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カレイドスター 1~3話

不朽の名作アニメ枠で紹介された「カレイドスター」を観始めた。
初出はおよそ10年前。このアニメはGONZOの代表作としても名高いのだとか。
サーカスを舞台とした、女の子のスポ根モノらしい。
大きなお友達向け深夜アニメじゃなくて、子供向けに夕方や朝に放送してたアニメみたいだね!
全51話+OVAというなかなかの壮大さだけど、頑張って観ちゃうよ!

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1話 初めての! すごい! ステージ
主人公の苗木野そらが、日本からアメリカのサーカス「カレイドステージ」のオーディションを受けに来る話。

ちょっと天然入った主人公そらが、ドタバタしてるうちにオーディションに遅刻。
サーカスのトップスターのレイラ・ハミルトンに、遅刻者にはオーディションを受けさせないと言われる。
けど、ドタバタの顛末を見てたオーナーのカロスに気に入られたそらは、けが人の代わりにステージに出させてもらえる。
ぶっつけ本番で満足のいく演技ができなかったそらは、失意のうちにカレイドステージを去ろうとするが、カロスはそこに原石のようなきらめきを見たのか、そらをオーディション合格とする。

割と王道な展開。
個人の演技ならともかく、他のキャストとの絡みがある演技を一発でやるのはムリがあるよね、やっぱり。

動画がかなり細かく動くね! 手がかかっているのが良くわかる。
それと、そらの天然なギャグさがなかなか面白かった。観てて楽しいね。
チビキャラを使った笑わせかたは10年前に既にあったんだなぁ。
そういえば瀬戸の花嫁でも多用されてたけど、あれも同じGONZO制作のアニメだった。関係あるのかな?
とりあえず、スーツケース盗まれるところは爆笑してしまったよ!

2話 孤独な すごい チャレンジ
正規ルートで入団していないそらが、他の仲間たちに認められるため、レイラの技「ゴールデン・フェニックス」を頑張る話。

頑張っている姿を新入生のミアとアンナに認められ、技はできなかったけどその情熱をレイラに認められ、そらはカレイドステージに残ることができた。
お話はやっぱり平凡。
だけど、細かく入れてくるギャグとそらの一途な想いのメリハリが利いていて、観ていて退屈しない。
ステージの精のフル・フールのくだりとかさ。
真面目な顔でやたらと服を脱がせてこようとするのとか、真顔でクローゼットに突っ込まれちゃうのとか、目隠し逆さ吊りとか、なかなか笑わせてもらいました。

しかしゴールデン・フェニックスっていうネーミングセンスはどうなんだ?

3話 遠い すごい ステージ
新しいステージのシンデレラで役がもらえなかったそらが、休憩時間のおもちゃ配りを頑張る話。

ステージに立つのがどういうことなのかっていう心構えのお話だったのかな。
演技をするのも、おもちゃを配るのも、結局は見に来てくれたお客さんを楽しませるのが目的。
決して自分を認めさせるためでも目立たせるためでもない。
名声はあとからついてくるんだね。例えば、サインとか。

意欲を失ったそらが、そこから立ち直る姿がなかなか鮮やかに描かれていたね!
「ステージに選ばれた人間なんて、なにかの間違いだよ……」
「道は閉ざされた。その先にあるものが欲しければ、自分の道を作るしかない」

――自分の道を作るってことは、自分の役を作るってこと。その先にあるのは、お客さんの笑顔。
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アニメ [★★★★☆]
カレイドスター

カレイドスター 4~8話

私、苗木野そら。
カレイドステージに憧れて、ひとりアメリカにやってきたの。
なんもかんもが初体験だけど、ま、考えるよりもまずやってみようの心意気でがんばってます。
やってやれないことはない。やらずにできたら超ラッキー☆ やるとなったらやるっきゃない、ない、ない! ってなカンジ♪


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4話 がんばれば すごい チャンス
シンデレラで魔女役をもらったミアと三人でトリプル・イリュージョンを完成させる話。
なにこのネーミングセンス。

期待してくれてるおばあちゃんのためにも頑張らなきゃいけないミアの力になりたいそらとアンナ。
あのカボチャの演出は、素人目にもなかなか素敵なものだと思うよ!
演技は技術かもしれないけど、それを魅せるにはそれ以上のなにか――例えば情熱、例えば友情――が必要、っていうお話だったのかな。
生意気なマリオンのキャラクターはそれを体現していたね。

前回あたりでフールが完全にギャグキャラになったかと思ったけど、今回はちょっと影が薄かった。
でもマリオンは可愛い。あの子ももう一度トランポリンを跳ぶようになったりしないのかな?

5話 いつも すごい 遠い家族
そらのお父さんがアメリカまで来てそらを連れ戻そうとする話。

そらの本当の両親はもう亡くなってて、今の両親は養父母なんだね。
カレイドステージを見たことのないお父さんにいいところを見せたかったのに失敗しちゃって、ケガもしかかって、レイラには怒鳴られて、先輩には嘲られて。
そんなそらを見て、お父さんは日本に帰ってこいと言う。

「そらがいないとあの役できないよ……」
「あの役は私でなくてもできるよ。でも、お父さんとお母さんの子供は私だけ」

「ごめん、私どうしたらいいのかわからない」
「ホントはカレイドステージ辞めたくない。でもお父さんやお母さんを心配させたくない。どうしたらいいんだろう……」


遠いけど近くなる。
本当の気持ちを伝えれば、きっと分かってくれる。
本当の親かどうかは関係ない。だって、親ってそういうものでしょ? っていうお話。
お父さんがもうちょっとカッコ良く描けたような気もするけど、お父さんの前で張り切って空回りしちゃうそらはなかなか良かったね。

――月。想いが揺れる。だが、雲が晴れると迷いも消える。

6話 小さくて すごい オットセイ
そらが子供のオットセイを拾ってくる話。

シンデレラの公演も順調なそら。
そこで見つけたオットセイのジョナサン。<誰?
そらはジョナサンの食費を稼ぐために寝る間も惜しんでバイトに精を出したり、ミアとアンナの力を借りてジャグリングコンテストに出たり。
でもオーナーのカロスは、動物を飼うくらいなら練習に精を出せと言う。

「カレイドステージのショウは、見に来てくれた人を幸せな気持ちにするものだって思うんです。でも、それと引き換えにジョナサンを捨てなくちゃならないっていうのは、何かが違う気がするんです。上手く言えませんけど……何かが間違ってるような気が、するんです」

どこまでも真っ直ぐで、だからこそ危なっかしいそらを、周りの人も支えてあげたいと思う。
だからカロスもそらを入団させたのだろうし、それがそらの主人公としての魅力なんだろうなぁ。
これでジョナサンがカレイドステージの一員になった。
フールは「幸運の使者」とか言っていたけど、果たして。

しかしジョナサンは可愛くデフォルメされすぎだろう。なんで眉毛があるんだよ!
ていうか、あれをみたら「あっオットセイ!」ってなる前に「あっゴマちゃん!」ってなるよきっと。

7話 笑わない すごい 少女
ディアボロの世界チャンピオン、ロゼッタがカレイドステージに来る話。
ディアボロは私も一度だけやったことがあります。なかなか興味深いオモチャだったような。

ロゼッタの演技は完璧だったけれど、見ていて楽しくない。
じゃあ楽しいステージってどんなの? っていうお話。

「私はミスを犯さなかった! 完璧な演技だったわ! 私のディアボロがわからないのは、カレイドステージの客のレベルが低いからよ!」
「カレイドステージは客を楽しませるために存在する。そして客は君のステージを楽しんでいなかった。カレイドステージは君の技を披露する競技会ではない」


自分のなにが悪いのかわからない。
そんなロゼッタに、自分なりの楽しいステージを見せるそら。
そして二人は一緒にステージに立つ。
ロゼッタは、ディアボロを楽しんでいた頃の自分、それを見て楽しんでくれていた人がいた頃の幸せな気持ちを思い出す。

ショウの最後、そらに抱きついてほっぺにチュウしちゃうロゼッタはメチャクチャ可愛い。なにあれすごい。
これからずっとカレイドステージで一緒なのかと思いきや、帰っちゃうのがすごく残念です。
でもまたきっと出てくるよね。信じてるよ!

