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BackStage 安美ルート

埋もれた名作枠で発掘してきたゲーム、「BackStage」を始めてみた。
……他にやるゲームあるだろ、って? おっしゃるとおりでございます。

手をつけた理由の大半は、シナリオ担当に「リアル妹がいる大泉くんのばあい」や「死神の接吻は別離の味」を書いたおるごぅるがいること。
この人のテキストはマジで笑えることが多いのですよ。

芸能界を目指す主人公が、バックセットというグループで演劇をやる話。
演劇のお話はあまり読んだ記憶がない。強いて言えば「彼女たちの流儀」くらい?
ヒロインはその演劇グループの関係者。
まず攻略したのは、ストリートダンサーの久瀬安美ちゃんから。

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安美の声を当てているのは、中島れおなという人。うん、知らない。
調べたところ、出演作が3本しかない、ものすごくマイナーな声優だったようだ。
演技は下の上。エッチシーンの喘ぎ声がなんだか慣れてない風でいまいちだったなぁ。

安美ルートは、骨格としては「自分の夢と親の希望のどちらを優先するか」というようなところ。
ダンスは大好きだけど、それだけで食っていけるほど甘くはないことを知っているし、大家族の長女でもあるらしく、親は早く身を固めてほしいと思っている。
劇団に真剣に打ち込み、それで大きな役がもらえたら、自分の夢をもっと追いかけようと決意する。
けれどその役は、主人公と争うことになってしまった、というようなお話。

まぁシナリオそのものは、大したことはない。
年上のお姉さんという安美の属性にも、正直大して期待していなかった。

ところがどっこい、これはシナリオライターの面目躍如というところか、ニヤニヤが止まらないルートになってしまっていた。
もともとチビ巨乳という属性もあり、演劇という背景を利用して、妹になりきらせてエッチしてしまうところとか、マジでやばかった。
さらに、年上ということでS属性を付与し、主人公をMにしておいて、年上なのに見た目ロリな巨乳に責められまくるという、カオスな官能の世界が広がっていた。
これを見せられると、最後に攻略しようと思っていた水鏡京香にめちゃめちゃ期待してしまうよ!?

しかし、残念なことに絵はあまり上手ではないかもしれない。
というか、安美のルックスがあまり好きではなかった。(ただし妹エッチは除く)
絵がねー、もっとよければねー、よかったんだけどねー。そこだけ悔しいです。
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ゲーム [★★☆☆☆]
BackStage

BackStage アリスルート

「BackStage」2ルート目に選んだのは、金髪ツーサイドアップという、わりとステレオタイプなツンデレ、芸名・二ノ宮アリスこと安部公子。
公式では二ノ宮アリス表記になっているので、このブログでもそう取り扱っておきます。

アリスの声を当てているのは、これまたマイナーな声優、白石めぐみ。
けれど、それなりにかわいい声でそれなりな演技を聞かせてくれる声優さんでした。これは当たりだと思うな。

アリスはその設定が「声優」だということで、顔出しで演劇をすることに抵抗を持っていた。
自分の顔に自信がない、ひいては自分に自信がない、ということ。

仮面を着けたとき、その存在を一番表現するのは、仮面からのぞく素肌なのだという。
本名が嫌いで、自分の顔が嫌いで、だから芸名で声しか表に出さない。
そんなアリスが隠していた素肌を、水鏡先生は見抜いていて、アリスとの距離が縮まるにつれ主人公も理解していく。
そんな風にして、安部公子が救われていくお話でした。

アリスは共通ルートから個別初頭までの「ツン」具合がかなり高かったこともあり、「デレ」になったときの落差がすごかった。
というか、エンディング直前まで100%はデレなかったしね。
身体は正直だな? 的なデレは結構あったけど。

エッチシーンは相変わらずおるごぅるらしさが発揮されていた。
なんだよ「すごいっ! あなたの16cmすごいよぉっ!」って。吹くよそりゃ。
ただ、残念だったのは、声優というのを生かしたアニメ声エッチがなかったところ。
アニメ声優な設定を生かした、制服コスプレエッチはあったんだけどね。

CGのクオリティにはややムラがあったものの、割烹着の一枚絵には度肝を抜かれてしまいました。
割烹着って、あんなにすてきなものだったんですね。知りませんでした。
ひょっとしたら、メイド服よりもいいものかもわからないです。
世界にはまだまだ私の知らない萌えが広がっていたのでした。ふぅ……。
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ゲーム [★★☆☆☆]
BackStage

