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キラ☆キラ 千絵ルート

日常シーンが笑える・面白いゲーム枠で選んだ一本。
OP曲が有名。アニソン系が好きな人なら聞いたことあるんじゃないかな?

実は3日前からやっていたんだけど、だいぶ時間かかった。ゲーム内時間でまる1年。
最初は文化祭でライブやってお仕舞いなのかと思ってたけど、全然違った。
その分ヒロインが3人しかいないのだけれど。

---

千絵と紗理奈どっちからやっても良いそうだったので、とりあえず千絵から始める。
幼なじみでしっかり者な年上のお姉さん。
この属性にはあんまり興味なかったんだけど、千絵は可愛いかった。
声はかわしまりの。これもよく合っていた。
惚れちゃう声の人ではないけれど、安定感はすごいよね。

バンドモノ、音楽モノだけあって、共通ルートは盛り上がらざるを得ない。
カッコ良い曲をカッコ良く演奏してるのは、見てて本当に楽しい。
紙芝居にしてはそういうのをとても上手く表現出来ていたと思う。

個別ルートでは、両親が離婚して裁判してというような家庭の事情を扱う。
奇しくもこちらも私の家と似ていて、妙に共感できる部分があった。
それを音楽で解決!というわけにはさすがにいかないけど、バンドをやることで前向きにできるのは、音楽ってやっぱり素敵なものだって思う。
ロックンロール!

---

次は紗理奈ルート。
個別のメインはやっぱり家の話かな?両親とかおじいさんとか。
そういえば恩田エンド回収してなかった
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ゲーム [★★★★★]
キラ☆キラ

キラ☆キラ 紗理奈ルート+恩田ルート

とりあえず恩田ルートから。
これはただのバッドじゃないか。しかもシュール。
割とギャグ路線なシーンがいっぱいあるから、その延長線上と思えばいいか

---

さて、肝心の紗理奈ルート。
ルートによってツアーの行き先から変わって来ちゃうんだね!
大阪までが共通で、その後が個別なのかな。
千絵ルートで神戸にいって、紗理奈ルートで熊本と沖縄。
きらりルートではどこに行くんだろう?広島とかかな?
てゆーか沖縄とか行き過ぎわろた

紗理奈ルートは、予想通り家と両親の話だった。
全てを丸く収めてハッピーエンドにしてこなかったのが印象的。
いや、ある意味ハッピーエンドなんだけど、大団円ではなかったよね。
今後の二人がどうなるのか、気になるところではある。
あと、紗理奈ちゃんエロいよね。
あとあと、鹿之助くん2回目のエッチは「それはない」と言いたい。

千絵ルートと比べると、3章に入ってからバンドモノなところを生かせてなかったのが残念。
やっぱり演奏してるシーンが入ると盛り上がっちゃうからね!
きらりルートはそゆとこ期待できそうだよね!どきどき
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ゲーム [★★★★★]
キラ☆キラ

キラ☆キラ きらりルート1(鹿之助ルート)

前回からずいぶん間が空いてしまったけれど、とうとうきらりルートに手をつけた。
興味がなかったとかじゃないんだよ?むしろその逆
楽しみなものが目の前で待っているっていう、ただそれだけで楽しくなってしまっていたのだ。

Dies iraeを神咒神威神楽の発売に合わせて始めてしまったから、後回しになっていたというのもある。
神咒神威神楽が終わったらもう一度戻ってこようと思っていたのだけれど、相当先の話になってしまいそうだったので、先にこちらを終わらせてしまうことにした。

きらりルート1は、広島で深夜徘徊するきらりを見付けたときの選択肢で「もう諦めて帰る」を選んだほうのルートです。

---

予想では、貧乏な家庭事情と、きらりの才能を併せた話にするのかな、と思っていたのだけど、全然違った。
もしかしたらルート2でその話なのかもだけど。

テーマはたぶん「音楽は世界を変える」。
共通ルート名古屋で、孤高のバンドマン屋代彰とケンカしたあとに彼が言ってた台詞。
「よく『音楽は世界を変える』って言うやつがいるだろ?その『世界』ってのは要するに言った本人の人生のことでしかないんだ」
「多かれ少なかれ、バンドをやってるやつは、みんな音楽が自分の人生を変えてくれるって信じてる。そうでなければこんなばかばかしいことやってられないさ」

