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ウィッチズガーデン 莉々子ルート

10月発売のタイトルにもいくつか興味をそそられるものがあったのだけれど、まずは11月発売の「うぃんどみる」10周年記念作品である「ウィッチズガーデン」から始めることに。
記念作品系にハズレなし!という噂も聞くし。

この作品でまず惹かれたのは「E-mote」という新システム。
通常立ち絵がアニメーションするという、画期的な演出が採用されている。
瞬きしたりセリフに合わせて口が動いたりなら「Steins;Gate」でもあったけれど、エモートはそれどころの騒ぎじゃない。おっぱいも揺れるし!

気になったら百聞は一見にしかず、ウィッチズガーデン公式HPにあるエモートのPV動画を見るといいよ!
実際にゲーム内でアニメーションしてる女の子は、正直感動するレベル。

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ディズニーランドを思わせる、街ごとテーマパークになっている風城市。
共通ルートは、その世界観の設定が描かれる。

風城市に引っ越してきた主人公が「魔女」の少女と同居しながら、非日常が日常となっている街を満喫していく。
ディズニーで言うキャストであるところのアバターに憧れ、騎士を目指したり。

途中まで主人公は「魔法」や「魔物」を、SFX的な技術で作り出された科学的な演出だと思っている。
魔女とは関係ない騎士の莉々子ルートでも、一部には本物もある、という話になっていたけど。

真実は、タマ先生が授業中に言っていたことがかなり近かったりするんではないだろうか?
つまり、あるとき隕石が落ちてきて、大きなクレーターができる。
それによって宇宙的な謎の力が人に備わるようになったり(魔法)、動物に備わるようになったり(魔物)する。
その真実を衆目に晒さないように街ごとテーマパークにしてしまったのが、風城市。

……こんな推理はどうでしょう?
中央広場の地下には、きっと謎の生命体がうごめいていたり、物理法則を無視したりする世界が展開されているに違いないよ!

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さて、最初に攻略したのは、幼馴染みで姉代わりの、羽多野莉々子嬢。
騎士団に所属する、体は小さいけど存在感はとても大きい女の子。
言葉遣いがみょーな感じなのはご愛敬。

莉々子の声を当てているのは、さくらはづきこと生天目仁美。
アニメなんかでも活躍してる有名な声優さんだ。
莉々子の声質は、なんとなく民安っぽい感じだね。

莉々子ルートは、仮アバターとして騎士になった主人公が、「誰かを護る」という騎士の本分を莉々子に対して発揮する話。
やたらと莉々子の脚に発情する童貞脳な話でもある。

主人公、莉々子の脚に発情 → 莉々子、主人公が自分を女として見ていることに気づく → 姉弟ではなく男女として意識しはじめるという、この筋立てはどうなんだろう……。
莉々子がウブなくせに懐の広い女の子だったからよかったようなものの、そうでなかったらバッドエンド一直線だろう。

それ以外は、正規の騎士を目指す主人公が、莉々子と共に力を合わせてはぐれ魔物を狩ったり、団長の後継者になろうとしたりする。
割とベタな展開かなぁとも思ったけど、演出がよかったせいか、つまらなくはなかったかな。

Hシーンが4回もあったのは驚き。
莉々子はM属性があるのかな、女性としては未熟な自分の身体を十二分に使って男の子を満足させようとする姿勢が、なんだかとてもエロかった。
フェラのシーンとかすごくよかったよね。

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正直、共通ルートが長すぎた。
私のツボにはまるような可愛い女の子がいないのも難点。
あやりも涼乃も可愛いとは思うけど、その可愛さが日常シーンに発揮されてこない。
こはるとかちょっとウザいし。
明乃とか悪くないけど、攻略できないっぽいしなぁ。

次は水澄先輩に行こうと思います。
水澄先輩がちゃんと魔法を使ってるところは一度も見たことないしね。
えくれあが常に制服だったのは何かの伏線なんだろうか?
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ゲーム [★★★☆☆]
ウィッチズガーデン

