Entry Navigation  [カテゴリ別アーカイブ]

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
category
スポンサー広告

少女革命ウテナ 1~3話

不朽の名作アニメ枠で紹介された「少女革命ウテナ」を観ることにした。
私は「輪るピングドラム」が好きなのだけれど、ウテナも同じ幾原邦彦の監督作だということで、前々から気にはなっていた。
そして、海外の掲示板でピングドラムを観た外人の反応に「ようやくウテナ以来の名作アニメに出会えた」とかいうのがあったので、そこまで言うなら! という感じで手に取ることに。

初出は15年以上前のアニメ。古いなぁ。
大きなお友達向け深夜アニメではなく、平日夕方に放送してた子供向けアニメのようだ。
というか、15年も前に深夜アニメなどという概念は存在したのだろうか?

とりあえず、タイトルのネーミングセンスはすごい。
なにか惹きつけられるものを感じます。
この時代に革命って、一体どういうことなのだろうか。
確かにピングドラムでも革命したがっていたけれど……。

---

1話 薔薇の花嫁
主人公の天上ウテナが、親友の篠原若葉のラブレターを晒しモノにされた仇を取るため、生徒会副会長の西園寺莢一と決闘をする話。

決闘の勝者が姫宮アンシーとエンゲージすることになるらしい。
アンシーはなんだ、景品かなにかなのか。

ピングドラムと同じく、リアリティよりも演出面に力を入れている。
アンシーの胸から剣が出てきちゃうところとか。
学ラン+タイツな男装ボクっ娘っていうのは、意外とアリかもしれない。

さすが15年前のアニメなだけあって、色々なところに時代を感じる。
キャラクターデザインもそうだし、背景もそうだし、演出もそうだし。
こんな風貌の二枚目なんて、ものすごく久しぶりに見た気がする。
今どきな方がいいなぁと思わなくもないけれど、見るのが苦になるレベルではないかな。

2話 誰がために薔薇は微笑む
アンシーと同居することになるウテナと、リベンジを挑んでくる西園寺の話。

生徒会の面々は「世界の果て」とやらから手紙が来ていて、その指示通りに戦っているらしい。
薔薇の刻印が決闘の参加資格で、決闘に勝ち薔薇の花嫁とエンゲージする者が、浮かんでいる城に辿り着いて世界を革命する力を手に入れる。のだとか。
「世界の果て」が人格を持つ存在なら、ピングドラムで言う渡瀬眞悧に相当するのだろうか。
となると、ウテナは荻野目桃果か。

「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく。我らは雛だ。卵は世界だ。世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。世界の殻を破壊せよ。世界を革命するために」

ウテナは西園寺との勝負を、指輪に関連する謎の力(あれがディオスの力なのか!? って言われてたけど、そもそもディオスってなんだ)に助けられ、勝利する。
その力は、ウテナには指輪を贈ってくれた薔薇の王子様に見えていたようだけれど。
ウテナは、負けるつもりだった決闘に勝ったのはチュチュのためだと言っていたけれど、実際は違うのだろう。
その謎の力が、ウテナを勝たせてなにかへと導いているに違いないよ。

西園寺は完全にナルシストな悪役にはまっているけど、アンシーと交換日記をしてたのにはわろた。
そして、なんの疑問もなくウテナは変身し、アンシーからディオスの剣を取り出していた。
状況適応能力すごい。

3話 舞踏会の夜に
生徒会長の桐生冬芽とその妹の七実の登場回。
ディオスの力を見た桐生はウテナを、兄への独占欲から七実はアンシーを舞踏会へと誘う。

ウテナは同じ指輪を持っている桐生を夢で見た王子様じゃないかと思っているようだ。
あれ? 西園寺も指輪を持ってなかったっけ。色が違ったっけかな。

さてウテナはアンシーに友達がいないことを心配していたけれど、あれじゃなかなか難しいよね。
しかし舞踏会ってあたりにまた時代を……って、15年前にも舞踏会は一般的じゃないか。
スポンサーサイト
category
アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 4~7話

4話 光さす庭・プレリュード
生徒会役員の薫幹がアンシーに惚れこんでいく話。

薫はアンシーにいなくなってしまった妹と同じ輝きを見たようだ。
どうしていなくなってしまったのかはわからない。死別だろうか?
しかし何はともあれ、その輝きを取り戻すためにウテナと決闘をするのだろう。