主人公の世界は、テニスを辞めることになった病気が現しているように、ひどく脆いもの。
これは誰にでも言えることであり、きっと病気フラグはその象徴でしかない。
みんな世界は確かなものだと思い込んでいるが、実際の話本当にそうなの?っていうね。

きらりの幻が見せたのは、テニスラケットとベースとカセットレコーダー。
これらは、今の自分を作り上げている思い出の象徴。
それらを捨てて生きていこうとしている主人公への、忘れないでっていうメッセージなんだろう。

現実に行き詰まっていた主人公は、きらりの残したメロディを元に曲を作り、壊れかけてた自身を取り戻す。
言い換えれば、きらりと主人公の音楽が、世界を変えた。
そういう、音楽の力ってのを伝えたいシナリオだったんだなぁきっと。

---

しかしきらりがいきなり死んだときにはびびった。
バッドエンドかと思ったよ!

音楽というものに、正面きって現実的に向かい合った話だった。
きらりルートと言うよりも鹿之助ルートと言ったほうがピンと来るね。
ハッピーエンドとも言い難いが、グッドエンドではあったか。
シナリオライターの伝えたいことが詰まったルートだったと思う。
音楽が人にしてくれることを言葉にするのはとても難しいね。

次はきらりルート2。
トゥルー的な位置づけなのかな?期待しちゃう
共通ルートを含めたまとめの記事も書くよ!
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ゲーム [★★★★★]
キラ☆キラ

キラ☆キラ きらりルート2

きらりルート2終了。
攻略上は、他3ルートをクリアしないと解放されないようなので、トゥルー的な位置づけのようだ。
あと、大阪で智さんとゆきずりエッチしちゃうと入れないよ!

内容は正規のきらりルート。
きらりルート1はやっぱり鹿之助ルートだよ!

---

きらりルートでは福岡の野音に出る話だったね!
広島での、ギターの霊的な話は全然引っ張らなかった。
もうちょっと引っ張るのかなーと思っていたんだけどね。
ツアーが終わって東京に戻ってきて、きらりがソープに沈められそうになるところまでは同じ。

今回は、きらりの貧乏な家庭事情と家族愛が主なお話。
きらりの才能はそこまで重要な位置づけではなかった。

話の展開は悪くなかったけど、どうもすっきりしなかった。
小綺麗に纏まりすぎてて、面白みに欠けるというか…。
きらりが自分のために何かをするようになったのは良いんだけどね。
メジャーデビューしたのは才能がある設定だったからで、もし音痴でメジャーからのお誘いが来なかったとしても同じシナリオが成立しちゃうのは、少し勿体なかったと思う。

まとめは長くなりそうなので、次回記事に分けます。
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ゲーム [★★★★★]
キラ☆キラ

キラ☆キラ まとめ

全編ビジュアルノベルの体裁を取っている。
物語は主人公の一人称視点で語られてゆくのだが、そのタッチが良い。
ちょっと醒めてるというか斜に構えるキャラではあるのだけど、厨二臭さは無く、ついつい惹き込まれてしまう。

また、主人公の台詞を省き、主人公が考えたことがそのまま他人に伝わっていることが多々ある。
これもストレスなくサクサク進められる大きな要素になっている気がする。

とは言え、フルプライスのゲームでヒロインが3人となると、どうしても一つ一つのボリュームが大きくなる。
特に共通ルートは長い。
早足でプレイしても、共通で6時間、個別で5時間はかかる。

--- 共通ルート ---

バンドをやるにしても、その他の日常シーンにしても、とにかく楽しい。
「日常シーンが笑える・面白いゲーム枠」だったのだけど、間違いなかった。
ギャグ的な面白さというよりも、ツッコミの面白さが映えている感じ。
サブキャラ、村上の存在も大きい。
声優もいいしキャラも立ってる。

日常シーンでは、きらりの誕生日会がお気に入り。
きらりは幸薄い人生を歩んできているので、そこでのきらりの喜びようは、村上ではないが胸に来るものがある。
それを見た殿谷の台詞もまた良い。
「みんなが毎日、こんなに平和で楽しかったら、ロックなんか世の中に必要ないんだろうね。世界中のロックンローラーは、みんなの明るい笑い声と共に滅亡するんだ。そう思わないかい?」

殿谷の語るパンクロッカーに必要な二つの条件も面白かった。
アナーキーの精神とノーフューチャーの精神ね!

