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僕が天使になった理由(わけ) - LOVE SONG OF THE ANGELS. 体験版(1話)

「武道館でライブがやれるエロゲー会社にしたい!」と言う人が代表を務める"OVERDRIVE"。
★5評価「キラ☆キラ」を作ったブランドであり、個人的にとても気になっている。
「DEARDROPS」もゲーム自体の出来は平凡だったけど、曲はとてもよかったしね!

そのOVERDRIVEの新作、「僕が天使になった理由(わけ)」。
公式HPで、天使な女の子がギターを抱いている絵を見た瞬間、プレイ確定です。

原画・藤丸、シナリオ・那倉怜司と、メインの制作陣はDEARDROPSと変わらない模様。
このシナリオライター、DEARDROPSの時点では、話のネタを物語にしていくスキルにやや不安を覚えたのだけれど……。
現状、どうにも「死神の接吻は別離の味」的な、アイネと幼い記憶の女の子が同一人物、っていうオチが見え隠れする。
これはかなり不安ではある。



第1話 嚆矢・駆け出すキモチ

「あなたのその力で救われる人がいるかもしれないんですよ?」
「それなのに、あなたは何もしなくて平気なんですか?」
――平気だよ。
「そ、そんなっ……! そんなの……おかしいです!!」
「どうして協力してくれないんですか!? めんどくさいからですか?」
――恋は人を不幸にするから。


1話は「主人公と天使の出会い」「天使に協力する主人公」のお話。
ひょっとしたら、この作品は「G線上の魔王」「穢翼のユースティア」系の、一本道なシナリオなのかも。

主人公は早くに両親を亡くし、過去に「何か」があって、厭世観に囚われている。
おそらく、冒頭の女の子(おそらく「天使になりたい」と言ってた子)と何かがあったんだろう。

人間諦めが肝心だ。どうやっても叶わない願いもある。
何も望まなければ不幸などない。望むから不幸になるのだ。
そうと気づいたのは、もうずっと昔のことだ。まだ子供と言っていい歳の頃。
それから、僕はなにも願ってはいない。


だから、主人公は何もかもを諦めてきた。
主人公にとっての「諦め」は、これ以上不幸にならないようにするための方便。
言い換えれば、諦めることで自分を守ってきたのだろう。

けれど1話のヒロイン・宇久津花代は、心を欠くことで「諦め」がさらに自分を傷つけてしまう。
主人公にとっては、それが見ていられなかった。

――僕は、ツライことから逃げる人間を弱い人間だなんて思わない。
――どうしようもないぐらいツライことなら逃げればいい。それを卑怯だとか情けないとか、そんなことは僕は言わないし、誰にも言わせない。
――でも、宇久津は全然逃げられてないじゃないか。より大きな苦痛を自分に与えて、今の苦痛をごまかしてるだけだ。
――それでラクにならないんだったら、諦める意味なんてないじゃないか。


---

嚆矢(こうし)は、鏑矢のこと。
合戦の合図として使われたことから、物事の始まりを表わす慣用句になっているらしい。

いきなり天使な女の子が空から落ちてくる展開は、まぁありきたり。
でも、こういうのって男のコの夢のひとつだよね!
エロゲーはファンタジーなんだから、こういうベッタベタなのも私はアリだと思います!

花代ちゃんと橋口の恋模様もありがちな話で、大して評価できるものではない。
はずなんだけど、全力で駆ける花代ちゃんのCGは、なんだか青春っぽくてとってもよかったよ。

俊介が誰を好きだっていいじゃない。どうしてそんなことぐらいで、俊介のことを好きでいるのをやめようなんて思ったんだろう。
やめようと思ってやめられるような気持ちじゃない。諦められるわけがない。
だって、好きになろうと思って好きになったわけじゃないんだから。




体験版のボリュームは、2時間半ほど。
1話が終わり、すべてのメインヒロインがお目見えしたところまで。

主人公のキャラクターには好き嫌いありそうだけど、私はかなりタイプ。
行動原理にきちんと言葉で説明できる理屈があるのが好ましい。

プレイしてるうちに奈留子ちゃんがとても可愛く見えてきたのは予想外。
CV:鈴田美夜子がとてもよかったよ!
演技がのびのびしているというか、声色の使い方がいいというか。
低い声で主人公の内面に踏みこんでくるシーン、正直濡れそうだった。
第一印象で「こいつはサブヒロインで十分なんだけど」とか思っていた自分を蹴り飛ばしたい。
妹とか幼馴染みとか、主人公のことを深く理解して気遣ってくれる女の子に弱いのかもしれないです。
貧乳なのもポイント高し。

というか、他ヒロインが巨乳すぎるよ!?
アイネは普通にかわいいし、ロリ巨乳枠として許してもいい。
けど、他二人は何設定であのおっぱいなの? 世界には巨乳か貧乳しかいないとか思ってませんか?

アイネのおっぱいとあの露出度には、誰かツッコんでもよかったんじゃないのかなぁ。
あんなの、おっぱい放り出して歩いてるようなもんじゃないですか!