七実はお兄様大好き妹かと思っていたら、薫に惚れていたらしい。
そして薫がアンシーに惹かれていくのがまったく面白くない。
そんな七実は、あの手この手でアンシーに嫌がらせをしようとする。

でんでん虫→アオダイショウ→生タコなチョイスにはわろてしまったよ。
あれか、七実のカバンは四次元ポケットかなにかなのか。
しかし徹夜で捕まえたアオダイショウをマングースに食われてしまって泣きそうになってる七実には萌えた。

5話 光さす庭・フィナーレ
薫とアンシーの話、その2。

薫幹の双子の妹、梢は死んだわけじゃなかった。ただピアノを辞めてしまっただけ。
薫は妹の弾くピアノが好きだった。
その音色にだけ憧れてピアノを弾き続けていた。
そして同じ輝きを持つアンシーに惹かれていった。

「本当に大切なものは自分の手に入れて守らなきゃ、人に取られちまうぜ」

会長の桐生は妹の梢を抱いたあと、薫にそう言った。
そしてもはや自分の手の届かないところに行ってしまった妹を見て、薫はアンシーを自分のものにすることを決意する。

セックスを匂わせる描写があるとは、かなり意外だ。ふぅむ。
桐生が梢を抱いたのは、恋愛関係なんかじゃないんだろうな。
生徒会を解散しようなどと甘いことを提案する薫に対して、殻を破らないとどういうことになるかという現実を見せ付けたんだろう。

結局薫はウテナには勝てず、アンシーは輝くものにはならなかった。
しかし、本当の輝くものは自らの殻を破ろうとしていた。
どうして梢がもう一度ピアノを弾くつもりになったのかはわからない。
愛のない関係を経て、誰が本当に自分を愛してくれているか気付いたからかもしれないなぁ。
薫はまだそのことに気付いていないようだけれど。

「また私としてみたい?」

6話 七実様御用心!
不運続きの七実が、誰かに命を狙われてるんじゃないかと疑心暗鬼になる話。

とても良い感じのギャグ回だった。
暴れ馬が出たぞー! で既に笑えてきてたのに、カンガルーが出てきた時には声を出してわろてしまった。
オープンリールデッキもそうだけど、笑いの取り方が本当に良くわかっているなぁ。
感心してしまったよ!

しかしオチはあれで良いのだろうか。
「こんなことであなたが死んでも、私泣いてあげませんからね!」はとても良いと思う。
けれど「だって、あなたは私の手下なんだから」を続けたら、すべてぶち壊しじゃないか!
そのあたりが七実のチャームポイントなんだろうか。
はい、私は良いと思います。

7話 見果てぬ樹璃
生徒会役員の有栖川樹璃が、自らの矜持のためにウテナと決闘する話。

樹璃には好きな人がいた。
その人は、樹璃と同じ男を好きになったと思い込み、その人を奪って消えてしまった。
その人の口癖はこうだった。

「奇跡を信じて。想いは届くと」

樹璃の想いはまったく届いていなかった。
好きなことさえ気付いてもらえなかった。
裏切られた今でさえこんなに想っているというのに。

そう、奇跡など、ない。
樹璃はそれを証明するために、奇跡を信じているウテナを倒さなければならなかった。
さて、その樹璃が負けたのは偶然か、奇跡の力か?

しかしまぁなんという切ない話なのか。
この叙述トリックはすごい。すっかり引っかかっていた。
冒頭の目隠しされてる間のキスも胸が痛かったけど、最後のロケットの写真も痛いよ。

「だが君は、本当に奇跡の力を否定したいのかな? 届かぬ想いを叶えてくれるのが、世界を革命する力だとしたら? 君の恋がまだ諦めずに済むかもしれないとしたら? それでも薔薇の花嫁の力を否定したいのかな?」
category
アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 8~10話

8話 カレーなるハイトリップ
幻の象がパオーン9000億倍カレーのせいで人格が入れ替わってしまったウテナとアンシーの話。

出オチのギャグ回。
世界滅亡(カレーのせい)の前日のテンションで会議をする生徒会の面々にはウケた。
その後の、七実たちと象の絡みと、西園寺の交換日記の話もなかなか。

けれど、これなら6話の「カンガルーだぁ!」のほうが面白かった。
もっと桐生の焦ったところとか見たかったよね。
アンシーの人格が変わってしまったことによる薔薇の花嫁の力への影響あたりをダシにしてさ。