BackStage 沙織ルート

「BackStage」沙織ルート終了。
結局最後まで、この子がなんて言って髪を切ってもらっているのかよくわかりませんでした。
グリードアイランド編、ハサミ男に襲われた直後のビスケたんみたい。
結うとき、長い部分と短い部分を選りわけるのが大変そう。

さて、そんな水鏡沙織ちゃん。
担当声優は、藤堂みさきこと真宮ゆず。これも結構マイナー声優。
元気系アホの子な声は、なかなかよかったと思います。

沙織ルートは、うまく役柄にのめり込めない悩みであったりとか、役者バカな主人公が他の女の子とラブシーンをこなすのを見てヤキモキするとか、そんなお話。
おそらく、水鏡姉妹を書いているほうのシナリオライター「はね」が、舞台の経験があるんじゃないかな。
割と舞台役者としての悩みなんかが前面に出てきたシナリオだったように思う。

役者は、舞台の上では親が危篤でも笑顔で演技をしなければいけない。それがプロというものらしい。
だからカノジョがいても他の女の子とキスすることもできる。
けれど、沙織にはどうやっても割り切ることはできなかった。
それが彼女の役者としての限界であり、人間としての情の深みでもある。
沙織ルートはこんなお話かなぁ。

シナリオライター別という視点でみたときのテキスト的な面白さは、沙織の場合は元が強いキャラなので、おるごぅると比べてもそこまで遜色はなかった。
強いて言うなら、アリスルートのときの沙織みたく、もっと強引ゆーわくキャラにしたらよかったのになぁと思った。
星のおまもりのエピソードはとってもにやにやできていいものだったけどね。

しかし、エッチシーンとなると二枚落ちくらいになってしまっている。
せっかく沙織をマゾキャラにしたのだから、もっと深められたし練られたと思う。
メスブタのくだりまではまぁまぁかなと思ったのだけれどね。

あと、通常イベント時の一枚絵の使い方がビミョーすぎる気がする。
唯一評価できるのは、お見舞い時のばたんきゅ~だけ。それ以外は無駄遣い。
もっと一枚絵が映えるシーンを考えるべきだったと思うよ。例えば、お買い物行っていろんな服着せてみるとかさ。

結論から言うと、やや消化ルートになってしまっていたかもしれない。
先輩ルートはかなり楽しみにしているので、ぜひとも期待を裏切らないようにしていただきたい。
よろしくお願いします。
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ゲーム [★★☆☆☆]
BackStage

BackStage ゆとりルート

「BackStage」もそろそろ大詰めな4ルート目、上山ゆとりちゃんを攻略。
なんていうか、ほんわかした女の子をイメージした名前なんだろうけど、もう少しなんとかならなかったのだろうか。
それとも「ゆとり」という単語が悪口に聞こえてしまう私の頭が終わっちゃってるんだろうか。

そんなゆとりちゃんの声を当てているのは、黒川百合。これまたマイナー声優。知らない。
声は基本ふんわりした感じ。でも場面にあわせてきりりと。
可もなく不可もなく、といった感じでしょうか。

第一印象は最悪なゆとりだったけれど、個別ルート自体はそこそこ面白かった。
売出中の新人グラビアアイドルとして活躍中のゆとりは、いつでも他人に流されてばかりだった。
芸能界に入ったのも、グラビアをはじめたのも、演劇をはじめたのも、いつもだれかに勧められたことにただうなずいていたから。
そんな彼女は、自分が何かを演じるという行為を通して、自分の立ち位置を見失いかけていた。
なまじっか顔とスタイルがいいからまわりに持ち上げられて、実力も伴っていない(と思いこんでいる)自分がちやほやされて。

「……ずっと考えていたんです」
「自分がどうしてここにいるのかを……」
「どうしてバックセットにいるのかってことと、なんで演じてるのかってことと、芸能界にいるのかってことと、この世界に存在しているのかってことです」


そんなゆとりに、主人公は演劇と人生の先輩として、親身に相談に乗る。
ここでゆとりが惚れるだけなら、ただのC級シナリオだけれど、話はもう一回転。
たしかにゆとりは主人公に告白する。
けれど、それは「どうして自分がここにいるのか」の答えを見つけるために演劇の主役を取ろうとして、そのための役作りだった。

