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CARNIVAL 1章

★5評価「キラ☆キラ」★4評価「SWAN SONG」を書いたシナリオライター、瀬戸口廉也のデビュー作「CARNIVAL」を始めてみた。
2004年発売と割と古いゲームではあるが、フルアニメーションのオープニングは今見てもかなりの完成度。
私はあまり詳しい方ではないが、ちょっと古いゲームのオープニングのランキングをつけるなら「いただきじゃんがりあんR」の次くらいにくるのではないだろうか。

というか、キャラが可愛い。原画はSWAN SONGと同じ川原誠という人が描いている。
女の子に妙に愛嬌があって、私は好きだな。

---

本作CARNIVALは三章立てらしい。
まずは第一章を終わらせた。
案の定バッドエンド分岐がたくさんあったな。4つか。

ぼっちでいじめられっ子の主人公の木村学が、たった一人の幼馴染み九条理紗にまで被害が及びそうになったところでブチ切れてしまい、気付いたらいじめっ子が死んでいたというお話。
ただし、嫌なことがあると記憶が飛んでしまうため、何が起こったのかは覚えていない。
偶然警察から逃げることができた学は、理紗の家に匿ってもらう。

いじめっ子の先輩であるところの志村詠美ちゃんはなかなか可愛そうだった。
いやいじめっ子の時点であまり同情する余地はないのかもしれないけど、バッドエンドまで含めるとかなりレイプされまくっていたね。ちょっと萌えた。

というか、なんで学はすぐレイプしちゃうのかな。これがエロゲーだからかな。
独白はそこまで脳みそピンクじゃないんだけど、口止めしなきゃ、とか、罰を与えなきゃ、とか、すぐレイプする。

渡会泉ちゃんはかなり良かった。萌えた。可愛い。
二章に進まない泉エンドの雰囲気はとても好きだね。
どうして泉が学に惚れていたのか、そのあたりはよくわからなかったけど。

二章に進むカーニバルエンドもなかなか。
理紗が可愛い。てゆうか、女の子がだいたい可愛い。ううむ。
でも、理紗の場合は学に撃ち殺されるバッドエンドのほうが印象的。
――僕が新しく来た世界は、ちょっと広すぎるような気がするよ。

すぐ小難しい独白を始める学のキャラには若干ついて行けないところはあるけれど、なかなか面白いね。
実は多重人格設定は割とベタで、なんとなく予想はしていた。
けど、それを学に隠そうとしてた理紗には萌えた。
本当に学のことを大切に思っていたんだね。

「なんで、僕が気がつくと、いつも、そこに理紗がいるの?」
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ゲーム [★★★★☆]
CARNIVAL

CARNIVAL 2章

二章MONTE-CRISTOは学の別人格、武視点。
過去回想みたいな感じかな。

カーニバルエンドで学も気付いていたけど、今まで記憶がなくなったときに起こっていた全ては武がしたことだった。
そして、一章バッドエンドで気になっていたけど、理紗が非処女だったのも、武がレイプしまくってた。
いや実際理紗の処女は実父に奪われていたんだけれども。
というか武は理紗を恒常的にレイプしてたらしい。ついでにお腹も殴って。
なにこれめちゃめちゃ萌える展開。

武の暴力性向と、理紗の良い子っぷりのギャップがすごかった。
好きな男の子の別人格にレイプされまくるってどんな気分なんだろう。
「こんなのいけないことなんだよ」って言いながらヤラれちゃうわけだよね。
ドMなのかNTRなのかその両方なのか。

そう思うと、一章の理紗デッドエンドもかなり納得できるかも。
確かに理紗が学の恋人になる資格なんかないと考えるのも理解できる。
そして、武じゃなくて学に殺されるなら、ほぼ本望だったんじゃないか?
うぅむ、私は理紗みたいな女の子がとても好きかもしれない。

対して、詠美は完全にヤラレ損。
暴力の捌け口になる詠美はとても萌えたけどね。
実際に女の子が自分の言いなりになってしまうと、つまらなくなってしまうものなのだろうか。
それはそれで結構楽しいと思うけどなぁ。
あ、好きでもない女の子ならどうでもよくなるか。そうか。なるほど。

三章は学と理紗の逃避行かな?
もう泉は出てこないのだろうか。出てきて欲しいなぁ。
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ゲーム [★★★★☆]
CARNIVAL

CARNIVAL 3章

三章TRAUMEREIは理紗視点。
記憶があやふやな学を、理紗の心情を交えて描いている。
ほとんどは過去回想。

ものすごく陳腐な言葉だけれど、理紗にとって学は救いだったんだね。
お互い普通ではない家庭環境を持ち、自分はそれに流され続けている。
けれど学は何か信念を持って生き続けていた(ように理紗には見えた)。
彼に手を引いてもらえば、自分にもきっと答えが見付かるのではないか。
理紗はそう思っていたんだろうと思う。

――彼のためなら、私はどうなったっていいし、彼が決めたことは、多分私が決めたことよりも正しいし、だから彼の言うとおりにすることが私にとってベストなんです。
「あなた、狂ってるわ」
――そうかもしれないと、思います


---

子供が親に虐待されるのは、親に罪があるのか。あるいは子供に罪があるのか。
少なくとも自分が存在しなければ父親は罪を犯すことはなかったし、自分がきちんと嫌だと言えば状況は変わったかもしれない。しかしそうはならなかった。
ならば父親の娘として生まれてきた自分に罪があるのか。
理紗の悩みはこういうことなんだと思う。

「親も子供も悪くない。良くもないけど。そういう問題じゃなくて、ただ、そうなってるだけだよ」
――じゃあ、何でつらいの? 生きるのって、こんなにつらいの?


