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桜花裁き 理夢ルート

桜花裁き、メインヒロインのラストは、平賀理夢ちゃんを攻略。
桜花町随一のお転婆からくり娘とは彼女のこと。主人公の幼馴染でもあるようです。

CVは、桃山いおん。
松永燕(真剣で私に恋しなさい!)でお世話になっていたようです。
一昔前ならこのポジションは青山ゆかりが当てられていたに違いないよ!
お転婆キャラがよく出ていた愛嬌のある演技でした。

ちなみに、この着物に袴を合わせる代わりにミニスカートにしちゃうって、個人的には最強の衣装だと思うんですが、どうですかね!?
ゴスロリやギャル系のファッションではときどき見かけるけど、そういう女の子らしさを強調するためのミニスカではなく、活動的で健康な太ももを見せるためのミニスカート!
たすき掛けがまたいい味を出していて、うーん、すばらしいですねえ!

---

そんな理夢ルートは、何事にも前向き真っ直ぐに向き合う理夢ちゃんが、主人公への想いに真摯に向き合い、主人公を真剣に落としちゃうお話。
つまりこれは「理夢(に攻略される)ルート」なのです!

とまぁ、このゲームはルートに突入するまではワッと行くのだけれど、そこからはフツーにHしておしまい。
今回もこのゲーム定番の「縛りプレイ」イベントが発生していたのですが、今回は主人公が縛られていました!
まぁね、理夢ちゃんに攻略されるルートだもんね、当然の展開だよね?

それにしても理夢ちゃんはかわいいよなぁ……。
立ち絵の基本はツインテールなのに、エッチするときはだいたい解いちゃうあたりもポイント高し!
これもギャップ萌えですよね?
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桜花裁き

桜花裁き 小梅ルート

桜花裁き、ヒロインルートの2人目は、河合小梅ちゃんを攻略。
働き者なみんなの妹キャラ、実は主人公の義妹であり、葵幕府の将軍様でもあるロリっ娘です。

CVは、遥そら。
雪村涼乃(ウィッチズガーデン)、鈴木佳奈(大図書館の羊飼い)でお世話になっていた声優さん。
他にも色々ビッグタイトルのメインヒロインを張っている人のようだけれど、ちょうど私がやっていないところばかりでした。
演技は、健気で素直なロリボイスがとてもかわいいかわいいでした!
いいですよね、こういう声って!

---

小梅ルートは、小梅ちゃんの週に一度の登城の日に、主人公が補佐として付き添うようになり、二人の距離が縮まっていくお話。
フクザツな二人の身分や、箱入り娘だった小梅ちゃんのお姫様思考が障害になるようにも思われたが、「現実」で「理想」を諦めるのではなく、「理想」を「現実」に近づける努力をしよう――
そういうお話にまとまっていたかな。

総括してしまうと、桜ルートと同じく、さほど起伏のないフツーのギャルゲーシナリオ。
個人主義を前面に押し立ててくるあたり、とってもギャルゲーらしいと思います。
(常識や慣習にとらわれず、自分らしさを大事にしよう! という考えかた)

ところで、このゲームにはヒロインそれぞれに必ず同じイベントが発生するんでしょうか?
泥酔・夜這い・縛りプレイあたり。
抜きゲー以外で縛りを見たのは久々なので、逆に新鮮でしたね!
そして、酔って管を巻く小梅ちゃんはとってもかわいいのでした。
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桜花裁き

桜花裁き 桜ルート

桜花裁き、ヒロイン個別ルートは、共通ルートのアフターストーリーな位置づけ。
攻略したのは、予告通りに遠山桜ちゃんから。

CVは、小鳥居夕花。
鳳杏子(ハナヒメ*アブソリュート!)でお世話になっていたらしい。
うーん、マジで? 全然声違いましたけど!
演技は、真面目で融通の利かない桜ちゃんによく似合っていたと思います。

桜ちゃんが反転属性付き勝気娘だったのは今や昔、人の気持ちを思いやることを覚えた彼女は、主人公に全幅の信頼を置いていた。
そんな二人が仲良くお仕事をしているうちに、町の人たちは「あの二人、付き合ってるんだね!」と勝手に思い込み、桜ちゃんが「!?!??」となるお話。

「どうしてこうなる!? どうしてこうなった!? で、どうすればいい!?」


---

シナリオそのものは、この出だし以外に特に起伏のない、フツーのギャルゲー。
軽いギャグっぽい事件を裁いたりするのかなーっと期待していたけど、ちょっと違ったみたいです。

意外だったのは、幼馴染な理夢ちゃんがするっと二人の関係を認めていたこと。
ほら、フツーはちょっともにょったりしそうかなーって。
それはギャルゲー脳すぎる発想でしたかね?

