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氷菓 1~3話

えるたそ~と京アニが気になって観始めました、氷菓。
タイトル的になんとなく夏モノっぽいけど、秋からでも大丈夫かな?
そのあたりだけ、すこし心配。

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1話 伝統ある古典部の再生

やれやれ系主人公を地で行く主人公、折木奉太郎が、古典部で千反田えると出会う話。
えるが地学準備室に閉じ込められていた不思議と、音楽室の不思議を解いた。

なんか全体的に鼻につく主人公だったなぁ。
親友ポジの福部里志もだけど、あいつらとても高校1年生とは思えない言葉遣いをする。

調べてみると、このアニメは原作が推理小説なのだね。
紙で読むぶんには構わないけど、音で「すいじん」って言われて「粋人」がすぐ出てくる人が、いったいどのくらいいるのやら。
まぁ、現役高校生にとってはああいうスタンスはなかなか憧れるのかもしれないなぁ。

それにしても、えるはなかなかどうして可愛い。
そして京アニなだけあって、とてもきれいなアニメーションだ。
なんだかずいぶん透明感のあふれる、キラキラした雰囲気になっているね。
奉太郎がえるに無意識に惹かれている様子が、髪の毛が絡みつく演出になっていたのも結構好きかも。

2話 名誉ある古典部の活動

秋の文化祭に文集を出展しようというえると、伊原摩耶花の登場。
解いた謎は、毎週金曜日に半日だけ貸出される学校史。
シンナーの臭いだけで、油絵の授業のモチーフに使われていたって気づいてしまうのはすごいな。

摩耶花は里志のことが好きらしいな。
こんな登場のしかたをするヒロインって、なんだかとても珍しい気がする。

奉太郎の省エネだの可処分熱量だの、やっぱり鼻につくよ。
せっかくの高校生活なんだから、もっといろんなことをしたらいいのに、と思ってしまうのは、私の若さへの嫉妬なんでしょうか。

3話 事情ある古典部の末裔

千反田えるの「一身上の都合」とそれに協力する折木奉太郎、そして古典部文集「氷菓」のバックナンバー探しの話。

えるは行方不明になった叔父に関する記憶を探していた。
それは古典部にまつわることのはずで、だから彼女は古典部に入ったのだった。
さて、いつのまに摩耶花は古典部に入っていたんだろう。まったく気づかなかった。

そのバックナンバーは、今は壁新聞部の部室となっている、生物準備室にあるとのこと。
しかし、壁新聞部の三年の先輩が、なんだかアヤシイ。
今回の謎解きは、それ。

赤外線センサーをつけてまで、煙草を吸いたいものかね。
そうだとしたって、煙草やライターを金庫に隠すのはやりすぎじゃないでしょうか。
というか、出せないじゃない!

全ては主観性を失って、歴史的遠近法の彼方で古典になっていく。
いつの日か、現在の私たちも、未来の誰かの古典になるのだろう。

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アニメ [★★☆☆☆]
氷菓

氷菓 4~7話

4話 栄光ある古典部の昔日

45年前、千反田えるの叔父、関谷純のことを推測する話。
なんだかずいぶんと薄氷の上を歩くような推理だったような気がする。
たしかに矛盾はないけれど、どうして古典部の部長がリーダーになれるほど影響力があったのか、とか。
あと、えるも言ってたけど、叔父がそれを言うのを渋った理由と、それを聞いた幼いえるが泣いた理由がよくわからない。

というか、氷菓第二号を書いていた、今は司書をやっている郡山養子に話を聞けばいいんじゃないのかな。
文集の著者が司書の先生だって、まだ気づいていないんでしょうか。
まぁ先生も文集の在処をしらばっくれるほどなんだから、直接聞いてすんなり答えてくれるとは思えないけれど。

しかしまぁ、千反田家はすごかったね。
サマー・ウォーズであんなお屋敷を見たよ!
すごいなあ、あんなところに住んでみたいなあ!

