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月陽炎 ~つきかげろう~ 美月ルート

時代劇なエロゲーをプレイしたい!
突然、こんな衝動的な欲求に駆られました。

和風時代劇モノなエロゲーは、戦国武将や三国志を萌えキャラ化したものを除くと、近年ほとんど作られていない様子。
その中で私が候補に挙げたのは、ニトロプラスの「刃鳴散らす(はなちらす)」、カルタグラと世界観を共有しているInnocent Greyの「殻ノ少女」、そして今回選んだすたじおみりすの「月陽炎」。

月陽炎の決め手は以下三点。
 1. エロゲー批評空間で80点獲得という、良作な気配がする
 2. 2001年発売という古いゲームにしては、絵がかわいい
 3. このゲームの制作陣がALcotの母体になっている

「殻ノ少女」は、来年「虚ノ少女」という続編が出るらしいので、それに合わせてプレイを再検討しようと思います。

---

時代は大正。
神職の主人公が、地方の親戚の神社の手伝いに行き、そこの三人姉妹といろいろしてしまう。
前半はキャラ萌え、後半は伝奇モノなシナリオになっている。
和服・巫女装束がデフォとか、すばらしい世界だ。

最初は柚鈴と美月のどちらかしか攻略できない。
柚鈴を攻略することで鈴香が、美月を攻略することで葉桐が、4人を攻略することで双葉が攻略できる様子。

え、柚鈴とかメインヒロインっぽいのに、最初から攻略できちゃうんだ?
逆に双葉とかすごいサブキャラ臭がするんだけど……ひょっとして重要キャラなのか?
というか葉桐ってヒロインのお母さんだよ! 人妻だよ! いいのかこれ

---

私がまず攻略したのは、おてんばツンデレ娘の有馬美月ちゃん。
男に免疫がなく、主人公とのハプニングエッチを根に持って「死なす! 絶対死なす!」と叫んで跳び蹴りをかましてくる、矢絣の小紋に袴姿の女の子。

声優は、青山ゆかり。またか
なんだかんだよくお世話になっているよ。
美月の声も、やっぱり青山ゆかりでしかない。本当に演技の幅が狭い声優だ。
かわいいからいいんだけどさ。私は嫌いじゃないよ?

美月ルートは、普段は元気が服着て歩いてるような美月が身体に不調をきたし、そこに主人公の優しさが染み、惹かれていく話。
ちなみに、1周目は必ずバッドエンドになる模様。
正直「えっこれで終わり? えっマジで?」ってなった。
一度エンディングが流れて「水晶の耳飾り」を手に入れると、ハッピーエンドへと向かえるようになる。

キャラ萌え的な意味ではかなり王道なシナリオだった。
素直になれないツンデレ娘と、それをからかう主人公っていう構図は、日常シーンがなかなか楽しく演出してくれるね。

付き合い始めてからのいちゃいちゃ具合も、まぁ悪くない。
賽銭箱でのエッチは吹いたけどね。なんであそこでやろうと思ったんだよ?
葉桐さんの前で、布団に隠れてフェラしてくれる美月も大概だから、どっちもどっちなのか。
うん、美月はエロい。ちっぱいかわいい

---

伝奇要素をちょっとまとめてみる。

根本には「堕ち神の伝説」というものがあるらしい。
天界で罪を犯した女神が、呪いを受けて地上に堕とされる。
その呪いとは、子を産むためには他人の子を殺さなければいけないというもの。
その堕ち神の末裔が葉桐であり、その娘である美月だった。

ちなみに、鈴香と柚鈴は葉桐と血の繋がりはない様子。

悪役っぽかった真は、堕ち神の末裔を妻にしてしまった過去を悔いていた。
自分の娘が、氏子の娘を殺してまわっていたわけだからね。
だから、堕ち神をすべて殺し、罪を贖おうと躍起になっていた。

