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灰羽連盟 1~3話

好きなアニメを挙げる系のスレで常連の「灰羽連盟」。
2002年放送とちょうど10年経った作品だけれど、名作は色あせない、そういうことなんじゃないだろうか?
そんなことを期待して観てみることにする。



1話 繭 空を落ちる夢 オールドホーム

「私たち、人間じゃないの?」
「私たちが何者なのかは、だれにもわからない。とりあえず“灰羽”って呼んでる」
「うちに……かえりたい……」
「灰羽はこの街から出ることはできないんだよ。それに、この世界のどこかにもしあなたの家族がいても、今のあなたを見て、あなただとは思わないと思う」
「どうして……?」
「あなたがあなたのいた世界を思い出せないように、この世界のだれもあなたのことを憶えていない。ここはそういう世界」
「なんであたしなの……? あたし、なんの取り柄もない、普通の女の子だったはずなのに……」
「どうしてだろう? 理由はだれも憶えていない」


空を落ちる夢を見ていた女の子が、繭から生まれる。
彼女はラッカと名付けられる。
繭はオールドホームと呼ばれる建物にできていて、そこには灰色の羽と光輪を持つ人たちが暮している。
ラッカにも羽が生え、灰羽の一員となる。

なんだかとても不思議な世界観だ。
ストーリーはハイ・ファンタジーなハズなのに、すごく落ち着いた雰囲気を醸し出している。

これは「生えた羽の血と脂を落としてきれいにする」「でないと染みになっちゃうから」という、レキの毛づくろいのシーンのおかげな気がするな。
普通の人間に羽が生えてしまっただけで、抱える日々の悩みなんかが私たちと同じものであることが暗示されているからだろうか。

羽・輪っかときたら、やっぱり天使なのかなぁ。
輪っかを落としちゃったり、輪っかの静電気で髪の毛がぴょんぴょんしてしまったり、愛嬌があってずいぶんと可愛らしいですけども!
というか、天使の輪っかって熱いのかよ? 知らなかった……。

2話 街と壁 トーガ 灰羽連盟

羽が生えたラッカは、みんなと街に行く。
灰羽たちは人間の使い終わったものを使って暮している。
だから服も古着しか着ることができない。
ラッカはそこでセーラー服のワンピースを選んでいた。とてもよいチョイスだ。わかってるね!

ついでに、灰羽は現金を持つこともできないらしい。
働いた分の報酬が「灰羽手帳」に貯まり、それを使うことで買い物をする。
電子マネーみたいな話だ。

その灰羽たちの生活を保障しているのが、灰羽連盟。
街と外の世界との橋渡し役のような存在のようだ。
天使が人間界と天界を繋ぐ存在とか、そういうことと関係があったりするのだろうか?

セーラー服の羽を通す穴を繕ってもらったり、光輪がきちんとくっついたりして嬉しそうにしているラッカはとてもほほえましい。
というか、服着てるのに羽はどうしてるんだよ?と思ってたら、ちゃんと羽を通す穴を開けていたんだね。
こういう設定がしっかりしているのってとっても好印象だよ!

3話 寺院 話師 パンケーキ

灰羽連盟に呼ばれたラッカは、ヒカリと一緒に寺院へ行き、灰羽手帳をもらう。
そこでは話師しか喋ることが許されていない。
これは何かの比喩なんだろうか?

その後オールドホームへ戻ったラッカは、人参嫌いな年少組の子供たちへのご褒美に、ヒカリの働いているパン屋までパンケーキを買いに行く。
あの人参は本当においしくなさそうだった。
茹でた人参をそのままごろごろって、なんかもう少し考えようよ……。

灰羽の日常に慣れていくラッカが描かれた回だった。
ヒカリは輪っかの入っていたフライパンでケーキを焼いていたらしい。
必死に輪っかを水洗いするラッカにはさすがにわろたよ。