--- 個別ルート ---

オススメ攻略順
特になし、誰からやってもそんな違いはないと思います。
強いて言えば、紗理奈or千絵 → きらり1(鹿之助) → きらり2

個別ルート評価
千絵 > きらり1(鹿之助) > きらり2 > 紗理奈

ゲームジャンルが「青春恋愛ロックンロールノベル」なのだから、やはり音楽がテーマになったシナリオを評価したい。

私の一押しは、千絵ルート。
最後までバンドしてくれるし、なんと言ってもラストシーンが良い。
ロックンロールのチカラ、音楽の魅力に溢れているよね。
一つだけ、オーラスの「ロックンロール!」は主人公ボイスも欲しかった。

アニメ化するなら千絵ルートが一番映えるはず!
けいおんなんかよりずっと面白いアニメになると思うんだけどなぁ?

--- ライブシーン ---

単純な紙芝居ゲームにしては、かなりの完成度だと思う。
演出にしても、描写にしても、とても良い。
強制オートモードにして、曲とセリフ進行を合わせてシーンを作ったらもっと良かったかなぁとは思う。
私がやったのは無印版なので、COMPLETE ACTsだともっと良くなってるかも!

また、シナリオライターが元バンドマンだったらしく、それ関連の描写は説得力がある。
ステージに立ったときの心理描写、他のバンドマンの台詞や行動など、とてもリアルに感じる。
きっとライター本人やその知人の実体験を元にしているのではないか。
そう言った意味で、鹿之助ルートはかなり高評価です。

私が好きなのは、きらりルートの福岡野音と、大阪成功バージョンかな!

--- その他 ---

音楽
とても優秀。
バンドものは音楽でファンを獲得するものだと思っているけど、少なくとも私には当てはまっている。
オープニングは神曲。異論は認めない。
エンディングも個別だし、クオリティ高い。
BGMもパンクな雰囲気にとても良く合っている。


キャラクターがやや残念。
ハンコ絵というほどではないけど、あまり特徴のないアニメ絵になってしまっている。
個人的には、このゲームは話が面白いから女の子はどうでもいいんだけど、可愛いに越したことはない。
CGの使い方は良いし、枚数も多いほうかな?
こういう絵柄だと納得すれば、不満はない。

声優
優。
かわしまりのの安定感はやはりスゴいな。
村上はクオリティ高し。

Hシーン
おまけ。
そういうの目的では使えないし、そのつもりで作ってないと思います。
これだけ仲良くなりました、っていう儀式のようなもの。

システム
普通。
台詞再生中に次の文章が表示されると、強制的に台詞が終了させられてしまうのだけが不満。

--- 評価 ---

ちょいちょい話に「出来すぎだろ!」っていう所はある。
それはそれ、これはこれで割り切っちゃえば、とても楽しかった。

主人公たちは学園祭でライブをして、車で全国ツアーをする。
前者は高校生じゃなきゃできないことで、後者は高校生でもできないことはないが、どちらかというと大学生がしそうなことだ。
こういうところにエロゲーの矛盾を感じるというか、憧れる青春はフィクションの中にしか存在しないのだなぁと思ってしまうのは、私の考え過ぎか。

と、やたらベタ褒めな記事を書いてしまったのは、私がバンドをすこし囓ったことがあるからだと思う。
ステージに立ったときのこととか、なんとなく分かるし。
こんな風にバンドして、ライブするのに憧れちゃうな。
バンドにあまり興味のない人だと、私みたいには楽しめないかも。

面白い、じゃなくて、楽しい、なのが大事ね!
ちょっと甘めだけど、神作認定の★5評価です。
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ゲーム [★★★★★]
キラ☆キラ

キラ☆キラ カーテンコール First stage

神作ゲームなキラ☆キラのファンディスク、カーテンコールをプレイ。
どうもキラ☆キラは世間ではあまり評価されていないようだね。おかしいなぁ
2chとかにあるアニメ化してほしいもの挙げるスレとかでも全く名前出ないし。
いつアニメ化してもおかしくない作品だと思うんだけどなー?
よく布団の中とかで1話はこんな感じでーとか妄想してるよ!