主人公が「神威の子」、柚鈴が真の娘だという話もあったけれど、これはよくわからなかった。
柚鈴ルートをクリアしたらもう一度考え直してみることにする。

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2周目のエンディングは3種類。
美月も柚鈴も無事で、主人公は真と相打ちになるエンド。
主人公も美月も柚鈴も無事だけれど、美月の呪いを解くために柚鈴がその身を犠牲にするエンド。
柚鈴を犠牲にして真を倒し、呪いをその身に宿したまま、いつか赦されるときを祈って主人公と美月が共に歩んでいくエンド。

なぜか最後のがハッピーエンド扱いになっていた。
私は、柚鈴の遺書が読まれる、二つ目のエンディングも悪くないと思ったけどな?
いや、言ってしまえば、最初のエンディングもけっこう好きだよ?

……ふむ、つまり良シナリオだった。そういうことか。なるほど
ただ、バトルシーンは正直意味不明だった。
空を飛んだりエネルギー弾を撃ったり。
どうしてこうなった

---

時間はいろんな事を教えてくれたけど、未だに悠士郎を返してくれる事は、なかった。
何度目になるかわからない願いを、空に馳せた。
何度目になるかわからない涙が、頬を伝い、流れて、落ちた。

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ゲーム [★★★☆☆]
月陽炎

月陽炎 ~つきかげろう~ 葉桐ルート

月陽炎、2キャラ目は美月の実母、有馬葉桐を攻略。
人妻属性にはまったく興味がないのだけれど、スタート押したら始まっちゃったんだからしかたがない。

葉桐の声優は、関和美。
最近はほとんど出演作もない様子。
人妻らしい声をしていました。
というか、葉桐の声だけやたらと大きいんだよ。ノーマライズをちゃんとしようよ!
逆に青山ゆかりの声はずいぶん小さいからね。バランス考えて!

---

葉桐ルートは、堕ち神としての業から逃れられない葉桐のお話。
そのせいで「口では嫌がっても身体は正直だな」状態になっていた。
というか、男に抱かれないと死んでしまう呪いって、かなりエロゲー脳な設定だと思うよ!

ネタバレ要素も、美月ルート以上のものはほとんどなかったため、そこまで驚きの展開にはならなかった。
葉桐が後妻で、鈴香と柚鈴が前妻の子だという話は初めてか。
しかし、柚鈴は真の娘なんじゃなかったっけか? そして真は葉桐の父なんだよね?
……え、葉桐と柚鈴って実は姉妹ってことなの? なにこの設定

そういえば、主人公は「柚鈴の血肉と真の禁呪法で練り上げたもの」とかいう設定が語られていた。
いったいどういう事なの……。

---

人妻と愛しあうオチは別に構わないけど、他の女の子の心情を語ってほしかったよ。
美月とか内心穏やかじゃないはずだよ?
鈴香だって、きっともっと冷たくなっているはずだし。
そういうところの描写が欠けていたのは、とても残念だ。

まぁ消化ルートだったということで、次へ行こう。
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ゲーム [★★★☆☆]
月陽炎

月陽炎 ~つきかげろう~ 柚鈴ルート

月陽炎、3キャラ目はメインヒロインのひとり、有馬柚鈴を攻略。
人見知りの激しい、銀髪の(おそらく)アルビノの女の子。
最初は主人公をとても避けているけれど、慣れてくるとけっこうお喋りしてくれる。

柚鈴の声優は、乃田あす実。
2000年前半の作品の出演が多いのかな、この人の声を聞くのは初めてだった。
色んな声の出せる、演技派の声優さんの様子。

---

柚鈴ルートは、美月の業と、柚鈴との姉妹としての絆のお話。
ちなみに、美月ルートと同じく、やはり1周目は強制バッドエンド。

まったりおっとりだけど実はしっかり者、という柚鈴のキャラによく萌えられるシナリオになっていたと思う。
日常シーンがけっこう楽しかったなぁ。
特に、柚鈴が鈴香の声真似をして美月を起こすシーン。マジでわろた。

エロさは美月のほうが上回っていたけど、絵的には柚鈴のほうがよかったな。
朝食のしたくをしてる柚鈴を無理矢理やっちゃうシーンには萌えました。

外の世界へ出ようと一生懸命になったり、双葉と三人でライスカリーを食べて幸せそうにしている柚鈴には、なかなか心が温まったね。
緋袴がデフォの柚鈴だけど、女学生の格好もなかなかよかったよ!

