Entry Navigation  [カテゴリ別アーカイブ]

とらドラ! 1~3話


2015年最初の記事は、OPEDを見ただけでそれとわかる、JCスタッフ制作・長井龍雪監督作「とらドラ!」で。
ラノベ原作アニメは敬遠していたのだけれど、人から薦められたのと、そういえばハルヒも原作ラノベだけど★5つけてるなぁと思い出したので。
いいところはちゃんと褒めるけれど、気に入らないところはきちんと貶します。

1話 虎と竜

登場人物の紹介と、物語の始まり。

お人形さんのような外見で、実は暴力が得意で生活能力皆無なヒロイン。
暴力が得意そうな外見で、実は料理上手の世話焼きな主人公。
そして、主人公の高須竜児はヒロインの親友に惚れていて、ヒロインの逢坂大河は主人公の親友に惚れている。
なるほど、ラブコメの教科書になりそうな設定だ。

木刀を振り回して全力でボケて、ダンボールに詰まった黒歴史を振りかざして全力でツッコむ。
何事も全力は気持ちがいいね!

ただ、汚い台所を見て「頼む、掃除させてくれ!!」は正直どうかと思ったけど。
大河を手懐ける気満々じゃないの。ギャルゲーなら完全にフラグ立ったよ?

2話 竜児と大河

2話目にしてなぜか最終回チックな展開。大丈夫か、このアニメは?
これからしばらくは竜児と大河で互いの想い人攻略共同戦線を張るラブコメ展開かと思いきや、それはAパートであっさり終了、Bパートで大河が北村に告白。マジか。

この時点で、すでに竜児の心は実乃梨から大河に傾いているように思える。
「一緒にいる」ってそういうことでしょう。
実乃梨のことほっといて、告白しようとする大河のこと探しに行ってたし。
じゃあなに、これから先、気になる女の子が他の男にアタックしつづける様子を2クール見せられるの? 発狂するよ?

そもそも、北村の断りかたもどうなんだろう。
……つーか、あれは断ってるのか?
好意的に見れば、大河は竜児と付き合ったほうがいいと思うからその告白は受けられない――ということなんだろうけど、それにしても、ねぇ……。
私まで電柱を蹴飛ばしたくなりました。

とにかく、Aパートのラブコメ展開は面白い。顔面パスを敢行する大河とか。
しょっぱいクッキーを食べて「うめェ」とか言っちゃう竜児は、やっぱりどうかと思ったけど。
これで大河ルートのつもりじゃないと言うなら、天然ジゴロと言う他なし!

3話 君の歌

櫛枝実乃梨回。
勤労少女なみのりんと、恋する少年高須竜児の、縮まったようなそうでないような距離の話。

……でもね、まず言わせていただきたい。
この話は2話より前にやるべきだったんじゃないんでしょーか!
主人公が実乃梨に惚れている顛末を伝える回なんだろうけど、いかんせん2話のヒキが強すぎるよ。
みのりんを見て鼻の下を伸ばす竜児に目潰しをくれる大河が、まるでヤキモチを焼いているようにすら見えてしまうもの。
実際は親友を守っているだけなんだろうけど。
まぁいいけどね、好きな人を一人に絞らなきゃいけないだなんてルールはどこにもないものね!

コメディ回としての出来はなかなか。
自転車押して全力疾走な大河と、蔵にかけたはしごを蹴落として竜児を制裁する大河にはわろた。
category
アニメ [★★☆☆☆]
とらドラ!