FD1章は、原作から2年後くらいの話。
「第二文芸部」という名前は女子軽音部の代表バンドとして代々引き継がれることになったんだよね。
それは原作きらりルート2でもあった。
そして、鹿之助の妹の祐子がその第二文芸部に所属している。当然ベースで。

主人公は第二文芸部のギターボーカルの結衣の幼なじみ。
この吉本結衣ちゃんが1章ヒロイン。
あれ、麻美ちゃんはー?…

---

原作と比べて、やや臨場感に欠けるかもなぁ。
原作ライターの瀬戸口廉也がメインライターじゃないからなのかな?
ちゃんとしたライブシーンが1回しかなかったのも残念。
二代目第二文芸部のライブシーンも、もっとちゃんと描いてほしかったよー。

やっぱり主人公たちもバンドを組んでライブを目指して頑張るんだけど、ヒロインとは別のバンドなのも意外。
第二文芸部が女子軽音部所属だから仕方ないのかもだけどさ。
すんなりハッピーエンドなのとは違う、交差して1章が終わったのは悪くなかったな。

2章は初代第二文芸部メンバーが出てくるみたい。
やっぱきらりルート2を踏襲した設定なのかな
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ゲーム [★★★★★]
キラ☆キラ

キラ☆キラ カーテンコール Second stage+まとめ

カーテンコール2章は、HAPPY CYCLE MANIAで活動している村上がメイン。
スタンスは原作きらりルート1の、鹿之助の苦悩とちょっと似てるかな。
ただ、登場人物が増えたせいで色んな人間関係が絡み合っている。

村上のロックンロールに対する情熱とハピマニの復活、1章主人公の宗太と結衣の再会、和樹の病気、そして初代第二文芸部、いろんな要素を詰め込んできた。
全ての登場人物の後日談を盛り込んだ大団円を目指したんだな。

村上とミル、宗太と結衣の感じは結構良かったと思う。
村上の「ロックンロールは、熱いハートだぁ!!」からエンディングが流れるのはとても良かった。
エンディングでキラ☆キラを持ってきたのはちょっと驚き。

しかしエッチシーンがないとはどういう了見か。
アキのがないのは許す、フラグたってないし。
でも正直ミルのは期待していたよ!
確かにあの流れだと相手が村上だから…っていう葛藤はあるにせよ、そこだけは村上の声をオフにするから見せて欲しかったなぁ。

---

宗太の「ステージを見ろ!」のセリフからエンディングだと、一貫性がない気がする。
和樹の作った曲にそういうメッセージがあるのかと思っていたのに。
好意的に解釈すれば、キラ☆キラの2番歌詞がメッセージになっていたと思えなくもない。

  「もしいつか大切なものを隠されても
  きっと探し続けてくれると信じてる。
  でも幸せは握ってないと逃げちゃうから
  いいよ?あなたはあなたの未来を歩いて行って、」

  「振り向かないで。」
  違うってば!!

  君じゃなきゃ 君がそばにいなければ
  僕はただのおもちゃ
  いつまでも音を鳴らして続けてる
  壊れかけのJUNK
  だから夢と一緒に君を連れてく
  エンジンが止まるまで
  世界の果てへ

以下まとめ。

---

シナリオ
大筋は悪くはない。
和樹の病気とか、結構ベタな展開だなーって思ったけど、2章でちゃんと回収してきたから良かったよ。
大団円を目指しただけあって、お決まりの展開になりがちなのは仕方ないか。

登場人物がもっとロックンロールに打ち込んでいる姿を見せて欲しかった。
原作はそういうのがとても楽しかったのに。
スーパーでのゲリラライブしかり、ツアーしかり。

伏線を回収しきれていないのはちょっと痛いかも。
宗太の告白とかね。
いちおう結衣がメインヒロインなんだから、そこだけはしっかりするべきだったのでは。
宗太が「太陽になる!」って言ってたのは、ちゃんと回収したことになっているのだろうか。
せっかくの主人公なんだから、もっとガツンと太陽にしてやればよかったのに。