ウィッチズガーデン 水澄ルート

「Witch's Garden」2ルート目は、癒し系天使な柴門水澄先輩を攻略。
えくれあに「男好きのする体」と言わしめる、むっちり巨乳なお姉さん。

HCGではおっぱいが大きすぎることもあったけど、服を着てるときのおっぱい具合はなかなかいいよ!
つるぺったんこそ至高と信じている私ですら、Hシーンが楽しみになってしまったからね。

水澄の声を当てているのは、夏野こおりこと田口宏子。
周防天音(グリザイア)、春日野穹(ヨスガノソラ)、宮村みやこ(ef)、古宮エリス(七つのふしぎの終わるとき)、琥珀(死神の接吻は別離の味)、日向夏咲(車輪の国)、清乃宮みつ(よめはぴ)などなど、たくさんお世話になっている声優さん。
ひょっとすると、かわしまりのの次くらいにお世話になっている人かもしれない。

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水澄ルートは、莉々子ルートでは正騎士を目指すところを、頼まれごとの多い水澄のパンフ作りを手伝うところから始まる。
途中でえくれあルートにも分岐するようだが、まだ選択肢は解放されていない。

越境入学者向けのパンフ作りのなかで、えくれあは風城の外の世界にやたらと興味を示す。
そんなに外に行きたいのなら……、と城門の外に連れ出すと、強制シャットダウンしてしまうのだった。

短めでオチもびみょーな水澄ルートだけれど、えくれあがオートマタというロボットだった点には驚かされた。
初めて魔女としての水澄のチカラを披露してもらったときの、えくれあの肉弾戦には吹いたしね。
水澄は魔女は魔女でも、科学技術を使ったエンターテイナーとしての「魔女」なんだね。

ということで、水澄のお話は「外に出たいえくれあ」と「水澄ちゃんマジ天使」の二本立て。

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外の話題によってえくれあと仲良くなり、えくれあの理不尽な境遇に本気で怒る主人公。
そんな彼のことを、えくれあを愛している水澄も、少なくない好意を向けていく。

水澄ちゃんが天使な女の子なこのくだりは、主人公もピンと来ていなかったようだし、私もピンと来ていないし、正直なところシナリオライターにもピンと来ていないんじゃないだろうか。
しかし、こんなにも無償の愛を献げてくれる女の子はなかなかいるもんじゃない。
これこそ二次元の世界の醍醐味な気がするね!
水澄ちゃんマジ天使

しかし、シナリオの完成度としてはかなり微妙。
えくれあの私服立ち絵がなかったのは伏線でもなんでもなかったようだし、汗っかきなのも「ちょっと気にしてる」程度で全然コンプレックスじゃなかったようだし、主人公に至っては途中から「騎士」っていう単語をすっかり忘れてしまっていたし。
「魔力電池」のくだりも、やっつけ仕事の臭いがぷんぷんする。
山場も挫折も特になく、すんなり完成してすんなりエンディングに入ってしまったよ。
まぁさっぱりしていると言えばそうなんだけど。

私が水澄ルートで予想したのは、「ロボットの女の子を家族として愛している水澄」のお話だった。
でも全然そんなことなかったよね。
水澄は「イヴの時間」で言うところのドリ系だと思うんだけどな。
ロボットに精神的に依存しちゃってる、っていう。

……あぁ、この「人間とロボットの壁」のお話は、ひょっとしてえくれあルートでやるのかな?
それなら納得だ

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水澄ルートは、ひょっとしたらサブシナリオなのかもしれない。
Hシーンも、3回7CGしかなかったし。
あるいは、えくれあルートと合わせて1シナリオ分のボリュームなのかもしれないね。
でも、水澄はなかなかエロくてよかったです。
なんか莉々子と似たような雰囲気になってた気はしなくもないけどね!
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ゲーム [★★★☆☆]
ウィッチズガーデン

ウィッチズガーデン えくれあルート

「Witch's Garden」3ルート目は、脱力系小悪魔な柴門えくれあを攻略。
ルートに入るまでは毒舌マイペースを崩さないけど、入ってしまうと素直クールな感じがかわゆい。

えくれあの声を当てているのは、藤咲ウサ。
一桜(春季限定ポコ・ア・ポコ!)の人だ。
ちょっとトボけたような声質の、割と個性的な声優さんかも。
タイプとしては桐谷華と同じ系統な気がするなぁ。

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えくれあルートは、街の外に出られないえくれあに主人公が何かをしてやりたいと思うことで、お互いを特別な存在だと認識し、恋仲になっていくお話。
ただただえくれあが可愛いだけの、正統派萌えゲーシナリオになっている。

サブルート扱いなのか、Hシーンも4回4CGしかなく、ボリュームはかなり小さい。
大きなイベントは何も起きないから、これで長かったら退屈してしまうところだったよ。
しかし小間切れにシーンを入れてくるのは止めてほしい。
中途半端にしか気分が盛り上がれず、不完全燃焼だよ!