とらドラ! 4~6話


4話 あのときの顔

北村祐作回。
3話での竜児→実乃梨と対をなす、大河→北村の恋心について。

嬉しかった。いいんだって思えたから。そのままの自分を必要としてくれる――そんな人がいるんだって。


私たちの多くは学校に行き、労働をし、ルールを守り、自らにモラルを課す。
そうしなければ「ごくつぶし」「うんこ製造機」「なんで生きてんの」「死んだほうが社会のため」などと言われてしまうからだ。

誰かに認められたい。ここにいていいんだって言われたい。
そうした感情を「承認欲求」といい、人はそれを満たすことで「アイデンティティ」を確立する。

なにか(家庭環境?)につまづいて自己を見失いかけていた大河は、北村に「そのままの自分が好きだ」と伝えられる。
彼女にとっては、それが存在証明に他ならなかった。

しかし、人間は罪深い生き物なので、一つの欲が満たされると、次の欲が生まれてしまう。
誰でもない、あの人に認められたい――と。
だから、想いを伝えてくれた北村の、あの時の表情がほしかったのだ。

とにかく、恋する少女な大河はかわいい。
純粋で、真っ直ぐで、真剣で、儚くて。
あんなに暴力が得意で、自信満々に肩で風を切って生きているように見えていながら、それはすべて彼女の仮面。
きっと、中身は誰よりも傷つきやすく、繊細な少女なのだ。
ひょっとしたら、助けを求めてさえいるのかもしれない。エヴァのアスカみたく。

(だから私を見て!)


……こんなことを大河に言っちゃダメだよ。
間違いなく「アンタを殺して私も死ぬ!!」とか言って木刀を振り回してくるからね。

しかし、とにかく北村が意味不明。大河が気になっていたのに、2話のあれはなんだ。なんで告白を断ったんだ。
やっぱり、大河が自分の前で見せる顔よりも、竜児の前で見せる顔のほうがすてきだと思ってしまったからか。
とにかく、この騒動は北村が諸悪の根源な気がする。アイツがワケわかんねーから、話がややこしくなっていくんだ!
……なんてことをぐちゃぐちゃと考えさせられるくらいなら、2話なんていらなかった。マジでなんだったんだよ……。

5話 かわしまあみ

新キャラ登場回。マジキチなのが来た。どうした
展開に新しい動きが出て、楽しくなってきたけどね。

しかし、結局今回の騒動の発端も、北村のせい。
北村が亜美の本性が気に入ってる――とか言って竜児と大河にお披露目したりしなければ、こんな波乱も起きなかったし大河が泣くこともなかった。
なんだアイツは。疫病神かなにかか?

でも「あれぇ~? なんかこのヘン、縮尺おかしくな~い?」にはわろた。
ちょこちょこギャグセン高い。認めざるをえない。

6話 ほんとの自分

川嶋亜美回、その2。
なるほど、亜美ちゃんは竜児=大河への当て馬なわけだ。
たしかにね、亜美ちゃんいなかったら、竜児と大河の気が変わったらすんなりくっついちゃうもんね。

正直、亜美がなにを言ってるのか、ちょっとよくわかんなかった。
あの性格が悪いのも作り物の自分で、ストーカーが怖くて逃げ出しちゃうような臆病な少女が、本当の自分ってことかな?
category
アニメ [★★☆☆☆]
とらドラ!

とらドラ! 7~10話

7話 プールびらき

大河、おまえもしかして……貧乳、なのか……?


見りゃわかんだろアホか! な水着回。
ラブコメ水着回としての出来は上々。
カップを手作りされて、それでいいのか! な大河ではあるけれども、それを竜児に入れられちゃう展開はGood!

しかし、6話のヒキでの竜児×亜美疑惑に関しての顛末は、あやふやなまま。
まぁそれが夏休み亜美ちゃん別荘での水着回へとつながっていくのなら、それでいいんだけどね!

8話 だれのため

水着回その2、大河vs亜美・50m自由形一本勝負!

大河がブチ切れてたのは、自分のことをわかってくれないから。
もちろん、有象無象に自分の心を見透かされるのは、とても不愉快なこと。
わかってほしいのは、限られた親密な人だけ。たとえば、竜児とか。

竜児が亜美の別荘に行ってしまえば、竜児と実乃梨の距離が縮まらないから――かなぁ。
それか、トトで自分に張ってくれた竜児の期待に応えたいから――か。
しかし、いずれにせよ「竜児は私のだ!」はどうなんだろう……。
号泣しちゃう大河はめちゃんこかわいいけど、北村との距離はますます離れていくよーな。
というか、これ完全に北村ルート外れてるよね? 大河ちゃん、これでいいの?