そして小梅ちゃん、ノリノリなのでした。
うふふのふー♡
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桜花裁き

桜花裁き 共通ルート

時代劇なギャルゲーがやりたい!
ときどきそんな欲求に駆られることがある。

とは言っても、私は日本史も世界史も興味が持てなくて授業はだいたい寝ていたものだから、戦国時代や三国志なんかをモチーフにした作品にはあまり食指が動かない。
けれど、「歴史モノ」でない和風時代劇なギャルゲーってあんまり多くないのだよね。
(しょうがないので、柴田錬三郎でなんとなく欲求を満たしていました)

そんな私が初めてOPムービーを見た時から気になっていたのが、この作品。
ということで、推理型奉行活劇「桜花裁き」、2017年2月発売枠です。

ちなみに、同じような枠には、和風サイコミステリィADV「カルタグラ」、本格剣劇浪漫ADV「刃鳴散らす」、大正伝記ADV「月陽炎」などがラインナップされています。
私のような欲求に駆られてしまった諸兄姉はいかがでしょうか。

---

確かに舞台は江戸時代で、主人公は町奉行で、ヒロインは同心だったり新選組だったりする。
けれど、この世界の今どきの女の子の『なう』な趣味が洋菓子作りだったり、ヒロインの一人が金髪碧眼の純日本人だったり(しかも完全に洋装)、というかヒロイン全員ミニスカだし、かなりゆるゆるな時代劇。
でも、こういうのもお互い気楽でいいかもしれないですね?

ゲームのシステムは、普段は普通のADVで進んでいき、事件現場の捜索は脱出ゲーム風の背景クリック式、裁きでは矛盾する証言に証拠や情報をぶつけていく、逆転裁判みたいな感じ。
フラグをすべて立てないと次に進まないし、バッドエンドにもならないので、捜査パートの難易度は低め。
(思ってみれば、カルタグラや殻ノ少女の難易度はやはり鬼畜だった……)

4章立ての共通ルートが一つの物語となっていて、一度エンディングが流れた後、それぞれの個別ルートが解放される模様。
その共通ルートでは、主人公が中町奉行所の町奉行となり、いくつかの事件を解決していくうちに、大きな陰謀に巻き込まれていくようなお話。

それぞれの事件の真相そのものはともかく、登場人物の証言に矛盾を突きつけ、真相を暴いていくのは爽快感抜群。
小梅ちゃんが犯人っぽい?(1章)とか、ただの事故?(2章)などといったミスリードの誘い方も上手いしね。
それほどご都合主義も感じなかったし、良シナリオだったでしょう!

個人的にお気に入りなのは、バッテラに萌える沖田ちゃん……もいいのだけれど、ここでは3章での遠山桜をピックアップしたいと思います。

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金髪碧眼な桜ちゃんは、いわゆる反転属性付き勝気娘である。
主人公と同じ町奉行を目指していて、主人公より自分のほうが奉行にふさわしいはずだと思っていた。
だから主人公のやることなすこと気に食わないし、裁きだって自分のほうがもっとうまくやれると信じていたのだ。

こういうタイプのヒロインと仲良くなるには、ヒロインのピンチを主人公が救う――みたいのが一般的な気がする。
つまり、主人公のデキル一面をヒロインが認めることで、主人公を見直させる、つまり主人公のポイントを稼ぐわけだ。
けれど、このシナリオでは逆のやり方を使っていた。
すなわちヒロイン自身に自分のダメな一面を認めさせるイベントを強制的に起こし、普段の主人公を見直させたのだ。

