脇役にスポットを当てる回としては、15話の薫梢のエピソードに次ぐ秀逸な出来だと思う。
サブタイトルが出る直前の、西園寺の待つ寮の部屋に帰ってカギをかけるシーンはとても素晴らしいよ。

21話 悪い虫
七実の取り巻き苑田茎子が、胸に秘めた想いを武器に世界を革命しようとする話。

茎子はツインテの女の子だね。
初めて顔と名前が一致したよ! 名字が出たのも初めて。

茎子は自分でも気付いていなかったけれどずっと桐生冬芽に憧れていた。だから七実に仕えていた。
七実への憧れは、冬芽の近くにいられることへの憧れだった。
けれど、七実はそんな気持ちに気付くこともなく、ただ便利な駒として使っているだけ。
そして茎子が一世一代の勇気を振り絞って冬芽に近づいた途端、徹底的に潰そうとした。

「私だって一人の女の子よ、誰かに好きになっていいはずだわ! なのにどうしてあんな女に遠慮しなくちゃならないの!?」

脇役にスポットを当てる回としては、これまた秀逸な出来。
ただのモブキャラかと思っていたら、こんな憎しみを抱えていたなんてね。
確かに七実の茎子への扱いは酷い。
というか、冷静に考えたら七実ってかなりアレな女の子だよね。

しかし胸から剣を抜くというシーンの示唆するものが、いまいちわからない。
自分の大切な想いを武器に、世界を革命しようとするってことでいいんだろうか。
茎子もまた、特別な存在になりたかった。自分の想いを特別なものにしたかった。
きっとだれもがそう思うことなんだろう。

「好きな人のためならそれ以外の人への感情なんて問題じゃない。自分なんていくらでも誤魔化せますから」
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少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 14~17話

14話 黒薔薇の少年たち
展開は第二局面へ。
100個の黒薔薇の刻印を持つ天才少年、御影草時がアンシーの兄の婚約者、鳳香苗を操ってウテナに決闘を挑む話。

「あなたは世界を革命するしかないでしょう。あなたの進む道は用意してあります」

アンシーにも兄がいるってことは、ちゃんと人間だったんだね。
今さらながら納得してしまった。
しかし香苗はアンシーを好きになれないことで、とても深く悩んでいた。
その気持ちはなんとなくわかるよ。人間味が欠けているもんね。

御影は千唾馬宮を薔薇の花嫁にし、ディオスの力を手に入れて永遠の秘密を手に入れようとしているらしい。
なんだろう、永遠の秘密って。
ていうか、百合の次は薔薇ですか。いいですけどね。
そして、アンシーはお兄ちゃんとヤッちゃってるんでしょうか。

15話 その梢が指す風景
御影が薫幹を剣、薫梢を決闘者として操ってウテナに挑む話。
4、5話の薫兄妹のその後に当たる。

なるほど、梢はもともとお兄ちゃんが好きだったんだ。
好きだけど近くにはいられない。才能のない自分は邪魔になるだけ。
だけど構ってほしくて、心配してほしくて、兄の心の中を自分でいっぱいにしたくて、だから色んな男とヤッちゃってたわけだ。
なのに肝心のその兄は、最近アンシーにご執心。なるほど。

御影は梢のその気持ちを操り、幹の心を剣としてウテナを倒しアンシーを殺そうとする。
ていうか、アンシー以外も胸から剣出せるんだね。知らなかった。
アンシーを嫌っていないと御影に操られることもないんだろうか。

兄妹話のエピローグとしては、良い感じにまとめてきたと思う。
梢のこのキャラはとても好きだよ。
これはツンデレの亜種なのかな?

あって当たり前。普段は気にもしない。あまり役にも立たない。でも、時々見上げては心安らかになる。

16話 幸せのカウベル
七実がカウベルをつけて牛になる話。

何を言っているかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった……。
頭がどうにかなりそうだった……。

で、どの辺が幸せだったんだろうか。

17話 死の棘
有栖川樹璃の想い人、高槻枝織が学園に戻ってきて、御影に操られて決闘する話。
7話のその後に当たる。

「君の写真を捨てられなかったのは私の弱さだ。だが、私は奇跡を信じない」

樹璃はずっと枝織を想い続けていた。
しかしその想いが届かないこともわかっていた。
だから、心をかき乱されながらも、再会した枝織にも辛く当たってしまう。

枝織はずっと樹璃が妬ましかった。
絶対に超えられない親友に、一泡吹かせてやりたい。だから想い人を取ったつもりだった。
けれど、そんなことをしても自分の惨めさが際立つだけだった。

そして、枝織は樹璃が捨てたロケットの中を見るまで、樹璃の想いに気付くことはなかった。
樹璃がずっと自分のことを想っていたことを知り、枝織は混乱する。
樹璃の心にはずっと自分がいたことで優越感を覚える一方、ずっとそんな目で見られていたことに混乱し、更に自分が言った言葉の残酷さにも気付いてしまった。
そこに御影はつけ込んだ。

胸の剣は、相手を傷つけたいと思う暗い気持ちの喩えなのかもしれない。
樹璃はロケットを見られ、枝織に見下された態度を取られたことで、きっとそういう気持ちを抱いたはず。
世界を革命すれば、起こってしまったこともやり直すことができるのだろうか。

「結局私の手に戻ってきた。一度は捨てることができたのに。なぜ私は強くなれないんだろう」
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アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 11~13話

11話 優雅に冷酷・その花を摘む者
桐生がウテナに決闘を挑み、ウテナとアンシーの関係が明確になる話。

桐生はウテナを「ひとりぼっちの姫君」だと言った。
アンシーを親友だと思っているウテナだけれど、それはウテナがそう望んでいるから、アンシーが薔薇の花嫁としてそうしているだけ。桐生はそれに気付いていた。
アンシーの本心がどこにあるのかは、一度も語られていない。
そもそも人間なのかどうかも定かじゃない。
果たしてアンシーは旦那様にだけ従順な機械のような存在以上になれるのだろうか。

ウテナからすると、良い関係を築けていたと思っていただけに、かなりショックだろう。
アンシーからすると、これも繰り返されてきた別れのひとつなんだろうか。
本当にマトモな人間の心を持っているのなら、かなりのストレスになると思うんだけどなぁ。

ところで、ウテナが使ってるディオスの力って一体なんだったんだ。
使っている自覚はあったのかな?