音楽
原作が神懸かっていただけに、やや残念だった。
というか、たぶんネタ不足なんだと思う。
少なくとも、2章で和樹が作った曲だけは、結衣に対するラブソングとして実装するべきだったと思うんだ。

そのせいで、ライブシーンも少ない。
せっかく曲がある二代目第二文芸部の学園祭のライブシーンは、もうちょっと本格的に作っても良かったんじゃないかなぁ。
エンディングは1部2部とも良かった。2部はやはり神

他の曲も、原作に比べるとちょっと見劣りしてしまうかも。
原作のは神曲揃いだったのになー。

BGMは相変わらず良いね。
新しく入ったBGMも悪くないと思う。
ちょっとロック色は薄くなったかなーとは思うけど。

キャラクター
一本道で結衣しか攻略できないのに、この項目は意味があるのか。
新キャラはみんな良かったよ。
男キャラも含めて。

ミルと麻里が攻略できないのはなぜだ!
分岐作って攻略できるようにするべきだろう。
絵は原作より可愛くなっている気がする。

声優
良。
ミルの声は好きだった。
ああいう声質がタイプなのかもしれない。
クレジットにはないけど、井村屋ほのかっていう人だという噂。ふむふむ

2章で実装された宗太の声優は上手かったね。
祐子の声も聞き覚えあるんだよなー。誰だっけ?

Hシーン
1回しかなかった。えー
分岐ナシの一本道だから仕方ないとは思うんだけどさぁ。
ちょっとがっかりだよ!
あ、その1回はなかなか良かったです。

システム
原作のノベライズ形式からアドベンチャー形式に変更された。
どっちでもいいけど、なんとなくノベライズ形式を残して欲しかったかなーって気はする。
その他は原作と一緒。
次のセリフ再生時までセリフを止めないオプションがついたのは評価。

---

やや消化不良の感があるゲーム。
ボリュームが少ないのはファンディスクだから目をつぶるにしても、分岐なしの一本道なのは残念。
1章で結衣ルートを選んだときだけ2章に進めるようにしたら良かったのに。

ライブシーンも少なかったなぁ。うーむ
やっぱり曲不足なのかな。

登場人物の絡みはそれなりに面白かった。
予定調和とはいえ、初代第二文芸部とハピマニの大団円は良かったね。
原作が楽しすぎたせいで評価が辛くなってしまっているかも。
カーテンコール単体では★3評価、キラ☆キラ全体では変わらず★5評価です。
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ゲーム [★★★★★]
キラ☆キラ

キラ☆キラ Rock'n' Roll Show 千絵ルート

ご無沙汰だったギャルゲー、久々にクリアしたのは不朽の名作・キラ☆キラのコンシューマ版「キラ☆キラ Rock'n' Roll Show」。
PS2版なので、エッチシーンはなし。代わりに、日常CGが増強されている模様。
大筋に大差はないので、二周目プレイの意味合いが強いかな。
本家キラ☆キラのほうの記事も割と適当になってしまっていたので、こちらもきちんと仕上げたいと思います。

---

まず攻略したのは、やはり第二文芸部部長で幼なじみのお姉さん、石動千絵から。
声を当てているのは、まりのさんこと、かわしまりの。
華はないけど安定感抜群な声優さんです。

千絵ルートのテーマは、誰が悪いわけではないのに状況が悪くなってしまう世の中の理不尽さ。
ひいては、「変わっていくこと」と「変わらないもの」につながっていく。

石動家のトラブルを、人と人とがきちんと理解しあえないから生まれたものだと言う千絵に、きらりは言う。

「あのね、みんな理解理解っていうけど、それだけで、本当に争いごとを避ける力になるのかなっ? それだけで、何もかも解決するの? 大体、みんなの言う理解ってなんなのっ?」
「あのね、世界には、絶対的に何かが足りないんだよ! みんなが、全員が幸福になるための、何かが足りないの! その足りないってことが作り上げた悲しみだとか苦しみが、別のつらいことの原因になってるんだよ!」
「あのね、世の中のいろんな、重要で深刻な問題ってね、こういう、理解だけではどうにもならない足りない苦しみが、細かく複雑に積み重なって出来ているんだよ! あちこちで形を変えて、千絵ちゃんの家では、たまたまお父さんの浮気って形で出ちゃったんだっ!」