とりあえず、大河の巌流島+不意打ちビキニ剥ぎ取り作戦にはわろた。

9話 海にいこうと君は

夏休み、別荘回その1。

櫛枝さんの幽霊の話。
幽霊はいるって信じてるけど、見たことないし、見た人の話も信じられない。
いつかは好きな人と結婚して幸せになるって信じてるけど、誰かとそんな感じになったことないし、そういう話もとても遠くに感じられる。

……わかるよーな、わからないよーな。
とりあえず、高須クンが恋愛対象として見られてないってことだけはわかった。前途多難だね!

10話 花火

夏休み、別荘回その2。
みのりん肝試しビビらせ大作戦!

たしかに人を騙そうとしている人間こそが騙しやすいって言うよね。
みのりんは小悪魔かわいい! ちょっと瞳孔開き気味だけど!

そして、とうとう竜児は亜美ちゃんにまでコナかけはじめたね?
どうして実乃梨が好きだって言わなかったんだろう。
肝試しをしようとするのが「好きな人をいじめちゃいたい」的コドモな理由じゃなく、「夢を現実にしたい」なんていう青臭い理由で、さすがに気恥ずかしかったからか。
category
アニメ [★★☆☆☆]
とらドラ!

とらドラ! 11~13話

11話 大橋高校文化祭【前編】

秋、1期終盤に向けて。
文化祭でなぜかプロレスショーをやることになった2年C組と、大河の父親について。

大河の抱えている問題は、自分より後妻を選んだ父親のこと。
だから「捨てられた」と思い、北村に惚れることにもなるのだね。

家族がいるのなら、一緒に暮らすべきとまでは言わないが、ある程度は近しい距離にいるべきだと、私も思う。
しかし、そう大河に進言する竜児は、「大河のため」と言いながら、父親がいない自分の憧れを大河に押し付けていることに気づいてしまう。

もちろん、100%人のためになにかを為すなど不可能だ。
どんなに尽くしているように見えても、そのこと自体に自分が満足してしまうのだから。

ただ、問題は「本人がどう思うか」ということ。
大河が「自分のために言ってくれているんだ」と思ったのなら、それもまた真実。
あるいは、今まで積み上げてきた信頼の証なのかもしれない。

12話 大橋高校文化祭【中編】

プロレスショーと、大河の父親に対する見方を巡って対立する竜児と実乃梨、約束を反古にする大河の父親。

父親に関する情報が少ないせいで、竜児と実乃梨のどっちの肩を持てばいいのかよくわからない。
後妻と別れるからって実娘になびく安直さはどうなのかなーと思わないでもなかったけれど、大河の様子を見ていれば彼女には親が必要なんだとも思ってしまうので、まぁいいか……というところ。

だけど、学園祭を見に行くと約束しておきながら反故にするのは、ちょっと戴けないかな……。
大河ちゃんずいぶん期待してたみたいだしね。
のっぴきならない事情があったとして、理解も納得もできたとしても、一度ついた傷は簡単には癒えない。
信頼とはそういうものだし、大河がその傷を負うのは(おそらく)初めてではないのだから。

プロレスショー自体は悪くなかったね!
行かず後家な担任の赤い糸のくだりはわろた。

13話 大橋高校文化祭【後編】

1期最終話。ミスコンと、結局大河を裏切った彼女の父親。

竜児はずいぶん自分のことを責めていたようだけど、それはさすがに結果論な気がする。
みのりんとは手にしていた情報量が違ったわけだし。
まぁ同じ情報を手にしていても竜児は同じことをしたと思うけどね。
彼はどうやら父親というものに幻想のようなものを抱いているようだし。
だからこそ、大河の父親のところに乗り込んで制裁くれてやる――みたいな発想に行くのが自然だと思うのだけれど、どうなのだろう。それは2期でやるのかな?

ミスコンのステージで、大河は吹っ切れたようだった。
一歩間違えれば心が折れてしまいそうな逆境で、信じたかったものに裏切られても傷つかない鎧を身にまとうことができたからなのかもしれない。
あるいは、それを親離れと呼ぶのかもしれない。
category
アニメ [★★☆☆☆]
とらドラ!