輪っかが浮いたり光ったりするのにもちゃんと設定がありそうだな。
同じく、羽で飛べたりしないのか、私も少し気になっていた。

「ほんとに飛べたらいいのにね」
「飛べるよ!」
「え?」
「信じていればいつか必ず飛べるよ。クウはそう信じてるんだ」
「……うん、そうかもね」

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アニメ [★★★★☆]
灰羽連盟

灰羽連盟 4~6話

4話 ゴミの日 時計塔 壁を越える鳥

カナの時計屋の仕事を見学するラッカの話。

カナはゴミをあさりに来るカラスを目の敵にしている。
一方、ラッカはカラスに不思議な愛着を感じている。
それは繭の中で見た夢。忘れてしまっているようだけれど。

「鳥はさ、この世界で唯一壁を越えることが許されている、特別な生き物なんだ。もしあたしたちが鳥にエサをやって、なんの苦労もなく暮らせる場所を作っちゃったら、鳥は街に住み着いて、たぶん二度と飛ばない。それは幸せかもしれないけど、かわいそうだ」

「鳥はさ、忘れ物を運ぶんだって。あたしたちが繭に入ったときに忘れた、何か」


この作品で、鳥は重要なキーワードになっている。
どこにでも行ける存在の象徴なのだろうか。
対して、羽があっても飛べない、どこにも行けない存在としての灰羽。
ラッカは、自分が何をしたらいいか、どこに行けばいいか、悩んでいるようだった。

でも親方の気持ちもわかる気がする。
近くに羽の生えた女の子がいたら、いつかどこかへ飛んで行ってしまいそうな気になるかも。

どこかに行けるかもしれないという可能性の象徴としての羽だとするなら、輪っかはいったいなんなんだろうか。
マジにくっついていたけど! 引っぱったらびよんびよんしていたけど!
というか、ラッカは顔を洗ったら枕で拭くのかよ? なんだその文化

5話 図書館 廃工場 世界のはじまり

今日のラッカは、ネムの図書館での司書の仕事の見学をしていた。

世界のはじまり。
ネムとスミカは、それを知りたがっていた。
世界のはじまりかたがわかれば、どうして自分がここにいるのか分かる気がしたからだろうか。

「――でもダメだった。何しろ、夢より現実のほうが幸せなんだもん」


そういえば、ラッカも言っていた。

「いいのかな、私、こんなに幸せで」


世界のはじまりについては、いまいちピンときていない。
ネムとラッカの作った物語は、なかなか可愛らしいと思ったけどさ!

ところで、灰羽が暮しているのはオールドホームだけじゃないんだね。ちょっと意外。
たしかにオールドホームの灰羽は、年少組を除けば女の子ばっかりだったよね。

6話 夏の終わり 雨 喪失

季節の変り目の雨の日曜日、クウが巣立っていく話。

灰羽は、巣立ちの日が来ると壁を越えていくのだそう。
それは誰にでもやってくる。そのことは誰にも言ってはいけない。
そうして、クウは消えていった。

4話の時計屋の親方が言っていたのは、考えすぎなんかじゃなかった。
本当に、ある日ふっとどこかへ飛んでいってしまった。
思えば、5話でも伏線が張ってあったよね。
勤め先のおっちゃんとかネコとかに「さよなら」を告げていたり。

クウは「心のコップが満たされた」と言ってた。
なんだかエンジェルビーツみたいだな。未練がなくなると成仏しちゃうのか?

「――みんな、私を置いてっちゃうんだな」

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アニメ [★★★★☆]
灰羽連盟

灰羽連盟 7~9話

7話 傷跡 病 冬の到来

冬が来ても、ラッカはクウのことを忘れられず、悲しみに暮れていた。
そんなラッカの灰色だった羽は、だんだんと黒く染まっていってしまう。

レキ曰く、灰羽には祝福を受けて巣立つことのできる灰羽と、呪いを受けて閉じ込められ続ける「罪憑き」がいる。
そして、レキはまだらの羽を持って生まれた罪憑きなのだという。
街を囲む壁は、いい灰羽にとっては外から護る盾に、そうでない灰羽にとっては外へ出さない檻になる。