5話 歴史ある古典部の真実

予想通り、司書の先生に45年前のことを聞きに行く話。
郡山養子、変わって糸魚川養子先生は、意外とすんなりお話してくれました。

関谷純は、学生運動の矢面に、無理矢理立たされたらしい。
そして、学生側の不始末を一手に追わされ、泣く泣く退学していった。
学生たちにとっては、文化祭を守った英雄だったのかもしれないが、その実体は、声も上げられない弱いウサギだった。

氷菓。アイスクリーム。I scream。
もし弱かったら、悲鳴も上げられなくなる日が来る。
そうなったら、生きたまま、死んでいく。自分のように。

せめて古典部の後輩たちだけにはそうなってほしくない。
そんな想いが、氷菓というタイトルには込められているのだろう。
私はなかなかしゃれていてすてきだと思います。

さて、ところで、高校生活って、送っている最中は薔薇色だなんて思いもしないものなんじゃないでしょうか?
終わって、振り返って、初めて気がつくもののような。

6話 大罪を犯す

千反田える、怒る! の話。
今回の、数学の先生の謎の怒りの謎解きは、なんとか私も解けた。
とは言え、D組っていう単語が出てきてからだけども。

人の行動は予測がついても、その心理まではわからない。
それがわかると思うのは、七つの大罪の一つ、傲慢なのだろうか。
今回のお話のキモは、奉太郎がだんだんとえるのことが気になるのを自覚しつつあるあたり、だろう。

でも、野郎の心の内を明かされても、全然萌えないよね。こまったこまった。
わたし、気になります! なえるたそにはとても萌えましたよ

7話 正体見たり

夏休み、合宿と称して温泉に行く文芸部4人の話。
今回の謎は、曰く付きの部屋で見た、首つりの影の話。

旅館で出会った二人の姉妹。
気の強いお姉ちゃんと、内気な妹。
現実は理想通りにはいかないけど、理想より良い現実だってある。
善名姉妹のエピソードは、そんなことを思わされる、ちょっといいお話でした。

ところで、奉太郎がハナにつくのは、イケメンだからという結論に達しました。
イケメンだからやれやれ系主人公も絵になるけど、これがブサメンだったら目も当てられないよ。
なるほど、私は自分の顔にコンプレックスがあるのでしょうか。ああやだやだ
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アニメ [★★☆☆☆]
氷菓

氷菓 8~11.5話

8話 試写会に行こう!

夏休み、2年F組自主制作のミステリー映画の謎解きをする話、その1。
脚本担当が、解決編を書かないまま倒れてしまったか何かしたらしい。
だから、解決編を制作するために推理をしてほしい、と、こういうことだ。

しかしあの短い映像だけで犯人がわかるものかね?
そもそも密室ぽかったし、解散してからの個々人の行動がまったく語られていないのはしんどい。
まぁあやしいのは、マスターキーを取りに行った女の子二人だろうけど。
足に草がついてたり汚れたりしてるかは……チェックしていませんでした。

9話 古丘廃村殺人事件

ミステリー映画の謎解き、その2。
古典部の4人は、映画制作に携わった先輩3人の推理を聞く。

しかしマトモなことを言ったのは、メガネの羽場先輩ひとりだけだった。
二階の窓からザイルで侵入、なかなかよかったと思うよ。
沢木口先輩の、壁すり抜け怪人もギャグ的な意味ではかなり面白かった。
私のマスターキーを使って密室を作り上げた、という推理はアテが外れてしまった。ざんねん

ウィスキーボンボンで酔っ払ってしまうえるたそはかわいい。
そしていつもハイテンションな摩耶花もうざかわいい。
しかし個人的には江波センパイが気になるところである。
AB!で遊佐ちゃんが気になるのと同じリクツだなこれは