とらドラ! 14~16話

14話 しあわせの手乗りタイガー

触ると幸せになるらしい都市伝説を流布された大河と、それぞれの願う幸せ。

風が吹けばなんとやら――なこの手の噂は、私はまったく信じないタイプだけれど、キャラクターのそれぞれの思いを浮き彫りにするこのやりかたは、なかなか上手だと思う。
とりあえず、「ほら、好きなだけ触って! いっぱい、思い切り触って!」な大河ちゃんがぐうかわだったので、いいね!ボタンを押したい。

だいたい、幸せってのは振り返って気づくもの。
竜児だって十分幸せだと思うよ、大河とあんなに一緒にいられるんだから。
結局、いつもと変わらない明日がやってくることこそが幸せなのかもしれない。

つか、天然ジゴロなのもいいけど、女の子にブタ肉をプレゼントするのはどうかと思う。
せめて家に招いて生姜焼き作ってやればいいのに。
……あれ、もっとジゴロだね?

15話 星は、遠く

突然わかりやすくグレはじめた北村回。
前話でフラグが立っていたけれど、どうも生徒会長絡みらしい。

おかげで高須家に家出してきた北村との距離が縮まったようで、喜んでいた大河。
けれどそれもつかの間、北村の悩みや気持ちを無視してはしゃいでいた自分に、自己嫌悪してしまう。

こんなんじゃ、北村くんの助けになれない、助けてあげられない……。


人との距離はそう簡単に縮められない。
だからこそ人は恋をして、優しくなりたいと願う。
恋する乙女な大河ちゃんはかわいいですなぁ。
ま、そんな気持ちを打ち明けられる高須は、相当近距離なんだと思うけど。

つーか、北村に直接悩みを聞いちゃダメなのかな?
すぐそういう早漏な発想に行っちゃうから、私はいつまで経ってもモテないのかな??
とにかく、北村を発起させようと生徒会長に立候補しちゃうのは斬新なアイディアだった。

貴様らの高校生活を鮮血の記憶と共に、もっ、もぐっ――モルグに葬り去ってくれるわぁっ!!


16話 踏みだす一歩

北村回その2。
そうか、北村は生徒会長が好きだったのか……な、ダブル失恋話。

北村の想いを見せつけられ、再び恋に敗れた大河の、清々しいまでの八つ当たりはすばらしかった。
あの直情的な行動力は、間違いなく彼女の魅力だね!

大河の殴り込みは、好意的に見れば、北村の想いそのもの。
北村の――あるいは大河の――怒りや悲しみなんて、本当ならどこにも行き場なんてなく、腐っていくだけだったはず。
それを、彼女はあの木刀でもって救おうとしたのだ。

こんなことは……間違っているだろうか?


どこかのヘッポコ天使が言っていた。

無力なのは仕方ないじゃないですか。なにかを変えられるかどうかじゃないんです。力になろうとしてあげることが大事なんじゃないですか?
自分の力になってくれようとしてる人がいる……それがその人にとってはすごく力になることじゃないかと思いますよ。


けれど皮肉なことに、大河が自分の心のままに行動した結果、会長と北村は自分の心に素直にならないことを選んだのだ。
人はどうして好き合っているだけでは幸せになれないのだろう? 私にはわからない。

わかるのはただ――この足は、止まらないということだけ。

category
アニメ [★★☆☆☆]
とらドラ!

とらドラ! 17~19話

なぜかこのタイミングでOPEDが2クール目の冬仕様に移行。
個人的には1期仕様のが好き。OPの大河ちゃんがやたらめったらかっこよかった!