ポイントは泉とキリスト教の神の話をしたところだと思う。
キリストは気持ちさえあればどんな罪でも赦してくれるんだと聞いた。
理紗は救われたかった。生きていることそのものが罪なように思えてしまったから。
そして、彼女は自分を赦そうという気持ちを持つことはできなかった。
――私は、繰り返しますが、自分という人間に、救われる権利があるとは、どうしても思えませんでした。

そして理紗は、救われるべきなのは学なのだとも思っていたのだと思う。
学の一部でもある武が自分をレイプするのを受け入れていたのは、その行為が彼にとって何か役に立つことになるのではないかと思っていたから。あるいは、武にレイプされるのが自分の罰になるのではないかと思っていたから。
けれど、それは間違ったことだった。

――私は、どうしたらいいのかなあ? ねえ、やっぱり、色んなことを考えると、苦しいんだ。これはやっぱり、どうしようもないのかな
「うん、そう思うよ。学も、この先ずっと自分のしたことを背負って生きていくんだろうし、理紗だってそうだと思う」
――一緒にいれば、いつか解決出来るかな?
「たぶん、無理だと思う」
――やっぱり、無理なんだね。なんとなく、そうじゃないかって思ってた
――生きてくのって、苦しいんだね

――もし神様がいたら、きっと人間のことは嫌いなんだと思うな
「そうかな、嫌いじゃないけど、好きでもないんだと思うよ。あんまり興味持ってくれてないんじゃないかな」
――そうだね。罰も与えてくれない。世界は愛してくれない
――だけど、私はこの世界が好きなんだ
――だから苦しい
「片想いだ」


---

私には、学の気持ちも理紗の気持ちも朧気にしかわからない。
けれど、理紗はきっとこう思ったんだと思う。

正しいことは自分で決めなきゃいけないんだ。
誰かが助けてくれるのを待ってるだけじゃ駄目だし、罪はいくら贖っても消えることはない。
だから、これからは自分のために生きよう。自分の幸せのために、彼と一緒にいよう。
それが彼の幸福であり、自分の幸福なんだ、と。

シナリオ1のラストシーン、理紗はこう言った。
「私、その言葉、信じるよ。信じるってことはすごい大変なことなんだよ? 学君、私の言ってること、わかる?」

そして、理紗にとって学は神様になった。
自分の罪を赦して、救ってくれる存在に。
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ゲーム [★★★★☆]
CARNIVAL

CARNIVAL まとめ

シナリオ
  「幸福ってなに?」
この台詞をテーマにした、木村学と九条理紗の物語。
日常的に虐待が行われる家庭に育った少年少女が、どう幸せを掴もうとするか。

  「ガラクタ。あるいは、馬の頭に釣り下げられたニンジン」
自分たちの手には届かないもの。
手にしてしまうことに価値はない、けれど掴めるかもしれないという希望そのもの。

  「ねえ、ニンジンを追いかけちゃだめかな?」
  「あれはどうやっても届かない仕組みになってるんだよ」
  「うん、わかってる。いいんだ、なんか、一生懸命走りたいの。後悔したくない」
  「それなら、しかたないね」
  「しかたないなあ」
  「なんとなく、答えは出たかな?」
  「今のところは、だね。まだなんにもわからないよ。今からはじめるんだ」


そう言って学を追いかける理紗。
一般的に言えばハッピーエンドではないように思う。
けれど、理紗は確かに言った。幸せだ、って。
それならそれでいいんだと思う。
生きるのって、辛い。

キャラクター・CG
泉はそれなりに出番はあったけれど、その他の女の子の出番がほとんどなかった。
詠美の妹の麻里と、警官の百恵とか、ただのヤラれ役だったし。そこだけ残念だった。

理紗と泉の可愛さはとんでもない。泉ちゃん可愛い。
ただ、主人公がちょっとぶっ飛びすぎてて、いまいち感情移入し辛かった。
いやこれに感情移入できたら、かなり可愛そうな家に育ったってことだろうから、感情移入できなくて正解なのかもしれないけど。

古いゲームにも関わらず、絵は今風な萌え絵だね。
なんだろう、この原画師さんがタイプなのかな。枚数も多めだし、とても良かった。

Hシーン
ほとんどレイプだったような気がする。
あんまり抜かせようとして書いてはいないみたいだね。
どちらかと言えばフルボッコにされている詠美に萌えた。

声優
あんまり上手ではなかったけど、声質は割と好み。
だけど、ときどき台詞に声が当たっていないのとかあった。
修正パッチは当てたハズなんだけどな。

音楽
オープニングムービーはすごい。これで8年前とか信じられない。
無駄に気合いの入ったフルアニメーション。とても良いです。
オープニングもエンディングも曲が素敵だね!
BGMは普通。

システム
可もなく不可もなく。こんなものでしょう。

評価
シナリオライターの瀬戸口廉也が好きかどうかにかかっているような気がする。
キャラクターを使い切っていないという面での完成度は低い。
けれど、学と理紗の物語としての完成度は素晴らしい。
ここをどう評価するかだよね。

眠くなるようなサブヒロインルートを入れるくらいなら、バッサリ切り落とすのもありなのかもしれない。
泉ルートはなかなか良い雰囲気だったから良かった。

小説版も存在するようだね。
見かけたら買ってみようかな。と思うレベルではあった。
短めだし、すんなり終わって良かったと思います。
評価は甘めも★4つで。
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ゲーム [★★★★☆]
CARNIVAL
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