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うみねこのなく頃に EP1 - Legend of the golden witch

 懐かしき、故郷を貫く鮎の川。
 黄金郷を目指す者よ、これを下りて鍵を探せ。
 川を下れば、やがて里あり。
 その里にて二人が口にし岸を探れ。
 そこに黄金郷への鍵が眠る。

 鍵を手にせし者は、以下に従いて黄金郷へ旅立つべし。
 第一の晩に、鍵の選びし六人を生贄に捧げよ。
 第二の晩に、残されし者は寄り添う二人を引き裂け。
 第三の晩に、残されし者は誉れ高き我が名を讃えよ。
 第四の晩に、頭をえぐりて殺せ。
 第五の晩に、胸をえぐりて殺せ。
 第六の晩に、腹をえぐりて殺せ。
 第七の晩に、膝をえぐりて殺せ。
 第八の晩に、足をえぐりて殺せ。
 第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。
 第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう。

 魔女は賢者を讃え、四つの宝を授けるだろう。
 一つは、黄金郷の全ての黄金。
 一つは、全ての死者の魂を蘇らせ。
 一つは、失った愛すらも蘇らせる。
 一つは、魔女を永遠に眠りにつかせよう。

 安らかに眠れ、我が最愛の魔女ベアトリーチェ。


最近の竜騎士について話していたら、ふとうみねこがやりたくなった。
6年か7年くらい前に一度プレイしていたのだけれど、最後までやり遂げた記憶がない。
そして、内容についてもまったく覚えていない。
私は物覚えがとても悪いのです。だからこういうブログをやるんだけどね。

というわけで、今更ながら、うみねこのなく頃に。
他にやらなきゃいけないゲームとか色々あるんだけどね、まぁいいよね。

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EP1は、順当なバッドエンド。
謎をすべて卓上に上げ、なにも解き明かさないまま、18人全員が殺されて幕が下りる。

ミステリー的な謎は以下の通り。
  1. 真里亞は誰に傘と手紙をもらったのか?
  2. 蔵臼・留弗夫・楼座・霧江・紗音・郷田の6人はどうやって殺され、シャッターに鍵をかけられたのか?
  3. 金蔵は密室だった(ように見える)書斎からどうやって出たのか?
  4. 絵羽・秀吉はドアチェーンによる密室で、どうやって殺されたのか?
  5. 嘉音は全員のアリバイがある中でどうやって殺されたのか?
  6. 源次・南条・熊沢は施錠された客間でどうやって殺されたのか?
  7. 夏妃はなぜ自殺したのか?

まぁ、いくつかは謎として成立していないものもある。
例えば、6の第五~第七の晩の殺人。真里亞は普通にいたからね、そこに。
あと、3のドアにレシートを挟んでおいたことによる密室の証明も、絵羽が一人でそう言い張ってるだけだからね、これもどうだろう?

一番しんどいのは、嘉音の殺害かな?
嘉音を追ってきた人たちが、どっかショートカットして中庭からボイラー室に入ってなかったら――の話だけど。
次にしんどいのは、実は魔女も触れてない「絵羽たちの部屋の扉に描かれた魔法陣」な気がする。全員にアリバイありそうだし。
んー、この瞬間まで金蔵が生きてたことにすれば、これはセーフなのかな? どうだろう

ただ、ベルンカステルが言っていたように、こういう目の前のことから取り掛かるのは、かえって魔女の思惑にハマっていくようにも思える。
私は人を疑うことを知らない春の子熊みたいな心をしているので、ミスリードとかすぐに引っかかりますよ!

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ちなみに、最初は横で艦これとか開いてる「ながらプレイ」だったんだけど、最初の殺人が起こったあたりからはノンストップ。
どうやらオチが不評だったらしいうみねこだけど、序盤は普通に面白い。
竜騎士のテキストは臨場感がすごい。酔いすぎって噂もあるけど、私は全然OKだと思います!
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ゲーム [★★★☆☆]
うみねこのなく頃に