10話 万人の死角

ミステリー映画の謎解き、その3。
入巣先輩に焚きつけられた奉太郎が、真面目に推理をする話。

結局、死んだ1人を除いた5人のだれにも犯行は不可能だった。
なら、沢木口先輩のいうような7人目がいる。それはいつも6人と一緒に行動していたカメラマンだった。
この結論にたどり着くのはなかなか難しいよ。
伏線も割と機能していて、結構面白かったんじゃないかな。
動機とかその辺がアヤシイところではあるけども。

しかし、これでハッピーエンドかと思いきや、最後の最後で摩耶花がやらかしてくれた。
そうだよ、ザイルはどうしたんだよ? ぐぬぬ

この一連のエピソードのテーマは、主人公が自分の才能を信じられるようになる。
ひいては、自分に自信がない主人公が、他人に認められ、その結果を自分でも認められるようになる。
つまりところ、自己認知とか、そういうあたりになるんだろうなぁ。

――君は特別よ。


11話 愚者のエンドロール

ミステリー映画の謎解き、ラスト。
前話でつけたはずの本郷先輩の脚本の謎解きに、古典部員3人が納得していなかった。
それはザイルが出てこないことであったり、ホームズが叙述トリックを使わない作家であったり、真相も聞けないほど病状がかんばしくない親友を思いやらない江波先輩であったり。

そして奉太郎は気がつく。
自分は探偵役ではない、入巣先輩の脚本コンテストにかけられていただけだったと。
先輩の言う「推理の才能がある」とか「特別な存在」とか、全部自分を焚きつけるためだけの方便だった。
その真相を聞いた奉太郎は言う。

「それを聞いて安心しました」


元に戻っただけのはずだった。
特別なんかじゃない自分の、ぬるま湯のような灰色の日常が戻ってきたはずだった。
けれど、そんな奉太郎を見て、えるは言うのだった。

「折木さんも、折木さんらしくないですよ」


11.5話 持つべきものは

OVAの水着回。入巣先輩に担がれたことに傷つき、凹んだ奉太郎が少し立ち直る話。
今回の謎は、どこかにいった白いイヤリングのような何か。
最初から聞けよ! と思ったんだけど、それは言わない約束かな。

入巣先輩には、特別ではないとは言われたけど、えるには特別な存在だった。
それは視点を変えただけの話。
その視点に価値を見出せるかどうかは本人次第だね。

「折木さんは特別になりたいんですか?」
  「べつに。どのみち、俺は普通の人間だ」
「折木さんは特別ですよ! わたしにとって!」
  「おまえの主観の話はいい。俺は一般論として――」
「主観じゃダメですか!?」
「まわりと比べて普通とか特別とか、そんなこと気にしなくたっていいじゃないですか。だれか一人でもいい、特別だと思ってくれる人がいれば、私はそれで十分だと思うんです」


まぁ実際のところ、その「だれか一人」を見つけるのが至難の業だって話なんですけどね。
並べて世は事も無し。
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アニメ [★★☆☆☆]
氷菓

氷菓 12~14話

ここからは2クール目。
オープニングとエンディングが変わりました。

オープニングは1期のが、エンディングは2期のほうが好きかなぁ。
波紋の演出の透明感が、私は結構気に入ってます。曲の雰囲気とも合ってるしね。
エンディングは、探偵と怪盗っていうアニメーションがコミカルで面白いね!

12話 限りなく積まれた例のあれ

文化祭の日。30部の予定が、伊原摩耶花のミスで200部刷れてしまった文集「氷菓」をどう捌くか、健闘を始めようとする話。まだ始まってはいない。

いつの間にか氷菓はできあがっていたんだね。気づかなかった。
200部の氷菓がどどーん!のカットは、正直わろた。摩耶花が憂鬱になるのもわかるよ。
摩耶花の憂鬱は、それ以外にもありそうな気がするのだけれど。