オチとしては、素直になると幸せになれることを学んだえくれあが、三人で外に出たいと水澄と主人公に告げるだけ。
え、これでおしまいなの? とは思ったけど、基本的に扱っている内容は水澄ルートと変わらないから仕方ないか。

しかし、予想していたような「人とロボットの恋」的な、そういう話には全然ならなかった。
えくれあってばロボットのくせにおまんまんもついてるし、エッチのたびにおもらししちゃうし、ふつーの女の子とまったく変わりなかった。
これが魔法のチカラか。魔法ってすげー!
いや、ふつーの女の子がうれションするかは別の話だけど。

マルチスレッドコア搭載のえくれあならではの「えくれあ会議」は、なかなか面白かったよ!
いっつも脳内であんなことばっかりやってるから行動が突飛になってしまうんだね。
どういう過程を経て主人公に夜這いならぬ朝這いをかけようと思ったのかは気になるところだ。

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シナリオの完成度は低いものの、えくれあの可愛さとボリュームの少なさで補っている感じか。
ま、悪くはなかったかな。けっこう楽しかったし。

しかし、えくれあはあれでBカップって、三次元の女の子たちに見せたらマジギレしてきそうだよ?
あと、水澄とえくれあの顔がそっくりなのは何かの伏線かと思っていたのだけど、全然そんなことなかった。
似ているように見えたのは、私の目の錯覚だったのかもしれません。

次は涼乃ルートに行こうと思います。
ようやく世界観設定の核心に迫ってくれそうだ。
明乃の活躍にも期待!
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ゲーム [★★★☆☆]
ウィッチズガーデン

ウィッチズガーデン 涼乃ルート

「Witch's Garden」4ルート目は、生真面目優等生なお嬢さま、雪村涼乃嬢を攻略。
洋弓使いの氷の魔女であり、そのギャグセンスも同じくらい寒い女の子。

涼乃の声を当てているのは、遥そら。
エロゲーではほとんど活動していない声優さんのようだ。
しっとり大人しめの声がかわいい感じ。

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涼乃ルートは、あやりという魔女と風城市という街の関係、そして風城の名家雪村の長女であるところの涼乃が、主人公と共に歩んでいく話。

今までもちょっとアレ?って思ったことがあったけど、あやりはやっぱり不定期のナイトパレードのあとには記憶を失っていたんだね。
涼乃ルートでは主人公と涼乃が共にそのことに気づき、日常生活や対人関係に支障をきたしそうなあやりのサポートをすることで、三人の距離が縮まっていく。

しかし、ある日突然、涼乃はあやりに対する付き合い方で、何かを深刻に思い悩みはじめる。
主人公は、そんな涼乃の力になりたいと切に思い、その気持ちは恋心へと変わっていく。

その悩みは、あやりの正体に関するもの。
そもそも魔女には、本物の魔力を持つ涼乃のような「ソーサレス」と、科学技術で魔力を持っているように見せかける水澄のような「キャスター」がいるのだけれど、あやりはどちらでもない「ウィッチ」だった。

ウィッチとは、すべての魔力の源であり、観光都市としての風城を支える存在。
街のために毎月魔力を抽出され、そのたびに記憶を失い続けてきていたのだった。

涼乃は、ソーサレスである自分に高いプライドを持っていた。
その自分やこの街のために、あやりに大きな負担を強いている。
彼女はその現実に耐えきれず、折れそうになってしまっていた。