17話 クリスマスに水星は逆行する

伝説の絶壁背景回、兼・櫛枝実乃梨回?
なぜか元気のない実乃梨と、大河と北村の距離が縮まっていくのを見てモヤモヤする竜児。

竜児が感じてるのは、ヤキモチと言うよりも、同じ目標を共有している同志としての出遅れた焦燥感みたいなものなんじゃなかろうか。
それよりも、実乃梨が抱いているらしい「罪悪感」とはなんだろう?
オトナな亜美ちゃんは見透かしているっぽいけども……。
まさか、2話あたりの大河と竜児がイイカンジーとか勘違いしちゃったせいで大河の恋路を邪魔してしまった――とか考えてるんじゃないよね?

とりあえず、いつもの根拠不明オーバードーズ気味な自信をほとばしらせて「いい子にしてないとサンタさん来てくれないから」とか言っちゃう大河ちゃんはかわゆす。

18話 もみの木の下で

なぜか竜児を避け気味なみのりんと、クリスマスパーティの準備回。

最近のみのりんはやらかし気味。
上の空というか、間が悪いというか、不運というか……。

まさかと思うけど、実乃梨も北村のことが好き――とか、そんなんじゃないよね? それはさすがにくだらないよ?
16話の大河のカチコミで気づいちゃったのかな。大河が本当に北村のことを好きだったことを知らないまま、北村と仲良くしてた自分の、親友への思いやりのなさに?
いちお言っとくけど、これでみのりんが抱えてる悩みが後出しだったら怒るからね!

でもだいたい、傷ついてるときに手を差し伸べるのが、恋のショートカットだもんね。みのりんルート復活の兆し!
「竜児くん……」「おう」「竜児くぅん……っ!」「ここにいるぞ」のくだりはイケメン。

ところで、どーでもいいんだけど、クリスマス前日にクリスマスツリーをくれる人がどこにいるのか?

19話 聖夜祭

12月24日、クリスマスパーティ本番。

大河ちゃんってば「みのりんは竜児のことが気になってる」「二人は両思いだ」とか言ってたけど、いつの間にそういうことになってるんです?
実乃梨の場合、大河には竜児が必要だ、だから私は身を引こう――って考えてる気がする。これは納得できる。
けど、その他の登場人物がなにを考えているのか、錯綜していて把握しきれていない。

どうして大河は北村になにもせず帰ってしまうのか。
どうして竜児は実乃梨が来るのを待たずに大河のところに行ってしまうのか。
どうして大河はあそこで号泣しちゃうのか!
……つまりあれですかね、みんなハーレムルートに入りたいんですかね?

亜美が言ってたね、どうしてパパ役なんてやってるの? って。
やっぱり大河には父親が必要なんだろう。彼女を見て、守って、愛してくれる存在が。
人一倍寂しがり屋だからね、大河は。

けれど、それを同い年の17歳の少年がこなすのは、たしかに倒錯しているように思える。
誰も傷つかない優しい世界が本当にあればいいけれど……。

きっと最初から間違ってたのよ。大怪我する前に目を覚ましたら?

category
アニメ [★★☆☆☆]
とらドラ!

とらドラ! 20~22話

20話 ずっと、このまま

年明け、修学旅行準備編。
竜児と手をつなごうとしたみのりんが赤面していた。ハ?
とにかく、大河が一人立ちしないと、実乃梨は竜児と付き合えないらしい。

「なんで年明けてからうちに来ないんだよ?」とか言っちゃう竜児は、ちょっと共依存気味。
実乃梨がダメなら大河か。それでいいのか。
よくないことをわかっているから、大河は竜児と実乃梨をくっつけたがっている。
大怪我してるのは、フラれた竜児だけじゃない。竜児の優しさに慣れてしまった大河も、また。

21話 どうしたって

スキー旅行と、少女たちの想い。
衝撃のラストのせいで、寝付きも寝起きも悪い。そして2回見直した。

北村くん……あのさ、ご利益ないね、失恋大明神……。お願いしたこと、全然叶わないんだもん……。
この気持ち、全部消して、私を強くしてって……。
ダメだよ全然……どうしたって、竜児のことが――


大河が北村の前に出てもテンパらなくなってたのはいつ頃からだ?
16話の大河vs生徒会長あたりからか?
北村の近くにいることに慣れてきたんじゃなくて、北村の存在感の比重が減ってきていたから、キョドらなくなっていたんだなぁ。

どうしたって、竜児のことが――好きなんだもん……!