私は桜ちゃんみたいな強気な女の子って、基本的にはあまり得意ではない。だってコミュ障だし。
けれど、この3章での桜ちゃんにはさすがに同情せざるを得なかった。
たしかに自業自得っぽい面もありましたけど、でもこのヤラレっぷり、マジでトラウマモノだと思うんだよなぁ。
私だったら失踪してたね、間違いなく。

ということで、ヒロインルートでは、まずは桜ちゃんから優しくしてあげようと思います!
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桜花裁き

ハナヒメ*アブソリュート! まとめ

シナリオ

最初に結論を言ってしまう。
純粋なシナリオ面での評価は、☆1・駄作レベル。

このゲームの大きな欠点の一つであり、キャラ萌えゲーに寄せ過ぎていてシナリオ的な魅力が薄すぎるのだ。
(この問題はクルくるの時から変わらない気がするのに、クルくるでの批評を受けて改善したとの制作側のコメントもあった。
 なのにこれなのだから、ひょっとしたらこのシナリオが制作側の目指す一つの到達点なのかもしれない。あんまり理解できないけど……)
細かくツッコもうとすればいくらでもできてしまうし、他所のレビューでもやっているようなので、私は省きます。

そんなご都合主義のカタマリといった感じのこのシナリオだけれど、この作品全体に漂うゆるゆるの世界観が、なぜかとても好き。
体験版の記事にも書いたけれど、ソシャゲのプロゲーマーという職業が存在していて、ゲーム内のキャラがVRで現実に出てきたと思ったらなぜか主人公と住みはじめて(もちろんご飯も食べるしエッチもできる)、合宿したいなーって思ったら学園の理事長が交通費も滞在費もオゴリで沖縄に連れてってくれて、もう最高かよ?

この突き抜けた世界観を作り出したシナリオは、もはやすがすがしい。
常識とか世俗のしがらみとかそういう一切合切を置き去りにして、ひたすら学園ラブコメに邁進する。
私たちがギャルゲーを始めたときに求めていたものって、ひょっとしたらこれだったのかもしれない。

そんな原始的な衝動を思い出させてくれるような、不思議な雰囲気のシナリオでした。

テキスト

文章自体はフツーのギャルゲーです。
誤字脱字がゼロなのは好印象。

ただ、どういうスケジュールでこのゲームを作ったのかわからないけど、テキストとグラフィックの連携が取れてない個所がちょこちょこあったのが気になった。
例えば、テキストでは外出しなのに絵が中出しだったり、「制服エッチしようよ!」ってヒロインが制服着てきたのに一枚絵では全裸だったり。
こういうところは非常に残念。

グラフィック

かんなぎれい氏の描く女の子たちは、至高の可愛さ。
というか、単純に私の好みの絵柄。
結果、猫屋敷メアちゃんが私のギャルゲーヒロインランキングのNo.1に君臨しました!
痛車作るときはピンクのメア号にしちゃうよ!!

ただ、めっちゃ可愛いんだけど、絵はそんなに上手くない。
エッチシーンとかちょっとパース狂ってるしね。
でもかわいい! 好き!!

男の子たち? 女性ファンを取り込もうっていう作戦なのかな?
まぁ……いいんじゃないですかね?

特筆すべきは、背景をはじめとした、ポップでキラキラな彩色。
これはかんなぎれい氏のセンスなのかな? それとも、色彩設計をしたま~まれぇど氏のセンス?
ものすごく私好みなんです!
そもそも、ヒロインに黒髪と金髪がいないってすごくない?