そんな涼乃を、主人公はその身を呈して支えていく。
敷かれたレールを完璧に歩むことしかしてこなかった涼乃は、そうして現実から逃げるのをやめ、初めて自ら決断を下す。

「……明乃。涼乃は、もう逃げないと決めました」
「魔術の伝統を継ぐ、雪村の長女という立場から」
「たとえそれが、ウィッチであるあやりさんになにかを強いてしまうものだとしても……」
「すべてを見届け、受け入れた上で……涼乃は進まなくてはならない」
「それが、涼乃が果たしたい責任です」
「どうあっても涼乃は”魔女”であり、雪村の長女で……あなたの姉なのですから……」


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世界観設定のネタバレはなかなかインパクトがあった。
ソーサレスとかキャスターとかいう単語が出てきたのは初めてではなかったにせよ、そういえばウィッチって単語は出てきてないな?と思い至らなかった自分が浅はかだったよ。
そうだよね、だってタイトルが「ウィッチズガーデン」なんだもんね。

話の筋としては、そこまで惹かれるようなものはなかった。ツッコミ所も特にないけどさ。
強いて言えば、はぐれ魔物と遭遇したところで涼乃と明乃が突然現われた点にやや疑問が残るのと、あやりにも呪的な処理とやらを施すことを思いついただけでハッピーエンド一直線な点くらいか。

水澄ルートの「魔力電池」のくだりでも思ったけど、なんだかこの世界って思いついたら勝利!みたいなところがあるよね。
試行錯誤しながらなんとか完成させていく、みたいなそういう過程をすっぽかしている。
それに立ち向かおうとする気持ちは確立されているから、ってことなのかもしれないけど。

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そんなことはともかく、涼乃の可愛さはスゴかった。
健気クールとでも言おうか、徹底的に男を立ててきてくれる。
だって「涼乃は彼女ではありません。洋輔さんの女です」だもん!

シナリオのボリュームは莉々子ルートと同じくらいか。
Hシーンも4回10CG。実用度抜群。

破瓜のあと、少女だった自分に決別する涙をこぼすCGはかなりよかったよ!
女になり、自分の歩むべき道をきちんと選ぶ覚悟を決めたんだね。
そして主人公独白の「花を摘み、種を植え付ける」は、うまいこと言うなぁと不覚にも感心してしまったよ。

涼乃のエロさもなかなかだったね。
主人公にどんどん女としての悦びを教え込まれ、花開いていく様子がわかって、とても楽しかった。
どうせならもっとエロい言葉なんかも教えていってほしかったよ!

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しかし、この設定だとあやりルートがかなりしんどいことになりそうだ。
やっぱり同じ解決策を取るんだろうか?
それとも、あやりを苦しめるこんな街なんかいらない!ということになってしまうんだろうか。
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ゲーム [★★★☆☆]
ウィッチズガーデン

ウィッチズガーデン あやりルート(ノーマルエンド)

「Witch's Garden」5ルート目は、メインヒロインの炎の魔女、緋宮あやり嬢を攻略。
ふんわりした天然妹系な、メインヒロインらしい女の子だ。
あやりは、涼乃ルートを終わらせないと攻略できない様子。

あやりの声を当てているのは、日山紅莉栖こと朝倉杏美。
IDOLM@STERの萩原雪歩の声の人だ。
今ちょうどアイマスを観ている私にはとても旬な感じだね!
……あれ、なんだか雪歩が気になるようになってきたよ?

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あやりノーマルは、不定期のナイトパレードごとに記憶を失うあやりの話。
あやりの所作に「違和感を覚える」という涼乃と同じく、主人公もあやりの言葉や態度の端々から違和感を覚えるようになっていく。
そして、城壁で撮ったツーショットの写真を前にして取り乱すあやりを見て、主人公はあやりが記憶を失っていることを確信する。

「こんなの聞いてない……」


あやりを特別な女の子として意識しつつあった主人公にとって、あやりが自分が大切にしていたことを覚えていないのはとてもショックだった。
これはきっと、学生時代にずっと片想いしていた女の子に同窓会で「キミ誰?」って言われるのと似ているんじゃないだろうか。
あやりは決して主人公のことがどうでもよかったから忘れてしまったのではない。
けれど、片方が大切に思っていたものを、片方がなくしたことには間違いないのだから。