千絵のなかには「浮気した父親を責める自分」と「自らの幸せを追い求める父親のことが理解できる自分」とが同居しているせいで、この問題に対してどういう態度を取ったらいいのか、自分でもわからなくなってしまっていた。

「ねえ、私はやっぱり、お父さんを嫌いにならなくちゃいけないのかな……」
「だって、こんなのひどいことだと思うんだよね。私はともかく、妹たちはまだ小さくて、両親が必要なのに、こんな一方的なことをするなんて……。だから、嫌いにならないといけないのかなって……」
  「嫌いになりたくないの?」
「そうなのかな? ……わからないんだ。もしかしたらお父さんが家を嫌になったのは、私たち家族の責任かもしれないし……」


世の中では、否応なしに悲しいことが起こる。
――それはなにが原因で、誰が悪くて、なにが正しいのだろう?
こう戸惑う女の子は、同じシナリオライター・瀬戸口廉也のゲーム「CARNIVAL」のメインヒロイン・九条理紗も同じだった。

「ねえ、何が悪いの? 親が子供にひどいことするのは、子供が生まれたからで、最初から子供が生まれなかったら、そんな悪いことなんか何にも起きなかった、だから、子供が生まれたのが悪かったんじゃないかって思うの」
「だけど、子供は自分から好きで生まれたわけじゃないよね? だから、そんな子供にひどいことするのは親が悪いとも思うの。どっちが正しいかわからないの。ねえ、学君、どっちが正しいの?」


結局、正義の反対にはまた別の正義があるように、世の中には「絶対的な正しさ」というようなものは存在しない。
この理不尽で腐った世界から目を背けたくて、千絵はバンド旅行という名の現実逃避に身を任せていく。

「悪いことじゃないさ。いつまでも逃げ切れるもんじゃないが、逃げてる間に捜し物が見つかることもある。この旅が終わるころには、それぞれが何か今までと違うものを見つけているといいな」


---

千絵はいつも優しい。
それは、変化が怖いから。
知っているものを受け入れていれば、新しいものを見ずに済むから。
けれど、それだけでは前に進めないことも、彼女は気づいていた。
旅行では知らないことが沢山あって、辛いこともあったけれど、それ以上に嬉しいことのほうが多かったのだから。

「私、思うんだ。一つ一ついやなことを乗り越えて、そのたびに、新しい難しい心配が増えていくだろうけど、そういうものなんじゃないかな。前に進むって」
「いまここで、嫌なことから逃げて、それで心は平和だとしても、それって、もっと、怖いことだと思うな。ねえ、鹿之助もそう思うでしょ?」


前に進む決意をした彼女に足りなかったのは、たった一つ、「勇気」だった。
それが、旅の果てで彼女が見つけた、世界を良くするためのささやかな方法であり、きらりの言う「全員が幸福になるために、この世界に決定的に足りない何か」だった。

---

幼なじみというのは、だいたい相手のことを異性として見られないもので、そこには他の異性よりも大きな溝がある。
千絵ルートでもそれは同じだけれど、その溝の埋めかたが上手い。
「幼なじみシナリオ」としての完成度も、地味に高いものだと思う。

「寂しいよね」
 そうだな、と、思う。
 昔はいつも一緒にいて、子犬同士がそうするように、じゃれあって遊んでいた。それはひなたぼっこをするような暖かく平和なものだったはずだ。
 それが僕らが成長するにしたがって、いつの間にか、いけないことに変わってゆく。僕らがそう思わなくても、世間は別の意味を付け加えていった。そして世間の付け加えた意味を理解すると共に、僕らの意識そのものも変わってしまう。
 そうして僕たちは時間をかけて、少しずつ、あの楽園から離れていったのだ。僕はその場所の風景を良く覚えてはいるが、もう戻れないこともよく知っている。今の僕は、昔と同じ気持ちでは振る舞えない。
 きっと千絵姉も同じだったろう。
 僕らはもう無邪気な子供時代には戻れないが、先に進むことは出来る。幼い関係を壊して、その上に僕らの成長に見合った新しい関係を築くということは、可能性としてそこにあるのだ。