ついでに、料理のカットインがいちいちおいしそうなのも高評価。

Hシーン

テキスト的な興奮度はボチボチ。
いちおうオチンポオマンコ言ってくれるし、実用と言っていいと思います。

ただ、シーンの構成に疑問は残る。
戦う変身ヒロインものなのに、変身衣装でのシーンが実装されてないヒロインとかいるし。なんで?
あと、シーン中での表情差分はやっぱり少ないと思います。

音楽・ムービー

ボーカル曲を担当しているfripSideはさすが。
テーマソングとしてエンディングに使われたりBGMにアレンジされたりしている「happy colorful day」が名曲。

そのBGMを担当しているのは、クルくると同じくアメディオ氏。
なるほど、だからハナヒメは「BGMがいいゲーム」タグがついてるんですね!
……あれ、ついてない? じゃあつけよう(提案)

OPムービーの監督は、渡辺明夫氏。
この先は……言う必要ないですよね。

システム(バトルミニゲーム)

このゲームの大きな欠点、その2。

基本はクルくるを踏襲したもので、クルくるの正常進化……と制作側は思っているのだろうけれど、実際はただの劣化。
進化したのは3Dを使用したビジュアル面のみで、そうやって要求スペックを上げていった結果、エラー落ちが頻発するように。
発売から1年が経ってVer1.3までアップデートされているにも関わらず状況が変わっていないということは、おそらくシステムの設計段階に大きな欠陥があったのだろう。
メジャーアップデートあくしろよ

細かいところでは、コマンドが随時入力から先行入力へと仕様に変わっていたため、EXゲージが使い切れず、なんだか不完全燃焼。
ヒロインやボスがコピーアバターとかいって分身するのもちょっと意味不明。

システム(その他)

ゲームデザインが神。
そりゃ萌えゲーアワードも受賞しますよ!

ユーザビリティ的にも十分。
システムボイスを誰にするかもちゃんと選べるんですねぇ!

総評

2016年8月発売枠、2016年萌えゲーアワード、ゲームデザイン賞金賞受賞作。
私にとって、ギャルゲーと呼ばれる女の子と仲良くするゲームに求めているものの数多くが詰まっている作品。
グリザイア並みにグッズを集めてしまっている作品でもある。

ビジュアル面が至高。
そして、それが作品を一貫したテーマとして確立されている。
言ってしまうと、イノグレみたいな「雰囲気」が作り出されているのだ。

シナリオかバトルシステムのどちらかが及第点に達していたなら、真面目な話、神作に認定していたかもしれない。
そのくらい、私のツボな作品でした。

たぶん、好みじゃない人がプレイしたら、☆2・60点とか、そんなレベル。
けれど、私はこのブランドとかんなぎれい氏の作り出したこの世界観・ヒロインが大好きだし、これからもこのセンスを持ち続けてほしいと思っている。
こういう「雰囲気」は誰にでも作れるものではないし、もし作れる人がいるのなら、もっともっとこういうゲームを作ってほしい。
そんな期待も込めて、ハナヒメ*アブソリュート!、★4・傑作評価とします。
批評空間ベースでは87点です。
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ゲーム [★★★★☆]
ハナヒメ*アブソリュート!

ゴールデンアワー まとめ

シナリオ

ゴールデンアワー。
日没後、光源となる太陽が姿を消しているため限りなく影のない状態が作り出される、薄明の時間帯。
色相がソフトで温かく、金色に輝いて見える。よく芸術的な写真が撮れることから、マジックアワーとも呼ばれる。

舞台が3年生の秋から冬にかけてであり、学園生活が残りわずかであること。
そして、メインヒロインであるユキに残された時間もわずかであること。
これらを含め、このゲームにおける「ゴールデンアワー」は象徴的な時間帯になっている。

まず、世界観が特筆すべき独特さと言っていいはず。
このゲームでは、舞台を限りなく「リアル」に近づけようとしているのだ。
主人公たちは渋谷で遊び、代々木公園でクレープを食べ、道玄坂へ行く(行ってないっけ?)。
だから制服も奇をてらわないスタンダードなブレザーだし、瑠璃もユキも髪を「染めている」のだ。

そんな舞台で紡がれる少年少女の物語は、切実なリアルが感じられる。
世界の危機も訪れず、超能力なんかない世界でも、もちろん彼ら彼女らには悩みがあり、それを正しく解決するのはとても難しいことなのだ。

ただ、期待していたようなテーマは、あんまり掘り下げてくれなかった。
私が期待していたのは「目標に挫折した主人公が、どう救われるのか」と「存在理由を求める少女」の二点。
もちろんシナリオ上で触れないわけではないのだけれど、そこをメインテーマにしたシナリオではなかったので。