うみねこのなく頃に EP2 - Turn of the golden witch

2週目のエピソード2。
とりあえず、事件をまとめてみる。

第一の晩 : 礼拝堂 / 蔵臼夫妻+絵羽夫妻+留弗夫夫妻
第二の晩 : 朱志香の部屋 / 朱志香+嘉音
第四の晩 : 夏妃の部屋 / 紗音
第五の晩 : 夏妃の部屋 / 郷田
第六の晩 : 夏妃の部屋 / 譲治
第七の晩 : 使用人室→中庭 / 南條
第八の晩 : 使用人室→中庭 / 熊沢

第九の晩 : 黄金郷 / 戦人+絵羽+真里亞+金蔵+源次

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ミステリー的な謎については、今回は「密室」にやたらとスポットが当たった。
礼拝堂も、朱志香の部屋も、夏妃の部屋も、使用人室も、ラストの魔女からの手紙が置いてあった客間も、すべて密室が成立しているように見える。
まぁ礼拝堂は、戦人が言ってたみたく、真里亞の手紙から鍵を抜いて、用を足してから戻せば全然いけるんだけどね。

シナリオ的には「魔女を認めない=登場人物を犯人にしなければならない」という現実についてスポットが当たる。
まぁこれについては、未知の19人目を仮定すれば縛りからは抜けられる。
さらに使用人の誰かが19人目と通じていると仮定するならば、マスターキーが好きに使えるようになって、大体の密室もなんとかなる気がする。

――なんて方面から考えるから、思考が袋小路にはまっていくんじゃないのかな?
ベルンカステル郷のアドバイスを下敷きにするなら、一番大事なのは客間の密室な気がする。
だって、封筒が置かれていただけって状況が単純だし、容疑者は最小限だし。
いたのは戦人・楼座・真里亞・源次の四人だけ。源次は部屋には入らずに去っていったっぽいから、じゃあもう楼座なんじゃないの?

EP1でも思ったけど、19人目はめっちゃ催眠術得意な人間で、鍵もってこさせたり封筒置かせたりしながらコソコソ隠れてれば、意外となんでもできちゃったりするんじゃないの? ダメ、こういうの?

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序盤の、譲治+紗音とか朱志香+嘉音のエピソードはちょっとタイクツ。
ベアトリーチェが玄関から入ってきたあたりから、なかなか楽しい。
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ゲーム [★★★☆☆]
うみねこのなく頃に

うみねこのなく頃に EP3 - Banquet of the golden witch

さくさくと3週目、絵羽にスポットが当たり、エヴァ・ベアトリーチェが登場するエピソード。
とりあえず、肖像画のエヴァはマジでカッコイイ。
可憐さと凛々しさという相反するはずの要素が同居している魅力って、これもギャップ萌えだと思いますよ!

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第一の晩 : 客間 / 紗音 → 2F客室 / 熊沢 → 3F控室 / 郷田 → 2F貴賓室 / 源次 → 地下ボイラー室 / 金蔵 → 礼拝堂 / 嘉音
第二の晩 : 薔薇庭園 / 楼座+真里亞
第四の晩 : 玄関ホール / 留弗夫
第五の晩 : 玄関ホール / 秀吉
第六の晩 : 玄関ホール / 霧江
第七の晩 : 薔薇庭園東屋 / 蔵臼
第八の晩 : 薔薇庭園東屋 / 夏妃

第九の晩 : 黄金郷 / 朱志香

今回のエピソードは、絵羽が犯人だったというオチがつく。戦人は絵羽に殺されてたし。
そして、初の生還者でもある。
というか、実は1週目も2週目も、最後に残ってた夏妃と楼座が犯人だったことにすれば、あんまり問題ないっぽい?
……18人しか島にいないことを赤で宣言されたのは、正直キツかったけどね。前回まではいたかもしれないし? ダメ、こういうの?

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ただ、最後の南條殺しについては、正直よくわからない。
赤で「南條を殺したのは、確かに人間である」って、魔女がやったって主張を認めさせるゲームだったんじゃなかったの?