「帰ってもう一度自分のディアボロを作ってみたいんです」
「メルシー、そら」


この回は、動画の気合いがすごかった。
ロゼッタの二回のステージのシーンの臨場感ったら!
そらと一緒にやってたのは、見ていた私まで楽しくなっちゃったよね!

8話 つらくても すごい スター
カレイドスター、レイラ・ハミルトンのお誕生日にまつわるお父さんとのお話。

レイラは仕事が忙しいお父さんに、誕生日もちゃんと祝ってもらえたことがない。
お父さんは毎年お金で参加者を集めた誕生パーティを開き、自分は参加しない。
けれどそれも、これで良かれと思ってやっていることで。
レイラもそれをわかっているから、文句も言わないしグレたりもしない。

「私はいつか、父にもちゃんとカレイドステージを認めてほしいの。そのためにも、私のショウは常に最高でなくてはならないのよ」

そんな寂しそうなレイラを見て、そらたちはショウの最後にバースデードッキリを仕掛ける。
レイラはそれを受けて、やっぱりご機嫌ナナメ。
祝われたくなかったんじゃない。ただ、こんなにたくさんの人に祝ってもらえたのに、一番「おめでとう」を言ってほしい人だけがいない。それが寂しくて、悲しかった。
だから、最後のお父さん直筆のファックスが、レイラにとっては何よりも嬉しかったに違いない。
きっとこの手紙は、レイラの宝物になるよ。

「Happy Birthday! Layla.
 Forever sparking star of my heart! My Little Laleido Star. ☆」


パーティの時のそらとミアとアンナのジャグリングは輝いてた。
即興でなにするんだろうと思ったらワイングラスとワインボトルとはね!
パーティで突然こんなの見せられたら、盛り上がること間違いなしだね!
そらのドジなところまで見せ場に組み込んじゃうとか、とっても素敵な演出です。
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アニメ [★★★★☆]
カレイドスター

カレイドスター 9~13話

9話 主役への すごい 挑戦
レイラ以外にも主役を務められるスターを発掘すべく、そらが「人魚姫」のオーディションに挑戦する話。
今までポジティブ一辺倒だったそらの、初めての挫折が描かれる。

滝の向こうの見えないブランコに飛び移る演技で、そらは失敗して死を覚悟する。
ユーリに助けてもらい大事には至らなかったものの、そらには飛ぶことへの恐怖心が芽生えてしまった。
恐怖から逃げているそらには、ステージの精フールの姿もだんだん薄くなってしまう。

「私、できないよ。私にはムリだよ」
「練習だからできたのよ。きっと本番じゃなにもできない。もう飛べないんだよ……きっと、きっと……もう二度と……」


そう泣き言を漏らすそらに、ケンは言う。

「もう一生飛ばないつもり!?」
「飛びたくても飛べない。今のそらと同じ。でも、そらは本当は飛べる。飛んでるときの気持ちを思いだしてよ、そら」
「諦めないで、そら。僕のそらには、恐怖になんて負けてほしくない」


そらは飛ぶことの楽しさを思い出して、目隠しをしたまま奇跡のリカバリーを果たしてオーディションを乗り切る。
きっと7話のロゼッタの「自分なりの道」ってのと、根っこは一緒なんじゃないかなぁ。
足をひっかけてからどうしたのか気になるところだけど、きっと大人の事情で描けなかったに違いない。

怪しげなカンフーのジジイはなんだったんだろうか。
というか、精神統一のポーズはもう少しマトモなのはなかったの?
ラスト、せっかく良いシーンだったのにわろてしまったじゃないか……。

10話 主役への すごい 壁
そらの演じるレイラそっくりの人魚姫が不評で、じゃあどうするか? という話。
そらは自分らしい人魚姫を作り出そうと頑張っていく。

原作をレイラに倣って演じるだけでは、レイラを超えることはできない。
だから、もし自分が人魚姫だったら? と役作りを重ね、脚本を変えてまで「苗木野そらの人魚姫」を完成させていく。
原作厨からは原作レイプだと非難されまくりそうなお話だな。
でも、クライアントが期待していたのは「新しいキャストを使った新しい人魚姫」だったから、あれはあれでいいんだろう。

本来の人魚姫は、自分が王子を助けたのを伝えようとはせず、愛する人の幸せを願って泡となり消える。
でも、そらなら絶対にそんな控えめなことはしない。
どうにかして自分が王子を助けたことを気付かせようとするに違いない。
それが、そらの考えたハッピーエンドの人魚姫だった。

前向きなそらにぴったりな展開だよね!
3話の続きでもあるのかもしれない。
閉ざされた道の先にあるものが欲しければ、自分の道を作るしかないんだ。

「カレイドステージに新しい演目が加わったな。自分で道を切り開く人魚姫だ」

11話 アンナの すごくない お父さん
十年ぶりに会うアンナとコメディアンのお父さん、ジャック・バロンの話。

一旗揚げるとアンナとお母さんを捨てて出て行ったお父さんは、すっかり落ちぶれてしまっていた。
アンナはその姿に怒りを覚え、お父さんは娘に誇れない自分を情けなく思い、そらはそんな二人をなんとか仲直りさせようとお節介を焼く。

結局、二人を仲直りさせたのは、そらではなくお父さんに捨てられたはずのアンナのお母さんだった。
アンナはお母さんに教えてもらった二人の出会いをなぞって、ステージでお父さんと話をする。

「ステージに戻ったとき、俺は気付いちまったんだ。俺が笑わせたいのは、俺がもう一度笑わせたいのは……」
「笑わせてよ昔みたいに。コメディアンなんだろ」


お父さんの心情がいまいちピンと来なかったけど、アンナが抱きついて「パパ……」って言うとこはちょっとヤバかった。
なんだか私は最近ああいうのに弱いですね。
しかしアメリカのコメディアンというのはいったいどういうものなんだろうか?

12話 熱い すごい 新作
新作「アラビアン・ナイト」で、そらの人魚姫を気に入ったスポンサーの意向により、レイラと共演するためのテストを受けることになったそらの話。

そらを認めようとしないレイラと、得意ではない綱渡りにどうやって「自分らしさ」を織り込むかに悩むそら。
というか、そらの得意なのってなんなんだ? トランポリンなのか?
良くわからないけど、サーカスのキャストって「これが自分の十八番!」みたいなのを誰しもが持ってるんじゃないのだろうか。

そらの発想はとっても良いと思うよ!
私もあの場にいたらスタンディング・オベーションをしてしまうかも。
実現可能性は良くわからないけど、アニメだからあれでいいんだよ!
何事も大胆に、失敗を恐れずに。だから見ててハラハラするし、成功したときの楽しさも際立つ。
それがそらの魅力で、それを生かすにはやっぱり思いっきり高く飛ばなきゃね!