個別ルート別評価
  瑠璃 ≧ ユキ > その他

瑠璃ルートが、この作品のリアルさを最も感じられるシナリオになっている。
もちろん主人公やヒロインの行動に気にくわない点がある諸兄もおられるとは思うけれど、まだ彼らは18歳なのだ。
それも含めて考えたら、やっぱりリアルだと思う。

ユキルートは、まぁグランドエンドに相当するものなので、それなりに力が入っている。
とは言え、ちょっと息切れしちゃった感もある。
でもユキちゃんはやっぱりかわいいからね、私がクーデレ好きなだけかもしれませんが。

その他の女の子たちは、好みで攻略したらいいと思います!

テキスト

ライターはMORE専属の人かな。
ちょいちょい誤字脱字が目立ったのが興ざめ。(パッチは当てたはずだよ?)

あと、ゴールデンアワーを説明してくれるユキちゃんのセリフがWikipediaの丸パクリってどういうこと?
こういうのでレポート提出しても採点しませんって大学の教授に言われなかった?
……まぁ、ゲームのシナリオを書いてから、ライターさんがWikipediaを編集した可能性はある。
だとしたら、2015年9月以前からこのゲームを書いていたわけで、それでこの完成度っていうのは、うーんどうなんですかね? って感じになっちゃうんですが、どうなんですかね?

ただ、時々印象的なセリフはあった。
私のお気に入りは、ユキちゃんのクールな優しさが詰まったこのシーン。
それでは、まずはサッカーを辞めた心の内を吐露する主人公。

「時間は掛かったけど、俺の怪我はもう治っていて頑張ってリハビリすれば復帰できるかもしれないって」
「でも俺は……辞めたんだ。頑張る事を辞めたんだよ」
「頑張ってもしサッカーが出来なかったら、出来ても以前のようにプレー出来なかったら……」
「怪我をして何か大事な事を失ったような気がして怖かったんだ」


それにこう返しちゃうユキちゃん。
これが彼女なりの励まし方なんだよなぁ……こういうことが言える子が大好きなんですけど、これってなに萌えなんでしょうか?

「……馬鹿じゃないの」
「別にサッカーが全てじゃないでしょ?」
「サッカーが出来なくなったくらいで終わったんだったら死ねば?」
「あんたはまだ始まったばかりじゃない」


声優

瑠璃ちゃんのCV:ヒマリ以外、あんまり印象的な人はいなかったなー。
下手ならそれはそれで印象に残るので、悪くないキャスティングだったのでしょう。
ヒマリの声もかなり好みは分かれそう。私は好きだけどね!

グラフィック

「グラフィックが綺麗なゲーム」タグがつきそう。
背景は丁寧だし、塗りも綺麗。
画力は……女の子はかわいいし、身体の描き方もエロいとは思うんだけど……なにかが物足りないような……。

イベントCGおよそ100枚というボリュームは、悪くない。
しかしヒロイン一人あたり15枚ほど割り当てられた一枚絵のうち、日常シーン用が4枚ほどって、ちょっと少ないような気がしなくもない?
ただ、Hシーンが少なくなるとそれはそれで文句が出るのだろうから、いろいろ難しいのかもしれない。

Hシーン

実用性はある。
あんまりオチンポオマンコ言ってはくれないものの、ライターの情動は十二分に感じられる。
こう、女の子を征服しちゃいたいなーって感じの!

グラフィック面も、深い挿入と浅い挿入の差分があるのは、痒い所に手が届く感じ。
きっとそのうち「うごくHシーン」が実装されるに違いないね!

音楽

ゴールデンアワーを「BGMの秀逸なゲーム」に入れてもいいですか?
というか、一曲だけマジで好みのBGMがあるんだよなぁ。
タイトル画面の「Insomnia」も悪くないんだけどね、「Neon Sign」が名曲すぎるでしょう。
それ以外はフツー。

ボーカル曲のクオリティも上々。
これはあれですね、プロデューサーが作曲家なやつですね。
ゲームの雰囲気がよく曲に反映されていると思います。

システム

まったく不満はありません。
バックログジャンプがあるのはナイス。

総評

2017年7月発売枠、「忘れられない青春を過ごす恋愛アドベンチャー」。
Hシーンも重視したシナリオゲー。

細かいところに粗はあるものの、全体的な雰囲気はとてもよい。
ただ、それは雰囲気ゲーとも言えてしまうわけで、そこから一段ステップアップするためには、やっぱり肝心な個所の説明描写が足りていなかったように思われる。
(特に、悪魔について)
(とは言え、現状で十分満足しているユーザーもいるようなので、私の読解力に問題がある可能性も?)

