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古色迷宮輪舞曲 ~HISTOIRE DE DESTIN~ 開始

ループものの名作であり、かつ変わったプレイシステムを搭載した超難易度だというゲーム、「古色迷宮輪舞曲」をはじめてみる。
ちなみにずっと「こしきめいきゅうろんど」だと思っていたけど、正しくは「ふるいろめいきゅうろんど」らしい。
紅茶の淹れかたをミスると死ぬゲームとはこれのこと。

主人公が喫茶店でバイトをはじめると、宅配便で箱詰めの少女が送られてきて、そのメルヘン的生物に「一週間後にお前は死ぬ。死にたくなければ狂った運命の輪を元に戻せ」というようなことを言われる。
主人公は様々な事象を手がかりに、運命を変えようと奮闘する。
といったようなお話。

選択肢は存在せず、文章から入手できるTipsをキーワードとして登場人物に投げかけることができる。
そのキーワードによってキャラの反応や先の展開が変わってくる。
しかしそのキーワードは300個近くもある。超難易度。

しかも、まずルートBで特定のキーワードを入手しないと、ルートAが詰んだりする。
そうだね、「起こす」のことだね。
さらにルートBも、ルートAをクリアしてからじゃないと詰む。
2回も詰んだときには、割と本気でクソゲーかと思ったよ。

けれど、いきなり鏡の中に引きずり込まれたり、リアルに影に襲われたり、ドキドキな展開が多くて、進めているうちに楽しくなってきた。
一番燃(萌)えたのは、7日目に日付が変わった瞬間に和奏が瀕死で電話を掛けてくるデッドエンド。
影と対峙するものだと構えていた矢先のこれは、意表を突かれまくってヤバかった。

---

現在は、はじめて7月6日までたどり着き、記憶を持って6月30日まで戻ったところまで進んだ。
プレイ時間は10時間程度で、フロー完成率49%。

どの影の正体も美月で間違いないのかな。神出鬼没なのが謎だけど。
彼女は美星が自殺する運命を変えるために、この1週間の狂った運命を壊そうとしている。
美星が自殺を決意するのは、少なくとも3年、すなわち150週以上前のこと。
だから美月は150回以上のループから、狂った輪の中の運命量を吸い続け、美星の運命を変えようとしていた。
けれど、それでは出来なさそうだったから、白いサキと赤いサキを出会わせ、タイムパラドックスを起こしてしまおうとした。

現状の理解はこんなところなんだけれど、合っているのかな。
ちなみに三月ウサギの「三月」が「みつき」なのは、割と早い段階で気付いてしまっていました。

サキが二人に分かれるところの説明は、いまいちピンとこなかった。
男爵の首がもげる(サキを起こしに行く)イベントが発生したときのサキは赤いサキになるってことなのかな。
このイベント、起こるパターンと起こらないパターンが存在するのに、いつでももげているパターンで話が進むのは、このせいなのか。おかしいなと思ってはいたんだよね。

さて、サキはリアルに消えてしまった様子なんだけれど、これからどうなるんだろうか。
「絶対にお前を見つける!」とか主人公は息巻いていたけれど、果たして。
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ゲーム [★★★☆☆]
古色迷宮輪舞曲

古色迷宮輪舞曲 ~HISTOIRE DE DESTIN~ 一葉編

三月ウサギこと姫野美月の目的は、美星の自殺を避けられるほど昔に戻ること。
帽子屋こと主人公の目的は、タイムパラドックスに呑まれて消えてしまったサキを見つけること。

美月のほうが経験が多い分、いろいろな情報を持っているようだ。
彼女は、サキへのカギになるのは相羽和奏だと言う。
しかし、和奏は狂った運命によって死を避けられない。
そのために、一葉の運命を手に入れ、和奏の身代わりに使おうという。
だからまず攻略するのは、桐原一葉ちゃん。
なかなかキチクな話だけど、こういうの結構スキだよ!