9話 永遠があるという城
永遠を求める西園寺と、ウテナの過去の話。

ウテナは両親を事故で亡くし、その葬儀のときに気が付いてしまった。

「生きてるのって、なんかキモチワルイよね。どうせ死んじゃうのに、どうしてみんな生きてるんだろう。なんで今日までそのことに気付かなかったんだろう。永遠のものなんてあるわけないのにね……」

その場面に居合わせた桐生と西園寺は、ウテナを救うには永遠があることを証明するしかなかった。
そして西園寺は、自分の知らないところで桐生がウテナに永遠のものを見せたと思っていた。
決して超えられないライバル。超えなければ自分は成長できない相手。
西園寺にとって、桐生はそれだった。

アンシーも永遠がほしいと言った。
絶対に手に入れたい薔薇の花嫁。
西園寺はアンシーと一緒に永遠のある城に行くことで、桐生を超えられると思っていた。
その思いを逆手に取って、自作自演で西園寺を陥れる桐生冬芽。

なんだか幾原邦彦らしい展開になってきたね!
城にはなにがあるんだろう。永遠のものってなんだろう。
ベタなところでいくと「想い」とか「愛」とか、そういうのっぽさそうだけど……。

10話 七実の大切なもの
七実が兄を想うあまり、西園寺とのバトルでの桐生のケガをウテナのせいだと逆恨みし、決闘を挑む話。

兄のために拾ってきた子猫に兄の愛情が注がれるのを見て、独占欲から子猫を殺してしまった、幼かった七実。
そのときの後悔を繰り返そうとしてしまっていた。
しかも、今度失うのは自分自身。
きっと兄は七実が子猫を捨ててきたのも知っていたのだろう。
それを含めて、すべてを受け入れてくれた。

七実の大切なもの。
それは、兄に喜んでもらうためだけに泥だらけになってまで猫を捕まえた、あのときの純粋な気持ちのことなんだろうな。

替わってその兄の桐生冬芽だけれど、あれは王子様なんかじゃない。
どうもあの腹黒さが鼻についてしょうがないよね。
今回もマッチポンプみたいだったし。

しかし、王子様なんて本当にいるのだろうか。
永遠を見せたのは桐生だけれど、王子様なんかじゃなかった、っていうオチな気がする。
……だから、永遠のものってなに? 私もほしいよそれ!
category
アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 11~13話

11話 優雅に冷酷・その花を摘む者
桐生がウテナに決闘を挑み、ウテナとアンシーの関係が明確になる話。

桐生はウテナを「ひとりぼっちの姫君」だと言った。
アンシーを親友だと思っているウテナだけれど、それはウテナがそう望んでいるから、アンシーが薔薇の花嫁としてそうしているだけ。桐生はそれに気付いていた。
アンシーの本心がどこにあるのかは、一度も語られていない。
そもそも人間なのかどうかも定かじゃない。
果たしてアンシーは旦那様にだけ従順な機械のような存在以上になれるのだろうか。

ウテナからすると、良い関係を築けていたと思っていただけに、かなりショックだろう。
アンシーからすると、これも繰り返されてきた別れのひとつなんだろうか。
本当にマトモな人間の心を持っているのなら、かなりのストレスになると思うんだけどなぁ。

ところで、ウテナが使ってるディオスの力って一体なんだったんだ。
使っている自覚はあったのかな?

12話 たぶん友情のために
自分なりの「普通」を取り戻すため、桐生にリベンジマッチを申し込むウテナの話。

ウテナのショックは予想以上だった。
すっかり腑抜けになってしまったところ、若葉に活を入れてもらう。
アンシーがいないときの、学ランを着ていないときの、本来の普通に戻ろうなんて、普通じゃない。

「今のウテナってカッコ悪いよ! なんかわかんないけど、取られたら取り返しなさいよ!」
「それに、それに……その制服、似合ってない!」


そして対峙するウテナと桐生。
桐生はディオスの剣をなんかすごい使い方してた。
アンシーも諦めムードだったのに、ウテナが奇跡の逆転。
本来の王子様に似たような状況になった描写があったけれど、果たして。

ややご都合主義かなぁとは思ったけれど、いったいどう都合を付けたらああなるのかわからないから、どう突っ込んでいいのかもよくわからない。
しかしウテナを怒鳴りつける若葉はちょっとカッコ良かった。

