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偽物語 1話

12年冬期アニメとして選んだ1本。
今期はあまり興味をそそられるものがなかったなぁ。
シャフトの偽物語と、P.A.WorksのAnotherくらいか。
キルミーベイベーも少し話題になっているようだけど、これを観るならベン・トーを先に観たいね。

偽物語は、化物語の続編にあたるようだ。
化物語は1周流してみただけだから詳しく覚えていないのがちょっと残念。
主人公に妹が何人かいるのとか、すっかり忘れていたよ。
化物語を観直しても良いかもしれないなぁ。

--- 1話 かれんビー 其ノ壹 ---

前作のヒロインをとりあえずみんな出してみました、な回。
たぶん、千石撫子の家に遊びに行こうと思ったら、八九寺真宵に会って、そのあと戦場ヶ原ひたぎに拉致された、というストーリーなのかな。

とりあえず真宵を愛でる回ということで間違いないですよね。
パンツを見せてくるあたりとかやばい。
シャフト的演出も多くて私は嬉しい。

化物語もそうだったけど、演出や語りに凝りすぎて、ストーリー自体がなかなか進まないのだよね。
毎週観るのはなかなか焦れるかも。
何週分か溜まってからまとめて観るかな!
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アニメ [★★★★☆]
化物語

化物語 1、2話

偽物語を観るにあたって、おさらいの意味で化物語をもう一周してみることにした。
結構流して観ていたから、あまり覚えていなかったのだよね。

--- 1、2話 ひたぎクラブ ---

戦場ヶ原ひたぎが、重し蟹に取られた体重を取り戻そうとする話。
重し蟹は思いし神から転じたもので、重みは想いの象徴。
ひたぎは体重と共に彼女が放棄した母親への想いを、重みと共に取り返す。

「それは、失くしちゃいけないものでした」
「お願いします、どうか私に、私の重みを返して下さい」
「どうかお母さんを、私に返して下さい」


シャフトが制作したなかでも、かなりシャフトっぽさが際立っているアニメ。
原作は読んだことがないけれど、原作をセリフまでかなり忠実にアニメ化しているようだ。
西尾維新は言葉遊びが好きな作家らしいけれど、アニメーション側でもそれをかなり推してきている。
映像だと、言葉遊びというよりも日本語…漢字が好きなように映るけどね。

話の内容はかなり単純。
あらすじを追うだけなら1話で十分な内容。
このアニメの楽しみ方は、このシャフトっぽい演出を堪能することなんだろうね。

---

BD版に収録されていたオーディオコメンタリーは、羽川翼と戦場ヶ原ひたぎ。
声優が喋っているのではなくて、キャラクターが喋っている。
エンジェル・ビーツもそうだったね。
声優のは興味ないから聞かないけれど、これは聞いちゃう。

基本はひたぎがボケ、翼がツッコミ。
でもその空気のなかで延々と翼がアリの話をひっぱってたのは、正直面白かった。
あと、最後の暦の体重が100kgになっていたのは、ひたぎに返すべき体重が暦にきてた、ってことだったんだね。
てっきり3人とも体重増やされたのかと思ってたよ。
いったいどうやって暦の体重をひたぎに返したのでしょうか
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アニメ [★★★★☆]
化物語

化物語 3~5話

--- 3~5話 まよいマイマイ ---

母の日、家に帰りたくない阿良々木暦が、蝸牛に迷った八九寺真宵を家に送り届ける話。
蝸牛は迷い牛という怪異で、母の日に離婚した母親に会いに行こうとして交通事故で死んだ真宵が、そのまま地縛霊となったもの。

情報が蓄積しない幽霊の知らない、新しい道ばかりを通ることで無事家に着くことができた真宵は、地縛霊としては成仏し、なぜか幽霊に昇進する。
ひたぎは、自分だけじゃなく翼や真宵のことに親身になって行動できる、根が優しい暦に惚れ、付き合うことになる。
「流行るといいな、ひたぎ蕩れ」