運命を手に入れるには、好意を持ってもらうのが一番。
すなわち、影としての美月が一葉を襲い、それを主人公が助けるという茶番をする。
つり橋効果ってやつだね!
一葉の運命量を回復させるためだけに和奏を殺してしまうのには、なかなかドキドキしました。

一葉を落とす展開はわかりやすく進んだけれど、新キャラに驚き。
名波咲とかいって、サキっぽい感じなのに主人公の妹におさまっている。
いったいここはどこの世界だ。これも狂った運命の成せる業なのか。

「運命を変えるって……それって、先輩がいなくなるのと同じ意味ですよ」
「私にとって……先輩は先輩、たった一人ですから」
「だから、もし……私でも先輩の力になれるなら、私の運命を使ってもらっても平気です」
「ただ……私と一緒にいた時間を忘れないでいてくれれば、それだけで……私は幸せですから」


一葉を落とし、運命を献げさせる約束をして、一葉ルートは終了。
たった2日間の仕組まれた恋で、彼女の運命はすべて変わってしまったのだね。
嘘でもいいから、もっと一緒にいたかった。そう言って。

一途で純情な一葉ちゃんはなかなかかわいい。
主人公にここまで惚れてしまう裏付けはやや薄い気がしたけど、仕方ないのかな。
例えば一葉の家庭環境とか、だれかに必要とされたいとか、そういうもともとの素質と絡めて一葉エンドを作ったほうが、染み入るお話になったような気がするよ。
せっかく進んでパシリになる女の子なんだからさ。

――一葉、約束の時間だ、お前の運命が必要だ。
「…………!」
――一葉……和奏の身代わりになってくれ。
「はい、お任せ下さいっ!」
「――先輩、今はさようならです」

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ゲーム [★★★☆☆]
古色迷宮輪舞曲

古色迷宮輪舞曲 ~HISTOIRE DE DESTIN~ 和奏編

一葉の運命量を手に入れた主人公は、次は和奏に箱を開けさせようとする。
しかし、4日目の夕方、和奏は車に轢かれてしまう。
そこが和奏の運命量が不安定になるポイントであり、一葉の運命量を使うポイントである。

主人公は一葉の体と心に擦りこんだ既視感で、一葉を和奏の身代わりにさせる。
そして真実を和奏に告げる。
お前は箱を開けるのに必要だ。だから一葉を身代わりにさせた、と。

「今の名波は……私の知ってる名波じゃない」
「名波……あなた、おかしいわ。ちょっと気が変よ」


ぼっち設定な和奏にとっては、昔馴染みな主人公は、それでも大切な存在だったんだろう。
それが自分の知らないところに行こうとしている。
知らない存在になってしまおうとしている。

「…………名波が、名波の戦いをするなら」
「私は……名波を取り戻す戦いをする。決めたから」
「この箱を開いて、私の知ってる名波を取り戻すから」


そう決意して箱を開けた和奏は、しかしその中身を見て取り乱す。
サキにとってのトランプのように、和奏もまたそれを見ることで記憶を取り戻したのだった。

サキが咲だったときの写真。
二人は表と裏のような存在だった。
咲がいる限りサキは見つけられない。けれど咲を殺してしまえばサキの存在自体を消してしまう。
そんなメビウスの輪だかウロボロスの蛇だかのような二律背反に主人公がはまってしまえば、永遠に出てこられなくなってしまう。

「もう……やめよう、名波」
「名波が本当に名波じゃなくなっちゃうから……やめよう?」


だから、和奏は頑なに写真を見せることを拒んだ。
けれど、主人公はそんな和奏を殺し、写真を見る。
その先にサキがいる事象は存在しない。
戻った事象で、記憶を引き継いでいた和奏は言うのだった。

「名波っ……ここで待ってるからっ……」
「きっと元通りの……昔馴染みの幼馴染みで……」
「私の友達の名波行人が、ここに来てくれるのを待ってるから」


---

ヤンデレに転向しかかる和奏ちゃんはなかなかかわいかった。
自分の殺された感覚を思い出してしまうのはキツそうだよね。

しかし、主人公もだいぶ病んでいたな。
階段から突き落として殺す必要はなかったんじゃないのか?
腹パンかなにかで沈めてしまえばそれで済んだような……。
まぁ血まみれの和奏のCGはとてもよかったんだけどさ。
今のところ血まみれが実装されているのは和奏だけなんだなぁ。

和奏は主人公のことが好きだったんだろうか?
そして、主人公はサキのことが好きなんだろうか?
このゲームはそういう恋愛要素がかなり薄い気がするのだよなぁ。
18禁のエロゲーにしなくてもよかったような気がするよ。
Hシーンもあんまり萌えないしね。
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ゲーム [★★★☆☆]
古色迷宮輪舞曲

古色迷宮輪舞曲 ~HISTOIRE DE DESTIN~ 美月・美星編

サキが妹の咲であることを知った主人公は、どうしてよいかわからず、三月ウサギの提案に乗ることにする。
それは「運命を揺さぶり続け、サキを誘い出すことでパラドックスを誘発させる」というもの。
三月ウサギは具体的内容を喋らない代わり、帽子屋の主人公は美月と美星の事情を知るという取引をする。