付き合う二人のきっかけになったのも、千絵の「勇気」であり、その先に待っていた素晴らしいものたちも、「変わることを怖れずに前に進んだから」得られたものだった。
その勇気の言葉を叫ぶラストシーンは、青春モノとして、本当にキラキラした爽やかさを放っている。

---

永遠は存在しない。
このシナリオで、そのスタンスを曲げることはない。
それは時にシリアスで、でもそれでもいいんだと認める優しさは、翠ちゃんの言う「間違いだらけのパンクロック」と同じ雰囲気を持っているように思う。

「ねえ鹿之助、私たち、いつまで二人一緒に居られるのかな?」


千絵はふとそう漏らす。
永遠が存在しないことが怖かった。
いつか、自分たちも、両親のようなトラブルに直面することがあるのかもしれない。
彼女はそういうことに、おそらく確信を持っているのだろう。
なぜなら、世界は変わっていくものだから。

けれど、彼女はそれでもいいと、今では思えるようになっているはず。
半田良介の話が、いくつものライブを経た彼女には、自分の体験として実感できているのだから。

「音楽は時間の芸術って言うけれども、変化がなければ、心が動かない、心が動かなきゃ、オモシロくない。例え、悲しみの方向への変化だとしても……」
「……それはそれで、面白いものなんだぜ? 俺は思うに、これが人生を楽しむってことなんだ」
「なんだって、楽しむことは出来る……それは嘘じゃない」


そうして、いま、彼女は新しい世界へと、一歩を踏み出していく。
変わることを怖れない勇気を胸に抱いて。
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ゲーム [★★★★★]
キラ☆キラ

キラ☆キラ Rock'n' Roll Show 紗理奈ルート

「好きなことを好きなようにするというのも、なかなか難しいものなんですね」


「キラ☆キラ Rock'n' Roll Show」、2ルート目にクリアしたのは、やはり樫原紗理奈嬢。
病弱だけれど芯の強い、イイトコのお嬢さま。

声を当てているのは、小島めぐみ。
エロゲー声優ではなく、アニメ声優らしい。
しっとり目の声質は、紗理奈ちゃんによく合っていると思います。

---

紗理奈ルートのテーマは、人生で最も欲しいもの。
家族を早く亡くした彼女と、彼女の祖父が求めていたそれ。

「どうしてなんだろうな。どうして本当に欲しいものは手に入らないのだろう? それ以外は、なんでも手に入ったのに。全て死なせてしまった。祐司にも、可哀想なことをした」
「……わしの人生は、失敗だった。何もかも、間違えてばかりだ」
 そういえば、健一さんの遺書も同じことを言っていた。「欲しいものだけは手に入らなかった」と。
 おそらく、老人の欲しいものと、健一さんの欲しいものは、同じモノなのだったのだろう。


それがなんなのか、シナリオで明言されることはない。
けれど、紗理奈は鹿之助とならそれが手に入れられると信じている。
そして、鹿之助はシナリオの最後で、老人と共にそれを見つけかけていた。

「じゃあお前は、この小僧が将来何か成し遂げると考えているのか?」
「それはわかりません」
「だけど、私はそのようなことはどうでもいいのです。もっと大事なことは、別にあるんじゃないかと思っています」


---

私は思うのだけれど、彼らは皆、幸せになりたかったんじゃないだろうか。
家族に恵まれなかった彼らに必要だったのは、絆だった。

千絵ルートできらりも言っていた、「理解しあえなくても、幸せにはなれる」。
理解できなくても、信じることはできる。
好きなものを共有することはできる。
その象徴が、鹿之助と老人の渓流釣りだったのだろう。

とは言え、このシナリオでも、問題はなにも解決していない。
老人と本当に和解したわけでもないし、紗理奈が東京に戻ってこられる確約もない。
さらに言ってしまえば、紗理奈があと何年生きられるかもわからないのだ。
そう言う意味では「ハッピーエンド」と言いがたいという意見もある。

けれど、人には命よりも大切なものがある。
第三者がそれに価値を見出すかは別問題として、彼らはたしかにそれを手に入れた。
私は、それは本当にすてきなことだと思うのだ。