13話 描かれる軌跡
1クール目総集編。新しいカットもいくつか。

今まで七度あった決闘には、それぞれテーマがあった。
  1戦目 対西園寺戦、若葉への「友情」
  2戦目 対西園寺戦、決闘者になることの「選択」
  3戦目 対薫戦、望む輝きを別の人間に求めるべきではないという「理性」
  4戦目 対樹璃戦、奇跡の存在を示唆することで叶う可能性のある「恋愛」
  5戦目 対七実戦、兄への盲目的な「崇拝」
  6戦目 対桐生戦、薔薇の花嫁ではない人間としてのアンシーへの「信念」
  7戦目 対桐生戦、取られた「自分」を取り返そうとする

この戦いを積み重ねて「革命」まで行き着いたとき、ディオスの力は解放されるらしい。ふぅむ。
モノローグはやっぱりちょっと意味不明気味。
ラストまで見てから、もう一度戻ってきたりすると理解が深まったりするのかもしれないな。

「たったひとりで深い悲しみに耐える小さな君。その強さ、気高さを、どうか大人になっても失わないで」
category
アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 14~17話

14話 黒薔薇の少年たち
展開は第二局面へ。
100個の黒薔薇の刻印を持つ天才少年、御影草時がアンシーの兄の婚約者、鳳香苗を操ってウテナに決闘を挑む話。

「あなたは世界を革命するしかないでしょう。あなたの進む道は用意してあります」

アンシーにも兄がいるってことは、ちゃんと人間だったんだね。
今さらながら納得してしまった。
しかし香苗はアンシーを好きになれないことで、とても深く悩んでいた。
その気持ちはなんとなくわかるよ。人間味が欠けているもんね。

御影は千唾馬宮を薔薇の花嫁にし、ディオスの力を手に入れて永遠の秘密を手に入れようとしているらしい。
なんだろう、永遠の秘密って。
ていうか、百合の次は薔薇ですか。いいですけどね。
そして、アンシーはお兄ちゃんとヤッちゃってるんでしょうか。

15話 その梢が指す風景
御影が薫幹を剣、薫梢を決闘者として操ってウテナに挑む話。
4、5話の薫兄妹のその後に当たる。

なるほど、梢はもともとお兄ちゃんが好きだったんだ。
好きだけど近くにはいられない。才能のない自分は邪魔になるだけ。
だけど構ってほしくて、心配してほしくて、兄の心の中を自分でいっぱいにしたくて、だから色んな男とヤッちゃってたわけだ。
なのに肝心のその兄は、最近アンシーにご執心。なるほど。

御影は梢のその気持ちを操り、幹の心を剣としてウテナを倒しアンシーを殺そうとする。
ていうか、アンシー以外も胸から剣出せるんだね。知らなかった。
アンシーを嫌っていないと御影に操られることもないんだろうか。

兄妹話のエピローグとしては、良い感じにまとめてきたと思う。
梢のこのキャラはとても好きだよ。
これはツンデレの亜種なのかな?

あって当たり前。普段は気にもしない。あまり役にも立たない。でも、時々見上げては心安らかになる。

16話 幸せのカウベル
七実がカウベルをつけて牛になる話。

何を言っているかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった……。
頭がどうにかなりそうだった……。

で、どの辺が幸せだったんだろうか。

17話 死の棘
有栖川樹璃の想い人、高槻枝織が学園に戻ってきて、御影に操られて決闘する話。
7話のその後に当たる。

「君の写真を捨てられなかったのは私の弱さだ。だが、私は奇跡を信じない」

樹璃はずっと枝織を想い続けていた。
しかしその想いが届かないこともわかっていた。
だから、心をかき乱されながらも、再会した枝織にも辛く当たってしまう。

枝織はずっと樹璃が妬ましかった。
絶対に超えられない親友に、一泡吹かせてやりたい。だから想い人を取ったつもりだった。
けれど、そんなことをしても自分の惨めさが際立つだけだった。

そして、枝織は樹璃が捨てたロケットの中を見るまで、樹璃の想いに気付くことはなかった。
樹璃がずっと自分のことを想っていたことを知り、枝織は混乱する。
樹璃の心にはずっと自分がいたことで優越感を覚える一方、ずっとそんな目で見られていたことに混乱し、更に自分が言った言葉の残酷さにも気付いてしまった。
そこに御影はつけ込んだ。

胸の剣は、相手を傷つけたいと思う暗い気持ちの喩えなのかもしれない。
樹璃はロケットを見られ、枝織に見下された態度を取られたことで、きっとそういう気持ちを抱いたはず。
世界を革命すれば、起こってしまったこともやり直すことができるのだろうか。

「結局私の手に戻ってきた。一度は捨てることができたのに。なぜ私は強くなれないんだろう」
category
アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 18~21話

18話 みつるもどかしさ
石蕗美蔓が大人になりたいという願望を利用され、七実を剣にウテナに挑む話。

剣になるのって痛いの? って七実は執拗に聞いて回っていたよね。
そして、今回の「大人になりたい」というテーマと、ラストの頬を赤らめる七実。
え、なに、胸から剣を抜くのってセックスの暗喩だったの?