そらの無茶な挑戦は、他のキャストにも色んな影響を及ぼす。
もちろん悪いものもあるかもしれないけど、良いものもある。
レイラもそらの演技を見て、それを認めたんだろう。
さて、主人公補正はどのくらいかかっているのだろうか。現実ってこわい。

13話 嵐を呼ぶ すごい 競演
1クール目最終話。
「アラビアン・ナイト」初日一週間前になっても上手く息の合わないそらとレイラが、特訓を経てステージに挑む話。

クライマックスの揺れる船での綱上でのバトル。
互いの呼吸を知るために、レイラはそらの部屋に泊まり込みに来る。
一緒に生活するにつれだんだんと呼吸は合ってくるものの、時間が足りない。
だから、実戦とばかりに嵐で洋上で揺れるクルーザーの上で、二人は本気で戦うことにした。

ここでの剣を構えるそらの凛々しさったらなかった。
でも実際は、落ちてサメに食われることにビビってしまい、大きな動きができなくなっちゃうような気がするんだけど……そういうのは凡人の発想なのだろうか。

この特訓を経て、初日は大盛況で終わるかに思われた。
が、最後の最後でそらは綱から落ちてしまう。その手を掴むレイラ。大喝采を贈る観客。
観客には、盗賊と仲直りしたように映ったのだろうか。
それとも純粋に、そらの無茶な挑戦を楽しませてもらったことに対しての拍手だったのだろうか。

でも、これでそらとレイラのわだかまりはもうなくなったんだろう。
綱の上での戦いのシーンは、見ている私まで手に汗を握ってしまいそうになった。

ところで、最近のフールは本当にギャグキャラになってしまったね。
タロットでもパッとしないし。
まぁ本領発揮は終盤なのだろうけれども。
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アニメ [★★★★☆]
カレイドスター

カレイドスター 14~18話

14話 怪しい すごい サーカス
アラビアン・ナイトの公演が一段落着いて休暇かと思いきや、他のサーカスへと出張させられるそらの話。
オープニングとエンディングが2クール目に移行。なぜか次回予告がエンディングの前に入るようになった。

シアトリカル・キャンプはカレイドステージとは違い、ストーリーは個々人の持ちネタを生かすためのおまけ。
そんな違いに飲まれたそらは、ヨソ者に排他的な土地柄もあり、初日に強烈な洗礼を受けてしまう。
しかしそれを乗り越え、場に順応してショウを成功に導いていく。

私なら絶対に帰りたくなる。そらの心の強さはすごい。
そもそも私はパメラに謝れないと思う。気まずくって。
そらは新体操をやってたって言うから、持ちネタはその元々の身体能力の高さになってくるのかな。

そらの成長を描く回だったのだろうか。少し勢いが足りなかったかもしれないな。

15話 歌姫の すごい 愛
カレイドステージの歌姫ことサラがレコード会社に移籍しそうになる話。
サラとカロスの過去が語られる。

サラとカロスは十年前からアンディというもう一人の男と共にバンド活動のようなことをしていた。
が、カロスはケガが原因で現役を退きカレイドステージを設立。
カロスに惚れていたサラは、世界の舞台で歌うことよりもカレイドステージで歌うことを選ぶ。
カロスもサラに惚れていたし、サラは絶対に必要なひとだった。
しかし、アンディがレコード会社を作ったことで、これでようやくサラの夢を叶えてやれると思い、サラに「もうお前は必要無い」と嘘を吐く。

「カロス、あなたほんとになにもわかってないのね」
「……世界の舞台で歌うチャンスなんだぞ」
「あたしの夢を勝手に決めないで。今のあたしは、世界の舞台よりカレイドステージの舞台のほうが何倍も好き。それに、ここにはあなたがいるわ」


そらが主人公らしいお節介っぷりだった。
フールと組んでウサギで凸るのはなかなか面白かったけどね!
しかし最近は各キャラクターについて掘り下げてばかりで、スポ根アニメじゃなくなってきているな。
ロゼッタの出番はまだかなぁ?

16話 黒い すごい 噂
そらの中学時代の友人、まなみが訪ねてくる話と、スターのユーリが新劇団設立を目論んでカレイドステージのキャストをどんどん引き抜いていく話。

まなみは美容師になりたいという自分の夢を追う勇気が持てずに、夢を追い求めたそらに会いに来た。
そらの挫折している姿を見て、夢を追わない自分を正当化しようとして。
けれど、夢を実現しつつあるそらを見て、さらにカレイドステージが無くなりそうだとしても、夢を追ったことを後悔しないと断言するそらの言葉を聞き、まなみも自分の夢を追う勇気を得る。
やっぱりそらには人を変えるチカラがあるんだ。

ユーリとカロスの間になにがあったのかはわからないけど、カロスのやり方について行けないひともいたんだろう。
今まではあまり気にしなかったけど、「最近毎日辞めてる」「一度に25人も辞めた」なんて話があるんだから、カレイドステージはやっぱり百人規模のサーカスなんだろう。
そんな舞台で入って数ヶ月のそらが主役扱いなんて、納得できない人もいるだろう。というか、そのほうが普通だよね。
ここからはカレイドステージ存亡の危機を、そらたちの努力で乗り越えていく話になりそうだ。

17話 燃えろ! すごい ミア
どんどんキャストが減って、その中でミアが諦めずに新しい脚本を書き、カレイドステージの幕を開ける話。

ユーリは、演技中に事故死した自分の父が、カロスに難しい演技を強要されたせいで亡くなったと思っている。
カレイドステージを潰そうとしているのは、その復讐だという。
でも、本当に怖かったら飛べるはずがない。
サラはそう言うし、9話で描かれたそらの挫折を見てもそんな気がする。

試行錯誤しながら脚本を完成させていくミアを見ているのはなかなか面白かった。
結局完成したシナリオはそんなに面白いとは思えなかったけれども、サーカスは面白いお話を見せる所じゃないからな。

18話 ユーリの すごい 罠
ユーリによってカロスのカレイドステージは買収され、ミアの新作「フリーダム」最終日を迎えたそらたちの話。

フリーダムは観客のウケも良く、ロングラン決定かと思いきや、ユーリによって強制的に終わらされてしまう。
カレイドステージ最後の公演を前に、いじいじしているそらたちを、ケンは一喝する。
そしてそらたちは、どうせ最後なら悔いの残らないよう思いっきり最高の演技を見せようと、一致団結する。
しかし、カロスは言う。

「そんな気持ちでやるくらいなら、やらないほうがマシだ。カレイドステージは終わるべくして終わったようだな。お前にはガッカリだ」

最後だからベストを尽くす。
その考えのなにが間違っているのかわからない。
わからないけど、フールに聞こうにもその姿は見えなくなってしまい、カレイドステージは今日でなくなってしまう。
そらには、もうどうしたらいいのかわからない。

「どう頑張ったところで、君たちのカレイドステージは今日で最後だ」
「カレイドステージが終わろうと、私の未来まで閉ざすことはできないわ。私が望まない限り、私のラストステージはやってこない。そう信じているし、少なくともそう信じることができなければ、この舞台に立つことはできない」
「ずいぶん陳腐な理想論だね」
「そう思えるのは、あなたが自分の未来を信じてないからよ」


演じているのは、未来を信じる若者たちの物語。
その役者が未来を信じてなければ、本当に最高のステージなんて作れるわけがない。
だって、フリーダムはそういう物語なんだから。
状況はなにも変わっていないけれど、心構えひとつでそこはいつでも輝き出すんだ。
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アニメ [★★★★☆]
カレイドスター

カレイドスター 19~22話

19話 家族の すごい 絆
寮を出てケンの実家に泊めてもらいながら新生活を始めようとする、そらとミアとアンナ。
そこにやってくるそらの両親と、新しく生まれるそらの妹の話。

血の繋がりのない両親に生まれる本当の子供。
そのことに、自分の居場所を取られたように感じてしまうそら。
でも、血の繋がりはなくても、家族ってそういうものじゃないでしょ? っていうお話。

全体的に予定調和な感じだね。
子供向きアニメだと、観てる年齢によっては新しく兄弟が生まれたりする子もいるだろうから、そういう子には「なるほど」と思ってもらえる内容だったのかもしれない。
ところで、ジョナサンは一度も出てこなかったのだけど、やっぱり今でもカレイドステージのプールで暮らしているのかな?