本編でも語られていたけれど、真宵の想いは、真宵がもう死んでしまっているせいで解決のしようがない。
とても悲しいエピソードだね。
最初に3人で綱手家を目指すときの、真宵が暦の手にしがみつきながら横断歩道を渡るカットは、真宵がその交差点で交通事故に遭ったことを意識してみると、とても印象的な演出になっている。

このエピソードのオープニングの完成度は高い。
真宵の悲しい話と、過剰にポップな曲とアニメーションの対比も印象的。
TV版だと1回しかオープニングとして使われなかったのが、とても勿体ないね。

---

まよいマイマイが収録されているBD2巻のオーディオコメンタリーは、羽川翼と八九寺真宵。
真宵がひたすら騒がしいコメンタリーだった。
本編にもっとツッコミどころがあったような気がするのだけどね?
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アニメ [★★★★☆]
化物語

化物語 6~8話

--- 6~8話 するがモンキー ---

後輩のスポーツ少女(であり、露出狂でもある)神原駿河の、左手に取り憑いた悪魔の話。
見た目は猿の手のようだけれど、猿の手のように望んだ者の思惑とは違う形で願いを叶える怪異ではなく、レイニー・デビルという魂を引換えに願いを叶える悪魔だった。

駿河は、小学生のころに「足が速くなりたい」という願いをそれに掛け、その結果徒競走の相手の同級生が全員怪我をしていた。
駿河自身は猿の手のように願いが違う形で叶ったのだと思い込んで(思い込もうとして)いたけれど、実際は「足が速くなって同級生を見返してやりたい」という願いが直接叶ったものだった。
今回は、同性愛者の駿河が、自分の愛する戦場ヶ原ひたぎの彼氏である阿良々木暦に嫉妬し、「(暦を殺して)自分がひたぎの一番近くにいたい」という願いを掛けてしまっていた。

結局、駿河が暦を殺そうとする現場にひたぎを呼び、ひたぎに「暦を殺したら私が駿河を殺す」と明言することで、駿河が暦を殺してひたぎの一番近い存在になることを不可能にし、悪魔との契約を強制的に破棄させた。
悪魔は去ったけれど、駿河の腕は猿の手のまま。
そんな、ちょっと悲しい恋と友情のお話。

正直、あまり憶えていないエピソードだったけれど、観直してみたらかなり出来の良い話だった。
駿河の想い、ひたぎの想い、暦の想い、そのどれもが綺麗に描かれていた。

  「私は、戦場ヶ原先輩が好きで……」
「そう。私はそれほど好きじゃないわ。それでも側にいてくれるのかしら?」
「いっぱい待たせてごめんなさいね」


全く、情の深い女たちだ。

---

「私が阿良々木くんを殺すということは、つまり阿良々木くんの臨終の際、一番側にいるのがこの私ということになるのよ。ロマンチックじゃない?」

暦はこの提案を即座に却下していたけれど、私としてはとても魅力的な提案だと思うのだよなぁ。
普通のひとは、暦みたいな反応を示すものなのだろうか。
とはいえ、私もこんな話で嬉々として盛り上がるような恋仲はちょっとどうかと思うので、もし恋人にこんなことを言われても笑って誤魔化してしまいそうだけれど。

あと、線路際でパンツを見せてくれるひたぎは可愛い。
パンツ自体はあんな風に見せられたら価値が減ってしまいそうだけれども。

---

するがモンキーが収録されているBD第3巻の副音声は、戦場ヶ原ひたぎと神原駿河のヴァルハラコンビ。
駿河がまさかここまでの変態だったとは思わなかった。
まぁこれで駿河がスパッツの下にパンツを履いていないことはほぼ確定のようだ。
いや、私が履いていないと信じれば履いていない、いやむしろ履いていても脱いでくれるに違いない。
しかし2話アバンのひたぎのスカートの中を見せるシーン、まさかひたぎまでパンツを履いていないという可能性に思い至るとは、駿河はなかなかやるな…。