「野のものは野に……そして人は人の中でしか生きられない……」
「私も……帰らなきゃ……」
「いつまでも……ここにはいられないから」


---

柚鈴ルートも、エンディングは3種類。
主人公の父が危篤になり、帝都に帰る際に柚鈴も一緒に連れ帰るエンド。
美月の覚醒を葉桐がほたる石で阻止し、数年後に再び覚醒しかかると今度は封印、美月がチビキャラになるエンド。
美月を覚醒させようとする葉桐を斬り、美月もその刀で朝靄に消えるエンド。

今回も、最後のがハッピーエンド扱い。エンディングがボーカル曲だったし。
「神威の子」としての使命を自覚した主人公と柚鈴にとっては、二人で歩んでいくそのエピローグこそがもっとも手に入れたかった未来だということなんだろうか。
二つ目のエンディング、なぜかチビキャラになっちゃう美月も、けっこう可愛かったと思うよ!
もうなんでもアリなんだな!とは思ったけどさ。

ちなみに、2周目で帝都へ行く柚鈴が「大切なものを失った」とエピローグで言っていたのは、美月のことだろうね。
二人は血の繋がりはないにしても、とてもいい姉妹で、親友だったのだから。
主人公が美月に構わないから、美月は柚鈴に遠慮して自分を殺してしまったのだろう。

これがバッドエンド扱いなのは、二人が「神威の子」としての使命を果たさなかったからかな。
この後も葉桐は美月のために人の子を殺し続けるのだろうし。

しかし「神威の子」というくだりについては、やはりよくわからずじまい。
主人公も柚鈴も真の子だというのは間違いなさそうなんだよ。
つーことは、この二人って兄妹なんじゃないの?
血の繋がりはないけど、魂を分け合ってるとかそういう話なのか? もうよくわからん

ちなみに、鈴香と柚鈴は種違いの姉妹らしい。
鈴香の父は一哉、柚鈴の父は真なんだね。ちなみにお母さんの名前は沙久耶というのだとか。
……たしかにものすごく複雑な家庭環境だ。
一哉と柚鈴がうまく家族になれないのもわかるような気がするよ。

---

柚鈴ルートをやってから美月ルートをやったほうが、しっくり来たような気がしないでもない。
次は、大事なシーンでは省かれがちな鈴香を攻略します。
実はけっこう期待していたりするよ?
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ゲーム [★★★☆☆]
月陽炎

月陽炎 ~つきかげろう~ 鈴香ルート

月陽炎、4ルート目は大和撫子で堅物な、ジト目の似合うサブヒロイン有馬鈴香を攻略。
分類するなら、クーデレというやつになるのか。ほとんどデレなかったけど。
黒髪ロングの前髪ぱっつん、藍色の瞳というルックスは、氷菓の千反田えるにそっくり。

鈴香の声優は、ダイナマイト☆亜美こと静木亜美。
すごく印象に残る名前のひとで、何度かクレジットで見たことがあった気がしたんだけれど、「CARNIVAL」のメインヒロイン九条理紗しか出てこなかった。

---

鈴香ルートは、有馬家と鈴香の絆のお話。
サブヒロインだからエンディングもひとつしかないのだけれど、ものすごく暗いお話になっていた。

鈴香は堕ち神の伝説とはまったく関係のないヒロイン。
その彼女を攻略してしまうと、物語は行くところまで行ってしまう。

葉桐は美月を生かすため、一哉を殺してその生気で真と相打ち、柚鈴を殺してその生気を美月に与える。
美月はそんな自分の運命を拒絶し、自ら命を絶つことを選ぶ。
そうして、鈴香は一度にすべての家族を失ってしまう。