---

☆3良作な気配濃厚。☆4いけるかな? どうだろう……。
プレイは確定だけど、予約して新品を入手するかどうかは少し悩む。
予約特典がなかなか豪華なのが、私の判断を惑わせてくるなぁ。
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ゲーム [★★★☆☆]
僕が天使になった理由

僕が天使になった理由(わけ) - LOVE SONG OF THE ANGELS. 2、3話

OVERDRIVE期待の新作「僕が天使になった理由(わけ)」が、2月28日に発売になった。
ということで、さっそくプレイだよ!
1話の感想は、体験版の記事で代用。



第2話 夢と現実

2話でスポットが当たったのは、ゆのちゃん先生こと桶屋町夢乃。
三十路間近な彼女と、ミュージシャン志望な年下の彼氏とのお話。

夢乃の実家は老舗の造り酒屋で、彼女は一人娘として婿養子を取り、家を継がなければいけなかった。
けれど、彼氏は音楽で食べていこうとしていて、夢乃はそんな彼のことが好きだった。
彼も自分のことが好きで、家のことを話したら夢を諦めてしまうのもわかっていた。
――大好きな彼の夢に、自分は邪魔だった。

好きなだけじゃ幸せにはなれない。
夢はいつも現実とは真逆の方向にあり、現実は「大人になれ」と執拗に迫ってくる。
そうして、夢乃は「心を欠く」ことで大人になり、彼の元から身を引くのだった。

アイネは、今回もやはり心の欠片を返すべきだと主張しつづけていた。
その欠片はその人だけのもので、心が満たされた人を幸せにするのが、彼女のすべきことだったから。

しかし、主人公は自分が「心の欠片を返す」ことで、その行為に責任が発生するのを嫌がった。
欠片を返しても、二兎は追えない現実は変わらない。
起死回生のアイディアも出ない。
せっかく夢乃が身を引いたのに、今度は彼氏のほうまで苦しませてしまうかもしれない。
そんな状態で、無責任に天使の片棒を担ぐことが、本当にいいことだとは思えなかったから。

恋が、2人からなにか大事なものを奪っていく。
それでも2人は恋を選ぶのだろうか。
それで幸せを掴むことができるのか。それとも、失ったものの大きさに後悔することになるのか。

---

アイネの言うことも主人公の言うことも、わからないではない。
好きなだけじゃ幸せになれない、とても良い題材だと思う。

「欠片を返す」と、二人は恋と引き換えに、音楽を失う。
「欠片を返さない」と、その恋は想い出になる。

私が主人公の立場なら、どうするだろう?
とても難しいけれど、欠片を返すほうを選択するような気がする。
恋人たちの悩みも、恋人たちのものだと思うから、かなぁ。



第3話 心の在り処

堂崎文子・小ヶ倉章吾・西町美里の三角関係の話。
今回も、百合とみなもの出番はほとんどなし。

文子の唯一の友達・美里は、一目惚れしたクラスメートの小ヶ倉を紹介してくれるように頼む。
けれど実は、文子と章吾は互いを互いと知らないメル友の関係だった。
そして、章吾はそのメル友の文子のことが好きで「会ってみたい」と伝えてくる。
文子はメル友の正体が章吾と知って、気になるようになってしまう。
が、美里と違って、文子はルックスのあまり良くない女の子で、会っても上手くいかないだろうことはよくわかっていた。

それでも、アイネの後押しもあり、文子は思いを伝えるだけ伝えてみようと決意する。
が、実際会ったときに小ヶ倉が一瞬みせた「ガッカリ」な表情だけで、彼女は心を欠いてしまうのだった。

---

出てくるのが善人ばかりで、けれどその善性とは関係のないところで互いを傷つけ合ってしまう。
2話もそうだったけど、こういう閉塞感のある題材を見つけてくるのが上手だなぁと感心してしまう。

アイネは今回も当然の如く、心の欠片を返すことを主張していた。
想いを取り返してきちんと告白すれば、もしかしたら上手く行くかもしれない。

「たとえ返事が文子さんが思ってる通りのものだとしても、わたしは、文子さんはちゃんと告白して、彼の言葉でそれを受け取るべきだと思うんです」
「そうすることでしか、文子さんは新しい一歩を踏み出せないんじゃないでしょうか?」


このエピソードは、心の欠片を返さない方がモアベターなエンディングになる。

文子の恋は成就しないけれど、文子が好きな友達二人が幸せそうになるところを見て、文子も「これで良かった」「人生も悪いことばかりじゃない」と思えるようになる。
美里との友情は一層深まり、さらに章吾との友情もきちんと作ることができたのだから。
この間プレイしたばかりの「キッキングホース★ラプソディ」のばらルートと少し似ているかも。

心の欠片を返してしまうと、確かに文子の恋は成就する。
女の子は顔じゃない。文子の優しさを、小ヶ倉はきちんと見てくれていた。
けれど、それは美里への裏切りでもあって。
文子は小ヶ倉と愛しあっている場面を美里に見られてしまう。

私は友達を裏切って、恋を手に入れたんだ。
なにもかも手に入れるなんてことは、きっと出来ないんだ。
だから、私はやっと手に入れたかけがえのない恋を大事にしていこう。
私は、彼がいてくれればそれでいい。
他にはなにも望まないから……


友情よりも愛のほうが多くのものをもたらしてくれるのかもしれない。
けれど、愛よりも友情のほうが強固な繋がりな気がするよ。
どちらを大切にするのか。このエンディングはとても難しいね。
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ゲーム [★★★☆☆]
僕が天使になった理由