子供は経験を積んだ大人を倒して、初めて大人になる。
でもウテナも中学二年生だよ、大人なんかじゃないよ?
子供向けアニメではそういうことになってしまうんだろうか。

私は大人になりたいなんて思った時期はなかったような気がするなぁ。
みんな思うものなんだろうか。性差もあるのかもしれないな。
一回り成長した石蕗を、七実はもう少し意識し始めたりするのかな。

19話 今は亡き王国の歌
若葉が幼馴染みの風見達也に再会する話。

風見は昔から若葉が気になっていたけれど「タマネギ王子」って呼び方のせいで、脈無しだと思い込んでいた。
だからウテナから外堀を埋めて……って、それでラブレター書いちゃうの?
っていうか、タマネギが嫌なら髪解けばいいんじゃね? って思ったんだけど、それはナンセンスなツッコミなんでしょうか。

最後の若葉と風見のシーンは、割とミスリードに成功してたように思う。
なんか具体的なこと言わずに話合ってるなーと思ったら、案の定……っていうね。
しかしなぜ西園寺なのはどうして?

サブタイトルはとても秀逸。
今までもかなりセンスに満ちあふれていたと思うけど、今回は特段だね!

20話 若葉繁れる
若葉の恋と、特別なものへの憧れの話。

そうだ、すっかり忘れていたけれど、若葉は西園寺のことが好きだったんだ。
1話でラブレターを書いてたんだったよね。

平凡な若葉にとって、西園寺は特別な人間だった。
その人と一緒にいられる間は、自分もまた特別な人間になれた。

「ほとんどの人は、皆大勢の中の一人でしかありません。でも、きっかけさえあれば今までにない光を放つことがあります。ただ言えることは、多くの人にとって特別な時間はそう長くは続かない」

特別なものに憧れていた。
その特別さを持っていながら無自覚な人間が妬ましかった。

「お前もその女も生徒会の連中も、みんな私を見下してるんだ! なんの苦労もなく、持って生まれた力を誇ってな! だからお前たちはみんな平然と……人を踏みつけにできるんだ!」

若葉の本音の叫びは胸が痛い。
持っている人間は、持っていない人間の気持ちなんかわかるわけないんだ。
そして結局、好きな人の特別になんかなれなかった。革命は起こせなかった。
胸の薔薇を散らされた時の若葉の涙は、哀しい。
親友の慟哭を聞いたウテナは、一体何を感じたのだろう。

脇役にスポットを当てる回としては、15話の薫梢のエピソードに次ぐ秀逸な出来だと思う。
サブタイトルが出る直前の、西園寺の待つ寮の部屋に帰ってカギをかけるシーンはとても素晴らしいよ。

21話 悪い虫
七実の取り巻き苑田茎子が、胸に秘めた想いを武器に世界を革命しようとする話。

茎子はツインテの女の子だね。
初めて顔と名前が一致したよ! 名字が出たのも初めて。

茎子は自分でも気付いていなかったけれどずっと桐生冬芽に憧れていた。だから七実に仕えていた。
七実への憧れは、冬芽の近くにいられることへの憧れだった。
けれど、七実はそんな気持ちに気付くこともなく、ただ便利な駒として使っているだけ。
そして茎子が一世一代の勇気を振り絞って冬芽に近づいた途端、徹底的に潰そうとした。

「私だって一人の女の子よ、誰かに好きになっていいはずだわ! なのにどうしてあんな女に遠慮しなくちゃならないの!?」

脇役にスポットを当てる回としては、これまた秀逸な出来。
ただのモブキャラかと思っていたら、こんな憎しみを抱えていたなんてね。
確かに七実の茎子への扱いは酷い。
というか、冷静に考えたら七実ってかなりアレな女の子だよね。

しかし胸から剣を抜くというシーンの示唆するものが、いまいちわからない。
自分の大切な想いを武器に、世界を革命しようとするってことでいいんだろうか。
茎子もまた、特別な存在になりたかった。自分の想いを特別なものにしたかった。
きっとだれもがそう思うことなんだろう。

「好きな人のためならそれ以外の人への感情なんて問題じゃない。自分なんていくらでも誤魔化せますから」
category
アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 22~24話

22話 根室記念館
御影草時の過去回想。

噂の根室教授とやらは、御影草時その人だったらしい。
御影は千唾馬宮を見て、永遠を手に入れる決意をした。
そのきっかけは、鳳暁生と抱き合う千唾時子を見たから。

御影の心境変化はどんなものなんだろうか。
馬宮のためと言いながら暁生と愛し合う時子が、馬宮に対する裏切りに見えたのかな。
だから自分がやってやらなきゃいけないと思った、とか?