私の評価は★3・良作です。
批評空間ベースでは、73点。
このブランドには次回作も期待してみたいと思います。
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ゲーム [★★★☆☆]
ゴールデンアワー

ゴールデンアワー ユキルート

ゴールデンアワー、メインヒロインであるユキを攻略し、全クリです。
突然現れた謎のクーデレ少女であり、伏線の塊でもあり、このブランドが愛してやまない銀髪少女でもある。
そんな彼女の抱えていた事情が、もちろんこのシナリオ。

CVは、歩サラ。
茅原雪子(虚ノ少女)、綾崎優(僕と恋するポンコツアクマ。)でお世話になっていた声優さん。
今回の演技は、うん、まぁ普通でした。
照れたような「……ばか」がかわいい。

---

共通ルートからさんざん匂わせてきたとおり、ユキは元カノであり、しかし主人公はその記憶を失っていた。
ユキはずっと主人公を大切に思っていたけれど、彼女がこの世界にいられる時間にはタイムリミットがあった。
だから彼女は、主人公と、主人公を正しく幸せにしてくれるはずの夏未を恋仲にしようとしていたのだった。

けれど、主人公は自然とユキに惹かれていく。
それは毎日顔を合わせていたからでもあったし、ユキとの記憶を失っても、感情では彼女を覚えていたからでもあった。
そうしていつかの約束を果たされてしまったユキは、主人公の告白を受け入れる。
この世界にいられるのがあとわずかな時間だけだったとしても、ゴールデンアワーはやっぱり美しかったから。

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キャラゲーとして見たときには、まったく悪くないシナリオ。
ユキちゃんのかわいさは十二分に発揮されていたと言っていい。
そうだね、赤ちゃんプレイのことだね!

いつもクールでデレる幅だってぜんぜん広くない。
けれど、エッチのときになると、妙に献身的になるのだ。

印象的だったのは、ユキとの初エッチのとき。
事件の前にユキはすでに主人公とエッチを済ませているわけだけれど、もちろん主人公はそのことを忘れていて、ユキが初めてじゃないことにひどく嫉妬するのだ。
そのときのユキちゃんの包容力ったら、もうね!
勢いで中出ししちゃっても「だらしないんだから、もう……」で許してくれるし、たまらないですって!

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期待していたタイムリミット間際からの物語の「転」からの展開は、わりと凡庸。
ユキの言葉から、時系列通りに過去回想が挟まれ、主人公と夏未は記憶を取り戻す。
そして、主人公はユキからもらったものを返すことで、ゴールデンアワーは終わる。

残念なのは、その「記憶」関連についてのギミックが、どうにも説得力に欠けていること。
忘れたり、取り戻したり、ちょっと都合いい感じがしなくもない。
たしかに今回のはありがちな設定だからね、詳しく掘り下げるまでもないなってシナリオライターが判断したのかもしれないけど。
でも、このゲーム唯一のファンタジー要素なんだから、もっとリアル感が出るような説得力を持たせてほしかったかなーって。

「結」についても、もう一捻りあってもよかったような?
まぁキレイにまとまっていたから、これはこれでいいのかなぁ。

次回、総評。
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ゲーム [★★★☆☆]
ゴールデンアワー

夏の色のノスタルジア 文音ルート

積むとは言ったが、リタイアしたとは言っていない。
ということで二年越しに再開した、夏の色のノスタルジア。
とは言え、4ルートすべてをクリアしてまとめ記事を書ける自信がないので、とりあえず最初に総評っぽいことを言ってしまう。

このゲーム、実は面白いんじゃねぇの?