そんな想いに自覚がありつつも、竜児と実乃梨に幸せになってほしいから自分は身を引こう――前話の「一人立ち」はそういうことだったわけですなぁ。
なるほど、じゃあつまり大河と実乃梨は同じ人を好きになってしまったわけで、互いに遠慮してるっていう。
……だから、みのりんはいつ竜児クンに惚れちゃったのさ?

まぁみのりんの罪悪感も、親友が好きな人を好きになっちゃったーみたいな類のものなんだろう。
あるいは「親友が好きな人を、自分に振り向かせてしまった」か、まぁそのあたりか。
どうやらこの作品のテーマは「わかっているようで全然わからない自分の気持ち」にある気がする。
多感な少年少女たちが心のままに生きる、それがどれほど難しいことか?

そして、やたらとイラついてる亜美はなんなんだ。生理か。
それとも、亜美もやっぱり竜児のことが好きだからか。
亜美の場合は、もっと純粋に竜児の幸せを願っているようにも見える。
だから周りの人間が煮え切らないせいで状況が混乱していくのが苛立たしいのかな。
まぁ今回はあーみんが完全にトラブルメーカーでしたけどね。

こっそりメール覗いたり本音トークを聞いちゃったりして本心を知る――ってよくあるやつだけど、個人的にはちょっと反則かなーって思う。
ま、展開のご都合主義は置いておこうか。大事なのは登場人物の心の動きだしね。
「スキー場スタッフ総出で探しても見つけられなかった大河を、どーしてあっさり竜児が見つけちゃえるんだよ?」とか言っちゃダメなんだからね!

22話 君のいる景色

修学旅行が終わり、大河のいない日常。
「進路相談」というのが、竜児が道に迷っている様子を喩えているよう。

突然帰ってきた大河に心乱される竜児は、まるで潔くない。
けどまぁ現実ってこういうものだよね。主人公としてはどうなのかなーと思うけど。
そして、竜児なんかより大河のほうがよっぽど器用だ。

目に見えるもの、そこにあるものを大切にする。
でも見えないものだって信じたい。
みのりんの気持ちはわからないでもない。
けれど、どちらか一つしか守れないのならば……?
category
アニメ [★★☆☆☆]
とらドラ!

とらドラ! 23、24話

23話 進むべき道

バレンタイン、一歩を踏み出す向きを決めるとき(あるいは逃げ出すか?)。

大河は、皆にバレンタインチョコを配る際に、北村には「修学旅行で助けてもらったお礼」として渡す。
それを聞いた実乃梨は、真実を明らかにするように大河と竜児に迫る。
大河は自分の気持ちに向きあえずに逃げてしまったが、竜児はさて?

タイガーが傷ついてるところ、私は見たの。
あいつの気持ちがわかって、誰もそれに気がつかないなら、私があいつを救ってやんなきゃ――とか、思ったのよ。


亜美ちゃんの言う「実乃梨の罪悪感」は、竜児が実乃梨を好きなせいで大河を傷つけていること、だったのだなぁ。
亜美が見た大河の傷心とは、おそらく16話の大河vs生徒会長の乱闘シーンか……もしかしたら13話の文化祭一人ぼっちのミスコンステージかもしれない。
……つーことは、亜美ちゃんはこの段階で大河の竜児への恋心をわかってた、ってこと? マジで? すごくね?

自分の望むものは手に入らなくとも、好きな人たちが望んだものを手にできるのなら、それでいい。
大河が手にしたのは、自らの希望を紙ヒコーキで空に投げ、人に幸せを願って立ち上がる強さ。
けれど、実乃梨はそんな大河を真っ向から否定するのだ。

臆病者! 卑怯者! 自分の心に向きあうこともできない弱虫!