ゆとりは、恋をしたことがない女の子だった。
純愛モノのヒロインを演じるには恋愛経験が必要だと言われた。
だから、身近な好感度の高い異性である主人公と付き合うことにする。
けれど、それは本当の恋ではない。だから手を繋いでも、キスをしても、セックスをしても、何も感じない。
恋をするヒロインを演じることはできない。
そうして、ゆとりは心身のバランスを崩してしまう。

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割とよく考えられたシナリオだったね。
おるごぅる担当の「安美」「アリス」「ゆとり」シナリオのなかでは、ゆとりが一番面白かったんじゃないかな。
ヒロインの可愛さでいったらアリスで決まりなんだけどね。
エッチシーンの濃さでいったら安美なんだけどね。

ゆとりのエッチシーンは、うんまぁこんなもんかな……といったところ。
ただ、「排卵日のグラビアアイドルがネコミミを着けている」という台詞回しは、やはり光るものがあった。
エロゲーで排卵日という言葉を聞いたのは、数多の抜きゲーをあわせても初めてかもしれない。
「排卵は、しちゃってます……」「排卵しまくってます……」

さて、冷静になったところで、ゆとりのルックスは「リアル妹がいる大泉くんのばあい」の大泉麻衣ちゃんとそっくりだということに気がつく。
まぁ原画師が一緒だから仕方ないのかもしれないけど。
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ゲーム [★★☆☆☆]
BackStage

BackStage 京香ルート

「BackStage」、ラストは憧れの先輩、水鏡京香ちゃんを攻略して全クリ。
年増ロリというジャンルは好物なハズだったんだけど、HCGでの京香ちゃんがロリロリしすぎていて、同一人物にまったく見えなかった。悔しい。

先輩の声を当てているのは、猫村天。また知らない声優だ。
しっとりと落ち着いた、無難な声質の声優さんでした。

シナリオそのものは、うんまぁこんなもんか……という感じ。
主人公と先輩が付き合い始めたことでスランプに陥る沙織の話と、ヒーローを演じていた先輩は実はただの人間でしかなかったという話の二本立て。

沙織ちゃんのお話はなかなかよかったよ。
ファンは、憧れて、追いかけることしかできない。
スターはみんなのスターだからこそ憧れることができる。
だれかのものになってしまえば、輝きを失ってしまう。
なんだか昨今のAKBのスキャンダルみたいなお話だなぁと思いました。

先輩の中身のお話は、正直いまいちピンとこなかった。
演劇とかが好きなひとには共感できるお話なのかもしれないけど、私にはどうも……。

「私は最初から、女優など目指していなかった」
「そのまま、その路を好きになっていれば良かったのに……」
――僕らは、よく逆を言いますよね。
――なんでこんな路選んだんだろう。なんで憧れてしまうんだろう。なんで夢なんか見てしまうんだろう。
――不思議でもなんでもないですよ。先輩は、本来はその路を選ばない人だったんです。
――それに気付いてしまったんですよ、先輩自身が。


憧れていた先輩が成していたことは、やりたくてやっていたことではなかった。
それでも評価されて、付いてきてくれるひとがいたから、その道を歩み続けていた。
主人公が自分に憧れていることは、先輩自身も気付いていた。
騙しているようなものだった。そのことに、先輩は悩んでいた。
たぶんこんなお話なんじゃないのかなぁ。

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エッチシーンは、どうにも薄くてしかたがなかったな。
というか、おるごぅるの濃ゆさと比べると、大抵の純愛系エロゲーは薄味になってしまう。
先輩を服従させるプレイとかあったらすごくよかったと思ったんだけどな。

付き合うことになる過程も、トキメキが足りなかったような気がする。
寝ている先輩にキスして、でも先輩はそれに気付いていて、だから両想いになる。
まぁ無難っちゃ無難なんだけど、憧れの高嶺の花の先輩と付き合うんだから、もっとこう壮大な、ドラマチックな展開がほしかったよ。

あと、ラストももっとドラマチックなのを期待していた。
このシナリオに足りないのはドラマ性だ。
全体的に押し出しの少ない、無難な感じで終わってしまった。
トゥルーのつもりでプレイしていたので、期待はずれみたいな感じになってしまったなぁ。