美星が自殺しようとしている理由。
それは、美月により幼少期に虐待された記憶を何度も何度もやり直させられていたからだった。
月は星の言葉なんて聞いてくれない。
ただ独り善がりに、自分の良かれと思ったことをやるばかりで、その度に星は傷つき続けていた。
だから、星は一番痕が残るような方法で月を傷つけようとした。
それが多額の保険金を残す自殺だった。

今までの事象では、星は身を投げ、月はその後を追う。
月が消え、パラドックスが起こらないようになったところで三月ウサギが生まれていた。
しかし、主人公は運命を変える。
月は星の言葉を聞き、星が死ぬ運命を受け入れる。
そうして、三月ウサギは消えた。
運命を狂わせる元凶は、消えた。

---

なんだか割とあっさりだったね。
助けようとすると「私の言葉を聞いてくれない」と言って死んでしまう。
助けないと「言葉を聞いてくれた」と言って死んでしまう。
この矛盾を抱えていた美月は、いずれにせよ美星を助けられない運命だったのかもしれない。
というか、過去に戻って事象をやり直すなんていうのが間違いだったんだ、きっと。
美星がレイプされるのも一度だけなら心を持ち直すこともできたかもしれない。
けど、100回ともなると、ねぇ?

なら、こうやって主人公が頑張っていることは、果たして本当に正しいのだろうか?

---

ちなみに、月の自殺を止めないと、三月ウサギが生まれ、運命を揺さぶる手伝いをさせられる。
その内容とは、ひたすら輪の中の人物を殺し、運命量を奪い続けるというもの。
一葉と和奏をそれぞれ100回ずつ殺したところで、サキのいる事象へと飛び、三月ウサギは再びパラドックスを起こす。
しかし、運命を壊すには能わず、世界そのものが壊れてしまうのだった。

「すべてをやり直す」。
辛かったことも、楽しかったことも、何もかもを忘れて最初から。

はい、おかげでフロー完成率が24%まで戻ってしまいました。なにこれ。ほんとに忘れやがったよ。
セーブデータのバックアップを取っていたからよかったようなものの……。
ほんと勘弁してほしかったです。

内容自体はとっても面白かったんだけどね。
和奏ちゃんかわゆすなぁ。
ばぁん
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ゲーム [★★★☆☆]
古色迷宮輪舞曲

古色迷宮輪舞曲 ~HISTOIRE DE DESTIN~ サキ編

美星の後を追おうとする美月を止め、三月ウサギの誕生を阻止すると、サキ編に入る。
三月ウサギがいないということは、運命を歪ませる事象がまた一つ解消されたことになるわけだね。
主人公は宅配便で送られてきたサキの問いかけ、「この事象は何回目だ?」にきちんと答える。
お前は俺のたった一人の妹、名波咲なのだと。

サキは咲の姿形が変貌したものである。
咲が耳のほつれた男爵を持っていたり、懐中時計を欲しがったりするところから、主人公はそれに気付く。
だから、咲がサキへと変わる条件を見つけようとする。
しかし、その過程で咲が原因不明の高熱を出してしまう。
これは間違いなく運命の歪みのせいであり、咲がサキへと近づいている証でもある。
運命を正しい方向に導いているはずなのに、自分を兄だと慕う女の子が病の床で苦しんでいる。
その姿を見て、主人公は決意するのだった。

「咲……俺は……お前を助けないっ…………」


主人公には妹としての咲の記憶はないけれど、咲にとって主人公はたった一人の兄だった。
主人公がサキを求めていることを知った咲は、サキに兄を取られてしまうように感じた。
だから、サキにしていないことを求めようとする。

「行人……私を助けなくていい」
「その代わり、一つ願いを聞いてくれ」
「抱きしめてほしい。思い返してみても、一度も行人とそんなことをしたことが無かった」


そうして、咲は死に、サキが生まれる。

というのは思い込みの産物であり、咲もまた七日目までは死の淵をさまよっているのだった。
運命の輪の狂いは、咲が「死にたくない、兄との幸せな時間をもう一度やり直したい」と思ったところから始まっていた。

---

ここからの展開は正直、ちょっと私の理解の外だったかもしれない。
もう一度輪をなぞりながら事象に細工を加えていくことで、歪みを正常に戻していこうとする。
その過程で、第三の視点、すなわち神の視点であるところの「プレイヤー」である私たちも、それらに協力していくという形を取る。