母を捨てた父を許せず、父の愛情を受けた葉桐を許せず、けれど美月も柚鈴も愛しい妹で、だから彼女は肩肘を張って、自分の想いを殺して生きてきていたのに。

「私にはもう……何もなくなってしまった……」
「護るもの」「大切なもの」「絆……」
「全て終わってしまいました……。私が愛した人も、私が憎んだ人も。全て逝ってしまいました」
「私、疲れてしまいました……」


---

いつもは気丈な女の子が、とても弱い一面を見せる。
ギャップ萌えの王道パターンだね!
「あえて無視するキミとの未来」の真鍋さんは、ぜひ見習っていただきたい。

しかし、サブヒロインとはいえ、少し短すぎたんじゃないでしょうか。
たしかに心が折れそうになって、主人公に依存しそうになる鈴香はとてもかわいいよ。
だからこそ、そのかわいいところをもっと前に出してきてほしかった。
つまり、Hシーン1回とかなめてんの? って話です。
しかも前戯のCGでお茶を濁されたし。
鈴香はやればできる子だよ! すごくエロいシーンにできたはずだよ! もったいない

まぁこのへんは、ファンディスク「千秋恋歌」で回収してきてくれるのかもしれない。
期待していいのかな。いいよね?
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ゲーム [★★★☆☆]
月陽炎

月陽炎 ~つきかげろう~ 双葉ルート

月陽炎、ラスト5ルート目は、帝都に憧れる唯一の洋装少女、幸野双葉を攻略。
快活で、探偵志望なだけあって頭もよく回る、楽しい女の子。
柚鈴にとって家族以外で初めてできた友達だったのだけれど、本編ではほとんど出番なし。
もっと出してくれてもよかったと思うんだよ

双葉の声優は、春野日和。
2000年前半に活躍していた声優さんらしく、私がお世話になるのは初めて。
元気系な声はけっこう合っていたと思います。

---

双葉ルートは、違う世界線でのお話。
主人公が、街で起きる事件を解決するために招かれた探偵という設定になっている。
中身は、知らない世界への双葉の憧憬と、柚鈴の実母に関するエピローグ。

サブヒロインルートらしく、こちらも2時間ほどの分量。
なので、キャラ同士の絡みや、有馬の三姉妹はほとんど出てこない。
ちょっと物足りない気もしなくもないけど、今まで散々やったからもういいかな、って感じか。

お化けの正体がわかってから、オチまではだいたい予想通り。
双葉が主人公を脅迫してでも助手を務めようとするくだりはかなりよかった。
強いて言えば、探偵ごっこをもっと詳しくやってほしかったかなぁ。
洞察したり、推理したり、聞き込みしたり、そういうのね。
このゲームは、そういう枝葉末節をあまり大事にしてくれないのが少し残念。

エピローグが突然過去回想になってしまったのには焦った。
双葉が「お兄ちゃん行かないで!」って言ったり「来ちゃった……」って言ったりするところが見たかったのに。
それが叶わないのなら、せめて双葉を起こしてちゃんと喋らせてほしかったよ!

まぁ双葉も、鈴香と同じくファンディスク「千秋恋歌」ではメインヒロイン扱いらしいので、そちらに期待することにしよう。
そもそも、CG4枚で1ルート作ろうってほうが無茶なんだよ!
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ゲーム [★★★☆☆]
月陽炎

月陽炎 ~つきかげろう~ まとめ

シナリオ

世界観設定、すなわち雰囲気が良いね。
大正時代の、田舎の神社。
在りし日の古き良き日本、そんな幻想を抱くような設定だよ。

けれど、その時代考証はそこまで正確なものではない。
そもそも、女の子がパンツをはいているしね。
西洋文化であるパンツが庶民に普及したのは、昭和になってからのはず。
つまり、大正時代の女の子は、みんなノーパンなんだよ!!