20話 ゼロからの すごい スタート
新しいアパートで新しいステージを作ろうとするそらたちの話。

ユーリはカレイドステージの新しい幕を開け、レイラは新しい映画の仕事を始める。
そんな中、そらたちは小さな仕事をこなしながら自分たちのカレイドステージを模索する。

とうとう期待のロゼッタがやってきたね! 嬉しいよ!
遊園地でのロゼッタのパフォーマンスは、他のキャラクターの誰よりも手が掛かったアニメーションになっていた。

しかしやっぱり2クール目に入ってからの勢いは、1クール目に比べたら衰えてしまっているよなぁ。
そもそもサーカスっていうのがどういうものなのか、私にはあまり馴染みがないから、みんながどこを目指しているのか良くわからないんだ。

21話 謎の すごい 仮面スター
遊園地での契約を取ったそらたちの劇団「フリーダム・ライツ」と仮面のスターの話。

謎の助っ人仮面スターのパフォーマンスで契約は取れたけれど、その正体はわからないまま。
そらは仮面スターをレイラだと思っているが、当のレイラは映画の撮影でヨーロッパに行っているはず。
遊園地のオーナーには仮面スターを出せと言われてそらが身代わりになるも、一発でバレてしまう。
もうこうなったら思いっきりやるしかない! と、いつものそららしい演技を見せる。
しかし、そらのファンだという幼い兄妹が鉄塔の上に取り残されてしまう。
それをそらと仮面スターが一緒に救出する。

またストーリーが王道に戻ってきたかもしれない。
ロゼッタのパフォーマンスはやっぱり良いよ!
本当に仮面スターはレイラなんだろうか?
Dioも出てきたのだし、パメラっていう線はどうだろう?

22話 仮面の下の すごい 覚悟
仮面スターの正体と、レイラの本当にやりたいことの話。

仮面スターのおかげで遊園地は大盛況だったけれど、仮面スターがレイラだと見透かしたユーリによって、フリーダム・ライツは契約を破棄されてしまう。
くよくよしていても仕方ない! の精神で、次はパフォーマー・コンテストに出場するそらたち。
でも、それもユーリの罠だった。

仮面スターの正体は本当にレイラだったね。
あんまり奇をてらったりはしないんだ。
でも、フールの姿が見えるようになるのは完全に予想外だった。
父の期待を裏切ってまで、レイラがやりたかったこと。
これも親離れということなのかもしれないよね。

「私にはまだステージにやり残したことがある。それに気付いたの。完全に燃え尽きるほどの熱いステージを演じたい。体中がもっと震えるような喝采を浴びたいの! 今、私にはそのためのパートナーがいるわ」

「お父さん、いいんですか? 追いかけなくて」
「いいのよ。いつかは通る道だったの」
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アニメ [★★★★☆]
カレイドスター

カレイドスター 23~26話

23話 幻の すごい 大技
レイラにもフールが見えるようになり、そらとレイラが幻の大技に挑戦しようとする話。

レイラは死の危険もあるこの技への挑戦に、最初は躊躇する。
しかし自分の成し遂げたいことの前に立ちはだかる壁を乗り越える覚悟を決める。
それはそらも同じ。
ふたりがこの技を完成させ、ユーリの用意したステージで披露したとき、自分たちのカレイドステージが戻ってくる。

しかしフールは、まだ二人には技に挑戦する資格がないと言う。
資格ってなんだろう。カロスもちょっと言ってたけど、絶対の自信のことなのかな。
演技者本人だけでなく、周りで支えている人たち全てが、その技とステージの成功を確信できるだけの自信とか。

ようやくスポ根路線に戻ってきたね。
しかしとりあえず言わせてほしいのだけど、「幻の大技」っていう単語を連発しすぎじゃないか?
カレイドスターっていうタイトルのネーミングセンスは秀逸だと思うのだけど、それ以外がどうにも冴えない。
ゴールデン・フェニックスやらトリプル・イリュージョンやら。

最近シャーロットとジュリーがすっかり良い人になっちゃったっぽ~い。
というか、ロゼッタのことみんな忘れちゃったっぽ~い?

24話 まだ続く すごい 特訓
グランド・キャニオンでの幻の大技の特訓を通して、そらとレイラが本当のパートナーになる話。

幻の大技の特訓は過酷極まりないものだった。
そらは必死に努力するけれど、レイラに追いつくことはなかなかできない。
自分より先に進んでいるレイラが無言で辛い特訓をこなしているのを見て、そらは「自分はレイラに追いつくことなんてできない」「自分はレイラのパートナーに相応しくない」と、ふと思ってしまう。
そこにやってくるスポンサーのケネス爺。

「客の期待を絶対に裏切らないと、自信を持って言えるのかね? レイラと共に完成させると、自信を持って言えるのかね? 自分がレイラのパートナーだと、自信を持って言えるのか?」

「……言い返せなかった。絶対やってみせるって、言えなかった……。私、レイラさんにパートナーって言ってもらって、浮かれてただけなんだ……。ここまで来て全然力が足りないことに今さら気付いて、逃げ出したくなって……」


そして、そらはレイラのためにもパートナーを辞退しようとする。
しかしそんなそらの目に映ったのは、自分に合わせて必死に減量をしているレイラの姿だった。
レイラは対等なパートナーとしてそらを認めていたからこそ、練習にも上から目線で口出しせず、自分もそらに相応しいパートナーになれるように努力し続けていたんだ。

「ごめんなさい……私、逃げようとしました……! 私、もう絶対迷いません! もっともっと頑張って、レイラさんに追いついて、必ず幻の大技を完成させます!」
「私たちは、そのためにここまで来たのよ」


25話 ふたりの すごい 絆
そらとレイラが試練を乗り越えて、幻の大技に挑む資格を得る話。

二人は本当のパートナーになって、隠し事は一切しない約束を交わしたはずだった。
けれどレイラは肩のケガを隠し続け、ついにはドクターストップがかかるほどまで悪化させてしまう。
そこまで悪くなっていることに、コーチのカロスが気付かなかったはずはない。やっぱりカロスはレイラも殺そうとしているんだ。
ユーリはそう言ってカロスを責める。

しかし、カロスはユーリの父アーロン・ブラスを最後まで信じ切れなかった、不安を与えてしまったから事故が起きたのだと思っていた。
だからこそ、今回はケガを知っていてもレイラを最後まで信じ抜く。自分はそうするべきだと言う。

レイラは、自分のやりたいことを貫いたせいで父親を失望させていた。
ここにきて辞めてしまえば、チケットを買った人たちまで失望させてしまう。
それは自分の「やりたいこと」さえも裏切る行為になってしまう。

「これ以上は誰も失望させたくないの」
「なぜ……なぜそこまでこだわるんだ。命を懸けてまで」
「ユーリ、あなたそんなこともわからなくなってしまったの? そこに最高の喝采があるからよ。今引き返したら、またこんな気持ちになれるかわからない。だから今しかないの」