しかしその馬宮は既に死んでいるらしい。
そして、鳳暁生と御影草時は年を取らない。ふぅむ。
根室記念館が燃えたのは一体何年前なんだ?

23話 デュエリストの条件
ウテナを味方に引き込もうとして失敗した御影草時が、ウテナと戦う話。

御影はウテナに時子を見ていた。
やっぱり時子を愛していたんだなぁ。
つまり、時子と愛し合っていた時間を永遠のものにしたくなったわけか。

「彼女たちは皆忘れられない想い出を持っていました。彼女らはそれを守るために戦いに赴いたのです。言うなれば、想い出によって人生を変えようとした人々。君はどうですか? 君ならば、きっと僕みたいに想い出を永遠のものにできる。世界はそれをそれを必要としています」
「美しい想い出を持つ者だけが願うことを許されるんだ。あの頃が永遠に続いたなら、今もあの頃のままでいられたならば、と」
「僕にはわかる、君は僕と同じだ。想い出を永遠のものにしたいと願ってやまない。そんな人の目と同じだ」
「君も昔大切な人に出会ったんだ。そして、その人に自分の人生を変えられてしまったんだ!」


けれど、現実が想い出に勝てるはずがない。
想い出は時を経るごとに美しくなっていくものなんだから。
そして御影はウテナに敗れ、イリュージョンはすべて解けてしまう。

おそらく御影は馬宮ごと建物に火を放って殺してしまったんだろう。
美しかった頃の馬宮の想い出と一緒に。
鳳暁生がかなりの黒幕っぽいのだけれど、何がしたいのか、何を言っているのかさっぱり理解できなかった。
永遠ってなんだろう。難しいなぁ。

24話 七実様秘密日記
ストーカーな石蕗の手帳から、七実の様々な悪事がウテナとアンシーに暴露される話。

これは総集編……なのか?
新しいカットも色々あったけれど、七実の軌跡を振り返るのがメイン。

ていうか、石蕗はガチストーカーだったんだなぁ。
まさかインドにまで着いていってたなんて!
しかし牛の話は滑ってると思うんだよ?
category
アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 25~27話

25話 ふたりの永遠黙示録
世界の果てを見た西園寺が、三度ウテナに挑む話。

展開が第三局面に来た模様。
絶対運命黙示録がパワーアップした。ついでにエンディングも変わっていた。

ウテナとアンシーは暁生と一緒に住むようになり、暁生は桐生と西園寺に「世界の果て」を見せたようだ。
そして、幼少のウテナに「永遠のもの」を見せたのは暁生だという。本当かな?
13話で暁生が語りかけていた、封印されているという誰かじゃないんだろうか。

西園寺との決闘では、戦闘中にディオスの剣が消えてしまい、ウテナの胸からアンシーが剣を抜いていた。
あれはなんの比喩だろう。
アンシーのウテナに対する想いが武器になるっていうことなんだろうか。うぅむ。

26話 幹の巣箱(光さす庭・アレンジ)
世界の果てを見た薫幹が、再度ウテナに挑む話。

今回暁生と桐生が世界の果てを見せたのは、幹と梢の兄妹。
それを見た二人は、西園寺と同じく、途端に戦う気になっていた。
一体世界の果てに何を見たのだろう。

梢は「親なんていらない」と言いながらも、親をなくした雛鳥を助けていた。
梢が望むのは、兄の愛、そして親の愛。そのあたりなんじゃないだろうか。
幹が望むのも、アンシーのようで、実は梢と似ているような気がする。
幹はアンシーに梢を透かして見ているのだから。

「周りが全部汚れてたら自分も汚れるしかないじゃない。自分も汚れて、欲しいものを手に入れるしかないのよ」

わかるようでわからない話だ。
なぜ巣箱は「幹の」なのだろう。梢が拾ってきたのに。
巣箱から出れずにエサを待ち続けているのは、実は幹のほうなのか?
だから梢は幹の欲しいものを与えようと、身を汚しているのだろうか。