女の子の言葉遣いも、かなり現代風な感じ。
さすがに「ヤバイ」とは言わないけど「私って~~じゃないですか?」とは言っていた。
まぁそんなところに深く突っ込んでも仕方がない気はするんだけども。
個人的には、もっと時代がかった言葉遣いをしてくれたほうが嬉しかったなぁ。

大正時代という設定は、女の子が普段から和装でいても不自然じゃなくするため、という理由が6割だろう。
残りの2割は、Hシーンで女の子に「後生だから堪忍して……」と言わせるため。
日本語ってすばらしい。ふぅ……。

その時代考証が甘いのと同様に、展開の細部にも甘さが散見される。
というか、伝奇ホラーものとなってくる後半、ファンタジー展開が正直意味不明。
いきなり空を飛びはじめたり、エネルギー弾を撃ったり。
せめてそこは日本刀を振り回してほしかった。ほら、和服といえば……じゃない?

あと、結局最後まで主人公の出自がよくわからなかった。
これは私の理解力が足りないせいなのかもしれないけど。
だれか「神威の子」とはなんなのか、私に教えてください。

前半の萌えゲー展開は、かなりよかった。
最新のギャルゲーとも十分戦えるクオリティだったと思う。
美月のキャラが立っていたのが大きいね。
美月と主人公、そして鈴香の掛け合いがなかなか楽しかったよ。

個別シナリオ別評価
  美月 > 柚鈴 > 鈴香 >> 双葉 > 葉桐

拭えぬ運命に戒められ……
大切な何かを失ったとしても……
それでも、ほんのひと欠片の幸せを追い求めた、少女と青年の物語が、今そっと幕を開ける……。


このゲームの根幹には、この「幸せを手に入れるために何かを失う」というテーマがある。
美月ルートでは柚鈴が必ず犠牲になり、柚鈴ルートでは美月が必ず犠牲になり(だからチビキャラとして美月が復活するエンディングはトゥルー扱いではない)、鈴香ルートでは主人公以外の全てが犠牲になる。

この寂寥感は、私はなかなか好きだよ。
その読後感からいくと、上のような順位になる。

葉桐をなぜ攻略できるようにしたのかは謎。
その分のCGを鈴香に回してほしかった。
鈴香エンドは、文量を増せばもっと面白い話になったと思うんだよ。くやしい

オススメ攻略順
  柚鈴 → 鈴香 → 美月 → 葉桐 → 双葉

キャラクター

私のお気に入りは、美月 > 柚鈴 > 鈴香 = 双葉 。

ルックスは柚鈴が一番だけど、性格的な面も含めてしまうと美月が一番。
日常シーンを楽しく演出してくれるキャラクターって、やっぱり惹かれるよ。
私がツンデレ好きという属性を持っているせいでもあるのかもしれない。

柚鈴の人見知り設定はいいんだけど、慣れるとふつーにお喋りしてくれるところにやや違和感。
もう少し、自分の意見を言えない引っ込み思案で従順な女の子でいてくれたほうが、人見知りという設定が鮮やかになったような気がする。
とは言え、柚鈴のツッコミもなかなか面白いんだけどね。

主人公のキャラクターは、ちょっと微妙かも。
少し精神年齢が低いようにも思える。
言葉遣いが大人びているぶん、それが目立つかな。
美月ルート冒頭、ハプニングエッチで美月の胸を触って唇を奪ってしまう展開、あれ結局主人公一言も謝ってないからね。
美月が謝ったところで「私も悪かったです、すみませんでした」くらいあってもよかったと思うんだ。

鈴香と双葉は、ファンディスク「千秋恋歌」に期待。

立ち絵・CG

昔のゲームには、面白そうなのに絵柄が古すぎて受け付けず、手が出せないものは多い。
そんな中でも、このゲームは今風な萌え絵になっているように思う。
特に、立ち絵の美月は「驚き」「怒り」がデフォルメされていて、なかなかかわいいよ。
柚鈴も普通にかわいいしね。

けれど、一枚絵になってくると、ちょっとアヤシイ。
というか、正面の絵は見れるんだけど、構図が変わってくるととたんにパースが狂ってくるような気がする。
これは絵師の力量のせいなのか。
顔を描くのは顎が一番難しいという話を聞いたことがあるけれど、このCGを見ているとそれも納得してしまいそうだ。

そして、服装のバリエーションはもうちょっとほしかったように思う。
例えば柚鈴、巫女装束はとても可愛らしいのだけれど、普段から普通の和服も着て登場してきてくれれば、巫女装束がもっと映えたと思うんだ。
割烹着姿を立ち絵にしている場合じゃないよ!