時間が止まった世界――エデン/ラビリンス――に閉じ込められた主人公たち。
そこは現実に居場所がない人だけに許される場所。
作られた永遠を望む少女と、本当の現実を望む少女。
本当に出たいと望むのなら出られるはずなのだが、いくら探しても出口は見つからない。
彼ら彼女らの居場所は、どこにあるのか――

この舞台設定から、少女が永遠/現実を望む理由、心に秘めていた闇/希望にスポットを当てる。
この手法はどこかで見たような気がしなくもないけれど、それでもやっぱりジュブナイル向きで、とてもスマートだと思う。

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今回攻略したのは、ふんわりおっとりだけど世話焼きな年上の幼馴染・真乗寺文音嬢。
……こんな苗字だったんだ? 本編で一度でも出てきたっけな?

CVは、南里一花。一時期だけ活動していた声優さんっぽい?
演技は、普通にしてる時の声は普通にいいんだけど……ときどき不機嫌になる文音さんの声が本当に怖かった……。
迫真の演技だったとも言えるのかもしれないけど、コワイ声が素で普段のかわいい方が作ってる? とか思っちゃう私は、女性不信なんでしょうか。
ちょっと苦手でした。

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文音はまるで享楽的・狂信的とも思えるほど永遠を望み、エデンに迎合していた。
そんな彼女の「現実に居場所がない理由」「永遠を望む理由」が、文音ルートとなる。

そのシナリオ自体を評価するなら、☆3・良作レベル。
意外なところから伏線を拾い、彼女の心の闇を明らかにしていく。
コンドームのくだりはちょっとわかんなかったですけども、それでもきちんと筋の通った悪くないお話だったと思う。

けれど、この記事で取り上げるのはそこではない。
今回このルートを攻略したのは、2年前の妹ルートの記事に、文音ルートでの妹ちゃんの健気さについてのコメントをいただいたため。
その記事には「妹ちゃんがヤンデレ化してくれれば……」的なことを書いていたけれど、今回は「妹ちゃん、実はそれ以上にキテた可能性!」というお話をします。

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ヤンデレが病んでると言われるゆえんは、自分の想いの発露たる行動が「非常識な行為だと認識できない」か「わかっていても理性で抑えきれない」からだ。
けれど美羽の場合は違う。「わかっていて、けれどそれをしなければならないと理性で判断した」のだ。
そして、自分の想いの強さを兄にアピールなどせず、「その行動を隠し続けた」のだ。
その隠した理由も、「妹がオカシイと知った兄に心配をかけたくない」「妹がその行動に至った原因を兄に知られたくない」から。
決して保身などといった自分本位な理由ではないのだ。

この判断はとても冷静で賢いものではあるが――やっぱりちょっとオカシイのも事実だ。
だって、それは文音が病んでしまうほどに重いものだったはずなのだから。

けれど、美羽はそれをした。
ヤンデレ並みに病んでるけれど、それを理性で抑えきれるほどの強さ。
なるほど、妹がサイコパスってのは、やっぱり新ジャンルかも!

「ねぇ諒人……美羽は、誰よりも諒人のことを大事にしてきたんだよ?」
「本当は、ずっとずぅっと黙っているつもりだった。でも……」
「今となっては、諒人の一番大事な人は恋人みたいだから。だったらもう……」

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夏の色のノスタルジア

ゴールデンアワー 夏未ルート

ゴールデンアワー、終盤の4ルート目は、広瀬夏未を攻略。
主人公が以前からほのかに憧れていたという学園のアイドルであり、いわば表のメインヒロイン。
清楚系・黒髪ロングという、正統派美少女なキャラクターです。

CVは、あじ秋刀魚。
朽木冬子(殻ノ少女)の印象がとても強い、実力派の声優さん。
今作では、キャラクターが無難な設定ということもあり、まぁ無難な演技だったでしょう。

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夏未ルートは、「主人公の(とりあえずの)目標が、広瀬夏未と付き合うこと」「夏未も主人公に好意を抱いている」という設定上、ひどく無難なものに終始する。
つまり、主人公はフツーに夏未にコクり、夏未はフツーにOKし、フツーにエッチして、フツーにエンディング。