「そこに山があるから」と言って足を進める登山家のようなものか。
ただ、難しい技に挑み、拍手がもらいたい。
その気持ちに理由なんかつけられない。言わばパフォーマーの本能みたいなものなんだろう。
レイラの気持ちに共感できたそらを始め、だれもが成功を信じることができるようになった。
しかしレイラはとても気立ての良い女の子なんだなぁ。

――死を恐れないというのか。
「私たちは死なないわ」
「必ず、成功してみせるから」
――時は、満ちた。


26話 傷だらけの すごい 復活
2クール目最終話。そらとレイラが幻の大技を完成させる話。

二人のステージに合わせ、辞めたはずのキャストたちがみんな戻ってきて、カレイドステージは元通りになる。
そらも両親と妹を呼び、ユーリもレイラのお父さんを呼び、今まで出てきたキャラクターみんなが観客としてやってくる。
そして本番。二人は無事、というか当然か? 幻の大技を成功させる。

「何物にもひるむことのない命の輝き。それこそが幻の大技」
「そうか……。幻の大技というのは、ただ危険な技というだけではない。死を寄せ付けないほどの、強い命を表現しているんだ」


しかし、レイラの右肩は致命的なダメージを負ってしまう。
もう二度とカレイドステージの舞台には立てないほどの。

「私と一緒に運命に挑戦すると言ったわよね。その言葉が本当なら、立ちなさい、そら!」
「そら、これからはあなたが私の夢になって。あなたならなれるわ、真のカレイドスターに!」


レイラにとっては、22話のお父さんとの確執のエピローグにもなっている。
レイラは自立しているところをちゃんと見てほしいと思っている。
そうユーリに言われたお父さんは、ステージを通し、娘がきちんと親離れしていることを認める。

幻の大技自体は、一体何が起こっているのか良くわからないところもあった。
というか、空中滞在時間長すぎなような……あ、これは言わない約束だっけ?
展開そのものは予定調和だったけれど、なかなか良い大団円だったと思います。
これで本当にレイラは引退してしまうのかな。
でも、もうステージでやり残したことはないのかもしれないね。
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アニメ [★★★★☆]
カレイドスター

カレイドスター 新たなる翼 27~33話

27、28話 スターへの すごい プロローグ(前後編)
第一部、26話までの総集編。
27話からはタイトルに副題「新たなる翼」を加えた第二部になる。話数は連番のようだ。

総集編は、フールを語りとしたそらの軌跡の紹介。
特筆すべき点はなかったかな。26話が2話に凝縮されると、だいぶ端折られまくっちゃったね。

29話 新しい すごい ライバル
オープニングとエンディングが3クール目へと移行。アイキャッチも変わった。
新しいカレイドステージのスターとなったそらを、認めようとしない助っ人のレオンと新人のメイの話。

新しい演目は「西遊記」らしいね。
そらは相変わらずマイペースにやっているようだけれど、レイラのいないカレイドステージの集客率はやっぱり下がっている様子。
ここからはそらが新しいスターとして周りにだんだんと評価されていく話になるみたいだ。

客のために自分がいるというスタンスのそらと、自分のために客がいるというスタンスのレオン。
カロスがレオンになにか言うかと思いきや、意外にもこれをスルー。
というか「ステージのペガサス」ってなんだ。
このアニメは、このあたりのセンスが酷いよ本当に!

メイみたいな自信過剰なタイプはあまり好きではないけれど、動画はよく動いていた。見ていて楽しいね!
そらも言ってたけど、幻の大技を完成させてもフールは消えたりしないんだね。幽霊じゃあるまいし。
でも占いがなぜかタロットから星座に変わってた。バリエーションか。

30話 もう一人の すごい 新人
ロゼッタがカレイドステージの仲間に加わる話。

ロゼッタは、7話のそらとの競演でディアボロで人を魅せる楽しさを思い出しただけでなく、26話の幻の大技を見たことで喝采を浴びる夢も抱くようになっていた。
だからエージェントから逃げ、憧れのそらと競演するため、カレイドステージまでやってきた。
エージェントであるロゼッタの母は、厳しい環境で再び感情を持たないディアボロマシーンになってしまうことを危惧していたが、そらと楽しそうに笑う娘を見て、カレイドステージに入団させることを認める。

さぁ待ちに待ったロゼッタ回だったね!
ロリっ娘ロゼッタは可愛いし、声優の水橋かおりも好き。このアニメで一番お気に入りのキャラクターだ。
「お願い、助けてそら!」な上目づかいなシーンでは、ニヤニヤが止まりませんでした。
次点はマリオン……かな? マズいかな?

メイも含めて、ギャグ度が高めだったね。
というか、幻の大技のあたりはギャグがほとんどなかったから、こういう方が安心して見られる気がする。
フールの「私が見えているということは、君もステージに選ばれ……あれ? 見えてないの??」なシーンには吹いてしまったよ!

31話 情熱の すごい ライバル
ミアの書いた新しい舞台「ドラキュラ」主演のレオンのパートナーを選ぶオーディションに、そらとメイが挑む話。

オーディションは、見せ場のスクリュー回転のジャンプ演技。
そらは雨の野外での練習がたたって体調を崩して失敗、メイは成功する。
しかし、そのメイですらレオンとのレベルが違いすぎてパートナーには選ばれなかった。
二人は自分をレオンをパートナーとして認めさせるだけの演技ができるように努力することを決意する。

というか、そもそもなぜレオンが出てきたのか。
レオンについてカロスはどう思っているのだろうか。
キャストからしたらムカつくけど、客は集めるし、新たな刺激にもなると思っているのだろうか。
しかしメイの調子の乗り具合はすごい。
新人の頃のそらも似たようなものだった気がするから、あまり強いことは言えないけど。

メイのいちいち技名を叫ぶあたりのアホさは憎めないよね。
「ダブルドア・オープン!」とか、いちいち技にしなくてもいいんじゃ……面白いけどさ!
ロゼッタとマリオンのコンビは至高。

32話 氷の上の すごい 対決
そらとメイのオーディション、フィギュアスケート編。

メイは自分の一番得意なもの、スケートでレオンに自分を認めさせようとする。
そらもやったことのないスケートを三日でモノにして、メイに勝とうとする。

メイがそらをライバル視するのは、自分がスケートよりカレイドステージを選んだのが、レイラの演じるステージに魅せられ、レイラと一緒の舞台に立ちたいと思ったから。
だからこそ、そら程度の実力の持ち主がレイラのパートナーだったことを認めたくなかった。
そらには逆に、自分がレイラのパートナーだったことが枷となっている。
自分が負けてしまうと「パートナーだったレイラもその程度のものか」と言われてしまう。
だからこそメイには負けられないし、レオンにも自分を認めさせなきゃならない。

しかし、結局パートナーに選ばれたのはメイだった。
私が思うに、レオンは「必死に這い上がってこようとするそら」になにかを感じたんじゃないだろうか。
だからこそそらを突き放して、そこからどう足掻くかが見てみたいのでは?
……ちょっと好意的に過ぎるかな?
冷静に考えたら、三日の付け焼き刃で幼少から滑っているメイに勝てるはずがないんだ。

ケンとメリルが言っていた、そらの弱点とはなんだろう。
メリルは「そらには人を輝かせるチカラがある。けれど自分が輝くには弱点を克服しなくちゃいけない」とか言っていた。
なんだろう、自己顕示欲とか、そういうものだろうか?