次の5月末のナイトパレードまで、主人公は必死にあやりの記憶を保つ方法を模索する。
小まめにあやりの写真を撮ったり、あやりに日記をつけてもらったり。
そうして一人で思いつめても、やはりあやりは記憶をなくし、主人公のことも忘れてしまう。

けれど、記憶がなくてもあやりはあやりのまま。
前の一月の記録で、ほんの少しのふれあいで、あやりは主人公が自分の大切な人だということがわかる。
記憶ではなく、気持ちのまま、自分の本心を主人公に打ち明ける。
主人公も、記憶があろうとなかろうと、あやりも、あやりに対する気持ちも、何も変わっていないことに気がつく。

そうして友人と親睦会を開いたり、クラスメイトとお泊まり会をしたり、主人公と肌を重ねたりして「覚えていたいこと」をたくさん積みかさねたあやりは、記憶をなくしても感覚で主人公のことを覚えているようになったのだった。

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オチは一番ベタな、一途な気持ちが奇跡を起こすパターン。
このゲームのシナリオは、このあたりをひねってこないよね。
初心者向けギャルゲーとしては安心できると言えなくもないけど、なんだかちょっと物足りない。

しかし、莉々子や水澄なんかのときも、もちろんあやりは記憶を失っていたわけだよね。
普通気づきそうなもんだけど……他のヒロインに首ったけで、あやりのことなんか眼中になかったってことなんだろうか。
たしかに不自然にあやりの出番が少ないとは思ったんだ。

ただ、あやりのエロさは、これまたなかなかだったよ!
淫語はほぼゼロなのにここまでエロくできるのは、何かしらの才能な気がする。
初エッチの誘い文句、「あなたの想いをこの体と心に刻み込んでほしい」「絶対に忘れられないくらい恥ずかしいことをしてほしい」にはクラクラした。
前戯でイカされまくったときの本番のおねだり、「もう許して……とどめ、さして……」もヤバかった。
なにあれこっちが許してほしいくらいだよ!

あやりルートはノーマルとトゥルーにわかれているせいか、ノーマルでのHシーンは3回5CGしかなかった。
きっとトゥルーでも同じくらいエッチしてくれるに違いないよ!

トゥルーでは、きっとあやりの膨大な魔力で世界を創り変える話になるんじゃないだろうか。

「ウィッチは、そのままにしておくと、世界を変えてしまういきものなんだよ」

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ゲーム [★★★☆☆]
ウィッチズガーデン

ウィッチズガーデン あやりルート(トゥルーエンド)


「Witch's Garden」あやりトゥルーをもって、このゲームもクリア。
あやりトゥルーは、5つの個別ルートをすべて終わらせると解放される。
ストーリーは、最初の不定期ナイトパレードで「あやりが魔力の抽出を受けない」ところから分岐する。
ボリュームは、個別ルート1個分はある結構なもの。

魔女の呪い、29日目になるとその場所に足が向くようになるそれを、あやりと主人公は「一緒にいたい」という想いから打ち破る。
結果、ナイトパレードは開催されず、あやりの魔力は闘値を超え、覚醒へと至る。
すなわち、風城という世界は、常に魔物が跳梁跋扈する場所へと変容してしまう。

起こってしまったことを元に戻すことはできない。
ウィッチとして覚醒しても、あやりはあやりのまま。
4月からの記憶しかない、空っぽだったあやりにとって、主人公は何物にも代えがたい宝物。
そして、主人公にとっても、あやりは護りたいかわいい女の子。
二人は手と手を取って、肌と肌を重ねて、自分たちができることを模索していく。

魔女が、街の犠牲になっている。
街が、魔女の犠牲になっている。
今までの風城は、どちらもある種正しい見方と言えた。
しかし、二人が見据えた未来は、どちらでもない未来。
魔女と街が共生していく未来だった。

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トゥルーらしく、あやりだけでなく他のヒロインたちにもきちんとスポットを当て、個別ルートの伏線を回収してきていた。
ただ、そのせいで物語のテンポと、ストーリーの完成度はやや落ちていたような気もする。

案の定、山場にひねりはなし。
あやりを探そうとすると魔物が持っているのをすぐ見つけるし、ドラゴンは呼べば出てくるし、悠子さんにはすんなり勝っちゃうし。
素直さは美徳。そう言えなくもないのか?