これは屁理屈かもしれないけど、エヴァが赤で「金蔵は死亡している」「蔵臼は死亡している」ってやりはじめたあのくだり、「南條は死亡している」「以上、15人は死亡」って言われたんだよね。
すなわち、南條が死ぬ瞬間に14人が死亡していたとは言っていないよね?
生き残ってる戦人・絵羽・朱志香が犯人じゃなくて、島に18人しかいなくて、犯人が人間なら、死んでいたはずの人間がやったとしか考えられない。
そして、私のメモによると、留弗夫夫妻と秀吉に限っては、南條が生きている段階では赤で死亡が宣言されていないんだよね。
ふぅむ。

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EP3については、謎解きミステリー要素よりも戦人とベアトリーチェのやりとりに重きが置かれている。
しおしおとなっちゃったベアトもかわいかったけど、でも個人的にはエヴァが屈服したほうがかわいいと思うんですね!
そして、次のエピソードへの引きは今回が最高。
出でよ、エンジェ・ベアトリーチェ!
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ゲーム [★★★☆☆]
うみねこのなく頃に

うみねこのなく頃に EP4 - Alliance of the golden witch

縁寿が活躍するエピソード4は、六軒島の二日間よりも、盤外のもろもろに主にスポットが当たる。
というか、二日間はほとんどスルー。
譲治vsガァプとか、朱志香vsロノウェとか、マジで茶番だからね!
そろそろ反撃してもいいかな?

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本編はさておき、エピローグ的位置づけだったはずのお茶会での、ベアトリーチェと戦人のバトルはなかなか見物だった。
「金蔵」という右代宮家当主の名を世襲するという発想はなかった。
というか、私はEP4が始まってようやく金蔵がすでに死んでいる可能性に思い至ったからね。ミスリードひどい

戦人の「青」での詰めは、かなり暴論だったけど、それでも一応の整合性は取れているようにも思える。
でも、あのラムダデルタとかいう幼女が! あいつ超めんどくさいな
自殺でも他殺でも事故死でもなければ、もう自然死くらいしかなくない? 老衰的な?
身体に杭が刺さって死ぬのが自然な状況ってなんなんですかね? 天の裁きですか?

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このエピソードがなんとなくスッキリしないのは、「悪魔の証明により説明拒否ッ!!」が多すぎて、仮に戦人が勝ったとしても、謎が一個も解決できなさそうなところ。
その謎というのは、どうも六年前と現在の戦人が別人っぽい? みたいな伏線が関係しているっぽい?

ただ、縁寿と真里亞の「魔法」のエピソードで、「幸福」の定義についてのお話はとても含蓄があった。
いくら他人から見て不幸せに見えるような状況でも、自分が満足できれば、実はそれでいいのだ。
誰からも認められたい――承認欲求というようなものはすべて、自己満足へのプロセスでしかないのだから。
それを飛び越えて自分を認められる強さは、確かに魔法と呼べるようなものなのかもしれない。

しかし、そこに「愛」が絡んでくるとどうだろうか?
自己満足で完結する世界は、他人を幸せにできるだろうか?
幸せにしたい誰かがいたとき、この魔法はとても弱いようにも思える。
その誰かも魔女ならいいんですけどね!
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ゲーム [★★★☆☆]
うみねこのなく頃に

うみねこのなく頃に EP5 - End of the golden witch

煉獄の七姉妹で誰が一番かわいいか考えてたら、EP5が終わっていた。

エロゲー的には、末っ子なアスモたんが一番かな? だって色欲な子だし!
ギャルゲー的には、三女なサタンがよさそう。雰囲気ドSだけど実はドMとか、まるでツンデレみたい!
でも、四六時中怒られてたらかなりテンション下がる。豆腐メンタルな私には、ちょっとハードル高い……

なら、長女のルシファーはどうだろう?
2話で嘉音とのバトルに負け、馬鹿にされまくりながら涙目で妹たちに助けを求めてさせられたルシたんの情けなさにはキュンキュンしたよ!

しかし、私の結論は、四女のベルフェゴールちゃんが一番かわいいことになりました。
怠惰を司るベルフェたんにたくさん甘やかされたいのです!
えっ、堕落させられちゃうって? これ以上落ちようのない私に死角などあるものか!