まとめは次回記事で。
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ゲーム [★★☆☆☆]
BackStage

BackStage まとめ

このゲームは、ウィルスバスターなどが有効な場合、エラーを吐いてインストールに失敗することがあります。

--- シナリオ ---

演劇がテーマなゲーム。
このゲームのシナリオライターは「はね」と「おるごぅる」の二人。
「はね」が水鏡姉妹担当、「おるごぅる」が安美とアリスとゆとり担当。

まずは「はね」担当のシナリオから。
私は小学校の学芸会でしか演劇をやったことがない本当の素人。
その視点から見ると、芸能をモノにしようとする人の生き方が少しだけ見えて、少しだけ面白かったかな。

ただ、それもそこまで深く掘り下げたものではなく、雰囲気が伝わってくる程度。
芸能界を志したことがある人になら深い共感を得られる話だったのかもしれないけれど、そうでない私には「へー?」という疑問符付きの感想しか抱けなかった。

作中で使われたのは「星の王子様」と「天守物語」。
後者はともかく、私は星の王子様も真面目に読んだことのない教養のない人間だったので、そういう意味では興味深かった。
天守物語は、ノイタミナ枠のアニメ「怪」でも使われている様子。
機会があったら見てみようかな、と思いました。

対する「おるごぅる」担当のシナリオは、演劇である必然性のない、いわば汎用性のあるテーマでの話なので、演劇のことを知らなくても素直に楽しめた。
まぁおるごぅるに期待しているのは、頭のネジの外れたエロテキストです。
そういう意味では満足できました!

シナリオ別評価
アリス ≧ ゆとり > 京香 ≧ 安美 > 沙織

--- キャラクター・CG ---

キャラの立ち具合は十分。
キャラ同士の掛け合いもなかなか。
ただ、ライターが二人いるせいか、ときどき話がうまくかみ合ってないことがあったりする。
特に、アリスのゆとりについての反応。
あるルートでは本気で嫌っているぽくて、あるルートではそれなりに好意を抱いていそうだったりする。
私はそういう整合性が気になってしまう人なので、いくらか減点ポイントかもしれない。

まぁやっぱりツンデレは正義かな。アリスが一番かわいい。
次いで、元気系アホの子、沙織ちゃん。個別シナリオはちょっと残念だったけど。

絵は、正直あまり上手くない。
使い方もあまり上手くない。
元からあまり期待していなかったので、そこまで減点ではないけれども。
ただ、ときどきパースが狂った絵があったのは気になった。

オススメ攻略順は特になし。
誰からやっても、他ルートに絡むようなネタバレがあったりはしないです。

--- その他 ---

声優
マイナー声優ばかり使ってきていた。
びみょーな声だったのは安美だけかな。それ以外は普通でした。

Hシーン
おるごぅるテキストは満足。
はねテキストはびみょー。
絵もびみょーだけど、使おうと思えば使えるかな、たぶん。

音楽
オープニングはまったく印象に残らないスライドショー。
BGMは下の中。HシーンのBGMがウザく感じたのは初めてかもしれない。

システム
俺がログに戻ってるときも台詞はなまけるなっていつも言ってるだろ!
えっと、それ以外は文句無いかな。
あそうだ、セーブデータ50コは少ないよ。100コはほしいです。

--- 評価 ---

埋もれた名作と言われているけれど、やれば埋もれている理由がわかる。
というか、全体的にお金がかかっていないゲームな気がする。
この内容でフルプライスは、ちょっと割高かもしれない。
演劇のシーンは、一枚絵を用意しても良かったんじゃないのかなぁ。
読むだけでも伝わってはくるけど、せっかくの紙芝居なんだからさ。

それと、水鏡の読みは「みかがみ」なのか「すいきょう」なのか。
キャラクターによって読みが違うのは戸惑う。
そのあたりからも、作り込みの甘さがうかがえる。

退屈はしないけれど、そこまで人にオススメするようなゲームでもなかった。
演劇に興味がある人なら、やる価値はあるかも。
あとはおるごぅるのエロテキストが好きな人も。

私の評価は、ギリギリ★2つです。
おるごぅるの引退は残念だなぁ。
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ゲーム [★★☆☆☆]
BackStage