まぁふたりとも基本ボケだから、大変にとりとめのない副音声になっていた。
本編についてのコメントはほとんどと言っていいほどなかったね。
ひたぎの声はなかなか聞き飽きなくて良い。
声質というより喋り方かな。私はかなり好みだよ
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アニメ [★★★★☆]
化物語

化物語 9、10話

--- 9、10話 なでこスネイク ---

妹の友達の、千石撫子がかけられた、蛇切縄の呪いを解く話。
呪いは撫子が友達の好きな人からの告白を断ったせいで、友達に妬まれたことがきっかけだった。
けれど、撫子が自分で呪いを解こうとしたその手順が間違っていたせいで、子供の遊びだった呪いが本物の呪術になってしまっていた。

「人を呪わば穴二つ」とも言うように、呪いを解くときはそれ自体を消滅させるように解かないと、呪った者のところに帰ってきてしまうものらしい。
撫子は友達の女の子にかけられたものだと思っていたけれど、実際は友達だけでなく告白してきた男の子にも呪われていた。
暦は蛇切縄が二本あることに気付き、残り一本を自分の力で消そうとする。
「阿良々木先輩!頼むから、助けるべき相手を、間違えないでくれ…」

「暦お兄ちゃん、助けてくれてありがとう」
――(やめてくれ千石、ありがとうなんて、言わないでくれ)
――(僕はあろうことか、お前を呪った人間までも、助けようとしていたのだから)


---

話としては、なでこスネイク単体だと大したことはない。
もし暦の過去や未来の、怪異への付き合い方への下地となるような話にこれから発展していくのなら、また評価は変わるのだろうけれど。

まぁこのエピソードで評価するべきなのは、どう考えても千石撫子の可愛さだろう。
撫子の裸のエロさは尋常ではなかった。特におっぱい。
ラストのスクール水着で悶えているシーンもやばいね。
ちょっと白目剥いちゃってるあたり、とても私の好みです。

オープニングアニメーションの秀逸さは、化物語で一二を争う。
まよいマイマイのとどっちを選ぶかだよね。
その1とその2でアニメーションが微妙に違う…というか、撫子が帽子を脱ぐのは何なのだろう。
そういえば、エンディングも撫子バージョンに変わっていた。かわいい

---

なでこスネイクのBD4巻の副音声は、千石撫子と忍野メメの担当。
今回は割と真面目なふたりだけあって、ちゃんとコメンタリーになっていた。

しかし、撫子とシュタゲの椎名まゆりはすごくキャラが被っている気がする。
まぁ花澤香奈の声は可愛いから良いのだけれどね。

「DVDやブルーレイを購入してくれるような大人のひとたちが、撫子みたいな中学生のブルマーや裸を見て、いやらしい気持ちになったりするわけがないもん」

たしかに。たしかに。
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アニメ [★★★★☆]
化物語

化物語 11~15話

--- 11~15話 つばさキャット ---

阿良々木暦の命の恩人でもある、羽川翼のもうひとつの人格として再び現われた障り猫の話。
とは言え、春休みのことについてはほとんど語られていないので、暦と翼の間に何があって、それについて暦がどう恩返しをしようとしているのかはさっぱりわからない。

多重人格障害でもある障り猫は、主人たる人格が著しいストレスを感じると、それを発散するように顕現してくる。
それがまた、真っ白い猫のようでなんとも可愛らしい。
忍野は「黒くて悪い、ブラック羽川」などと言っていたが、見た目はまるで天使のようだ。
とか言っていると私まで怒られてしまいそうだから、この辺にしておくけれども。