12話 たぶん友情のために
自分なりの「普通」を取り戻すため、桐生にリベンジマッチを申し込むウテナの話。

ウテナのショックは予想以上だった。
すっかり腑抜けになってしまったところ、若葉に活を入れてもらう。
アンシーがいないときの、学ランを着ていないときの、本来の普通に戻ろうなんて、普通じゃない。

「今のウテナってカッコ悪いよ! なんかわかんないけど、取られたら取り返しなさいよ!」
「それに、それに……その制服、似合ってない!」


そして対峙するウテナと桐生。
桐生はディオスの剣をなんかすごい使い方してた。
アンシーも諦めムードだったのに、ウテナが奇跡の逆転。
本来の王子様に似たような状況になった描写があったけれど、果たして。

ややご都合主義かなぁとは思ったけれど、いったいどう都合を付けたらああなるのかわからないから、どう突っ込んでいいのかもよくわからない。
しかしウテナを怒鳴りつける若葉はちょっとカッコ良かった。

13話 描かれる軌跡
1クール目総集編。新しいカットもいくつか。

今まで七度あった決闘には、それぞれテーマがあった。
  1戦目 対西園寺戦、若葉への「友情」
  2戦目 対西園寺戦、決闘者になることの「選択」
  3戦目 対薫戦、望む輝きを別の人間に求めるべきではないという「理性」
  4戦目 対樹璃戦、奇跡の存在を示唆することで叶う可能性のある「恋愛」
  5戦目 対七実戦、兄への盲目的な「崇拝」
  6戦目 対桐生戦、薔薇の花嫁ではない人間としてのアンシーへの「信念」
  7戦目 対桐生戦、取られた「自分」を取り返そうとする

この戦いを積み重ねて「革命」まで行き着いたとき、ディオスの力は解放されるらしい。ふぅむ。
モノローグはやっぱりちょっと意味不明気味。
ラストまで見てから、もう一度戻ってきたりすると理解が深まったりするのかもしれないな。

「たったひとりで深い悲しみに耐える小さな君。その強さ、気高さを、どうか大人になっても失わないで」
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アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 8~10話

8話 カレーなるハイトリップ
幻の象がパオーン9000億倍カレーのせいで人格が入れ替わってしまったウテナとアンシーの話。

出オチのギャグ回。
世界滅亡(カレーのせい)の前日のテンションで会議をする生徒会の面々にはウケた。
その後の、七実たちと象の絡みと、西園寺の交換日記の話もなかなか。

けれど、これなら6話の「カンガルーだぁ!」のほうが面白かった。
もっと桐生の焦ったところとか見たかったよね。
アンシーの人格が変わってしまったことによる薔薇の花嫁の力への影響あたりをダシにしてさ。

9話 永遠があるという城
永遠を求める西園寺と、ウテナの過去の話。

ウテナは両親を事故で亡くし、その葬儀のときに気が付いてしまった。

「生きてるのって、なんかキモチワルイよね。どうせ死んじゃうのに、どうしてみんな生きてるんだろう。なんで今日までそのことに気付かなかったんだろう。永遠のものなんてあるわけないのにね……」

その場面に居合わせた桐生と西園寺は、ウテナを救うには永遠があることを証明するしかなかった。
そして西園寺は、自分の知らないところで桐生がウテナに永遠のものを見せたと思っていた。
決して超えられないライバル。超えなければ自分は成長できない相手。
西園寺にとって、桐生はそれだった。

アンシーも永遠がほしいと言った。
絶対に手に入れたい薔薇の花嫁。
西園寺はアンシーと一緒に永遠のある城に行くことで、桐生を超えられると思っていた。
その思いを逆手に取って、自作自演で西園寺を陥れる桐生冬芽。

なんだか幾原邦彦らしい展開になってきたね!
城にはなにがあるんだろう。永遠のものってなんだろう。
ベタなところでいくと「想い」とか「愛」とか、そういうのっぽさそうだけど……。

10話 七実の大切なもの
七実が兄を想うあまり、西園寺とのバトルでの桐生のケガをウテナのせいだと逆恨みし、決闘を挑む話。

兄のために拾ってきた子猫に兄の愛情が注がれるのを見て、独占欲から子猫を殺してしまった、幼かった七実。
そのときの後悔を繰り返そうとしてしまっていた。
しかも、今度失うのは自分自身。
きっと兄は七実が子猫を捨ててきたのも知っていたのだろう。
それを含めて、すべてを受け入れてくれた。

七実の大切なもの。
それは、兄に喜んでもらうためだけに泥だらけになってまで猫を捕まえた、あのときの純粋な気持ちのことなんだろうな。

替わってその兄の桐生冬芽だけれど、あれは王子様なんかじゃない。
どうもあの腹黒さが鼻についてしょうがないよね。
今回もマッチポンプみたいだったし。

しかし、王子様なんて本当にいるのだろうか。
永遠を見せたのは桐生だけれど、王子様なんかじゃなかった、っていうオチな気がする。
……だから、永遠のものってなに? 私もほしいよそれ!
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少女革命ウテナ