最近、やたらと回転するシーンが多いような気がする。
コマをループさせるだけで躍動感が出るから、動画を作るときにらくちんなのかなぁ。

33話 汗と涙の すごい ロゼッタ
カロスに「三日でブランコをマスターする!」と豪語したロゼッタがブランコの猛特訓をする話。
アイキャッチがそら失敗バージョンに変わっていた。わろた。

言ってしまったからには、ロゼッタは「そら先生! お願い!」とそらにコーチを頼む。可愛い。
けど、ロゼッタは普通のブランコにすら乗ったことがなく、ちょっとブランコをこいだだけで目を回してしまう。
そらたちをハラハラさせながら、なにかに追われるように無茶な努力を続けるロゼッタ。
そんなロゼッタに、そらとマリオンは一番大事なことを思い出させる。

「焦っちゃダメなの。力が入ってるとリズムが取りにくいでしょ?」
「……そっか、あたしも焦ってたんだ。ディアボロしかできない自分に」


あぁなんというロゼッタ萌え回なのでしょう。
小学校のブランコに座った途端にずるっとなって「呆れた? あたしのこと嫌いになった?」と涙目になるロゼッタはマジ可愛い。やばい。
登場したときのロゼッタは、まったく笑わない高慢ちきな女の子だった。
その時を彷彿とさせる、時折見せる鋭い目付きと、今回みたいなか弱い女の子なギャップが堪らないよね!
あと水橋かおり。

今回はオチも良かったよね。
三年後にブランコのトップスターになってみせろというカロスと、「ずっと一緒だよ、そら」とそらとの幻の大技に憧れるロゼッタと、ロゼッタを見て自分も頑張らなきゃと決意を新たにするそら。
ちょっと甘くそして爽やかな回に仕上がってます。

ちなみにケン曰く、そらの弱点はレイラと大技にばかり挑戦したせいでアンバランスに作られてしまった身体だったらしい。
確かに幻の大技の特訓あたりでは、絶対に右腕ばっかり太くなってしまっているんじゃないかなぁと思ってはいたよ。
……メリルが言っていた弱点もそれなのか? なんだか違う気がする。
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アニメ [★★★★☆]
カレイドスター

カレイドスター 新たなる翼 34~39話

34話 やっぱり すごい レイラさん
ドラキュラの公演が定期メンテに入り、その休暇にレイラに呼ばれてブロードウェイまで会いに行くそらと、それを尾行してレイラと共演しようとするメイの話。

レオンに認められず、レイラへの侮言を撤回させられなかった情けなさと、メイに負けたという現実で心が弱くなっていたそらは、レイラに元気をもらいたかった。
けれど、レイラは今は新しい舞台で新しいパートナーを見つけ、新しい夢を追っていた。
そのことに、かつて背中を追い、同じ夢を追いかけたことが既に過去になってしまっていて、自分が取り残されているような寂しさを感じてしまう。

「私はもうレイラさんのパートナーじゃない。わかってる、違う道を歩いてるんだから。そんなの当たり前だ。……結局、私は全然ひとりでなんて歩けてないんだ。情けないけど……」

レイラと共演する舞台、そらとメイは、レイラの演技を食ってしまうほどの熱さを見せようとする。
それがレイラの期待に応えることであり、自分を認められることでもあるから。
けれど、レイラの演技には勝てなかった。

「私がカレイドステージにいた頃は、後ろから迫ってくるあなたを恐ろしく感じたものだけど、今のあなたからはそれほどの迫力は感じられなかった」
「苦しいときに自分を救えるのは自分自身よ。どこを目指すのか、なにを掴みたいのか、それを知っているのも自分だけ。全ての答えは、あなたの中にあるのよ」


そらは結局、目標を見失いかけていたんだろう。
レイラがいなくなって、彼女には新しい夢ができて。
託されたはずの夢も叶え方がわからなくて、その価値さえおぼろげになって。
けれど、レイラはそんなそらに、きちんと道を指し示した。

――今、私はなにをしたいんだろう。答えは、私の中。

35話 マリオンの すごい デビュー
お母さんの死をきっかけにトランポリンを止めてしまったマリオンが、それを乗り越えステージに立つ話。
そらにとっては、34話でレイラに指し示された夢への道筋が固まる回でもある。

お母さんが大好きだったマリオンは、トランポリンを跳ぶことも大好きだった。
けれどお父さんも大好きで、お母さんが亡くなったことで悲しむお父さんを見るのは本当に辛かった。
きっと自分がケガでもしたら、またお父さんを悲しませてしまうに違いない。
だからもうトランポリンは跳ばないし、好きな気持ちも隠そうとする。

ジャンにとっては、美しくトランポリンを跳ぶシンシアが大好きだった。
そして、マリオンのデビューステージは亡き妻との夢でもあった。
マリオンはその遺志を知り、自分の本当にしたいことを確信する。

「ママ……私もママとトランポリンが……。ステージに、立ちたい……」

ドラキュラの公演は好評ではあるけれど、幼い子供まで楽しめる内容ではなかった。
そらは、自分の夢は「大人も子供も楽しめるカレイドステージ」であることを再確認する。
そして、マリオンと共演するキッズステージで、その夢に一歩近づいた。

30話くらい待ち続けていた、マリオン回だったね!
マリオンがお母さんの遺したノートを見て「私やっぱりトランポリンが大好き」って涙するシーンと、成功したステージの上で共演のそらに亡き母の面影を見るシーンには、ちょっとうるっときてしまったよ。

「なんでかな……そらと演技するとみんな笑顔になる」

36話 レオンとの すごい 特訓
サーカス・フェスティバルを控え、そらがレオンのパートナーとして認められるべく特訓に耐える話。

ドラキュラでのパートナーのメイは、レオンの理不尽とも思える無茶ブリのせいで肩を壊してしまう。
レオンはイジメとも思える特訓で、そらをシゴキ続ける。
それに耐え続けるそらを見て、レオンは得も知れぬ気持ちを抱く。
レイラは「そらのなにを恐れているの?」と言う。

そらは、脱落したメイの代わりに自分がパートナーになろうとしていることに引け目を感じている。
けれど、スターというのはライバルの妬みも買うもの。
自分の夢、自分に託された夢のために、そらは耐え続け、レオンに自分を認めさせようとする。

スポ根ものではしょうがないのかもしれないけど、やたらと精神論な話になってきた。
まぁ気合とか根性とかいうものがなければ、スターにはなれないのかもしれない。
才能だけでスターになれちゃいました。てへっ☆ じゃ共感は呼べないだろうからなぁ。
ここからそらとメイの関係がどうなっていくのか、楽しみな回ではあった。

37話 二人の すごい 悪魔
レオンを信用できず最終試験を突破できなかったそらと、どん底から這い上がってくるメイの話。

試験を突破したかと思ったそらに、最終試験を課せるレオン。
そしてそらは、ネットなしでのブランコで、レオンに受け止めてもらえることを信じられず、試験を突破することはできなかった。

そらはその顛末をメイに話す。
それを聞き、メリルに尻を叩かれたメイは、持ち前の諦めの悪さを生かし、壊した右肩を使わない片手だけでのジャンプ「デーモン・スパイラル」でレオンに挑む。
メイがゴールを見据えて努力を続けるなか、そらは目指す場所がわからずに空回りしていく。
そらがサーカス・フェスティバルに出たいと思う気持ちは本物。
レイラが掴んだ栄誉を自分の手でもぎ取ることができれば、もういなくなったレイラの後ろ姿を追い越し、新たな舞台へと羽ばたくことができるのに。

「俺を満足させられるんだろうな?」
「もちろんよレオン。デーモン・スパイラルはあなたにしか受け止めることはできないわ。あなたが死神なら、私は悪魔になるわ! デーモン・スパイラルは、悪魔から死神への挑戦状よ! 受け取ってもらうわ!」


メイの台詞はやったらめったらカッコ良い。
でもこのネーミングセンスは本当にもうどうにもならないの?