でも、なんだかんだ言って、出来のいい絵はたしかにかわいい。
思わず見とれてしまう一枚絵も何枚かあったし。

Hシーン

絵が崩れてくるのが主にHシーンなので、実用は難しいか?
テキスト的な興奮度もびみょーだし。
ただ、無理矢理っぽいシーンがかなり多かったので、そこだけは評価。

声優

録音と編集に不満がある。
音質があまりよくないのと、音量のノーマライズを強くかけ過ぎていて、逆に不自然になっている。
いいんだよ、叫び声は大きく、ささやき声は小さく聞かせてくれれば。

声優さんの演技自体は文句なし。
なかなかレベルが高かったのではないでしょうか。

音楽

オープニングは、ムービーも含めてけっこう好みかもしれない。
何度も見せられるとちょっと飽きちゃうけど、最初の数回はけっこう見入ってしまったよ。
BGMも悪くなかったように思います。

システム

古いゲームだけあって、ここは貧弱。
せめてオート機能はほしかった。
セーブ枠も少ないしね。

攻略順がかなり限定されているのは、賛否両論あるようだけれど、システム的には悪くなかったと私は思う。
メインヒロインは最後に攻略したい性質ではあるけれど、サブヒロインルートの内容を考えると、これも致し方ないところかとも思うし。

総評

和風時代モノギャルゲー。
そして、和服・巫女萌えゲー。後半は伝奇ホラー。
シナリオは、突き詰めると鬱ゲー要素もあり。
ご都合主義のハッピーエンドにはならないので。

伝奇要素の完成度は疑問だけど、きちんとテーマがあって世界観が作られていて、好印象を受ける。
世界観ももっと作り込めたと思うんだけどね。

最近こういう雰囲気のゲームはなかなか出てこないので、とても貴重な作品なような気がする。
2001年発売とかなり古いゲームだけれど、今でもプレイする価値はあるはず。

私の評価は、良作★3つ。
期待に応えてくれました。ごちそうさまでした
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ゲーム [★★★☆☆]
月陽炎

月陽炎 ~千秋恋歌~ 鈴香シナリオ

月陽炎のファンディスク、千秋恋歌を開始。
中身は、本編でサブヒロイン扱いだった鈴香と双葉のアフターストーリーのようなもの。
というか、月陽炎のDVDエディションには、最初から千秋恋歌もセットで入っている。
なら、何も考えずにやるよね!

---

ということで、まずはクーデレの有馬鈴香から。

鈴香シナリオは、本編では端折られていた、二人が付き合う過程が詳しく描かれる。
つまり、Hシーン大増量。すばらしい
社務所で参拝客の応対をしながらハメちゃうシーンは萌えた。むしろ抜いた
普段はしっかり者だけど一皮剥けば脆い女の子、っていうのは間違いなくギャップ萌えだね!
しかしメイド服に関しては謎。いや可愛かったけどさ! 柚鈴たんぺろぺろ

シナリオのテーマは、鈴香と一哉の確執。
エンディングは3種類かな、たぶん。
確執が解けずに主人公だけ有馬を去る、バッドエンド。
確執は解けなかったけれど大切な家族の日々を送る、本編エンド。
確執が解けて幸せな日々を手に入れる、トゥルーエンド。

トゥルーに関しては、割と予想の範囲内だった。
けれど、張り詰めた糸のように、今にも千切れそうになっていた鈴香の描写はよかったよ。
主人公が婿として有馬に残ることを告げたときの、鈴香の慟哭とかね。

ただ、堕ち神としての葉桐と美月はどうなったの?とは思った。
二人の呪いは解けてないし、美月は人を殺さないと生きていけない現実は変わっていない。
ひょっとして、今回の「失ったもの」はそれだったのか。