でも、大河は逃げる他に選択肢を持たなかった。
竜児を好きだと認めてしまったなら、自らの気持ちに向い合ってしまったならば、再び深く傷つくことになってしまうのだから。

自分が望んだものは決して手に入らない――


みのりんの絶叫には、心打たれるものがあったなぁ。
誰にも自分の気持ちなんてわからない。
自分にすらわからないんだから、他人にわかるはずなんてない。
けど、そんな中でも、手探りで幸せを探していかなくちゃいけない。
そして、それは人から与えられるものじゃない。自分で掴み取るものなのだ。

さて、竜児はなにを掴もうと一歩を踏み出すのか?
それは小さな一歩でも、決して引き返すことのできない一歩だ。
「すでに自分になびいている大河」ルートなのか、「二心を抱くような人間に思われたくないから実乃梨」ルートなのか、「本当は誰よりも優しくさみしがりやな亜美」ルートなのか。
どんな理由をつけても、誰に言い訳をしても、結局意味などない。

これから先の人生、自分は自分が決めたように生きていく他はないの。
誰のせいにもできないし、誰も責任を取れない。


24話 告白

バレンタイン後半、実る想い、吹き付ける風。

まーなんというか、色々衝撃だった。
結婚とか、駆け落ちとか、それでいいのか? な展開の目白押し。
ちゅーか、橋からあんな浅い川におちて、よく怪我しませんでしたね?
カゼも引きませんでした? 私、気になります!

とは言え、竜児と大河が結ばれるのは予定調和だよね。
なので、今話のイベント諸々は、その戦後処理になるんだなぁ。

しかし、うーん、私にはよくわからないのだけれど、竜児の実乃梨への恋心はどこへ行ったのだろう?
クリスマスにフラれて、それで霧散したのか?
同時に、大河の北村への恋心もどこへ?

……穿った見方をすれば、大河が抱いていた北村への想いは、恋じゃなかったのかも。
彼女は自分を見て、認めてくれる人間を必要としていただけ。
そこにたまたま北村が当てはまったから惹かれていっただけで、それ以上に自分を必要としてくれる人が現れたらそちらに惹かれていく。
そう考えたなら、まぁ自然な流れか。

みのりんの言う「見えているもの」の話は、やっぱりよくわからない。
そして、竜児の言う「逃げること」の話も、こちらもよくわからない。
まぁこの辺りのセリフがどう行動に現れてどう着地するのかは、最終話を観た後で考えることにしましょう。
category
アニメ [★★☆☆☆]
とらドラ!

とらドラ! 25話+まとめ

25話 とらドラ!

最終話、逃げることをやめて立ち向かう二人、それぞれの道。

竜児、私ね……ずっとずっと、自分なんかが誰かに愛されるはずがないと思ってた。


孤独は心を蝕む病だ。
なぜ自分は自分なのか? なぜ自分はここにいるのか? 自分はどこから来て、どこへ行くのか?
4話の感想でも書いたように、大河は温もりに餓えていた。

その原因は、無条件に愛情を注いでくれるはずの両親からのそれを得られなかったり、本当に辛いときに打ち明けられる人が周りに誰もいなかったりしたせいなのかもしれない。
ある側面から見れば、それはおそらく真実なのだろう。

ずーっとずーっと、私はただ今の自分を否定してる。なんでこうなっちゃったんだろう、どうすればこうならないで済んだんだろうって。


「好きだから近くにいたい」のか、「もっと近くにいたいから好き」なのか。
孤独という病に冒された彼女は、自分を見失い、道に迷っていた。
誰にも会いたくないとヒキコモリをしているくせに、寂しくてたまらない誰かのように。

24話までずっと、この作品では「もっと近づきたいから好き」というスタンスで、恋心(のようなもの)を浮き彫りにしてきていた。
少なくとも、大河にとって竜児は必要な人間だった。
だからそばにいたかったし、そばにいてほしいと思っていた。

そこで描かれていたのは、理解(誰も私のことをわかってくれない!)すらも必要のない、純粋な距離。
一番近くにいて、ありのままの自分を認め、褒めてくれる存在。
例えば、父親や母親のように。

けれど、最終話になって、そのスタンスは180度転換される。
亜美が家族ごっこだと言っていたように(あるいは24話の感想で私が書いたように)、竜児と大河の惹かれようは恋のように見え、まるで別物。
大河にもそれはわかっていたのだ。