ラッカは本当に罪を犯してしまったのだろうか?
だから羽が黒く染まっていってしまうのだろうか?
自分で羽を切るラッカを見ていると、とても悲しい気持ちになるよ。
それはきっと、どうしようもないことなのだろうけれど。

私はずっとこの街は楽園なのだと思っていた。でも、みんなこんなにも優しく、だれかのために精一杯生きているのに、悲しいことは起こる。呪いを受け、苦しむ者もいる。
灰羽ってなんだろう……。


8話 鳥

「壁も、この街も、灰羽のためにあるんだってみんな言う。でも、灰羽は突然生まれて、突然消えてしまう。私、自分がどうして灰羽になったのかわからない。何も思い出せないままここに来て、何もできないままいつか消えてしまうんだとしたら、私になんの意味があるの?」
「意味はきっとあるよ。それを見つけられたら、きっと――」


自分の存在意義を自問自答するラッカ。
クウのベッドとカエルの置物をもらい、冬服を買いに行っている間にも、その問いはまるで羽に広がる黒い染みのように、消えることはなかった。

「私の居場所なんて、どこにもない……。私なんて、いなくなっちゃえばいいんだ」


ラッカが落ちこむのは、単に「自分はみんなと違う」という疎外感のせいだけじゃない。
言ってしまえば、だれもが持つ、根本的な問い。それは当然、私たちも持つもので。
――どうして私はここにいるんだろう?
――その答えが見つけられないままここにいる自分に、なんの意味があるんだろう?

逃げ出したラッカは、カラスに導かれて西の森の井戸へと行く。
そこにあったのは、カラスの死骸と、いつか見た夢。
壁と、森と、井戸の底。
なんだか村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」みたいなお話だなぁ。

「あなたが私を呼んだの? 鳥の姿をしてるけど、ずっと昔、どこかで私、あなたを知っていた気がする……」
「私、自分の名前も思い出せないの。灰羽はみんなそうなんだって。だから私、あなたがだれなのか思い出せない。ただ、大切なだれかとしか……」
「でも、あなたはそばにいてくれた。鳥になって、壁を越えて、私は一人じゃなかったんだって伝えようとしてくれたんだね」


9話 井戸 再生 謎掛け

「鳥が私に伝えてくれたのは、私が繭の中で見た夢の、本当の意味なんです」
「ここじゃないどこか知らない場所で、私はずっと一人ぼっちなんだと思いこんでいました。自分がいなくなってもだれも気にもしてくれないって。だから私、消えてしまいたいと思ったんです。そしたら私、空にいる夢を見て……。でも思い出したんです。夢の中に鳥がいました。鳥の姿になって呼び戻そうとしてくれた。私は一人ぼっちじゃなかった。なのに、私……」


井戸の底で、ラッカは知るべきことを知る。
忘れたものは、壁の向こうから鳥が運んでくるから。

「罪憑きってなんなんですか? 私は罪人なんですか? 私が見た夢は、本当のことなんですか?」
「それを確かめる術はない。繭の中で失ったものは取り戻せない。誰かを傷つけたとしても、その者と再びまみえることはない」
「私が罪人で、本当はここにいちゃいけないなら、どこか私のいるべき場所へ連れて行ってください。ここは、この街は、私には幸せすぎます。みんな優しくて、だれからも大事にされて、居たたまれないんです。もし私の見た夢が本当のことなら、私、帰りたい……。帰って謝らなきゃ……」


自分がここにいる理由は未だにわからない。
けれど、ここにいちゃいけない理由ならわかる。
自分はだれからも優しくしてもらう資格なんかない。
だって、大切な人を傷つけたまま、そのことすら忘れてしまっていたのだから。

けれど、レキの優しさは、本当に温かかった。
ここからいなくなったら、きっとこの人まで傷つけてしまう。
これ以上罪を重ねたくない、この温かさを手放したくないと、ラッカは思った。

「私、消えたくない……」
「消えたりしない、大丈夫だから」
「ここにいたいの。私、どこにも行きたくない。ここにいて、いいよね?」
「もちろん。ラッカはここにいていいんだよ。ラッカは祝福された灰羽なんだから」