僕が天使になった理由(わけ) - LOVE SONG OF THE ANGELS. 4、5話

第4話 同じで、違って、同じもの

4話は、生徒会長・福江正彦と生徒会書記・能瀬瑞貴、そして保険医・龍宮小次郎にスポットが当たる。
この三角関係な雰囲気は、3話と少し似ているかも。
違うのは、スポットが当たるのが全員男だという点。うわあ

完璧人間な生徒会長は、実はゲイであり、小次郎先生が好き。
その小次郎先生は、当然の如くノーマルな趣味を持っている。
さらに、ぱっと見男の子な能瀬は実は男装女子であり、生徒会長の傍にいたいから男の格好をしている。
なんていうか、もうどうしろと言うんだよ? こんなの無理ゲーじゃん。

主人公は、能瀬に「会長の恋を応援してほしい」と頼まれる。
話を進めていくうちに、会長は幼少期にゲイだという自分の「異常さ」のせいで心を欠いてしまっていたことがわかる。
主人公は、なんとか見つけた心の欠片を返そうとするのだけれど、「相手の心に寄り添う気持ちが欠けている」せいで、それは失敗してしまう。

---

「欠片を返さない」を選ぶと、会長の心の傷を癒すのではなく、能瀬の恋について掘り下げていく。

同性愛に興味のない小次郎先生に会長が告白しても、上手く行くはずがない。
好きな人に迷惑はかけられない。だから告白しない。
この構図は、能瀬にも当てはまる。
同性愛者な会長に、実は女の子な瑞貴が告白したって、上手く行くはずがない。
だから、能瀬も会長に告白するつもりはなかった。
そんな、会長の恋を応援したい能瀬にできること。

――僕には、能瀬と福江は似たもの同士に見える。
――2人とも臆病で、肝心な一歩が踏み出せないでいるようにさ。
――だから、もし能瀬が本当に福江のことが好きで、あいつに前向きになってもらいたいと思ってるなら……
――それなら、まずは能瀬が前向きになった姿を見せてやればいい。その姿が、福江の心を動かすかもしれないぞ?


結局、会長の恋も、能瀬の恋も、叶うことはない。
ぱっと見は今までと何も変わらない。
けれど、想いを伝えた事実は、確実に何かを変えていくのだった。

「欠片を返す」と、会長は先生へ想いを伝える。
が、当然その恋は実らない。
能瀬も自分の気持ちを伝えることはないし、一見、どちらの選択肢を選んでも、大して変わらないエンディングを迎えるようにも見える。

ここで大事なのは、「小さくても大きな一歩」ということだろう。
会長は、自分の気持ちときちんと向きあうことができた。
それは、これからの彼の人生に、少なからず影響を及ぼすだろう。
同性愛という彼の性癖のもたらす恋が、その人生にプラスとなるかどうかはわからないけれどね。

---

女のコな瑞貴ちゃんのCGは、なかなかエロエロしかった。
しかし主人公があまりに恋愛に否定的すぎて、エッチシーンとかそういう発想すら湧いてこない。
瑞貴ちゃん攻略!とか、ちょっといいと思うんですけどね。やっぱり無理でしょうかね



5話 未来の描き方

高城まりかと辻創佑の、年の差の恋バナ。
雰囲気は、2話の夢乃ちゃん先生の話と少し似ているかも。

売れない画家である辻の家に入り浸るまりかに、よくない噂が立てられる。
いくら強いとは言え、少しだけ弱ってしまったまりかは、無理矢理辻と一線を超えてしまう。
まりかのことを本当に思いやれなかったと後悔した辻は、自ら身を引いていく。

間違いだと思っていても、振り返れば正しかったということはいくらでもある。
辻が経験した別れも、そういう類のもの。
それ以外のやりかたを知らない彼だから、同じやりかたでしかまりかに接することができなかった。

「あいつはただここを逃げ場にしてるだけだ。この場所と俺のことを。他に行くところがないから」
「でも、あいつはその気になればどこにだって行ける。なのにそのことに気づいてないだけなんだ」


---

好き合っている二人でも、その先が描けない恋もある。
辻に冷たくされたことで欠けてしまった、まりかの心。
その欠片を返しても、まりかを思いやって身を引こうとする辻の気持ちは変わらない。

けれど、まりかは違う。
一度は失ったことで、きっとその本当の大切さがわかったのだろう。
彼女は自分で自分の居場所を作り、守り続ける強さを手に入れるのだった。

私は決めた。ここが私の場所。
嫌なことから逃げてここに流れ着いた私だけど、ここからは決して逃げない。
なにがあっても絶対に……


欠片を返さないと、まりかの辻への想いも、だんだんと薄れていく。
けれど、彼女の中で確かに消えないものだってある。
例えば、教えてもらった絵の描き方とか。
まりかは、そのおかげで新しい友達と、新しい居場所を手に入れるのだった。

「なにかを失ったからこそ、得られるものもあるよね。きっと」


---

シンプルだけど、だからこそいい話だったと思う。
まりかが屈折してるようで、根っこが純粋だからかなぁ。
辻を怒らせることで、自分の言葉が届いてることを確認して、幸せになっちゃうあたりとか。