愛は惜しみなく奪うもの。けれど、それが出来ない者もいる。
翼のストレスは「好きな男の子が他の女の子と付き合っていて、自分の気持ちを我慢してそれを応援する」というもの。
正直、これをブラック羽川から打ち明けられたときの暦のリアクションにはとてもイライラした。
なんでラノベの主人公ってみんなこうなのかな。
この程度のことでイライラしてしまう私が異常なのだろうか。
しかし、人の真剣な恋心を信じたくないというだけの理由で受け止めようともしないのは、あまりに狭量だと思うのだ。
「十数年積み重ねてきた家族の苦しさが、数ヶ月募らせた恋愛の切なさに、劣っちゃいけニャい理由でもあるのかニャ!?」

その障り猫を収める方法のひとつは、翼と恋仲になることでストレスを大元から断つこと。
もうひとつは、それが出来ない限り翼にストレスを与え続ける暦を殺すこと。
あるいは、吸血鬼である忍に障り猫の力を吸収してもらうこと。
結局、忍に助けを求めた暦は、最後の方法で障り猫を封印した。

忍が家出をした理由は、私にはよくわからない。
暦と翼の間柄についてそうであるように、私はまた暦と忍の間に何があったのかは知らないから。
それを踏まえての愚考ではあるけれども、忍はやはり「怪異としての自分」を必要としてもらいたかったのではないだろうか。
暦がいないと存在できない脆い自分、けれどそんな自分でも暦に何かできることがあるはず。
そんな自分の存在意義の再確認のための家出のフリ。
こういうのを、世間ではやっぱり「自分探しの旅」とか言ったりしちゃうのだろうか。
むむむ、結局忍野メメと同じセリフになってしまった。
さすがにここで暦が色んな女の子を取っかえ引っかえしているのに嫉妬して、という理由を挙げるのは、脳みそが蕩けていると叱責を受けても仕方がないだろう。
けれど、その気持ちがどこにもなかったとは言い切れないような気もする。
少なくとも、きっかけくらいにはなっているのではないか。
結局ラストまで一言も喋らないあのツルペタ吸血鬼が、人間と同じような感情を持っているのか疑問ではあるが。

---

つばさキャットについては「其ノ貳」だけが、TV版最終回なだけあってかなり毛色の違う回だった。
いわば「ひたぎクラブ其ノ参」でもある、暦とひたぎの初デートの話。
そして、1周目に観たときに一番印象に残っていたのが、この回だった。

低いテンションと毒舌、そしてそれに反比例するような深い愛情。
戦場ヶ原ひたぎには、「死神の接吻は別離の味」の天宮雫と同じ種類の、ギャップ萌えな魅力を感じる。
この回にはそんな彼女の魅力の全てが詰まっていると言っても過言ではないように思う。
これがある限り、化物語でのメインヒロインの座は戦場ヶ原ひたぎで揺るがない。安心していいよ!

「これで全部よ」
「私が持っている物、全部」
「勉強を教えてあげられること、可愛い後輩と、ぶっきらぼうなお父さん、それにこの星空」
「私が持っているのは、このくらいのもの」
「だから、私が現時点で阿良々木君にあげられる物は、この星空が最後」

「キスをしましょう、阿良々木君」


---

つばさキャットのBD5,6巻の副音声は、メインが羽川翼、サブのキャラクターが毎回変わる変則的な構成。
その一は千石撫子、その二は戦場ヶ原ひたぎ、その三は八九寺真宵、その四は神原駿河、その五は阿良々木暦。

「記入漏れという言葉が巨乳萌えに聞こえた自分にさすがに引いた!」という掴みから入る、駿河のコメンタリーも悪くなかった。
けれど、やっぱりひたぎのコメンタリーが一番面白いな。
「なにかいいこと、あったらなんなの?」