一人でも文化祭を楽しめてしまうえるはすごいな。
そして、これからはわらしべ長者的な展開になりそうな気がする。
まずは壊れた万年筆が被服部の優先券になった。

13話 夕べには骸に

文化祭、その2。
奉太郎は、優先権の安全ピンがグロックの水鉄砲になる。
えるは、占い研究会のタロットカード「運命の輪」が盗まれた話を聞く。
里志は、クイズ大会で氷菓の宣伝をすると共に、囲碁部の碁石が盗まれた話を聞く。
摩耶花は、先輩との確執で「夕べには骸に」という漫画を持っていく約束をする。

とりあえず伏線を散りばめてみました、な回なのかな。
いろいろ盗んだ犯人を突き止めて、それが壁新聞部のスクープに採用されて氷菓が捌ける、みたいなオチな気がする。
今のところは17部ほど売れたようです。

写真になったえるはなかなかかわいかったね。
あのスナップはちょっとほしいかもしれない。
京都に行ったとき、着物レンタルのお店が町中にたくさんあって、こんなのを着て遊べたら楽しいだろうなぁと思った記憶がよみがえってきました。

14話 ワイルド・ファイア

文化祭、その3。
2日目、料理研究会のコンテストに、里志とえると摩耶花が出る話。
里志はまぁぼちぼち、えるはものすごい出来。
けれど、そのせいで漫研で遅れた摩耶花が使える食材がほとんど残っていなかった。

そこで登場するのがわらしべ長者な奉太郎。
水鉄砲がなぜか小麦粉になっていて、摩耶花はそれを使って屑野菜と共にかき揚げ丼を作る。
結果、チーム古典部はコンテストの優勝を飾る。

なかなかドキドキ盛り上がる回でした。
私がかき揚げという選択肢にまったく思い至らなかったせいでもあると思う。

さて、次回はとうとう謎の怪盗のお話のようだ。
現在、怪盗が出てきたのは「占い研究会のタロットカード・運命の輪」「囲碁部の碁石」「アカペラ部のジュース」、そして「料理研究会のおたま」。
おたまとか、最後まで気づかないパターンありえ……あれ、おたまなしでどうやって豚汁をよそったんだよ? ……まぁいいか。
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アニメ [★★☆☆☆]
氷菓

氷菓 15~17話

15話 十文字事件

文化祭、その4。
おたま盗難から、えるの「私、気になります!」が出かかる。
もう時間の問題だと思った奉太郎は、自発的にこの怪盗事件を解くことを決める。
十文字があいうえおからの「じゅうもじ」で、十文字目の「こ」で古典部が出てきたときには、脳汁か何かが出てきたような気がした。この展開は面白いよ。

現在、「壁新聞部のカッターナイフ」「奇術部のキャンドル」まで進んだ。
仮に古典部まで来るとして、「こ」のものってなんだろう。コップ、とか? そんな下らなくないか。

しかし、えるはちょっとお疲れモードだったね。
摩耶花は漫研でのトラブルで落ちこみ気味。
そして里志は、奉太郎の才能を努力で超えようとする。
みんながみんな変わろうと足掻いている。なんだか青春だねぇ。

16話 最後の標的

文化祭、その5。
本気で考えはじめる奉太郎と、大方の予想とは少し違う方向に進み始める事態。

割とご都合主義な展開で「夕べには骸に」を手に入れる。
そこのあとがき、次回作の予告「クドリャフカの順番」が、今回の事件そのものなのではないか。
クドリャフカと言われると、わふー!のクド公しか出てこなかった私は、終わりに近いな。
スプートニク二号で宇宙に初めて出たロシアのライカ犬の名前、それがクドリャフカだったのだった。

私の適当な予想だと、犯人は漫研のあの「夕べには骸に」の名前を覚えていた先輩だ。
漫画の面白さに差なんてない。読み手の問題だ。
そう言って、転校してしまった先輩の才能を認めようとしなかった彼女は、彼女の考えたネタと同じことを現実で起こし、それに生徒たちが惹きつけられることで、ええと、なんらかしらのなにかをアレしようとしたんだよ!
……この推理はヒドすぎるな。