素直なハッピーエンドにならないところも好印象。
運命の赤い糸が繋がっていることから、二人の再会を示唆するあたりはちょっとズルいかなぁと思わないでもないけど。
でも、赤い糸で繋がっていると信じられる強さも、まりかが新しく手に入れたものなのかもしれない。
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ゲーム [★★★☆☆]
僕が天使になった理由

僕が天使になった理由(わけ) - LOVE SONG OF THE ANGELS. 6話

第6話 君の手を離さない

1話でも出てきた高嶺の花・有家小雪と、冴えない小太り・美津島修の話。
NTR要素アリな、ちょっとダークでエロゲー臭の濃ゆいエピソード。
人によっては地雷な展開かも。

「出来ることがなかったら、なにもしないんですか? それで修さんは大丈夫なんですか? なにもしないでいられるんですか?」
「無力なのは仕方ないじゃないですか。だからって、なにもしないでいられるんだとしたら……それはそこまで大事なものじゃないんです、きっと」
「なにかを変えられるかどうかじゃないんです。力になろうとしてあげることが大事なんじゃないですか?」
「自分の力になってくれようとしてる人がいる……それがその人にとってはすごく力になることじゃないかと思いますよ」


弱みを握られ肉体関係を強要されていた小雪と、彼女を想って救い出す修。
けれど、小雪の身体からは、死ぬほど嫌だったはずのセックスの仄暗い灯が消えることはなかった。

心は満たされても、身体は満たされない。
修と恋仲になってからも、小雪は身体の疼きをおさめるため、夜の街へと消えていく。

このエピソードは、どちらを選んでもかなりバッドエンド風味なエンディングを迎える。
欠片を返さないと、修は小雪への純粋な想いを失い、やり場のない怒りを小雪の身体にぶつけていく。
見ようによっては、修がネトラレに目覚めるエンドと言えなくもない。

欠片を返しても、小雪の身体の疼きは止められず、それを埋めるように修は小雪を隷属させていく。
けれど、修はそんなことがしたいわけじゃないハズだったし、小雪もそんなことをさせたいわけじゃないハズだった。
生きるってままならない。

---

正直なところ、小雪ちゃんみたいな女の子はかなりタイプだよ。
私のNTR属性をイイカンジにくすぐってきてくれる。
小雪ちゃんの場合、普段は清楚でクールそうなのに、セックスのときの下品さというギャップもたまらんね。
普段はラブラブだけど、行為に及ぶと……みたいな描写があればさらにGOODだった。

さて、ここまでが共通ルート。
今までに何度欠片を返したかで、どのヒロインルートになるかが決まる様子。

この群像劇風味な形式は結構好みだけど、ヒロイン同士の絡みなんかはかなり削られてしまっている。
それが弱点になってしまっている気がするよ。
主人公視点での「天使のいる日常」なんてのも、もっと知りたいところでもあるし。
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ゲーム [★★★☆☆]
僕が天使になった理由

僕が天使になった理由(わけ) - LOVE SONG OF THE ANGELS. 百合ルート

何よりも大切な人

正ヒロイン1ルート目は、ほんわかおっとりな先輩、久賀百合から。
CV:秋本ねりねは新人声優のようだけれど、だからといって下手だったりはしない。
声質は好きでも嫌いでもない、無難な感じ。

百合が「天使」という存在に食いついていたのは、天使が幸せへと導いてくれる存在だと思っていたから。
ただし百合の場合、その対象は自分ではなく、妹の桃だった。
ということで、百合ルートは、過保護に見えた妹についてのお話。

---

百合には、自分を大切にしないところが垣間見えた。
それは例えば「妹の世話をしなくちゃいけないから、恋なんてできない」という発言だったり。

奈留子や清人には、主人公と百合の「ふといなくなってしまいそうな、儚げな雰囲気」が似ているように見えていたらしい。
それは「自分の存在に価値を見出せない」という点が共通していたせい。
百合の場合、自分を殺して妹に尽くすことが、罪を贖うことでもあった。

両親がいない百合の過去は、割と予想通りなもの。
百合がきっかけで火事が起こり、姉妹は天涯孤独になってしまった。
百合はそれを「自分のせいだ」と責め続けていた。
妹の桃もそれを知っていて、「家族の幸せを奪ったのは姉なのだから、姉が自分を幸せにするのは当然」と考えているふしがあった。
そして、百合が自分の幸せを考えられないのは、心を欠いているせいでもあった。

---

欠けた心を返しても、百合自身の行動は何も変わらない。
理性の強い女の子だから、これからも妹の幸せをちゃんと考えていったろう。
補完された部分の心で主人公のことを考えるようになっただけで。

桃ちゃんは、単にお姉ちゃんが好きすぎて独占したかっただけで、お姉ちゃんを隷属させて溜飲を下げていたわけではない。
ひょっとしたら「妹を幸せにすることこそが自分の幸せ」という百合の歪みに気づいていたのかも。
自分のワガママを飲ませることで、百合に贖罪の機会を与えていた、とも考えられる。

だからこそ、百合が他に幸せになれる方法を見つけることで、桃は自分の存在価値を見失ってしまう。
桃もあんな女の子ではあったけど、お姉ちゃんに幸せになってほしかったんだ。

「あたしがいない方がお姉ちゃんは幸せになれるよね」
「これが、あたしがお姉ちゃんにしてあげられるたった1つのことだから」
「これでお姉ちゃんのこと、苦しめなくて済むね。うれしいな」