38話 天使の すごい 反撃
レイラのフェニックス・チケットはメイの手に渡ってしまったが、そらが起死回生を図ってもう一枚のチケットの持ち主、ユーリと組んでサーカス・フェスティバルに出ようとする話。

「あなたが負けたのは、あなたにとってフェスティバルがその程度の価値しかないからでしょ? そらは本気でやり抜くと決意したら絶対に諦めない。でも、今はなにもかも諦めてそこにいるじゃない。それが本気じゃなかった証拠よ」
「私は、そらに出てほしかった」


レイラを失望させてしまい、ひたすら後悔するそら。
けれど後悔していてもどうしようもない。メイに負けた事実は変えられない。
それでもフェスティバルに出たい。出なきゃいけない。
それなら! と、もう一枚のチケットの持ち主、ユーリ・キリアンを訪ねて、そらはパリへ行く。

ユーリはすっかり改心して、良い人に戻っていたね。
そらとすんなり組んでくれて良かったよ。
気になるのは、ミュートとアリスのコンビだね。なんか妨害してきたりしそうな気がするよ。

39話 残酷な すごい 祭典
サーカス・フェスティバル当日、自分の夢を叶えることは他人の夢を潰すことだという現実に耐えきれなかったそらの話。
なぜかアイキャッチが第一部バージョンに戻っていた。

参加者は勝つためには人を蹴落とすことも厭わず、失敗したことで八つ当たりされ、好意だと思っていたものに裏切られる、それがサーカス・フェスティバル。
そらは口では「大丈夫」だと言い切っていたが、実際に体感するとそれは予想以上に辛いものだった。

「違う……。ここは私が目指してた場所じゃない……。私が目指してたステージは、お父さんとお母さんと見たステージは、もっと楽しくて……。ごめんなさいレイラさん……私、ここに来ちゃいけなかった……」

天使の技を完成させたけれど、目指していた場所と立っている場所との差異に耐えきれず、そらはフェスティバルを棄権してしまう。
そらは子供の頃に見たステージに自分も立ってみたくて、カレイドステージに入ったはずだった。
その目標がいつの間にかレイラに追いつくことに代わり、いざ追いついてみたら「これじゃない」と後悔してしまう。

「あなたはフェスティバルを汚したのよ。見損なったわ、そら」

高いところに来たからこそ見えるものはある。
けれど、高いところに立ったからこそできることもあるんじゃないだろうか。
私は高いところに立ったことはないから良くわからないけれどもさ。

天使の涙をこぼすそらのカットは、とても幻想的で素敵だったよ。
ぜひともやり遂げてほしかったけどなぁ。
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アニメ [★★★★☆]
カレイドスター

カレイドスター 新たなる翼 40~44話

40話 絶望の すごい 帰国
目標を見失い、逃げ出すように日本に帰ってきたそらが、本当の目標を見つける話。

逃げ帰ってきてもやっぱり未練は残る。
どうしたらいいのかわからず迷うそらに、まなみは言う。

「いいんじゃない? そらが後悔してないならね」
「でも、もし後悔してるなら……もう一度やり直すために頑張ってみたら? やっぱり戻りたいんですぅってみっともなく足掻いてみたらいいんじゃない? そういうことができるそらは、カッコ良いと思う」


そらが本当に立ちたいステージは、誰かと争って勝ち上がった場所ではなく、みんなが笑顔になれる場所だった。
そらのことを心配して日本まできたケンとポリスの言葉で、そらはそれに気がつき、もう一度カレイドステージに戻って自分のステージを作ることを決意する。

なんだかずいぶん理想主義者になってしまったような気がするな。
まなみの台詞はとっても感動的だったんだけどね。
でもさ、スターってのは誰も手の届かないほど高いところで輝くからこそスターなんじゃないのかな。
それとも、真のスターってのはそういうものとは違うのだろうか?

ところで、妹の夢がやたらとブサイクに描かれていたのはなんなんだろう。

41話 再出発の すごい 決意
ノーギャラの平スタッフから、争いのないステージを作るために再出発したそらの話。

裏方としてキャストのサポートに奔走するそら。
仕事自体は、今まで知らなかったカレイドステージを知ることができて楽しい。
けれど、やっぱり舞台に立って喝采を浴びるメイのことを羨ましく思う気持ちは止められない。

そこに舞い込むチャンス。
ミアの演出をサポートするため、レイラの今のパートナーのキャシーがカレイドステージにやって来て、試しにそらのジュリエットを見てみたいと言う。
けれど、その役はメイのものだと言い、そらは断る。
そらと正々堂々戦って勝ちたいと望むメイは、「勝負から逃げてるだけだ! 卑怯者!」と激昂する。

争わないことで誰かを傷つけることもある。
それは確かにレイラの言う通りだろうけれど、それでもそらは自分の信じた道を行くだけの決意を固めている。

さて、レオンの過去についても触れ始めたね。
確か38話で言っていたと思うけれど、「レオンのパートナーは彼女だけだ」とか言っていたのがソフィーだったんだなぁ。
きっと交通事故で亡くなってしまったとかそういうアレなんだろう。
しかしなぜレオンはそらにソフィーを重ねたのだろうか?

42話 屈辱の すごい 共演
本番中に突然レオンとメイと共演することになったそらと、そらにあって自分にないものを探すことにするメイの話。
またアイキャッチが第一部に戻っていた。

そらにかつてのパートナーのソフィーを重ねているレオンは、ショウの最中にそらを引きずり込む。
そらは嫌がりながらもステージを楽しんでいた気持ちを思いだし、キャシーが酷評していたレオンの演技も変わっていく。
しかし、レオンはかつてのトラウマのせいなのか、ブランコから落ちて大怪我を負ってしまう。

「あたしはむしろ、メイに同情するけどねぇ。メイはあなたに憧れる気持ちのやり場がなくて、無理矢理レオンやそらにぶつけてる。目標となって自分の力を引き出してくれる誰かが今の彼女には必要なのに、それがいない」
「目標なら、未来の自分の姿が一番の目標になるはずよ。私はそうしてきたわ」
「誰もがあなたのように強いわけじゃないのよ」


変わっていくレオンを見たメイは、自分に足りないものがあることを認めざるを得なかった。
そして憧れのレイラの元へ行き、特訓してくれるようにお願いする。

今回はギャグがなかなか秀逸な回だった。
メイの「鬼のように謙虚になって、必ずあんたを乗り越えて見下してやるわ!」もなかなかだった。
けど、そらとロゼッタ(とフール)の絡みがやばかったね。

「じゃ、一緒に基礎訓練いっぱいやろうよ」
(いや、もう今日は遅いからみんなでお風呂に入るべ――うぁっ)
「まだ昼でしょうがぁああっ!!」
「ひ、ひるに、基礎訓練やると、だめ、なの……?」ガタガタ


43話 ポリスの すごい プロポーズ
ケンがそらをデートに誘おうとしたら、なぜかポリスのケイトへのプロポーズをお手伝いすることになり、さらに銀行強盗に鉢合わせてしまう話。

息抜きのコメディ回かな。
銀行強盗は割とご都合主義だと思うけれど、見る人が笑顔になれるショウを体現するそらはカッコ良かったよ。
そらを見ていると、なぜか私までちょっと笑顔になっている気がする。
本当に楽しそうな人を見ているのって、やっぱり楽しいよね。
そらの夢は荒唐無稽だと思うけれど、そらのステージを見ていると、そんな夢も叶うような気がしてくるから不思議だ。