私、普通の恋がしたかった。


だから大河は竜児の元を離れていく。
このままでは、ずっと竜児に寄りかかるだけの重荷になってしまうから。
自分で自分を認められるだけの強さを手に入れたその時、大河は帰ってくる。

いつかは私らしく好きと言わなきゃ 今よりも弱くなっちゃうよ


そして、そこから二人の本当の恋が始まるのだ。



まとめ

この世界の誰一人、見たことがないものがある。
それは優しくて、とても甘い。たぶん、見ることができたなら、誰もがそれをほしがるはずだ。
だからこそ、世界はそれを隠したのだ。そう簡単に手に入れられないように。
だけどいつかは誰かが見つける。
手に入れるべきたった一人が、ちゃんとそれを見つけられる。
そういう風に、できている。


それは愛である――

私は自分の作品では「たからもの」と表現しているけれど、「幸せ」とか「夢」とか言い換えてもほとんど変わりはないはず。
世界はそれを観察する人間の数だけ存在する。
同じく、愛や希望も求める人間の数だけ存在するのだ。
自分の幸せは、世界中の誰一人見たことがない。見ることなんてできやしない。

あたしの幸せは、あたしがこの手で、この手だけでつかみとるんだ!
あたしにはなにが幸せか、あたし以外の誰にも決めさせねえっ!


実乃梨にとっては竜児との恋愛よりも目の前の自分の夢が宝物だったけれど、大河と竜児の場合は結ばれてハッピーエンドだったので、この作品のテーマであるところの「それ」は「愛」であると、ここでは回答しておこうと思います。

---

ヒロインの好き嫌いはあるだろうけれど、大河はとにかくかわいかった。
量が多そうなぼさっとしたロングヘアーがいいね!
亜美ちゃんは青髪じゃなかったらよかったんだけどなぁ。青髪ってあんまし好きくない。

イベント的には、ややご都合主義も垣間見えたけれど、ケチをつけるほどでもない。
最終話付近の山場で大河に木刀のようなものを振り回してほしかったけれど、それはいいか。

動画の出来は上々。(絶壁背景は見なかったことにする)
とにかく1期のOPが素晴らしい。監督の持ち味がよく出てるね。

総括、「主人公とヒロイン、それぞれ別の人が好き」なところからスタートする設定は斬新だったけれど、その後の心理描写が足を引っ張る作品でした。というか、難しすぎ。私には大河の心理を追うので限界です。
亜美ちゃんの気持ちがよくわからないのは、明らかに私の読解力不足なのだけれど、竜児は……?
ヤツは本当になにかを考えているのか? それすら私にはわかりませんでした。

というか、みんなサバサバしすぎてないかな。これは原作者の性格かな?
発生したイベント(2話の告白とか、16話の大立ち回りとか、19話のクリスマスとか)をあまり引きずらないよね。
私ならクヨクヨ気にしちゃって、しばらくマトモに顔なんか見れないと思うんだけど……。
とりあえず、どこでみのりんが竜児に惚れちゃったのか、誰か教えてください!

私にとってのこの作品は、★2、凡作評価。
同じ長井龍雪監督作なら、「あの夏で待ってる」のほうが心理描写の完成度は高かった。
シナリオ展開的にはこっちのほうが面白かった気がするけど、やっぱり恋愛モノって心の動きがわかってナンボだからね。



今回は「とらドラ!の感想文を書いてほしい」とのリクエストを頂いて記事を書かせていただきました。
リクエストを頂ければ、これからも時間の許す限り書いていきたいと思います。

以下私信になります。
非公開コメントからのリクエストだったため名前は伏せますが、こんなどこにもリンクを張っていない絶海の孤島のようなブログを見に来ていただき、ありがとうございます。
期待通りの記事が書けたとはまったく思っていませんが、ベストは尽くしたつもりです。(遅筆な点には目をつむって頂ければ!)
これからも当ブログをよろしくお願いします。
category
アニメ [★★☆☆☆]
とらドラ!