---

欠けた心を返さないと、かなりバッドエンド風味な結末を迎える。
二人から離れて元に戻ろうとしても、百合を人質に取られた形でそれもできず。

そもそも、あんなことをしてしまったら、とても元になんて戻れやしないんだろう。
主人公も言ってたじゃないか、とても遠くまで来てしまった気がする、って。

しかし、何が幸せなのかはわからない。
傍目からみたらあまり幸せじゃないようにも見えたけれど、本人は「これも幸せなのかもしれない」とも言っていた。
なら、それはそれでいいような気もするよ。

---

シナリオとしての完成度はそれほど高くないけれど、桃ちゃんのはっちゃけ具合が見ていて楽しかった。
ハッピーエンド(?)迎え方も、かなり私好み。まさか助けないなんて。
シナリオ単体の評価は、☆2.5くらい。

桃ちゃんは、ヤンデレ……というより、メンヘラに近いのか。
テレビを背に金属バットを持ってたたずむCGは、かなりカッコよかったよ!
そして、まさか桃ちゃんともエッチできるとは思わなかった。期待を上回る収穫

けれど、桃ちゃんのツインテの断面がどうなっているのか、よくわからなかった。
なんであんなザックリいってしまってるのだろう。謎だ……。

アイネが脱落した代わりに、リカちゃんが絡んできたのもすばらしい。
無口貧乳クーデレなロリ。すばらしいじゃないですか!
これ、そのうちリカちゃんとエッチできたりもするんでしょうか? ドキドキ
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ゲーム [★★★☆☆]
僕が天使になった理由

僕が天使になった理由(わけ) - LOVE SONG OF THE ANGELS. みなもルート

殻の中のたからもの

正ヒロイン2ルート目は、毒舌でロリ巨乳な後輩、若松みなもを攻略。
普段は冴えない三つ編みお下げだけど、実は売れっ子グラビアアイドルな女の子。
真鍋計ちゃん以来のオナガ(オナニーガール:オナニーシーンを見られちゃう女の子)でもある。

CV:白雪碧は、かなりマイナーな声優さんの模様。
演技は中の下かなぁ。下手ではないけど、もっと上手くできたんじゃないかなぁと思わないでもない部分も。

みなもルートは、恋と夢との間で揺れるお話。
雰囲気、2話の夢乃ちゃん先生の話と少しだけ似てる。少しだけね。

---

――僕は本当に恋をしたいとは思えないんだ。誰かと幸せになりたいと思えない。
――だから、僕と一緒にいても、若松は幸せになれないと思う。
「そんなこと勝手に決めないでください。私の気持ちは私のものです。幸せかどうかは私が決めます」


どうしてかはわからないけれど、みなもんもまた、主人公に恋をしていた。
きっと、主人公の持つ儚さのようなものが、彼女たちの母性本能的なものをくすぐったりしたんじゃないだろうか。

今回もアイネの世話焼きで、みなもんと主人公はデートをすることになる。
そこで、みなもんは思い切って主人公に告白してくる。
この子はかなり気が強く、押しが強い女の子だった。

この告白シーンは、かなり良かった。思わず惚れそうだった。あぶない
フツーに断られて一旦は諦めかけたみなもちゃんだったけれど、主人公の儚さを放っておけず、「お試しお付き合い」を強引にねじ込んでくる。
主人公はその健気さにほだされ、二人は付き合いはじめるのだった。

「やると決めたなら本気でやってあげてね。桐ノ小島はどうなったっていい。自分が幸せになろうなんて思わなくていい」
「自分がどうなっても、みなもちゃんのことだけは幸せにするんだって、そう誓うの」
  「そ、そんなこと言っていいんですか? 恋愛って、お互いが幸せにならなくちゃいけないと思うんですけど……」
「いいのよ。そうすれば……」
「きっとみなもちゃんが桐ノ小島のことを幸せにしてくれるから」


---

しかし、アイドルな彼女の恋愛を、快く思わない人はたくさんいた。
彼女の母親は、交際を破棄するように迫ってくるし。
みなもんは、本当は歌が歌いたかった。グラビアの仕事なんかやりたくなかった。
それが恋路の邪魔になるのなら、いつでも辞めるつもりでいた。

なのに、一見悪者に見えた母親が倒れ、実は長くないことが発覚してしまう。
母親は、自分亡き後もみなもが一人で生きていけるよう、夢が叶えられるよう、厳しいことを言い続けていたのだった。

自分の恋と自分だけのものじゃない夢の狭間で、悩むみなも。
そんな彼女の背中を押したのは、小さい頃のみなもの歌を聴いた、主人公の言葉だった。

――あの若松の歌を聴いていたら、幸せな気持ちになったよ。


好きな人を、幸せにしたい。
その想いを胸に抱いて、みなもは主人公と別れ、夢を追いかけていくのだった。

---

みなもが歌を上手く歌えなかったのは、心を欠いていたから。
けれど、その欠片はなかなか見つからない。

欠片を探すのを止め、辛いことから目を背けさせる選択肢もある。
すると、二人はなにもかもを捨て、駆け落ちしていくエンディングになる。
雰囲気は悪くないのだけれど、残されたアイネや奈留子のエピローグなんかがあったらもっとよかった。

欠片を探し続けると、土壇場で見つかり、みなもは夢へと羽ばたいていく。
二人は結ばれないにせよ、互いが互いの幸せを願い続ける、いいエンディング。
ラストの屋上のCGはとてもきれい。

残念だったのは、欠片の在処にドラマチックな展開がなかったところ。
結局、欠片がすぐ見つからなかったのは、天使がヘッポコだったせいにも見えちゃうし。

---

みなもちゃんの健気なエロさは輝いていた。
シナリオの完成度は十全とは言えないものの、☆3は余裕だね!