だからねえ
振り返ったら 痛み思い出して
ふり出しに戻ってしまうかもしれない
あと、あとすこしだけ進む力ください
解けない絆を結びたいの…明日の先へ

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ゲーム [★★★★★]
キラ☆キラ

キラ☆キラ Rock'n' Roll Show きらりルート1(鹿之助ルート)

3ルート目は、メインヒロイン・椎野きらりエンドその1。
私は便宜的に鹿之助ルートと呼称します。

18禁PC無印版と、全年齢コンシューマ版「Rock'n' Roll Show」ではルート序盤でやや違いがある。
きらりがギターの呪い(あるいは想い?)に取り憑かれ、広島に行くシーン、実在のバンド「ニューロティカ」が登場する。
これは、PC版制作当初からあったアイディアらしいのだけれど、さすがに18禁ゲームで使うわけにはいかないと、全年齢版になったところで登場させたらしい。
シナリオそのものにはあまり関係はないが、音楽をテーマとした作品で、音楽を続けている人たちが得たものの実例として示されるロティカは、世界観を深めるのに二役くらい買っていると思う。

「ロックってのは魔法だよね。俺は君たちくらいの年齢から、ずーっと魔法が解けないでいるんだ」


さて、鹿之助ルートは、きらりが世の中の重要で深刻な問題に巻きこまれ、彼女を失った鹿之助の話。
一周目の記事では、私はシナリオのテーマを「音楽は世界を変える」だと書いていたけれど、ちょっと違う気がしてきた。
テーマはおそらく「生きるためにはなにが必要か?」。

---

「あのね、何かを憎むと、心が疲れるじゃない。心が疲れると、間違ったことをする。だから、出来れば、俺は何も憎みたくないんだ。疲れるのは嫌いだしね。しかも、相手が世の中じゃ、憎んだってなんの意味もない」


千絵ルート、父親(ひいては家庭問題)について尋ねられた鹿之助は、こう述べる。
そこにあるのは、ある種の諦め。

鹿之助は、感情を持つことが無駄だと感じていた。
悲しい、辛いという感情を極力抑え込む。そうすれば、この理不尽な世界でもなんとか生きていけるはずだから。
嬉しいこと、楽しいこともわからなくなってしまうけれど、それも仕方がない。
それが彼の処世術だったのだ。
だから、彼は初めてきらりの幻影が現れたときも、胸の痛みにじっと耐えるだけで、涙一つこぼさなかった。

けれど、そんな生き方には限界がある。
おそらく、人の心はそういう風にはできていないのだろう。
その限界を超えたとき、彼はテニスを辞め、バンドを辞めようと考えた。
そうしたかったわけじゃない。ただ、そうしなければならないように感じたのだ。

幼少期、家庭に居場所がなく、自分がいないほうが世界がよくなるだろうと考えていた彼は、紗理奈ルートでこう述べている。

 僕は死ななくちゃいけないと思いつつも、それ以上に死にたくなかったのだ。
 そうした自分が、嫌だった。死にたくないだなんていう個人的なわがままな理由で、正しいことが出来ないなんて、自分が軽蔑するべきつまらない人間のように思えた。


つまり、鹿之助にとって「したいこと」と「しなければならないこと」はまったく別のことで、義務は感情に優先されるべきものだった。
そんな彼に、きらりの幻覚(あるいは、彼の深層意識)は言う。

「あのね、鹿クンはやっぱり、少し忘れものを取り戻さないといけないんだよっ。このまま進んでいったらオカしくなっちゃうよ」


そうして開けられた扉の先にあった忘れ物は、「テニスラケット」「ベース」「テープレコーダー」。
テニスも、バンドも、きらりも、すべて彼の宝物で、既に彼の心からは失なわれてしまったものだった。
そして、その時初めて鹿之助は気がつく。
自分はそれを手放してはならなかったのだと。

---

きらりの死を受け止め、鹿之助はきらりの愛したこのクソッタレな世界を、心のままに生きる。
それこそが、パンクなのだ。

少しだけ動き出した夜、越え
君の永遠はきっと歌の中
消えない

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ゲーム [★★★★★]
キラ☆キラ
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