「意気地無し」

27話 七実の卵
七実が卵を産む話。

まるで意味不明な回だった。
なぜ起きたら卵があったのか、結局なんの卵だったのか、まるで語られなかった。
意味不明さの極めつけは冬芽だ。
なんでことあるごとに七実に「今こうして楽しく生活していられるのは、お前が卵を産むような女の子じゃないからだ」を連発するんだよ。

卵を産んでしまったことで右往左往したり、なぜか母性愛に目覚めたりしてた七実を見ているのは面白かった。
あとエプロンで目玉焼きを作っている西園寺ね。

ところで、ウテナとアンシーのベッドシーン、アンシーがまるで別人のようになってないですか?
すごく髪伸びちゃってるんですけど。どういうこと?
category
アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 28~30話

28話 闇に囁く
病休していたフェンシング部部長、土谷瑠果が復学し、高槻枝織を花嫁にウテナに挑む話。

枝織はずっと土谷を慕っていたらしい。
7話と17話の元カレとは別人だよね。
樹璃は土谷の本性を知っていながら、寝取られるのを黙ってみているしかなかった。

「私を素晴らしいところへ連れて行ってくれるのね」
「そうだよ。君も大人になった。世界のすべてを手に入れよう。僕と二人で。大いなる奇跡の力だ」


土谷は枝織の想いを武器に戦うが、やはり勝てない。
ウテナにディオスの力が降りてくると無敵なのか。
しかし土谷の思惑がまったく読めない。
世界の果てに、一体何を見たのだろう。気になって仕方がない。

「ねぇ、次は勝てますよね? だって奇跡の力は私たちのものだもの。あんな奴らに――」
「次はない。何度やっても同じさ。負けたのは花嫁のせいでもある」
「そんな……酷いわ! 私がどれほどあなたのことを想ってきたか!」


決闘というのはなんの比喩なんだろうか。
ウテナはもう負けそうにないけれど、一体いつになったら世界を革命するんだろう。
ウテナ自身が革命したいと思っていないから、起きないのかな。
それとも、幼少に見せられた「永遠のもの」が既に革命だったのか?

ところで、このアニメさ、みんなエッチしすぎだと思います!
確かに人と人との関係上避けては通れないのかもしれないけどさ。

29話 空より淡き瑠璃色の
土谷瑠果と高槻枝織と、そして有栖川樹璃の話。

土谷は決闘に負けた枝織をすげなく捨てる。
想い人が病んでいく様子を見て、樹璃は土谷に、枝織と復縁してくれるように頼む。
けれど土谷は樹璃の唇を奪い、隠していた想いを暴露する。

引っ込みがつかなくなった樹璃は、矜持を賭けて土谷に決闘を挑み、そして負ける。
土谷は樹璃に世界の果てを見せ、ウテナと戦わせる。

「奇跡が現われるには犠牲が必要だ」
「卑怯な! そこまでして奇跡の力が欲しいのか」
「奇跡の力が欲しいのは君だろう! 『奇跡を信じて。想いは届くと』。これは君の言葉ではなかったかな」
「貴様は何か勘違いをしている。私は、私の想いなど届かなくても良いのだ」


樹璃は枝織を幸せにしたいと思う気持ちを武器に、ウテナと戦う。
けれど、戦いの最中にロケットが壊れてしまい、決闘を棄権する。
これは何を意味しているのだろうか。

薔薇を散らされると、抱いていた想い、憎しみのようなものを消し去られてしまうのだろう。
おそらく、奇跡の力で。
しかし薔薇は散らずに枝織の写真が散った。
枝織が樹璃の身代わりとなり、樹璃の想いを守った。ということか?

余命いくばくかしかない土谷は、樹璃の薔薇を散らしたかったのだろう。
樹璃を枝織から、奇跡の力で解放してやりたかった。愛していたから。
だから色々立ち回って樹璃に枝織への想いで決闘させるよう仕向けた。

なんだかもう色々屈折しすぎているよ。半分くらいついていけてない。
三角関係のどろどろってコワイ。

「あなたは奇跡の力にどんな想いを託していたのでしょうか。そして、その想いは誰かに宛てたものだったのでしょうか。願わくば、その想いが届きますように」

30話 裸足の少女
ウテナが鳳暁生に惹かれていく話。

婚約者がいる親友の兄なのに、ついつい暁生を意識してしまうウテナ。
若葉が暁生とデートするとヤキモキし、足をくじいて車で送ってもらったときには唇まで許してしまう。

「ボクが好きなのは王子様なのに……」

え、ヒロインがそんな展開ってアリなの?
暁生は絶対悪いヤツだよ! ウテナ気をつけて! 騙されてるよ!
category
アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ

少女革命ウテナ 31~34話

31話 彼女の悲劇
七実が二組の兄妹の秘密を知ってしまう話。

お兄様大好きっ娘で定評のある桐生七実ちゃんだけれど、どうやら憧れのお兄様と血の繋がりがない疑惑が出てきた。
両親と自分がB型で、冬芽だけA型なんだとか。それはヤバイ。

七実は血の繋がりという切っても切れない絆の存在が、兄にとって自分は特別なんだと言い聞かせていたのに、そのアドバンテージが消え去ってしまった。
その事実にショックを受け、整理が付くまで兄の顔を見たくないと思った七実は、暁生の家でウテナたちと一緒に住むようになる。

そこでもう一組の兄妹、暁生とアンシーがイケナイコトをしているのを見てしまう。
暁生は服をはだけて、アンシーは裸で。うわぁ。
だからさ、このアニメはエッチしすぎなんだってばさ。
ヒロインは非処女のほうが多いんじゃないか?

32話 踊る彼女たちの恋
兄にたかる虫と同じ存在になってしまった七実が、望んだ世界に行くためにウテナに挑む話。

冬芽の暴露には鳥肌が立ったよ。
そして相手が茎子っていうね。
あそこで逃げずに立ち向かうのが、七実が七実である由縁なのかもしれない。
世界の果てを見た七実が茎子たちをフルボッコにしてたのにはわろた。

「私はすべてを超えたいの。決闘でアンタに勝って、お兄様も、今までの私も、すべて」
「意味なんかない。お兄様は、私が私であることの一部だった。私は信じていた。私とお兄様の間には確かに絆があると。でも、なにもなかった! なにもなかったのよ!」


真実は、血の繋がりがないのは冬芽と七実ではなく、兄妹と両親の間だったらしい。
冬芽はそれを隠すことで七実を決闘させたのだろうか。
あと何度戦えば「革命」に行き着くのだろう。

七実の叫びは悲痛に満ちている。
あそこまで誰かを慕えるのは、ある種自分に自信がないとできないことな気がする。
七実はどんな世界を望んだのだろうね。

「形はどうあれ、想いがあれば……!」
「アンタは信じていればいいわ! その想いの結末を!」


33話 夜を走る王子
総集編ぽいのを鳳暁生の視点から。

というか……ウテナが処女じゃなくなっちゃったぽいんですけども。
なにこれやだやだ! 明日のお弁当の話しながら抱かれるとか、ほんと勘弁してください。
だから言ったのに! 暁生は絶対悪いヤツだって!
ホテルでのまったりシーンのウテナ可愛いなぁって思ってたのに、相手が暁生って……。
なんだか処女厨の気持ちが少しわかったかもしれない。

34話 薔薇の刻印
薔薇物語と、ウテナが見た永遠のものの話。

世界中の女の子がお姫様だったころ、世界は光に満ちていた。
薔薇の王子様がお姫様を守っていたから。
けれど、たった一人だけお姫様になれない女の子がいた。
それが王子様の妹。

お姫様になれない女の子は魔女になるしかなかった。
魔女は王子を空に浮かぶ城に封印し、世界は闇に閉ざされた。
そして魔女は世界から永遠に憎まれ続けている。

魔女は決して世界を憎んでいたわけではなかった。
世界を救うために身を削る王子を案じ、世界よりも王子を愛しただけのこと。

王子様はディオス。魔女は姫宮アンシー。
封印されたディオスは鳳暁生という名の世界の果てとなってしまった。
幼いウテナは、永遠の苦痛を与えられ続けるアンシーを見た。
アンシーを薔薇の花嫁にできるのは、彼女が信じる王子様だけ。

「ボクは王子様になるんだ」

ようやくネタバレ回がやってきた。
細かいところは未だによくわからないけれど、設定の根幹がわかったのは大きいよ!
ふむ、するとウテナが暁生に抱かれるのは、ある意味合っているのか?
……いや、認めないよ私はそんなの認めない!

さて、今まで暁生が見せていた世界の果ては、磔の魔女だったのだろうか。
やっぱりよくわからない。
なぜ永遠の苦しみを見ると、望む世界を手に入れられると思えるのだろう。
category
アニメ [★★★☆☆]
少女革命ウテナ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。