暦の出てくるその五のコメンタリー、翼のキャラが崩壊していたのにはウケた。
いきなり全部「アララギは~~」って呼び捨てだしね。
そして、暦の「ヘタレ主人公の言い訳」を聞く機会を持てたわけだけれど、これは意外と興味深かった。
いわく、女子の何気ない優しさを好意と勘違いしがちな男子中高生の一人称視点で作られている物語は、その主観であり願望である「アイツ俺のこと好きなんじゃね?」的視点が混ぜられているため、出てくる女の子全員にモテているように視聴者に受け止められるのだ、という。
なるほど、確かに一理ある気がする。
しかしそれを主人公自身に語られて、はい左様ですかと納得できるほど私も甘くはないのだ。
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アニメ [★★★★☆]
化物語

化物語 まとめ

原作西尾維新、制作シャフトのアニメ「化物語」。
このアニメが「原作をほぼ忠実に再現している」という話を知り、かつアニメを2周観ても(コメンタリーを含めれば3周しているが)この作家には相変わらず大した興味を抱けない。
確かに文章の言い回しは妙を得ていると思う点もあるし、掛け合いのテンポは悪くない。
けれど、それはどちらかというと小説やあるいはギャルゲーの日常シーンに向いている面白さであり、決して尺に制限のあるアニメーション作品向きの面白さではないように思う。
まぁ小説家ですからと言われたらそれまでなのだけれど、今回はあくまでアニメーション作品としての側面でのみの評価として。

従って、初めてこの作品を視聴した際の私の感想は必然的に「冗長で退屈」というものだった。
けれど、2周してみた段階での感想は、意外にも大分違ったものになった。
一言で言うのは難しいが、強いて言うのならば「味がある」「興味深い」といったものだろうか。
誤解がないように言っておくが、薄っぺらく中身がないというシナリオ自体の評価は変わっていない。
それがこうまで評価が変わるのは、間違いなくシャフトという制作会社の功績だろう。

何本かシャフト制作のアニメを観てきて気付いたことだけれど、「化物語」はシャフトの中でもかなり異色の、というかシャフトらしい、他の制作会社では作り得ないような演出を駆使した作品だったように思う。
ある種タブーのようになっている(と私が勝手に思っているだけかもしれないが)実写をアニメ上に取り入れたり、「黑齣」などという意味があるともないとも知れない(実際はある、らしい)カットを場面転換に使ってきたり、やたらと漢字を象徴的に用いてきたり、例え始めたらキリがない。

ともかく、そういった「演出」の部分で、作品自体にとても深い奥行きが出ている。
例えば冒頭の目まぐるしく差し変わっていくプロローグの台詞のようなカットもそう。
あんなのスロー再生と一時停止を駆使して必死に読まなければ読み取れないものだし、しかもほとんどの人は実際にそんなことはしない。
そして、全て観終わった後でもその読み飛ばしたプロローグ部分があることを思い出し、「この作品にはまだ自分の知らない部分が残っているのだな」と内省したりする。
実際読んでしまえばどうせ大したことは書いていないのだろうけれど、そうだとわかっていても未知の部分を意図的に残されるこの不安感が、作品の奥行きを出す一因になっているのだろう。
やたらと旧字体を濫用した文字的な演出なんかも、似たような効果をもたらしている。

文字的な演出という点は、上記の効果の他にも当然「世界観の演出」という意味合いも兼ねている。
その意味では、主要キャラクター以外全く描かれない、無駄に清潔感のあるのっぺりとした比喩的な背景、という演出のほうがよほど効果的である。
これが具体的に制作者側が何を視聴者側に伝えたいのかは、私にはいまいちよくわからないが、好きか嫌いかで言えば私は「好き」な部類の人間に入る。

結局アニメはシナリオや女の子だけではなく、制作側が手を入れ得る全ての要素を含めての「雰囲気」を作ることが大切なのであり、その全体的な雰囲気が気に入ればその時点で少なくとも良作と言える作品になっているのだろう。
私が言いたいのは、シャフトの作るアニメーションはやっぱりスゴいな、ということに帰結する。
シャフトらしさというか、その独自の作風でここまで作品を魅力的に仕上げて来るのだから。
この薄いシナリオだったからこそシャフトらしさが光ったのか、もっとシナリオに重厚感があれば更に素晴らしい作品になったのかは定かではないけれど、原作にほとんど興味を抱けない私のような人間にここまで語らせたのだから、全く大したものである。