結果的に、サキと咲は溶けあい、事象を遡って記憶を引き継いでいた主人公たちは、歪みとして消えていく。
残されたのは、名波行人と名波咲という、仲の良い兄妹の未来。
こんなお話なんだろうと思う。
そうだね、いつの間にか妹ゲーになっていたよね。予想外だったよ。

ただ、結局私たちが観測できるところの主人公の主観からだと、主人公は結局最後まで妹がいる記憶を掘り起こすことはできなかったようだった。
妹との記憶もないのに「お前はたった一人の妹なんだ! 助けたいに決まっているだろう!」とか言われても、いまいち感情移入できなかったのは確か。

運命の輪が正しい姿に戻ったところで、美月も再び美星を助ける旅に出たようだ。
この二人がどうなったのかは語られなかった。
まだフロー完成率が100%になっていないから、完成したあたりでエピローグが出てくるのかもしれないけど。
まとめ感想記事は、フローが完成したところで書きたいと思います。
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ゲーム [★★★☆☆]
古色迷宮輪舞曲

古色迷宮輪舞曲 ~HISTOIRE DE DESTIN~ まとめ

咲とのハッピーエンドを迎えてフロー完成率96%だったところから、美月・美星編の「全てを無かったことにする」を経て、フローを100%に完成させました。
個々のヒロインのエンディング地点に再び飛ぶことで、そのヒロインとの未来を見ることができるのでした。

そうして、過去に飛んだ美月と美星の呪われた運命が正しい姿に戻る。
二人は互いの声をきちんと聞く仲のいい姉妹として、この世界に戻ってくることができた。

そうして解放される「古色迷宮輪舞曲」。
中身はいわゆる舞さんの人口無能だね。
キーワードを投げかけることで、舞さんがモニターの前の「私」とお話してくれる。
好感度を上げると、キスしたり、舞さんが一人エッチを見せてくれたりする。
ただ、どうせ舞さんといちゃいちゃするなら、もっとそれっぽいキーワードがほしかったよ……。
好感度上げるのが「LOVE」だけって悲しすぎる。

舞さんの一人エッチシーンは、「フロー完成率100%」「キーワード回収率100%」「Hint使用数ゼロ」じゃないと見れないらしいけれど、舞さんに「全てを無かったことにする」を使うとHint使用数がゼロになる。
フローが消えたりはしないから、本編の中ではいくらヒントを使っても大丈夫みたいだよ!
舞さんの一人エッチはなかなか良いものでした。ごちそうさまでした。

以下まとめ。



シナリオ・システム

単なる紙芝居に収まらない、キーワードを投げかけるというこの形のアドベンチャーは、とても秀逸。
攻略サイトなどをまったく見ずにフローを100%完成させられたらすごい。
Hintを使っても難しいところがあるよ。超絶難易度。

シナリオそのものは、良作の域を出ていないように思う。
けれど、このシステムと組み合わさったとき、この作品は輝き出す。
「プレイしている!」という実感が持てて、それが楽しいのかな。

わりとエグいことをすんなり実行してくれるキャラクターたちにも好感が持てる。
一葉を犠牲にするのもそうだし、和奏を殺すのもそうだし、一葉を殺しちゃう和奏もそうだし。
べつに私はグロが好きなわけではないけれど、綺麗事はあまり好きではないからね。
あ、リョナはちょっとだけ好きだよ!

肝心のループ要素に関しては、私はよくできた話だと素直に感心してしまった。
他所では「どこかで見た設定の詰め合わせばかりで、新しい要素は一つもない」みたいなことが言われていたようだけれど、私はSF要素には疎いもので、特に既視感は覚えなかったな。
しかし「事象を移動する」とか私にはできないから、感覚的にしっくりこないところもあった。

この世界は舞さんの童話で、「主人公」と「プレイヤー」は別物という設定は、私はそこまで好みではない。
こういう設定が好きなひとは「EVER17」とかがすごく楽しめると思うよ。
私はあのゲームもそんなに面白いとは思えなかったひとなので。

さて、「妹ゲー」としてのこのゲームはどうなんだろう。
咲は主人公との十数年の思い出があって、だから兄として好きなんだろう。
けれど、主人公は? 咲の「妹として」の思い出は取り戻さなかったんじゃないのかな。
手先が器用になっているという事実が、自分が妹を愛していた「証拠」になっていて、それを認めただけで。
信念とか情熱とかで定められている「運命」を変えていくお話なのだから、最後に一番大切なのはやっぱり「気持ち」なんだと思う。
そこが抜かれてしまうと、どうにもしっくりこなかった。
というか、主人公視点で咲との思い出話なんかが語られなかったから、感情移入し辛かったな。