原作が考えた話を、作画が認めなくて、それで決裂して転校してしまった。
残された彼女は、原作の考えたことを現実に実行し、それに生徒たちが惹きつけられるのを作画である生徒会長に見せつけ、原作の正当性を立証しようとした。
うん、こっちのほうがマトモだな。

17話 クドリャフカの順番

文化祭、ラスト。
私の推理は全然なっていませんでした。残念。
十文字事件を解いた奉太郎の種明かしと、絶望と期待のお話。

安心院鐸玻は原作・作画・背景の三人組。
原作は安城春菜(転校済み)、作画が陸山宗芳(生徒会長)、そして背景とあとがきを書いた誰か。
「あじむたくは」がイニシャルのアナグラムだということ、そして陸山が漫画を書いていることを知っていること、パンフの編集ができる2年生以上の総務部員であることから、背景担当かつ十文字事件の犯人は田名辺治郞となる。

ううむ、素晴らしいね。ここまで思い至れれば、それはたしかに才能かもしれない。
「く」が飛ばされたことで「くがやま」だとは思ったけれど、失われたものが「クドリャフカの順番」だとまでは思わなかった。
十文字事件とクドリャフカの順番は、同じものではないようだった。
その思い込みが、私のミスのようです。

名作はたしかに存在する。読めばわかる。
けれど、読まれることなく、世に出ることなく埋もれてしまうこともある。
天才の、ただの気まぐれのせいで。
安城春菜が好きだった、凡才の田名辺には、それがどうしても許せなかったのだろうなぁ。

「絶望的な差からは期待が生まれる。僕はずっと期待していた」


私は、陸山は原作を読んで、それでいて書かないんだろうと思う。
陸山の田名辺に向けた笑顔は「そうだな、やっぱり面白いよな」というような、無邪気な共感だろう。
けれど、それをものにしようとはしない。
理由はわからない。面倒だからかもしれない。受験もありそうだし。
持つものには、持たざるものの気持ちなんかわかりはしない。天才にはそういう傲慢さがあるのだ。

さて問題は、それを奉太郎がどう思うか。
ひどい話だと思った。人は自分の才能を自覚するべきだ。
そう思ったのなら、特別だと言われたことがある自分に、その傲慢さは本当にないのか?
期待している。里志はたしかにそう言ったのだった。

「自分に自信があるときは、期待なんて言葉を出しちゃいけない」
「期待っていうのは、諦めから出る言葉なんだよ。そうせざるを得ないどうしようもなさがないと、空々しいよ」
  「期待っていうのは、福ちゃんが折木に思っているようなこと?」
  「福ちゃんは、折木に勝ちたかったの?」
「勝ちたいわけじゃなかったけど、見上げてばかりじゃね。ま、こればっかりは摩耶花にもわからないだろうね」
  「……そんなことない」

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アニメ [★★☆☆☆]
氷菓

氷菓 18~20話

18話 連峰は晴れているか

ヘリの音から、奉太郎に中学時代にヘリが好きだといった教師がいたなぁという思い出がよみがえり、その真相が「気になる」話。
実際は、ヘリが好きでもなんでもなく、ただ天候に左右される山岳救難ヘリが出るかどうか気になっていたという話だった。

謎解き自体は大したことはない。
人並みの好奇心を解決しようとする意欲と、それをこなせる才能があることを、奉太郎が自覚しつつある過程のエピソードなんじゃないかな。
たしかに、春と比べたらかなり変わったよね。

「折木さんって自分のことには無頓着ですよね。それなのに、どうして今日だけは自分の疑問を調べたんですか?」
  「嫌な連想が当たっているか、はっきりさせたかった」
  「連想が当たっていたら、気をつけなきゃいけないことだからな」
「気をつける、ですか?」
  「実際はああいうことがあったのに、小木はヘリが好きだったな~なんて気楽には言えない。それは無神経ってことだ。そりゃさすがに気をつけるさ」
「折木さん、それって、とっても…………うまく言えません……」