---

個人的には、本編通りに駆け落ちをした鈴香の過去回想として語られる、本編エンドが好きかな。
失ってしまったものを大切に想い返している鈴香の健気さが垣間見えるようで。

それは幸せだった日々……。
けれど……幻だった日々……。
「ねぇ、悠志郎さん」
「まだ……私達の居場所はあるでしょうか……」

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ゲーム [★★★☆☆]
月陽炎

月陽炎 ~千秋恋歌~ 双葉シナリオ

千秋恋歌、もう一人のメインヒロイン幸野双葉のシナリオは、純然たるアフターストーリー。
エンディングは1種類のみで、完全に一本道。

主人公と双葉が帝都で探偵をはじめて1年経った秋のお話。
村の女の子が気づかないうちに妊娠してる、という訳の分からない事件が起こり、それを解決する。

この事件に関するストーリーは、無難で当たり障りのない感じ。
主人公が双葉を正気に戻す方法として、嫉妬を煽るのを選択したのはなかなか感心したけど。
けど、結局は警察に助けてもらわなきゃ窮地は脱出できていなかったね。
あのままみりすが活躍して大団円でも私は構わなかったよ?

このシナリオのテーマは、大人に憧れる双葉が、今の自分を受け入れるというものかな。
無理に大人のフリをしなくても、子供な自分が得られるものだってある。
主人公に甘えたい弱さを赦されるのだから。
そのイマもきちんと大切にして、過去としてふまえて、ゆっくり大人になっていこう。
こんなお話に仕上がっていた。

けれど、この事件を経て、双葉の少女性はまたひとつ失われる。
それは否応なく誰しもに訪れるものではあるけれどね。紅葉が散ってしまうように。
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ゲーム [★★★☆☆]
月陽炎

月陽炎 ~千秋恋歌~ まとめ

鈴香と双葉のシナリオを終えると、ちょっとしたミニゲームが解放される。
これはどういうジャンルのゲームと言えばいいのだろう。よくわからない

悪ノリのギャグ要素が満載で、割と面白かったかな。
クリアしていくごとに、色んな絵師からの壁紙が手に入ります。

それとは別に、本編でのプロローグとエピローグも全種類鑑賞できる。
エピローグはともかく、プロローグは一度しか見られなかったから、ちょっと嬉しいかも。



シナリオ

千の秋を越えたとしても……。
ずっと、あなたに恋しています。


本編ではさらっとしか触れられなかった、サブヒロインの鈴香と双葉にスポットを当てたファンディスク。
鈴香シナリオについては、ファンのニーズにきちんと応えた内容になっていたと思う。
素直になった鈴香は本当に可愛らしかったです。

双葉シナリオについては、もっと有馬の三姉妹との絡みも見たかったかな。
双葉が絡んだギャグシーンとか興味があったんだけどなぁ。
「堕ち神の呪い」をどう扱うべきか、シナリオライターも決めかねていてうまく描けなかったのかもしれないけど。

そういえば、タイトル画面では柚鈴ルートでチビキャラになってしまった美月が描かれているのに、中身では一瞬たりとも出てこなかったのは、大いに不満でした。
そこにいるならもしや!? と期待してしまったよ!
この胸の高鳴りをどこへぶつければいいと言うのだ

その他

他のクオリティは、本編「月陽炎」とほとんど同程度なので割愛。
気になった人は月陽炎のまとめ記事を参照してください。

総評

低価格のファンディスクとしては、満足のいく内容。
むしろ、本編と千秋恋歌の2つを合わせてひとつの作品としたいくらい。
まぁ、だからDVD版では同梱されているのだろうけれど。

本編の雰囲気が嫌いではなかったのなら、ぜひともこちらもプレイされたし。
ちなみに本編であった、訳のわからないファンタジー展開はゼロ。あんしん

私の評価は、本編と同じく良作★3つ。
和服の世界にほっこり癒してもらえました。
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ゲーム [★★★☆☆]
月陽炎
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