起伏があるとするなら、恋愛相談の一環としてユキとデートの練習をしている現場を、夏未に見られた点か。
「異性に恋愛相談をする」という行為が恋愛事情を複雑にすることについては皆さんも知っていると思うけれど、今回もそのあたりが少しのスパイス。
とは言え、夏未ちゃんも話せばわかってくれる子だったので、そこがこじれることもほとんどなく。
(ついでに、ユキちゃんにもタイムリミットがあるようだし、時間切れになってしまえば記憶から消えてしまうみたいなので、そのイベントが尾を引くこともない)

「起」の時点の謎でもあった、記憶にない夏未とのツーショットについての答えもないので、いささか退屈なシナリオ。
恋愛モノとしては、主人公にあんまり興味のなかった女の子を落としちゃう――なシナリオのほうが読み物として楽しそうに思えるけれど、おそらくはそう「できなかった」理由があるのだろう。
(リアル志向な本作では、できることならばそうしたかったはず)
そのあたり、物語の構造上の欠陥な気がしなくもない。

とは言え、夏未ちゃんは正統派ヒロインなので、そういう女の子がタイプな人には、フツーにギャルゲーとして楽しめそう。
夏未ちゃんなぜかおしっ娘属性ついてるしね!
ただ、私はシナリオゲーとしてこのゲームに期待していたので、求めているところがちょっと違った感は否めない。
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ゲーム [★★★☆☆]
ゴールデンアワー

ゴールデンアワー まりかルート

ゴールデンアワー、3ルート目は、幼馴染なツンデレ少女・北上まりかを攻略。
中学生のときに付き合っていたという「元カノ」な設定。ちょっとめずらしい

CVは、鈴谷まや。
木ノ本マヨ(恋愛0キロメートル)、妹口さや(お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか?)、吹(サクラノ詩)等でお世話になっていた声優さん。
演技については、んー、ふつうでした(小並感)

---

まりかルートも、街中でオッサンといるまりかを見かけたことで、なんだか気になりはじめちゃって突入していく。
こんなパターンばっかりだね、このゲームは。

瑠璃ルートは、彼氏のいる瑠璃と浮気相手な主人公――という構図だったけれど、今回はその逆。
彼女(候補)のいる主人公と浮気相手なまりか――という構図。
もちろんまりかも昔からずっと主人公のことが好きだったわけだけれど、海外留学で距離が離れたことや、主人公が幼すぎたせいで、二人の関係は自然消滅する。

大好きな人に尽くしたのに、相手は自分の気持ちに応えてくれない――
そういった視点で二人の関係を見てしまうと、一緒にいること自体がどんどんと辛くなっていく。
だからまりかは主人公との恋人関係をやめようとしたのだ。

けれど、好きな気持ちはそのままなわけで、好きな人に彼女ができそうなところを見ていると、このままでいるのも辛くなってしまう。
行き場のなくなった恋心は自分を傷つけ、相手も傷つけるもの。
そうしてついた傷を舐めあうように、二人は互いを求めるのだった。

---

こんなに閉塞感のあるエッチシーンばかりなギャルゲーってのも珍しいですよ!
まりかの気持ちには、割と共感できるように思う。
瑠璃ルートでも感じたような、必死に自分を騙そうとする少女の愚かさが、とても人間らしく感じられるからだ。

しかし、今回は主人公がちょっと主人公らしくなかった気がする。
夏未とまりかのどっちつかずのまままりかとエッチしちゃうことに違和感を感じたせいかもしれないし、夏未を振るシーンがなかったせいかもしれない。
そのせいか、まりかが好きだから側にいてほしい――ではなく、現状を変えるのが嫌だからまりかを側に置いておきたい――な気持ちが透けて見えてしまった気がした。

「大切!? ふざけないでよっ! ヨーロッパに行ってる間に散々放置したくせにっ!!」
「大切だから、私の事に口出したり。大切だからクリスマスにデートしてくれたって言うのっ!?」
「そんなの……大切なんかじゃないっ! あんたの……あんたの自己満足じゃんっ!!」

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ゴールデンアワー