ヒロインとしてのあやりは、覚醒したときのオレンジ髪がマジでカッコよかった。
初めて見たときは、思わず感嘆のため息を漏らしてしまったからね。
なんなら、瞳だけじゃなくて髪もずっとあのままでもよかったくらいだよ!

Hシーンは、4回8CG。予想以上の多さ。
ノーマルとトゥルー合わせると、7回15CGにも及ぶ。すげぇ
ただ、ノーマルのほうが(テキスト的な意味で)エロかったように思う。
ノーマルのときみたいに「刻みつける」というような迫力がなかったせいかもしれない。
あやりの持つ、舌が性感帯っていう素質はとてもよかったと思うけどさ!

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そもそも「魔女」とは何だったのか。
失われた場所を再現しようとする存在だという説明は一応あったけれど、その故地とやらがどこなのかはわからないままだった。
ウィッチは代替わりしていくらしいけれど、その理屈も謎のまま。
あやりも結局は風城の外には出られないままだしね。
まぁあやりはえくれあと違って外に出たい願望はないみたいだったから、これでいいのかもだけど。

ところで、魔力を無尽蔵に生み出してしまう存在って、それエネルギー問題にかなり貢献できるんじゃないのか?
魔力を使ってお湯を沸かせばすぐ発電できる!
なんなら魔物に自転車漕がせてもいいしね。
「魔力の消費方法に困る」的発想は、いまいち理解できなかった。

そもそも「魔力を無尽蔵に湧出させる存在」って、エネルギー保存の法則に反してないか?
もし本当に魔力が際限なく湧き出てくるのなら、あやりはそれと同じ分だけ何かを失っているはずだと思うんだ。
ファンタジーの設定にこんなことをツッコんでも仕方ないかもしれないけど、シナリオがかなり現実志向だから、やっぱり気になるよ。

けれど、ラストの「魔女のお姫さまと、彼女を護る騎士」という構図はよかったね。
なんだかとても清々しい気持ちになれました。
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ゲーム [★★★☆☆]
ウィッチズガーデン

ウィッチズガーデン まとめ

「君は、"魔女"」
「この街は君の庭さ」
「大事なものを閉じこめた、別世界。壁に囲まれ、外とは切り離された……ね」


シナリオ

現実世界に魔女がいたら、というロー・ファンタジーもの。
魔法や魔術に論理的説明はないため、SFではない。
ディズニーランドのような観光都市に引っ越してきた主人公が、学園に通いながら、非日常のような日常のなかで、ヒロインたちとちゅっちゅしたり、様々な壁を乗り越えていったりする。

シナリオ自体の完成度は、今ひとつか。
ご都合主義な展開が散見される。
オチが見えてくるとそこへと一直線。ひねりはまったく加えずに、予想通りのところに着地する。

設定的な意味では驚かされる点もあったけれど、シナリオが進むにつれて「そうなっちゃうの!?」とか「ここでこれが生きてくるのか!」などといったような楽しみはほとんどなし。
安心の素直さという評価も下せるかもしれないけど、やや物足りないというのが正直なところ。

個別シナリオ別評価
  涼乃 ≧ あやりノーマル > あやりトゥルー > 莉々子 > えくれあ = 水澄

個別ルートに入る前後で一番ギャップのある、涼乃のシナリオが私の一押し。
Hシーンを経て「少女から女になる」ことがハッピーエンドへとシナリオを動かす構成が、エロゲーとしてのポテンシャルを十二分に活用している。
涼乃の健気な一途さは本当にかわいかったしね!