---

とは言うものの、やはり女の子は重要である。間違いない。
そして若干の葛藤を抱えながらも、私は戦場ヶ原ひたぎを推す。
千石撫子も可愛いんだけどね、見た目的にはむしろ本命と言ってもいいんだけどね、12話つばさキャットその二を見せられると、やはりひたぎだなぁと思ってしまうのだった。

ということで、私的ランキングは 戦場ヶ原ひたぎ > 千石撫子 > 神原駿河 ≧ 八九寺真宵 > 羽川翼 。
駿河と真宵は迷うところだけれども、下ネタ的ギャグとしては駿河のほうが面白いので。

ちなみにこれは「グリザイアの果実」のほうの記事にも書いたことだけれど、グリザイアでは原画を描いている渡辺明夫が、化物語のキャラクターデザイナー兼総作画監督を務めている。
まぁそのせいか、グリザイアで渡辺明夫が担当しているキャラクターの絵は、化物語のキャラクターに良く似ている。
というか、戦場ヶ原ひたぎと榊由美子は、見た目ソックリ。中身は全然違うけれど。
そして悔しいことに(?)由美子よりひたぎのほうが可愛い。
やはりツンデレはいつの時代も選ばれ続ける安心のブランドなんだなぁ。

そして、グリザイアではついついお気に入りキャラクターにフミオ担当ではなく渡辺明夫担当のキャラばかり選んでしまう。
実はかなり私好みな絵柄のひとなのかもしれないな。

---

オープニングとエンディングについても。
エピソードごとにオープニングを変えてくるという手の入れようは、純粋に評価に値する。
「シャフトと言えば、曲に合わせてキャラが歌ってくれるオープニング」との定説があったらしいが、その名残がエンディングで発揮されているのかもしれない。
良曲揃いだし、アニメーションもカッコ良い。
ここまで力を入れて作ってくれると、観ているほうもとても嬉しい気持ちになります。

そしてやっぱりお気に入りは 真宵編「帰り道」>撫子編「恋愛サーキュレーション」の順で。
エンディングのsupercellはちょっとミーハーすぎてあまり好きじゃなかったけど、12話のエンディングで使うなら納得。

---

ずいぶん興に乗って長くなったけれど、結論はこのアニメが「ストーリーはつまらないのに観ると面白いアニメ」という珍しい枠にカテゴライズされているという話。
もし西尾維新が好きなひとならば、神作に認定してしまってもおかしくない作品だと思う。
私にとっては、とても興味深く面白いアニメだった。
秀作認定、★4評価です。
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化物語

偽物語 1~7話

--- 1~7話 かれんビー ---

阿良々木暦の上の妹である、火憐にかけられた「囲い火蜂」の怪異の話。
ちなみに火憐と月火という名前はいずれも「カレン(ダー)」「月日」であり、暦を指しているらしい。

火憐にその怪異をかけたのは、貝木泥舟という男。
貝木は、ひたぎが取り憑かれていた蟹の怪異を祓おうとしたとき、彼女を騙した5人の詐欺師のうちのひとりだった。
火憐は自分の信じる「正義」のため貝木を倒そうとし、ひたぎは自分の過去と決別するために貝木を倒そうとする。

暦は火憐と月火が信じて行う正義について、正義の味方ごっこだと言う。
火憐はいつも正しい、けれど強くない。
強さこそが正義の第一条件であり、だから正義は必ず勝つ。
正しさだけを振り回すのは、偽物の正義だと。