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今回のゲームは、4話目で戦人に論破されかかったベアトリーチェが脱落してラムダデルタがゲームマスターとなり、ベルンカステルの駒・古戸ヱリカが探偵役となって登場する。
ヱリカが有能すぎ……というか、探偵権限とノックスの十戒が強すぎ。
探偵が調べても見つからなかったから隠し扉は存在しない――とか、一晩中壁の向こうで聞き耳立ててたからアリバイ成立――とか、いろいろやばすぎ。

どうしてベアトリーチェが廃人になっちゃってたのかよくわからなかったけど、とりあえずベルンカステルは夏妃を犯人に仕立て上げることで、魔女幻想を打ち破ることにしたようだった。
夏妃以外が犯人でない真実しか存在しないのなら、猫箱を開けずとも、夏妃が犯人であることが真実になるのだ。
なかなかの暴論に思えるけれど、現実ってこういうものだよね、たしかに。
戦人が「自分が犯人である」説でこれを覆そうとするところでエンディング。

戦人が本当に19年前に崖から突き落とされた赤ん坊だったのかはさておき、私たちが戦人だと思っていた主人公が「右代宮戦人」でない可能性が存在するのだろうか。
赤で「右代宮戦人は犯人ではない」と言われたことがあった気がするのだけれど、もしも戦人が戦人でなかったのなら、主人公が犯人であることだってあり得るのか?
ベアトリーチェは、主人公に「お前は右代宮戦人ではない」ということを伝えるために、こういう謎を用意しているのか。

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とりあえず、今まで青き真実として許されていた猫箱の中身を、がんがん赤き真実で確定させていくラムダデルタとベルンカステルがだるいシナリオでした。
ものすごく後味が悪いのは、EP6への伏線なのか。
っていうか、ワルギリアがくれた「右代宮夏妃は犯人ではない」の赤き真実が「根拠がないなら無効」って、そんなのアリなの? 根拠も脈絡もいらないから赤き真実だったんじゃないの? いつからローカルルールが適用された?

まぁ「金蔵を書斎から脱出させる方法」でのバトルはマジで盛り上がったけどね。
ベアトから戦人へのバトンタッチのタイミングがすごい。竜騎士テキストの面白さを再確認してしまった。これぞ才能だ。

でもね、黄金の真実ってなに? そろそろ勘弁して。だんだん面倒くさくなっていくよ?
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ゲーム [★★★☆☆]
うみねこのなく頃に

うみねこのなく頃に EP6 - Dawn of the golden witch

戦人がゲームマスターになって、第六のゲーム。
戦人がベアトリーチェの用意した謎をすべて解き明かしたことをお披露目するためのエピソード。
つまり、ほとんど最終話。
しかも、やたらと長かった気がした。

今回も人間側のプレイヤーは、古戸ヱリカ嬢。
ただ、今回は探偵権限を宣言しないので、前回ほどはだるくない。
逆に、戦人の慢心のせいで展開が面倒。
やっぱりゲームマスターはベアトリーチェがふさわしいよね。落ち着いてみてられないもん、マジで。

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最近、六軒島の二日間以外の、盤外のもろもろにスポットが当たることが多い。
観劇の魔女と縁寿のエピソードとか、本当に必要だった?
単に7週目をさせるための布石だったんじゃないの?

ファンタジーとミステリーのバトルモノだったはずなのに、だんだん愛とか恋とかのお話になってきて、ちょっとテンポがよろしくない。
結局、ゲーム盤上では第二の晩も終わらなかったからね。
登場人物の出てくる階層が分かれすぎてるのも、なんだか混乱しそう。今のところはついていけてるけど。

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たぶん、この物語は戦人に好かれたい女の子のお話なんだろう。
ベアトリーチェ(妹)は、その一番純粋な部分だけを抽出した存在。
けどそうなると、卵が先か鶏が先か? みたいなことになりそうな気もする。
まぁラスト2話、ゆるゆると進めていきましょう。
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ゲーム [★★★☆☆]
うみねこのなく頃に

うみねこのなく頃に EP7 - Requiem of the golden witch

第七のゲームは、フェザリーヌとベルンカステルの答え合わせ的な、ベアトリーチェという存在にスポットを当てたシナリオ。

そもそものベアトリーチェ一世は、金蔵に10tの金塊を与えることになる、イタリアから来た少女。
どうして死ぬことになったのかは描写がなかった気がしたけれど、おそらく天寿は全うできなかったのだろう。