そういう意味では、セックスによって身体に感覚を刻みつけることでハッピーエンドとなるあやりノーマルも、ある程度評価はできる。
けど、やっぱりご都合主義の感は拭いきれないので、一段階低く。

オススメ攻略順
  水澄 → えくれあ → 莉々子 → 涼乃 → あやりノーマル → あやりトゥルー

テキスト

ギャグ的な面では、ほとんど評価できない。
そもそも、笑いを取ろうという発想はあまりなかったようだ。

日常シーンは、起きるイベントが楽しいことはあるけれど、キャラ同士の掛け合い自体で楽しくなれることはなかった。
日常シーンで魅力的なヒロインがいない、という点がネックか。
強いて言えば、明乃が出てくると楽しくなるのだけど、出番が少ない。

個別ルートに入ってヒロインとちゅっちゅしはじめると、女の子の素顔が見えてきて楽しくなったりはするけれど、それよりも日常シーンが楽しいほうが大事だと思うんだ、私は。
涼乃ルートとかえくれあルートとか、いちゃいちゃするのはとっても楽しかったけどさ!

バトル要素における燃え展開は、テキスト面ではそこまで盛り上がらないけれど、アニメーションを含めた演出がよかったので、結果的には盛り上がった。
紙芝居で動きのあるバトルを演出するのって、やっぱり難しいと思うんだ。
このゲームはそういう「アニメーション」が多くて楽しかったね!

キャラクター・CG

女の子のルックス的な面での可愛さは、文句なし。
私のお気に入りは、涼乃 > あやり > 明乃 。
魔女のとんがり帽子が好きな私は、あやりと涼乃が魔女服を着てくれるたびに目を輝かせていました。

どのキャラもそれなりに立ってはいる。
けれど、それがテキストの面白さに結びつかないのが残念。
ただ、個別に入ったとき、Hシーンとその前後の主人公にだけ見せる女の顔は、どのヒロインもとても可愛かった。

一枚絵は、100CG+20SDCG程度。それなりの枚数だね。
HCGは、およそ半数かな。
ときどきパースが狂ってるような絵もあったような気はしたけど、全体的にレベルは高い気がする。

立ち絵も、基本姿勢2種類に、腕のポーズが右腕左腕2~3種類ずつあり、とてもバリエーション豊か。
あぁ、後ろ姿も実装されているのだね。
服装も、制服・私服・アバター服に、それぞれ小物のONOFFがある。多いよ!
あやりに関しては、髪の色や目の色が変わる差分まで。オレンジまじかっけぇ

Hシーン

実用。
CGが良いのに加え、テキストが秀逸。
淫語をほとんど使わずにここまでエロくできるのは、ある種の才能かもしれない。
回数も多いし、なかなか疲れました。ふぅ……

声優

サブキャラも含め、下手なひとがいない。
メインヒロインにアニメ声優が二人もいることから、このゲームはアニメ化を狙っているのでは?という噂もあったりなかったり。
私のお気に入りになるような声優さんはいなかったかなぁ。

音楽

良、かな。
オープニング曲はなかなかイイカンジ。
エンディングも、ヒロインごとに別の曲だったしね。
BGMも悪くはなかったんじゃないでしょーか。

システム

ゲームシステムそのものは、最新のゲームらしくいろんな機能が備わっていて、文句の付けようがない。
強いて言うなら、ログからそこにジャンプできる機能があると嬉しかったけど。

そんなことよりE-moteだよエモート!
上でも「立ち絵のバリエーションが多い」と書いたけれど、それに加えて立ち絵がアニメーションする。
これはもはや紙芝居の域を超えてしまったね。
瞬きするし、セリフに合わせて口は動くし、動きに合わせて髪やおっぱいも揺れるし、きょろきょろしたりもじもじしたり、見ているだけで楽しい気分になれる。

これはきっとスクリプトにもすごく手間がかかっているに違いないよ。
ぜひとも公式HPのコンセプトのところにある、E-moteのプロモーションムービーを見ていただきたい。
本当に一見の価値がある、新次元の演出システムだと思います。

総評

「うぃんどみる」10周年記念作品第2弾の名に相応しい、力作に仕上がっている。
ちなみに第1弾は「神がかりクロスハート!」らしい。

シナリオゲー要素もある、萌え+エロに重点を置いた作品。
シナリオ史上主義な私からすると、やや物足りない作品ではあった。
女の子がかわいかったしエロかったから、その点は満足だけれど。

「E-mote」で命を吹きこまれた女の子たちは本当にすばらしいものでした。
おかげで評価は甘めの★3つ。
これがエロゲーのスタンダードになる未来を、私は夢見ています。
category
ゲーム [★★★☆☆]
ウィッチズガーデン