ただ、CGの総数が少ない。
オナニーシーンを含めて、3H5CGだし。もう一声ほしかったなぁ。
あと、メガネは外してエッチしてほしいと思います。
キスするとき、ぶつかっちゃいそうじゃないですか!?

今回のサポートは、おっぱい天使・メネスちゃんだったのだけれど、なぜ要求がキス止まりなのか?
普通にエッチシーンが入るとばかり思っていたよ!?
これ、CaSの天使は誰ともエッチできないんでしょうかね……やだー
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ゲーム [★★★☆☆]
僕が天使になった理由

僕が天使になった理由(わけ) - LOVE SONG OF THE ANGELS. 奈留子ルート

二人の距離

正ヒロイン3ルート目、幼なじみな奈木崎奈留子ちゃんを攻略。
このゲームで一番かわいい女の子。異論は認めない

CVは鈴田美夜子こと、若林直美。
「リトルバスターズ!」能美クドリャフカ、「アイドルマスター」秋月律子、「天使の羽根をふまないでっ」双見あやめ、「死神の接吻は別離の味」里中凛なんかの声優さん。
クドとは真逆なハスキーボイスな演技は、奈留子にとてもよく似合っている。

奈留子の魅力は、1話から存分に発揮されている。
人付き合いを毛嫌いして、社会性のない主人公。
そんな彼に世話を焼いてくれるのが、幼なじみな彼女。

奈留子の場合、「実は好きだけど距離が近すぎて言えない」というような、テンプレ幼なじみとは少し違う。
男女ではなく、純粋に友人としての幼なじみ。
だからこそ、主人公にとても近いところにいて、深く理解してくれている。
周りの人が言いづらいことでも、ズバっと言ってくれる優しさも持ち合わせているし。

「桐ノ小島の言ってることは正しいかもしれないよ」
「でも、誰もが桐ノ小島みたいに強いわけじゃないんだよ」


---

そんな心地よい二人の距離も、奈留子の願いがあってこそのものだった。
本当は主人公のことが好きだった。誰よりも愛していた。
けれど、主人公が恋愛を嫌悪していることも知っていた。
主人公とずっと一緒にいたい。だから奈留子は自分の想いを、自分の心を捨てていた。
奈留子が心を欠いていることに気づいたアイネと主人公は、その想いの正体も知らずに、それを返してしまうのだった。

主人公も奈留子の想いにほだされ、付き合うことを決意する。
のだけれど、共通ルートで赤い糸で結んでいたカップルが全て破局していたことが発覚する。
全4組ってことは、会長と小雪さん以外ってことかな。たぶん

その原因は、アイネのギター。
カップルを結んだ赤い糸がそのままギターの弦となり、カップルは破局していたのだった。
そして、赤い糸の数も有限で、誰かを結べば誰かが不幸になるという事実も発覚。
主人公と奈留子は、運命の赤い糸で結ばれるべき想い合う二人だというのに、悲劇を運命づけられていた。

主人公は、奈留子を諦めて清人に譲ろうとする。
奈留子は、清人といったん結ばれることで、主人公との赤い糸をキャンセルしようとする。
アイネは、先に他のカップルを生け贄にして、ギターの弦を補充してしまおうとする。
誰もが正しい未来を望むがため、間違ったことをしようとするのだった。

---

二人にある未来は、結ばれずに寄りそうものしかない。
何もかも――奈留子の「お嫁さんになりたい」という幼い夢すらも捨てて、唯一叶えられるのが、ただ二人でいることだけ。
手も繋がず、キスもせず、セックスもしない、ただの幼なじみで居続ける。
それしか、二人が一緒にいられる方法はない。

奈留子と結ばれても、赤い糸の呪縛からは逃れられない。
二人は泡沫の幸せを噛みしめ、運命を乗り越えることを二人で誓う。
けれど、時が過ぎて、主人公の中からは奈留子の存在は欠落してしまうのだった。

奈留子はきっと主人公のことを覚えていると思う。
一瞬でも主人公を幸せにできた。それは確かな真実。
抗いようのない運命を知り、奈留子はそれに満足したんじゃないだろうか。

主人公も、今は奈留子が欠けてしまっているけれど、一度は幸せを知った。
その事実は、この先彼に「幸せになりたい」と願わせる原動力になるんじゃないかと思うよ。

---

完成度には疑問符を付けたくなるような点もあるけれど、シナリオ自体は☆4評価してもよさそう。
ヒロインが幼なじみなエロゲーシナリオとしては、間違いなく一級品。

エンディングはどちらの雰囲気もかなり好き。
どちらかと言えば、結ばれるエンドのほうが好きかもしれない。
二人が再び出会って、そして再び結ばれる日が来るかもしれないしね!