えるは、きっとこう言いたかったんじゃないかな。
洞察力の鋭さが、人を思いやる優しさという方向に向けられるのは、とってもすてきなことだ、って。

19話 心あたりのある者は

奉太郎がえるに「理屈と膏薬はどこにでもつく」を証明しようとする話。
校内放送の呼び出しから、偽札事件にまで飛躍してしまった。
思えば遠くまで来たものだよ、本当に。
結局、呼び出しの真意はわからず。本当に当たっていたのかな。

でも、こんな感じの、どんどんブッ飛んでいく会話は、私も学生時代なんかに面白おかしくやっていたような気がする。
えるが真面目すぎてふくれるところはわろてしまったね。

20話 あきましておめでとう

着物回。初詣に行った奉太郎とえるが納屋に閉じ込められる話。
内容は下の中くらい。
だけど、着物のえると巫女装束の摩耶花は可愛かった。
十文字さんは、前髪をピンで留めていない、文化祭バージョンのほうが好みだなぁ。

振袖と小紋の違い、そして巾着の口と底を縛ると袋のネズミだという意味になるということがわかって、二つ賢くなる回でした。
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アニメ [★★☆☆☆]
氷菓

氷菓 21、22話+まとめ

21話 手作りチョコレート事件

バレンタイン・デー、摩耶花が里志に渡そうとしたチョコレートが盗まれる話。

正直に言って、里志の気持ちはよくわからない。
何かにこだわりはじめると、そのものを楽しめなくなってしまう。
それを人付き合いに当てはめたのが、福部里志だった。
手を伸ばせば届くものを掴んでしまえば、一番大切なものを失ってしまう。
そういう話なんだろうか?

摩耶花は里志のどの辺りが好きなのか。
里志は摩耶花のどの辺りを指して、いい子だと言ったのか。
その気持ちがよくわからないだけに、うまく感情移入できなかったなぁ。

22話 遠まわりする雛

旧暦三月三日、生き雛祭りで女雛となったえるの傘持ちをする奉太郎の話。
水梨(みずなし)神社のモデルになったのは、岐阜県は飛騨一宮水無(みなし)神社。
割と神社が好きな私は、実際に参拝したことのある神社のひとつ。
アニメに描かれていたとおり、田舎にある、境内がだだっ広い神社だったように記憶している。
とても大きな杉の木か何かがあり、おぉ~と思った記憶も。
生き雛祭りも、実際にあるお祭りのようだね。

しかしこれが最終話かぁ。
大した謎解きも、大した面白みもなく終わってしまった。
原作はまだ続くようだから、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないけど。
いまいちぱっとしなかったね。

--- まとめ ---

文化祭後のエピソードが失速しつづけていたのが悔しい。
12~17話、文化祭の「クドリャフカの順番」のエピソードが一番面白かった。
次点が、7話の善名姉妹のエピソード。
その次が、8話~11話の2年F組「愚者のエンドロール」かな。

ほとんど真面目に見たことがないけれど、ところどころけいおん!と作画がカブっているような気がしなくもなくもなかった。
特に、摩耶花がときどきりっちゃんに見える。
……気にしすぎかな?

やはり京アニというべきか、作画の綺麗さは特筆に値すると思う。
そのあたりは安心して観られるね。うれしい

キャラ萌え寄りの回は退屈で、謎解き寄りの回は面白いアニメでした。
現役高校生なんかにはすごく楽しめるアニメなんじゃないのかなぁ。
ちょっと世の中を斜に見ている主人公と、純真無垢なヒロインとか、イイカンジだよね。
えるはかわいいと思います。

しかし、終わり方のスッキリしなさは、とても後味が悪い。
息抜き気晴らしに観るにはちょうどいい感じかもしれないけどね。
評価は★2つです。
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アニメ [★★☆☆☆]
氷菓