ラッカの罪は、羽から消えていた。
その祝福は、オールドホームの灰羽たちが与えたものなのかもしれない。
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アニメ [★★★★☆]
灰羽連盟

灰羽連盟 10~12話

10話 クラモリ 廃工場の灰羽達 ラッカの仕事

罪憑きとして生まれたレキの回想と、ラッカの仕事。

ラッカは壁に触れた罰として、灰羽連盟の寺院へと呼び出される。
そこで与えられた仕事は、壁の中で光輪の元となる光箔を集めること。
なんだか物々しいローブを着せられて「何か見たり聞こえたりしても案ずることはない」とか、完全にフラグが立っているよ。こわい

ラッカは、自らの罪の輪から抜け出す道を見つけたことで、罪を禊いだのだろうか。
話師はそんなことを言っていたけれど。

一方、レキはまだ罪を贖えていないようだった。
罪憑きは巣立つことができない。そのまま時を迎えると、灰羽ではいられなくなってしまうらしい。
レキは消えてしまうのだろうか。

「レキ、煙草やめなさいよ。バカみたいよ」


11話 別離 心の闇 かけがえのないもの

年少組のダイが廃工場に里帰りするのに、ラッカがお返しのお菓子を持ってついていく。
ミドリはラッカに言う。

「あなたはレキのこと、何もわかってないのよ。何も……」


ラッカは、レキに時間が残されていないことを知る。
レキが今まで一人で苦しんでいたことも。
ずっと助けてもらってばかりだった。
今度こそ、自分が力にならなきゃいけない。
そうでなくちゃ、自分のために死んでしまったあの鳥も、浮かばれやしない。罪が許されない。
レキを、助けなくちゃいけないんだ。

空っぽの笑顔を貼り付けて、私たちは歩く。どんなときでもレキは優しい。だれにも心配かけたくないから、誰にも頼りたくないから、レキは笑う。どうしてもっと早く気づいてあげられなかったんだろう。私はずっとレキの一番近くにいたのに。
「明日が来なければいいのに」
「永遠なんて、ありえないよ。何もかもが、いつかは終わる。だからいいんだ。今が今しかないから、この瞬間が、こんなにも大事なんだ」
「うん……そっか、そうだね」


12話 鈴の実 過ぎ越しの祭り 融和

新年を迎えるグリの街では、過ぎ越しの祭りというものが行われる。
そこでは年賀状のように、鈴の実を贈る習慣がある。
その実の色によって、伝えたい気持ちの意味が変わってくる。
赤だと「ありがとう」、緑だと「ごめんなさい」なんだとか。

レキ以外のオールドホームのみんなは、祭りに合わせて街を巡り、お世話になった人たちに鈴の実をプレゼントする。
レキは、祭りの一週間前にヒョウコに白い実を贈っただけ。
白い実の意味は「さよなら、そしてありがとう」。

ラッカは、やってくる時を諦めの笑顔で待っているレキに、何をしてやればいいのかわからない。
どうすれば、レキは祝福を受ける、いい灰羽になれるのだろう?
どうすれば夢を思い出せるのだろう?
ヒョウコとミドリは、レキの力になりたいというラッカの願いを聞く。
そして、白い実の返事に、黄色の花火を上げるのだった。

黄色の意味を、レキは「私はバカです」とか解説していたけど、そんなハズはあるまいよ。
なんだか小っ恥ずかしい想像ばかり膨らんでいくなぁ。
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アニメ [★★★★☆]
灰羽連盟

灰羽連盟 13話+まとめ

13話 レキの世界 祈り 終章

レキの真の名と、彼女がアトリエで描いていたもの。

「私はここで自分を捨てたんだ」
「私はね、ラッカ、良い灰羽であり続ければいつかこの罪悪感から逃れられると思ってた。お笑い種だ。私にとって、この街は牢獄だったんだ。壁が意味するのは、死だ。ここは死によって隔てられているんだ。そしてこの部屋は――この部屋は、繭だ。この暗い夢から、私はとうとう抜け出すことはできなかった。ありもしない救いを求めて、7年間、ずっと……」