細かい所をもうちょっと深く語ってくれたら、完成度はもっと上がったのになぁ。
黒い天使になったアイネがどこにいってしまったのか、とかさ。

あと、やたらと清人が殴りかかってきていた気もする。
でもあれも仕方がないよなぁ、何も説明しないんだもん。
アイネが天使で赤い糸があって~~って説明してもよかったんじゃないかなぁ。
それがないから、主人公と清人の思惑がかみ合わず、ちょっとグダグダになってしまっていたよ。

ま、何はともあれ、主人公のことを意識しまくって真っ赤になってる奈留子ちゃんは、マジで可愛かった!
フードを被ってチラ見してくるCGとかヤバかった。
ニヤニヤが押さえきれない。奈留子たんぺろぺろ!
鼻水垂らしながら泣き笑いしてくれるのも、可愛すぎてどうしよう!?ってカンジになったよ!

でも1H3CGは少なすぎる。せめて2Hでよろ
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僕が天使になった理由

僕が天使になった理由(わけ) - LOVE SONG OF THE ANGELS. アイネルート

しあわせになるために

ぼくてん、ラストはメインヒロインなヘッポコ天使、アイネを攻略。
アイネルートは、他3ルートを攻略しないと解放されない模様。

アイネのCVは、桐ノ小島翼。
このゲーム初出の声優さんなのか、誰かの別名義なのかは謎。
愛嬌があってなかなか可愛らしい演技を見せてくれました。よきかなよきかな

アイネルートは予想通り、天使と赤い糸の呪縛の関係と、主人公の欠けた心のお話。

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心の欠片を返して赤い糸を結ぶ天使業が、結局は誰も幸せにしない仕組みになっていることを知った天使たちは、存在価値をなくして消えることを選ぶ。
けれど、アイネは他のだれかを不幸にすることを覚悟して、主人公の欠けた心を返すことを決意する。
そのためには、主人公の心を開かなければならない。
その優しさにいつの間にかほだされていた主人公は、アイネと結ばれるのだった。

主人公の心の欠片は、初恋の人――恵唯奈への想いが詰まっていたはずだった。
なのに、心が戻った主人公が考えるのは、アイネのことばかり。
そこから、恵唯奈がアイネという天使になったことがわかる。

さらに、恵唯奈だったアイネと主人公の「みんなを幸せにしたい」という願いが、地球という星の願いそのものだったことが判明。
愚かな人間たちに絶望して欠けてしまった地球の心が、ハートストーンとなり、天使を生み出していた。
その地球の心を返すため、主人公は天使になるのだった。

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シナリオの評価は、ギリ☆3ついけるかな~~くらい。
アイネが主人公の初恋の人だったのは、正直、予想通りすぎてややガッカリ。
なのに、オチはちょっと予想外のところに着地してきた。

主人公とアイネが、世界でたった二人の天使として結ばれるのかと思いきや、赤い糸の呪いのほうが早く訪れる。
主人公は人間としての存在を失い、代わりにアイネが桐ノ小島愛音という人間として、主人公のポジションに収まっていた。
これ、素直に「二人の天使」エンドにしても良かったようにも思う。
この寂寥感は嫌いじゃないけどね。
ギャルゲーなんだから、ヒロインとラブラブエンドになってほしかったなぁという気持ちもある。フクザツ

しかし「地球の心」というのは、かなりな超展開だよ。
さすがの私も戸惑いを隠しきれない。
「天使」というものの存在にも理屈を付けるなら、十分な理論武装だと思う。
けど……地球の、心、かぁ……ううむ……。

何はともあれ、ほっぺたにチュッてしてくるアイネちゃんはマジでかわいかった。やばい
けど、やっぱり1H3CG。少ないよ! なんでなの……
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ゲーム [★★★☆☆]
僕が天使になった理由

僕が天使になった理由(わけ) - LOVE SONG OF THE ANGELS. まとめ

シナリオ

恋が、2人からなにか大事なものを奪っていく。


「恋は人を幸せにする」と信じている天使と「恋は人を不幸にする」と信じている主人公の、恋愛群像劇。
OVERDRIVEらしいロックンロールは薄め。
天使の設定は「灰羽連盟」の影響が垣間見える。

共通ルートでは、6組のカップルの恋愛模様が語られる。
「好きな気持ちだけじゃ幸せにはなれない」という様々なエピソードは、なかなか興味深い。
私のお気に入りは、6話の小雪ちゃんのお話かな! 次いで、3話の美里と文子のエピソード。

しかし、1話完結モノなエピソードのせいで、メインヒロイン同士の絡みはほとんどない。
いわゆるギャルゲー的な「楽しい共通ルート」を期待するとガッカリするかも。

個別ルートでも、絵に描いたようなハッピーエンドになるお話はひとつもない。
何かを得れば、何かを失う。そういったリアリティが十二分に描かれている。
ハッピーエンドばかりでうんざりしている人には強くオススメできるかも!
この雰囲気は「闇色のスノードロップス」と少し似ているかもしれない。

個別シナリオ別評価
  奈留子 > みなも ≧ アイネ > 百合

奈留子ルートは、奈留子の可愛さが異常だった。
幼なじみ属性を持つ人はもちろん、そうでない人にも是非プレイしてほしい。本当に可愛いから!
シナリオ自体も良作。途中ちょっとグダった感はあるにせよ、読後感は抜群。

みなもルートは、ハッピーエンドのラスト、屋上のシーンがすばらしい。
ああいう爽やかに甘酸っぱいシーンは大好物です。
オナニーガールなみなもちゃんも、健気可愛いし!