暦に自分の強さを見せ付け、貝木を倒しにいこうとする火憐に、暦は言う。
本物に必要なのは、意思の強さだと。
貝木を倒したいその気持ちのどこに、自分の意思があるのか。
自分のために正しいことを行えないのならば、失敗したときに自分の責任にできないのだと。
「理由を他人に求める奴が、正義であってたまるものか」
「自己犠牲じゃない、自己満足に甘んじる覚悟ないのなら、正義などと大仰な言葉を口にするな」

ひたぎと貝木に会いに行った暦は、火憐がかけられたのはが怪異ではなく瞬間催眠だと言われる。
囲い火蜂などという怪異は存在せず、貝木も怪異について知っているわけではない。
しかし、あると思えばあるのが怪異というもの。
本当は存在しなくても、怪異をかけられたと思えば体調を崩す。

結局、貝木は詐欺師であり、偽物だった。
怪異をばらまいた貝木のケータイを壊し、ひたぎは言う。
「騙される方も悪いのよ。私は正義の味方じゃないの、悪の敵よ」

---

正直に言って、ちょっとよくわからない話だった。
正義に偽物があるとか、あんまり考えたことがなかったからなぁ。
落ち着いてもう一度観ればわかるようになる…のかな。

しかし一つだけ確実なのは、偽物語は化物語に比べて確実にエロくなっている。
吸血鬼の忍とのお風呂シーンもあったし、何しろ撫子がヤバいね。
前髪は下ろしてる方が好きだけど、あれはあれでアリか。
ラストのひたぎさんのアレ、完全に誘っているよね。ドキドキ

相変わらず演出はシャフトらしいけれど、化物語より少し大人しくなっているような気がする。
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アニメ [★★★★☆]
化物語

偽物語 8~11話+まとめ

--- 8~11話 つきひフェニックス ---

下の妹、阿良々木月火の憑かれていた「時鳥」の怪異の話。
しかし月火の出番はとても少ない。

8話は火憐の歯磨き回、9話は火憐の肩車回。
歯磨きはめちゃめちゃエロかった。すごかった。新しい何かに目覚めた。気がした。

ホトトギスは不死身の怪異らしい。
タイトルのフェニックスは不死鳥である怪異の比喩なんだと。
そのホトトギスは托卵という習性を持ち、自分の産んだ卵を他の鳥に育てさせる習慣がある。
この怪異はそれと同じで、人に取り憑き不死身の肉体として寿命を全うさせ、再び他の母胎へと寄生する。
つまり、月火は本当の妹ではなく「偽物」だった。

暦と忍野忍は月火を殺そうとするゴーストバスターのふたりと対峙する。
不死身で偽物の月火。けど、月火は生まれてから一秒たりとも暦と火憐の妹じゃなかったことなんてない。
本物と見分けが付かない偽物。
偽物は本物になろうとする努力をする限り、それは本物よりも価値がある。
その言葉の真偽はよくわからないけれど、なんだか兄妹っていいなって思った。いいな。

つきひフェニックスは、オープニングが妙にぬるぬるしてた。
というか踊る月火ちゃんが可愛い。
それと、ヒロインが全体的にショートカットになってしまった。
神原駿河だけが時代に逆行して伸ばしているようだけれど。
なんだ、ショートカットってそんなにいいか?

--- まとめ ---

化物語の続編と言うよりもスピンオフ作品と言った方が正確だった。
シナリオよりも女の子の可愛さを推してきた感じ。妙にお色気シーンが多かったな。
このシリーズに全く興味がなくても、8話の火憐の歯磨き回だけは観る価値があるレベル。
あれは本当にすごかった。エロかった。ふっくらした。

「本物」「偽物」というテーマは個人的には好きだった。
思春期の少年少女を描くには良い題材だったと思う。あ、少女しかいないか。

シャフトらしさは化物語のほうがよく出ていたように思う。
少し丸くなったというのかな。一般受けするようにしたのかもしれない。
偽物語単体なら★3かなぁ。化物語と併せて★4評価継続にしておきたいと思います。
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アニメ [★★★★☆]
化物語
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