個人的にはポリスのプロポーズよりも、強盗が改心するシーンのほうが好きだった。
そして、笑顔の特訓を重ねているメイにはちょっとわろた。

44話 笑顔の すごい 発進!
レイラの指し示した道からの決別を宣言するそらと、自分に足りないものを見つけるメイの話。

スポンサーのケネス爺のモーターショウでのステージに出ることになったそらは、レイラに会ってきちんと自分の考えを話す。
誰もが笑顔になれるステージを作る夢と、カレイドスターになる夢を両立させるのだと。

「誰とも争わずに真のカレイドスターを目指すというの?」
「はい、それしか私の進む道はありません」
「でもそら、それは想像を絶する険しい道かもしれないわよ」
「どんなに遠くて険しい道だとしても、それが私の選んだ道だから。もう迷わないって決めたんです。だから、レイラさんが示してくれた道は、歩きません」
「そらがそう決めたのなら、自分の信じる道をいきなさい」


そして、メイに足りないのは「自らの歩みたいと望む道」だった。
そらはそれをはっきりと持っている。しかしメイにはそれがない。
レオンにパートナーとして認めてもらって、そらにステージで勝って、そしてその先どうしたいのか?
夢を与えるステージに立つ人間が夢を持っていない。それが致命的だということなんだろう。

「あなたに必要なのは、笑顔の重みを知ることよ」

モーターショウでのステージのシーンは良かったね! 特にロゼッタ。
初めてのブランコで足をぱたぱたさせながら花を撒いているロゼッタは、とても可愛いです。やばいです。
これでメイも観客を楽しませようとする気持ちの重要性に気付き、一回り成長できたんだろう。
良かった良かった!
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アニメ [★★★★☆]
カレイドスター

カレイドスター 新たなる翼 45~47話

45話 レオンの すごい 過去
休演中のカレイドステージがフランスに巡業し、そこでレオンの過去を知るアランに会う話。

レオンとソフィーは兄妹でアランの訓練を受けていた。
アランは完璧な天使の技を成功させることが夢で、レオンとソフィーならそれが成し遂げられると思い、二人を厳しく特訓した。
しかしその特訓に歯を食いしばって耐えるソフィーを見て、レオンは天使の技をやりたいというソフィーを引きずってアランの元を去った。

「ねぇ、真のスターって知ってる? すべての人の心がひとつになるような演技をするっている、真のスターのこと。私ね、天使の技って、真のスターになるための技なんじゃないかっていう気がするの」

その話を聞き、そらはソフィーの言葉を信じる。
天使の技を完成させることこそが自分の進むべき道で、その先で真のカレイドスターになるという夢を掴むことができるのだと。

幻の大技の次は天使の技ですか。ネーミングセンス……。
冗長になりがちな過去回想だけど、テンポ良くシンプルにまとめてきたおかげで面白かった。
ソフィーが妹だったとは思わなかった。まるで天使みたいな可愛い女の子だったなぁ。

レオンは最初から妹の悲願でもある天使の技を完成させられるパートナーを探していた。
そして、天使を育てる悪魔となってそらに特訓を課していたんだ。
さて、どうしてユーリは天使の技のことを知っていたのだろうか?

フランスのサーカスの舞台も良かったね。
楽しいステージを演じることに気がついたメイも、まぁなんだか楽しんでいたようだし。
ロゼッタもとうとうきちんとブランコに乗れるようになってきた。
いつの日か、ロゼッタにもフールが見えるようになったりするのだろうか?

46話 宿命の すごい 決斗
そらとユーリがカレイドステージに復帰し、レオンとユーリが過去の遺恨を晴らす話。

ユーリは天使の技について調べるためにフランスに留学していたらしい。
だから、フェスティバルでそらに天使の技を教えられた。
しかし、天使を育てられるのは悪魔だけ。
悪魔になりきることができなければ、真の天使の技を完成させることはできない。

ユーリは、ソフィーを殺したのは自分だと言う。
三年前のサーカス・フェスティバル、ユーリはレオンの存在を恐れてソフィーを騙して呼び出し、ステージに間に合わなくさせようとした。
急いで会場に向かう途中、ソフィーは事故に遭った。
ソフィーに会ってくれと懇願するレオンの電話を無視し、ユーリはフェスティバルで優勝を飾った。

「僕はいつでも悪魔になれる。天使を育てられるのは真の悪魔だけ。そらが天使を目指すなら、受け入れなくちゃいけない。悪魔のパートナーをね」

ユーリはレオンの弱さを暴き、決着をつけようとする。
レオンはそらに天使の技を完成させられるだけの力があることをわかっていたからこそ、そらから逃げ、自分の弱さを見せないようにしていたのだと言って。

「君は死神なんかじゃない。パートナーを探してもいない。君は三年間、ソフィーの代わりになれるプレーヤーなどいないということを確認しては安心していただけさ」
「ソフィーが天使になれなかったのは、君が悪魔になりきれなかったからだ。ソフィーが死んで一番ほっとしているのは君だろ?」
「ソフィーの夢が重荷だったんだろ? 認めろよ」


二人の決闘を見たそらは、身体を張って止めようとする。

「こんなことしないと作れない天使の技なんて、そんなもの意味ない! ステージが悲しんでいるの、わからないんですか!?」

それはソフィーが言ったのと同じ言葉。
それを聞いたレオンは、そらがソフィーの願いを叶える存在であることを確信する。
けれど、争いのないステージというものが理解できない自分に、天使の技を完成させる自信がなかったことも認める。
だからこそユーリは、レオンに復讐を果たさせることでソフィーへの償いをしようとしていた。

結局、悪魔になりきれる人なんていなかった。
きっとそんなことしなくても天使は育てられる。
ソフィーの夢はそれだけ素敵なものだし、きっとそらもそれだけの力を持っている。

展開は最終局面に入ったね。
ユーリの悪役っぷりも堂に入ったもので、見ていてゾクゾクしてしまった。
レオンもそうだけど、悪役だと思ってたひとが実は良い人で……みたいな展開は、ベタだけど楽しい。
最近のメイもずっとそんな感じだしね。あれは完全にデレ期に入っているよ!

47話 舞い降りた すごい 天使
新作「白鳥の湖」で天使の技を完成させるべく特訓するそらの話。

「憎しみも愛のひとつの形だと気付いて、オデットの愛はすべてを包み込むほどの大きな愛に育つの」

レオンに課せられた特訓がなかなか上手く行かず、争いのないステージなんてのが本当に実現できるのか、そらは不安になってしまう。
自分では争って勝ち取ったつもりはなくても、主役を射止めたことでメイはそらに負けたと思っているわけだし。
そらが演じることになるオデットは、憎しみもすべて受け入れる天使の愛を持つ存在。
真のスターにはそんな度量も必要なのだろうけれど、フェスティバルの憎しみから逃げ出した自分にそんな役が演じられるのだろうか。

煮詰まってしまったそらは、気分転換に出た散歩で、子供の頃に見た「不思議の国のアリス」の主演女優ドナに出会う。
そして、舞台裏での争いに耐えきれずステージを降りたドナが、盲導犬の調教を通じて天使の心を理解したという話を聞き、そらは気付く。

――みんな夢があって、お客さんを楽しませたいっていう天使の心はみんなが持っていて、憎しみも、争いも、その裏返し……。憎しみも愛って、そういうこと?
――天使の技は、天使になるための技じゃなくて、みんなの中の天使の心を呼び覚ます技なのかもしれない……。
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アニメ [★★★★☆]
カレイドスター