そして、和奏の思考回路もいまいちピンとこない。
ヤンデレ要素を持っているのか、主人公に殺されたクオリアのせいで壊れてしまったのか。
バッドエンド寄りの和奏の気持ちを、もっと詳しく描写してくれたらもっとよかったよ。

一葉については、ちょっと頭が弱い子だとしか思えない。
あれだけでコロッと落ちてしまうなんてね。

結論、このゲームは恋愛要素が弱点。
SF要素はいい線行っているのだけれどね。

キャラクター・CG

絵自体のクオリティは普通。
ただ、和奏の髪型は明らかにヘンだ。
何を思って耳の後ろだけそんなに伸ばしてしまったんだこの子は?

このゲームでひとりだけお気に入りを挙げろと言われたら、やはりサキになるだろうか。
銀髪でメルヘンな小型生物って、なんとなくイイカンジだよ。

しかし、キャラクターの魅力に欠けるゲームであることは確かだと思う。
あまり書くことが思いつかないもの。
このあたりも、薄い恋愛要素という欠点に結びついてしまうのではないかなぁ。

血生臭いCGが結構多いのは、個人的には高評価。
美月編のバッドエンド、一葉と和奏を100回ずつ殺すシーンでのCGは、頭を撃たれた女の子の差分も欲しかったなぁ。

主人公の親友キャラが二人いたのはよくわからなかった。
メガネの百合薔薇好きの奴の存在意義をだれか私に説明してください。

Hシーン

とても実用に耐えうるものではない。
ヒロインとエッチしなくても、物語の展開に支障はないはず。
このクオリティでエッチシーンにしてしまうなら、まるっと削って全年齢対象にしてしまったほうが、ゲームとしての完成度は上がったのではないかな。

ただし、エロゲーのスレで見つけたからプレイしてみる気になったのであって、エロゲーじゃなかったら私はプレイしていなかった可能性もある。
そこまで考えてしまうと……難しいね。
全年齢を対象にしてしまうと、血みどろCGも載せられなくなってしまうのかな?
それなら18禁でまったく構わないです。

声優

特筆すべきクオリティの声優さんはいなかった。

サキ(名波咲)役の藤森ゆき奈は、「euphoria」の蒔羽梨香でお世話になっていた。
このゲームでいうところの一葉みたいな女の子。
なかなか有名な声優さんのようだけれど、私がちょうどやっていないゲームにばかり出ている。

姫野美月・美星役の鈴音華月は、「プリーズ・レイプ・ミー!」の雲雀野玲花でお世話に。
なかなか演技の幅が広い声優さんなのかな。
美月のする舞さんの声真似なんか、けっこう似ていたと思うもん。
玲花の声もなかなかよかった覚えがあるよ!
ただ、美月の声はあまり好みではないかもしれない……。

桐原一葉役の秋野花は、「1/2 summer」のクロハの声優さんか。
照りのあるロリボイスで、結構よかったと思います。

相羽和奏役の上田朱音と、古宮舞役の雪村とあは、初めてお世話になる声優さんのようだった。
舞さんの声は、ちょっとシツコかったけど、そこまで嫌いじゃないよ!

音楽

特筆すべき点はなし。
オープニングもあまり捻りのないスライドショー形式だしね。
ただ、和奏の死亡CGが一瞬だけ見えるのが、購買意欲を引き立てるよね! それは認める。
BGMに関しても、特に記憶に残るようなものはなかったかなぁ。

評価

紅茶の淹れかたをミスると人が死ぬゲーム。

この作品は、おそらく「不思議の国のアリス」を下敷きにした世界観を持っているのだろうが、その色をもっと全面に出してきて良かったように思う。
不思議の国のアリスは本当に小さな頃に絵本で読んだ記憶しかないけれど、原作はとても濃ゆい作品なのだろう。
その世界観をもっと投影してきてほしかった。
そうすれば、肉料理を赤ワインで臭みを消すように、設定の臭さが減った気がするよ。
サキのファッションセンスとか、男爵に埋め込まれたハートのエースとかさ。

細かいところを突っ込もうとすると、いろいろアラはでてきてしまうけれど、このシステムも含めて、ストーリーを楽しませようとする努力は随所に見て取れるゲーム。
手はきちんとかかっているよ。
ハマる人はきっとハマるのではないのかなぁ。

私は一周さらっとプレイしただけで満足してしまいました。
けれど、プレイしている最中のドキドキワクワク感は、なかなかのものだったよ。
いろんな展開が待っていて、退屈しなかったな。
私の評価は★3つ、良作です。
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