ベアトリーチェ二世は、九羽鳥庵で楼座が出会い、崖から落ちて死んでしまった少女。
これは金蔵とベアトリーチェ一世の娘であり、金蔵がベアトリーチェの生まれ変わりとして偏愛した少女である。
第六のゲームでのベアトリーチェ(妹)は、この少女がモチーフか。

そして1986年のベアトリーチェ三世は、金蔵が夏妃に授けた赤ん坊の19年後。
260万分の1くらいの確率で、その赤子は夏妃に受け入れられて「右代宮理御」として成長する。
残りの確率で、使用人として成長し、ある日魔女になる。

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この理御にならなかったベアトリーチェのことが、正直ピンとこない。
六軒島にもともとあった悪霊伝説と一緒に神性を得たことはわかった。
けれど、実態はどうなっていたのだろう?
ずっと六軒島にいたっぽいことになっていたけれど、ご飯とかどうしていたのかな?
それとも、使用人であることを辞めた日に、人間も辞めてしまったのかな?

6年前の戦人の罪についても、紗音に対するそれとしては理解できた。
が、その恋心をベアトリーチェに移すって、ちょっと意味が分からない。
それよりも、理御になれなかった存在が紗音となり、そのまま恋心を燻らせていたって考えたほうがよっぽど自然だよね。

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しかし、本編は割とハッピーエンドっぽかったのに、Tea Partyが鬼畜すぎてわろた。
なるほど、このゲームで一番カッコいいのは霧江だ! って力説してた人の気持ちがよくわかった。
縁寿はいつまでも救われない女の子なんだなぁ。
私の不憫萌え属性をわさわさしてくれます!
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ゲーム [★★★☆☆]
うみねこのなく頃に

うみねこのなく頃に EP8 - Twilight of the golden witch

ゆるゆると第八のゲームも終わらせて、うみねこ全クリ!
EP8は、12年前から6歳のままだった縁寿ちゃんが、大人になるお話。

とりあえず、最終試験は「魔法」を選んだほうがハッピーエンドなんですよね?
しかし、ちょっと私の理解の斜め上のお話だったような気がします。
っていうか、ベアトリーチェって一体なんだったの?

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ちょっと使い古された題材な気はするけど、シュレディンガーの猫箱を使って「真実とはなんなのか?」という命題にスポットライトを当ててくるのには興味深い。
余所には真実はいつも一つだと力説している人もいるけれど、たしかに観測者(朗読者)の数だけ世界は存在して、その数だけの真実が存在する。
そう思えば、観劇の魔女が最上位の存在として君臨しているのも納得できる話だ。
一切の主観の入らない視点でのみ真実は真実として存在できるのだからね。

つまり、価値があるのは「私にとって都合のいい真実」であり、例えば絵羽の日記などという期待外れの真実には価値がなくなってしまうのだ。
とは言っても、さすがの縁寿ちゃんもあの手のひら返しは正直どうかと思ったよ?

とにかく、信じなければ奇跡は起こらないし、信じる心が真実になる、といった内容のシナリオだったと思う。
こんな感想文しか書けない私は、最後の問いで迷いなく手品を押してしまう人間です。

以下、ちょろっとまとめ。



総評

噂に違わない、前半めっちゃ面白いけど後半ビミョーなゲームでした。
「心」とか「信じるチカラ」とか、そういう少年マンガにありそうな展開が好きな人には全編楽しめそう!。
けれど、盛り上がってるところで、えっ? あれ、どういうこと? ちょっともう一回言ってみて? とか言っちゃう私みたいな人間には、あまり向いてないのかも。
思ってみれば、竜騎士シナリオでは毎回同じ感想を抱いてる気がするな……Rewriteとか……。
いや、ひぐらしは最後まで疾走感に溢れていたっけかな!

前半のファンタジーvsミステリーのバトル要素は、純粋に燃える展開だったことは間違いない。
その種明かしとか、あるいは六軒島の真実なんかがなにも語られなかったあたりが、不完全燃焼を感じちゃう原因っぽい。
まぁそれもシナリオライターの言うところの「猫箱の中身」なんだろうけど。

評価は★3つ、良作認定です。
ちょっと長かったかなぁ。6話くらいにまとめてほしかったかも。
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ゲーム [★★★☆☆]
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