アイネルートは、全ての設定のネタバレ。
これが予想の付いているものばかりで、オドロキ要素が少なく、やや退屈。
けれど、いつまでも純粋なアイネちゃんには癒されるかな。

百合ルートは、桃ちゃんのはっちゃけ具合の好き嫌いで評価が分かれそう。
私は嫌いじゃなかったけど、なんか読後感がべちゃっとしてたので、評価は低め。
桃ちゃんの心理をもっと綿密に追えば、イイカンジになったと思うんだけどな。

オススメ攻略順
  (百合 or みなも) → 奈留子 → アイネ

共通ルートでの返した欠片の数が少ないと百合ルート、中くらいだとみなもルート、多いと奈留子ルートに入る模様。
奈留子ルートにはネタバレが含まれているため、後回しがオススメ。
アイネルートは、他3ルートをクリアしてから、第6話で分岐する。

テキスト

シナリオライターは「DEARDROPS」の那倉怜司。
テキスト自体の読みやすさは普通。
日常シーンでの、アイネがネットジャンキーになったりするシーンは面白かった。
こういうギャグ要素がもっと多ければなぁと思わないでもない。

危惧していた、話のネタを物語にしていくスキルについては、アイネルートなんかではやはり気になってしまうところではあった。
じゃあどうするべきだったのか!?と問われても、なかなか難しいのだけれど……。
「天使になった恵唯奈」のエピソードとか、もうちょっと掘り下げてほしい感はあったかなぁ。

グラフィック

原画は「キラ☆キラ カーテンコール」「DEARDROPS」の藤丸。
絵は確実に上達していると思う。おにゃのこのファッションセンスも上がってるし。
今回は、上にだぼだぼなものを着させて、下はパンツのまま!っていうのが流行っていたらしい。
なるほど、いいと思います。

ただ、百合ちゃんとか、頭大きくない?とか気になってしまうところではあった。
なんだろう、私の勘違い……なのか?
いや、そんなことないと思うんだけど……。

一枚絵は、計90枚程度。
今回は、塗りが肉感的でエロかった。
軽いアヘ顔っぽいのもあったし、よだれや愛液といった汁物の描写も秀逸だった。
枚数的には少なくはないけれど、もうちょっとがんばってエッチシーンを増強してほしかったよ。

キャラクター
  奈留子 > リカ > アイネ > 小雪 > その他

奈留子の可愛さは一級品。
どこに出しても恥ずかしくない、自慢の幼なじみです。

無口系貧乳ロリなリカちゃんとの絡みがもっと欲しかったところ。
天使三人組は、結局誰とも絡めなかったしなぁ。
リカちゃんが攻略できるファンディスクを強く希望します。

アイネはやっぱり愛嬌があって癒されるね。
ヘッポコなのが庇護欲をそそられるし!

小雪さんは、私のNTR属性のツボを押してきてくれる女の子だった。
この清純派ビッチという属性がもっと二次元世界にも認知されればいいと思います!

Hシーン

少ない。とにかく少ない。
回数自体は全17シーンと、割と普通なのだけれど、共通ルートでのサブキャラ同士のシーンが描かれているせいで、メインヒロインにそのしわ寄せがきてしまっている。

メインヒロインのシーン自体はやや濃い目。
「おまんこ」とは言ってくれないものの、「おちんちん」は言ってくれる。うれしい
構図もエロいのが多くて、実用的だと思います。

ファンディスクでリカちゃんのエッチシーンをはよ!

声優

奈留子役・鈴田美夜子以外はマイナー声優ばかり。
でも、クオリティはそこまで低くないんじゃないかな。
ときどき気になる人もいないではなかったけど、減点評価をするほどでもない。

音楽

「キラ☆キラ」「DEARDROPS」ではパンクロック志向だったけれど、今作ではミドルチューンが多め。
個人的には、もっと疾走感がほしかったかも。
曲も劇中ではほとんど使われず、エンディングに詰め込んできている。
シナリオ上でもっと天使バンドを押してきて欲しかったなぁ。

オープニングムービー自体の出来は普通。
BGMも特筆すべきものはなかった。
これからの天使バンド「CaS」のCD展開に期待!

システム

必要十分。
おまけモードでの「CaS劇場」の遊び心は嬉しい。
しばらく放置してると、天使ちゃんたちがちょっとお喋りしてくれるのには気づいたでしょうか?

総評

音楽押しな異色のエロゲーブランド"OVERDRIVE"の送る、切ない冬の恋物語。
ご都合主義なハッピーエンドに飽きた人に強くオススメしたい。

全体の完成度はそこまで高くないものの、キラリと光るものが確かにあった。
いいところもあれば悪いところもある。
それらをならして、★3良作評価です。

余談、13年3月末に「キラ☆キラ 5th Anniversary Live Anime KICK START GENERATION」が発売される模様。
「キラ☆キラ」「DEARDROPS」のライブシーンをアニメ化したOVAなんだとか?
公式HPには、天使バンドCaSもクレジットされていた。
OVERDRIVEファンの私としては、こちらにも期待しちゃいます!
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