石ころのレキ。轢き裂かれたレキ。
彼女が捨てたのは、クラモリの後を追って壁を越えようとした、幼い頃の自分だったのかも。
あるいは、灰羽として生まれる前の自分か。

レキは自分を殺して、だれかに尽くして、罪を忘れようとした。
救われる日を、ただ待ち続けていた。

灰羽として生まれる前、繭の中の夢で、レキはあのまま列車に轢かれてしまったんじゃないだろうか。
声も上げられず、誰にも助けを求められず。
ひょっとしたら、彼女が人として生きていた頃に、本当にあったことなのかもしれない。
それが、きっとレキの罪なんだろう。

「ラッカはレキを助けに来たのよ」
「私には救われる資格なんてない」
「私は助けてって言うこともできないの?」「だれかを信じるのは、そんなに怖い?」
「裏切られるのはもう嫌なんだ! 夢の中でも、この街でも、どれだけ願っても一度も救いは訪れなかったじゃないか!」
「だって、レキは一度も助けてって言わなかったもの。ずっと待ってただけ」
「……怖かったんだ。もし心から助けを求めて、だれも返事をしてくれなかったら……本当に一人ぼっちだとしたら……!」


自分には価値がない。石ころ同然だ。
そう思いこんでしまったら、そこから抜け出すのはとても大変だ。
一度嫌いになった自分を好きになるなんて、自分で自分を救うなんて、生半可なことじゃできやしない。
だから。

「――私がレキを救う、鳥になるんだ」


レキは助けを求めることができた。
傷つくことを恐れずに、人を信じることができた。
それは繭の中の夢ではできなかったこと。
そうして、彼女は救われ、祝福を受ける良い灰羽となり、好きな人にきちんと好きを伝えて、壁の向こうへと巣立っていくのだった。



まとめ

グリの街は、死後の世界。
この説は、原作者が否定しているという噂もあるけれど、そう考えるととてもしっくりくる。

クウの巣立ちからは、灰羽は「現世に未練を残した魂」と考えることもできる。
レキの世界からは、罪憑きの罪は「自殺したこと」とも考えられるし。
すると、ラッカは投身自殺でも図ったのかなぁ?

壁に囲まれたこの街で、灰羽たちは自分の真の名を――自分の存在している意味を、探している。
――どうして生まれてきたのだろう?
――この世界で何をするために生まれてきたのだろう?

すべての存在には、生まれてきた意味がある。
そして、その理由は一人では決して見つけることができない。
この作品は、そういうメッセージを孕んでいるように思う。

たとえ巣立っていっても、レキのお節介な優しさはみんなの心の中に生き続ける。
クウの無邪気さな元気さも、ラッカの情の厚さも。
そのためには、だれかと心を通わせなければいけない。
人は、一人じゃ生きていけないんだ。

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1~2話の感想でも書いたけれど、細かな設定がしっかりしていて、とても好印象。
羽がきちんと皮膚を破って生えてきたり、その羽を通す穴を服に開けなきゃいけなかったり、寒いときは羽袋をはめたり。
輪っかが浮いていたり、ちゃんとくっついている理由は不明だけど、作り方はわかったしね。

ただ、せっかく天使みたいな羽があるんだから、ラストで「覚醒!」みたいなノリで飛べたりしたらすごく盛り上がったのになぁと思わなくもない。
結局、なんで羽が生えて輪っかをつけるのか、よくわからなかったもの。
いつか壁を越える象徴、なのかな。時計塔の親方が言ってたみたく。

設定は、やはり村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」によく似ている。
読んだのがかなり昔だから、細かいところは忘れてしまったけど。
2周目を観る前に、もう一度読んでおきたいなぁ。

見終わった後味がとても良いアニメだった。
こういう雰囲気のアニメは少ないから、とても貴重だと思う。
設定がしっかりしていて、テーマがあって、メッセージ性もある。
コアなファンがいるのもよく理解できる。私も嫌いじゃないよ!
秀作、★4評価です。
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アニメ [★★★★☆]
灰羽連盟